AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

As only oneを目指して(3)

2017-05-31 13:21:21 | 世界標準の消費価値

インディ500で佐藤琢磨さんが1位となりました。此れは快挙でしょう。







オートバイレースからはじまり日本の自動車産業を牽引して来たHONDAさん。先日 NHK アーカイブで「本田宗一郎」さんのドキュメントをオンデマンドで観ました。
なんか文句を言うとスパナが飛んで来たと言うくらいの叩き上げの技術職人でもありました。
研究所を訪れた際、本田宗一郎氏が、開発した車を前に技術者達の1枚の写真に激怒しました。研究所に勤務する清掃婦の方がいないのに怒ったのです。全ての研究技術開発には
上も下もない全て平等に関わっているのです。電通四代目吉田社長の鬼十則にもその仕事への精神が描かれているのですが、、、、。今の時代に似合わないと言うことはないと思います。企業の精神やポリシーは引き継がれていかなくてはいけないのに、この不寛容社会に、日清 資生堂 と同じように、その炎上の恐さに負けてしまったのでしょう。
Panasonicの松下幸之助氏、SONYの盛田昭夫氏、自動車業界は未だしも家電業界はSHARPが身売りし、東芝の先行きも不透明です。コモディティ(汎用性の技術)は韓国 台湾に持っていかれ、ビックカメラでは既に4k 32インチが凡そ5万円で売られています。
有機ELも頓挫し、LGからパネルは購入するはめとなりました。
プレミアム商品開発の的外れが日本の家電品企業を奈落の底に落としたと言っても過言ではありません。
技術者や経営陣が消費者の消費価値を見間違えた結果でしょう。
オートバイレースからF1参戦と自社ブランドだけでなく、トヨタ、日産他自動車メーカーを牽引して来たことは間違いありません。







前回紹介したHONDAのCMはW+Y (ワイデン&ケネディ)ロンドンです。そして
HONDAの広告表現を活かした、「Sound of HONDA」アイルトンセナの走りの音を鈴鹿サーキットで可視化し再現した表現でした。




As only oneを目指して(2)

2017-05-30 11:12:20 | 世界標準の消費価値

日本の企業が此処まで世界へ進出出来たのは、やはり「オンリーワン」を求めて来たからでしょう。凡そ40数年前 情報収集で西海岸にいた頃、HONDA ACCORDが先行販売されておりました。その優美なボディに米国人も憧れたものです。その後 SONY Walkmanが、Apple のiPhoneが若者達のファッションアイテムになっていくまで、「音楽を外に持ち歩く最良のアイテム」だったのです。各フィールドで多く日本企業が世界へ進出出来たのは、自社の目指す「他社とは違う優位性の確立 ーオンリーワンー」を求めて開発していった事です。アメ車が駄目になっていったのは、「自分達のスタンダードに合わせろ!」と言うトランプ大統領と同じ「アメリカ ファースト」でしょう。この姿勢はApple にしても、Microsoftでも同じ事です。この言葉こそアメリカンドリームの幻影を求めているのです。HONDAにしてもトヨタにしても企業ポリシーは違います。特にHONDAの広告表現一つとっても、そこには創始者HONDA宗一郎のチャレンジ精神が漲っております。










As only oneを目指して(1)

2017-05-29 18:32:54 | 世界標準の消費価値

バブル全盛期以前 「Japan as Number One」と言う書籍が社会学者エズラ・ヴォーゲルによって書かれました。70万部を超えるベストセラーとなるなど、一世を風靡しました。現在でも、日本経済の黄金期(1980年代の安定成長期、ハイテク景気〜バブル景気)を象徴的に表す語としてしばしば用いられます。日本の高い経済成長の基盤になったのは、日本人の学習への意欲と読書習慣であるとしています。ヴォーゲルによれば、この当時の日本人の数学力はイスラエルに次ぎ2位で、情報については7位だが、他の科学分野についても2位から3位であるということです。ヴォーゲルは日本人の1日の読書時間の合計が米国人の2倍に当たることや、新聞の発行部数の多さなどにより日本人の学習への意欲と読書習慣を例証しています。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ジャパン・アズ・ナンバーワンより一部引用させて頂きました。)


そして今、森本学園に加計学園、共謀罪に憲法改憲に、マスメディアの政権の癒着に「1億総活躍社会」の絵空事と子供達6人に1人が貧困、自己愛の不寛容な正義の暴走族と言う現実 何処でどう此処まで為体になったのでしょうか?SHARPの身売りに東芝の粉飾決算と大企業が崩壊していきます。
思いますに日本は「ナンバーワンを目指したのではなく、オンリーワン」だと思います。





















広告一つにしても、サントリーがそうなら、ニッカはこう表現する。Panasonicの表現がそうなら、東芝はこう表現する。それが世界に通用していった広告表現の文化だと思います。(表現の質は各企業まちまちですが、、、。)
「あの頃の日本は何処にいったのでしょうか?」


The foster parent

2017-05-28 17:22:54 | アイディアのIdentity

Goo ブログで何時もトップランキングにいらっしゃる「くるねこヤマト」
実に面白い4コマ漫画付きです。猫の里親募集です。




(http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/c/f1115874a4c95146bf4168466f678df9)



里親は英語でfoster parentです。日本と違い米国では養子縁組が相当多いみたいです。

最近駅で見なくなったのが、「福島の猫ちゃんワンちゃん」の募金です。何故かクマモンのTシャツを着て決まった文句を大声で言っているあれです。先日もこの件で市の方と話しましたが「怪しいのでマークしてますよ。」
「NPO 青年協議会?」実に怪しい?藤沢駅で大声で喋っているのを観てましたが、携帯電話でゲームをしながら喋っていました。こういった若い方支援金かも知れません。こういう寄付金が何処に流れて言ってしまうのか?災害で飯を食う悪どい連中がどれだけ多いのか、、、。







収支報告書も良くわかりません。
やはり寄付は可視化しないと駄目でしょう。

支援した方々も、支援された方々も解る仕組み作りです。






今年 AD&Dメディア部門で受賞したのが、ブラジルのペディグリーの 「Dog Channel」でした。ショッピングモールの家電店の店頭TVを使って、保護犬の里親募集を行いました。ペディグリーの企業ブランディングを高めた事は言うまでもありません。

武器よさらば

2017-05-27 18:51:53 | アイディアのIdentity









凡そ40数年前に研究と情報収集の為に米国の大学に席を置きましたが、寮で言われたことは「警官が止まれと言ったら、手を頭の後ろで組んで止まること。でないと撃たれるからね。」交換留学で高校生が撃たれて射殺されたのは「freeze!をplease」と誤解して撃たれてしまいました。編集なんかではよく使う言葉ですが、日本では教えない言葉でしょう。米国は銃国家でもあり、スーパーで拳銃、ライフル、散弾銃にあるところでは機関銃も売っています。多くのキャンパスでの惨劇があっても、銃を売る力の方が強いのです。シンガポールでは、拳銃を持っていると死刑だとタクシードライバーが言っておりました。




アーネスト ヘミングウェイの長編小説「A Farewell to arms」を「武器よさらば」と日本語に表したのは名題でしょう。









AD&D クリエイティビティフォーグッド部門で受賞した「Humanium Metal Initiative」は、銃をスクラップにし、リサイクル、新たな金属「Humanium(ヒューマニウム)」として蘇らせ、この金属を使った商品を売ることで、銃規制への寄付や自身のブランドの姿勢をアピールすることが出来るしくみです。銃は実際に撃ってみればその怖さは解ると思います。

5月26日(金)のつぶやき

2017-05-27 02:29:48 | 百済ない話