AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Lonesome Car-boyのマルウエア(3)

2016-12-14 19:17:33 | 言の葉の輪転機
1975年に気になるコピーを思い出しました。
「ケネディーは好きだったけれど、ジャックリーヌは嫌いだ。ラングラーギャルズ。」



田村義信さんの、このコピーとビジュアル。 (1975 TCC/クラブ賞、ADC/最高賞)

暗殺されたJFKの妻 ジャクリーヌはギリシアの富豪オナシスと再婚しました。
未だ広告などに興味も関心もなかった頃ですが,何故かカッコよかったです。その後研究のためサンディエゴ、ユタ デンバー、NYと転々と周ったのですが、田村さんの「ラングラーギャルズ」のコピーと秋山さんの「ロンサムカーボーイ」の感じが理解できました。今のアメリカに憧憬はありません。
入りたての右も左も解らない広告の世界を教えて頂いたのは、尾張さんであり、内藤さん、そして配属された久本さんに先輩達でした。特に海外広告の面白さや奥の深さを教えて頂いたのが内藤さんでした。
そこいらから広告のタグラインに嵌って言ったのです。仕事納めの帰りに毎年寄ったのが、丸善本店 Direcrors AnualとOneShow年鑑でした。正月の休みに良い作品を探すのです。今はネットサーフィンすれば誰でも知ることが出来ます。カンヌにしてもOneShow NYADCにしても誰かがアップしてくれております。マルクハーンの「グローバルビレッジ 地球村化」は思ったより以上に加速度を増して世界中を駆け巡っおります。ベトナム戦争も今のネット環境があれば、早く終結したと思います。
本当に情報の精査をしていかないと何が正しく、何が偽りなのか?医療のキュレーションサイト等いろいろと問題も出てきています。「lonsesome」ではなく「ransom」「寂しい」と「身代金」ではえらい違いですが、Ransome Cowboyとなりますと、「身代金を要求するカウボーイ」となるのです。