鈍足親父の独り言

50歳目前でジョギングを始めた鈍足な親父が

ランネタを中心に日常生活を思いつくままに綴った徒然日記

クマの森にて

2019-04-27 | 千葉を走る(その他)
筍のアク抜きをして,たけのこご飯を仕込んだころは雨もほぼ止んでいたので,急に思いたち走りにでました。
目的地は先週寄れなかった「クマの森ミュージアム」
雨の中みんな元気に遊んでいます。






今日のクマの森では,画家の大城てる子さんの絵画展「森の中から・・・」が開催されていました(写真の掲載は大城先生に了解いただいています)。
会期:2019.04.27(土)〜05.06(月)
絵画教室もあるようです。




素敵な作品に癒されます。




鉋がけした杉板をサンドペーパーで擦って凹凸をだし,絵を浮かび上がらせているそうで,かなり手が込んでいます。






クマの森には熊谷草の群生地があります。
写真の奥のほうは宝鐸草が咲いています。^^;




今が盛りですね。




テラス席にいらっしゃったご夫婦連れの方と話をすると,GWの東北旅行の途中で寄り道したとおっしゃっていました。
以前訪れた時に癒されてすっかりお気に入りになったんだとか・・・
なんとご主人は,佐賀の多久町出身で壱岐のこともご存知でした。バンドマンをしているとおっしゃっていましたが,後でググってみたらなんと「Blindman」という全国ツアーまでやっているロックバンドのキーボードの人でした。
ツアーの合間にお二人で全国を旅されるそうで,東北や熊本の震災被害に心を痛めていらっしゃいました。

奥様は雨の中わざわざ車まで戻られて,「これ名古屋名物です。よかったら食べてください。」と美味しそうなういろうをくださいました。
いろいろな話しができて楽しいひとときを過ごすことができました。ありがとうございました。

クマの森ミュージアムの館長,クマの帽子をプレゼントされ,ご機嫌な様子です。^_^




先週満開だったお隣りの秋元牧場の八重桜は,散って花の絨毯になっていました。






帰りはずっと冷たい雨のなかシャワーラン




そうそう,千葉でも吐く息が白くなるほどの寒さでしたが,UTMFもたいへんなことになっていたようで,忍野あたりでも吹雪いているといった情報が入ってきました。レースは中止なのか?短縮されたのか?・・・
ランナーのみなさん,ボランティアのみなさん,スタッフのみなさん,たいへんな中お疲れ様でした。

夕方の西の空,何層にもなってちょっと不思議・・・


手ぬぐい

2019-04-26 | 四方山話
唐突ですが(日本)手ぬぐいとか使われますか?

普通に汗拭きで使ったり,ガーゼや包帯代わりにしたり,裂いて撚って紐にしたりと,意外と便利で重宝しますよね。
(西洋)タオルに比べて嵩張らないしトレイルを走るときなどはリュックの中に1本入れています。

そして最近は,部屋のインテリアとしてちょっと飾ったりもしています(絵画や掛け軸となるとお高いもので・・・^^;)。
その飾り方ですが,直接ペタンと壁に貼ったり暖簾がわりに吊るしたりもできますが,今はこんな具合です。




おっさんランナーさんデザインのきんぎょ手ぬぐいは,手ぬぐい専用の額に入れています。




ただ専用額となるとそれなりのお値段になりますよね。そこで庶民の味方,百均(ダイソーさん)で買ったお手ごろな額やボードを使うとこうなります。この手ぬぐいもダイソーで買ったものです。^_^




そしてこちらもダイソー,その名も「手ぬぐい飾り棒」
額だと入れ替えが面倒ですが,これだと簡単に付け替えができるので四季折々お気に入りの手ぬぐいで季節感を出すことができます。
この2枚の手ぬぐい(桜吹雪と山登り)は手ぬぐい屋さんで買ったものです。






長崎のお祭り「長崎くんち」も手ぬぐいが付き物でした。毎年七つの踊り町がそれぞれのデザインの手ぬぐいを作り,配ったり奉納時に観覧席に投げたりしていました。
まぁ,お祭りには長崎に限らずねじり鉢巻や向こう鉢巻として手ぬぐいが使われていますね。

その手ぬぐいの巻き方や被り方もいろいろあるようですが,子供の頃田舎では商店などの頒布品や記念品を使ったこんなの主流でした(笑)。
男は腰にぶら下げて汗拭きに


(写真は借り物です)


女性は姉さん被りで日除けや塵除けに・・・,うちのおばあちゃんは頰被りが多かったかな ^^;


(写真は借り物です)


明日(もう今日ですね)12時にUTMF2019がスタートします。ゼロ関門の抽選を突破したランナーのみなさん頑張ってください。
知り合いのトレイルランナーもたくさん走られます。天気がちょっと心配ですがみなさんの無事な完走を祈っています。


(写真はUTMF2019HPより)

東京ゲートブリッジ

2019-04-22 | 各地で走る
JR京葉線の車内から見るたびにいつか走ってみようと思っていた「東京ゲートブリッジ」,開通(2012年2月)から7年がすぎて先日やっと走ってきました。

東京ゲートブリッジ
江東区若洲と中央防波堤外側埋立地を結ぶ橋梁
橋長:2,618m(主橋梁部:760m)
最大支間長:440m
恐竜が向かい合っているような特異な形から「恐竜橋」と呼ばれたりします。
日本国内のトラス橋としては,大阪の港大橋(支間長:510m)に次ぐ規模です。


歩道の通行について(歩道は都心側(陸地側)のみに設置されています。)

◯通行可能時間帯
AM10:00〜PM5:00
なお,7月〜9月の金曜日・土曜日については,AM10:00〜PM8:00と延長されるのでライトアップや都心の夜景も楽しむことができますね。

◯歩道の利用不可の日
毎月第3火曜日および12月の第1火曜日

詳しくは東京都港湾局のHPで・・・


有明のジョグポートさんをスタートし,東京ビッグサイトの前を走って新木場方面に向かいます。




辰巳運河に架かる新末広橋から見える東京ゲートブリッジです。




若洲公園には年間想定発電量270万KWh,高さ100mの風車が聳えています。




若洲海浜公園の橋の下までやってきました。橋の下に延びているのは約570mの東防波堤海釣り施設です。一応往復してきました。






防波堤の先端から橋を振り返るとこんな感じです。




それでは橋を渡ることにしましょう。
若洲昇降タワーの8階が橋の連絡口になっています。エレベーターもありますが,せっかくなので階段を利用しましょう。ちなみに9階の展望フロアまでは195段でした。




橋上から中央防波堤方面です。下に見えるのが東防波堤になります。




2020年東京オリンピックのボート・カヌー会場に予定されている海の森水上競技場です。




埋立地もこれから有効活用されるのでしょうが,ひとつ問題が・・・,この埋立地,江東区と大田区の争いがずっと続いていてまだ帰属区が決まっていないそうです。地図上でも「帰属未定地」となっています。






若洲昇降タワーと中防昇降施設間は1,600mで,この間だけ歩行することができます。




橋の南側は,若洲海浜公園&若洲ゴルフリンクスです。




中防昇降施設は立ち入り禁止のため,ここで折り返すことになります。



橋の道路部分です。






東京スカイツリー方面です。




復路は若洲海浜公園をぐるっと回って戻ります。南側から見た橋,橋の下をフェリーが通過中です。どちらの港に向かうのでしょう?






TDRが対岸にみえています。




ペリー来航時に築造された第六台場の石だそうです。




昼咲月見草が風に揺れています。




葛西臨海公園です。夏のカサリンナイトに参加するかな・・・^^;




錨のモニュメントと展望台




来た道を微妙に避けながら(笑)有明まで戻り,約22kmのベイエリアランでした。






帰りにジョグポートさんからサービスでいただいたノンアル,ごちそうさまでした。


秋元牧場

2019-04-22 | お出かけ
土曜日早朝に昭和の森を走っていたら八重の桜が見ごろだったので,急遽長柄町の秋元牧場まで花見に出かけてきました。
少し遠回りになりますが,生実町のとしまやさんに寄って弁当を調達。私は例によってチャーシュー弁当(チャー弁),肉が苦手な奥さんは季節限定のあさり弁当。




八重桜はほぼ満開です。






馬場にはダイコンの花に似たアブラナ科の花が咲いています。




この日は馬も出ていました。




ホルスの牛舎の周りも八重桜が満開




えっ,ここ千葉っ?と思うような景色




昭和の森では,熊谷草やイカリ草,上溝桜も咲いています。
変わった形の熊谷草




イカリ草の群生は,年々広がっているように感じます。




上溝桜(ウワミズザクラ)という名の桜です。


佐倉のチューリップ

2019-04-19 | お出かけ
15日月曜日は,職場の休業日だったので「第31回 佐倉チューリップフェスタ」に行ってきました。

関東最大級と言われる100種 72万本のチューリップは大人気で,佐倉市のHPには「週末は周辺道路の渋滞が予想されます(最大3時間)。」と書かれていることもあってこれまで躊躇していましたが,平日なら大丈夫だろうと急遽企ちました。

第31回 佐倉チューリップフェスタ
期間:2019.3.30(土)〜4.21(日)
時間:AM9:00〜PM4:00(雨天決行)
入場無料(ただし,駐車場は有料(¥1,000.-))

色とりどり72万本のチューリップの眺めは壮観です。








100種もあると「えっ,これがチューリップ?」という品種も多く,品種改良が進んでいるんですね。




チューリップ畑のとなりにレンゲが咲いていました。最近はレンゲ畑を見ることも少なくなりました。
奥の桜並木あたりが「佐倉朝日健康マラソン」のコースになっています。




佐倉市出身の長嶋茂雄さんからの寄贈なんでしょうか?




このあたりの花は,掘りとって持ち帰ることができるようです。もちろん有料です。^^;




ひと通り見た後はお昼です。
ここで弁当を買って食べても良かったのですが,せっかくなので京成佐倉駅近くの「秋田屋」さんでいただくことにしました。




頼んだのは,「レディース御膳 かぐや姫」と「大海老天丼」






これ同じ値段(¥1,250.-)なんですが,レディースのほうが絶対にお得な気がします。
ミニ海鮮丼,ミニ焼肉丼,ミニ天丼,ミニ稲庭うどん,サラダ,茶碗蒸し,小鉢3種,お新香,あら汁 といろいろな味が楽しめます。
次はこっちにしよう!

かすみがうらマラソン

2019-04-16 | 大会レポ(ロード)
「2019かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン」ボロボロでした。




25kmくらいから右足に違和感がでて,左足裏,腰,大腿と痛み始め,最後は足を引きずりながら4時間を超えてなんとかゴールゲートをくぐりました。>_<

グロス:4時間04分21秒
ネット:4時間02分54秒

MOBARUN-SAKURUN

2019-04-08 | 千葉を走る(その他)
このところの冷え込みで桜の見頃が週末まで延びてくれました。
そこで昨日の日曜日は,午後から茂原方面にSAKURUN・・・




自宅スタートで18.5kmのお花見ラン。帰り,途中から電車に乗ったのは内緒です(汗)。


ムーンレイクゴルフクラブに向かう道路は桜の並木道になっています。




たんぽぽと綿毛




長柄町を発して茂原市内を流れ一宮川に合流する豊田川,その豊田川のうち茂原橋から酒盛橋の間は「天の川」という愛称で呼ばれ,桜の名所にもなっています。




まずは左岸を走ります。菜の花越しのソメイヨシノ




思ったほど人出は多くないようです。






振り返ると・・・




天の川を後にして,日本さくら名所100選の茂原公園に向かいます。




茂原公園,こちらは桜祭りも開催されていてかなりの人出でした。




弁天湖に浮かぶ弁天堂




観光案内でもよく見る高台からの俯瞰






桜吹雪の中・・・




次は睡蓮が咲く頃に訪れてみましょう。




帰路は天の川の右岸を走ります。




頭上注意! ^_^




ソメイヨシノ越しの菜の花




今年は2週にわたって桜の花を楽しむことができました。
もう少しすれば八重の桜が咲き始めます。

幕張を走る

2019-04-07 | 千葉を走る(その他)
6日土曜日は孫守りのため,娘夫婦の家まで出かけてきました。

午後には娘も戻ってきたので隙間時間に幕張界隈をランニング。いつもは「幕張稲毛シーサイドコース」を走るのですが,この日は以前読んだ本(後藤明生さんの「首塚の上のアドバルーン」)で気になっていた首塚を基本にルートを考えてみました。といっても走りながら適当に決めただけですが・・・

津田沼をスタートしてR14を千葉方面に向かい,県道57号線に入ってしばらく走ると,左手に樹々に覆われた小山が見えてきます。これが第一の目的の大須賀山(堂の山)です。山といっても標高は15mほどですし,国土地理院発行の地図にも記載されていないので「山」というよりは「丘」といった感じでしょうか?




山頂の首塚へは麓にある墓地から入っていくようです。その墓地の入ってすぐのところには,江戸時代に活躍した幕張出身の相撲力士「宮城野馬五郎(荒馬紋蔵)」の供養塔が建てられています。




墓地を抜け細い山道を進みます。






さらに上ると階段の奥に石塔のようなものが見えてきます。




山頂に建つのは,1456年に東常緑との戦いで討死した「馬加康胤(まくわりやすたね)」の首塚と五輪塔です。




山頂付近まで迫っている民家の間を抜けて,北側に回り込んだところに道祖神社があります。
以前は女性の髪の毛が下げられていたとかいなかったとか・・・




幕張のお山の散策を終えて海岸に向かいます。
都会のオアシス幕張メッセモール(遊歩道)




ZOZOマリンスタジアムを左に見て芝生広場から海岸線に出ます。ここからは海沿いに茜浜を目指します。

うみねこでしょうか?




17.7kmのゆるジョグでした。


「令 和」

2019-04-01 | 四方山話
本日,2019年5月1日からの新元号が「令和」に決まりました。



安倍首相によると「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ,見事に咲き誇る梅の花のように,ひとりひとりの日本人が明日への希望とともに,それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい。」という願いを込めて,令和に決定した。ということです。

この談話を聞いて,西郷南洲(隆盛)が,甥の市来政道に送った漢詩の一節がふと思い浮かんできました。

耐雪梅花麗(雪に耐えて 梅花麗(うるわ)し)
経霜楓葉丹(霜を経て楓葉 丹(あか)し)




この「令和」,話題にもなっているとおり,万葉集 梅花の歌三十二首の序文から引用されたそうで,元号を決めるに当たって中国古典ではなく,国書(日本古典)から採用されたのは初めてらしいですね。

私自身は古典にも疎く,もちろん万葉集を語るような柄ではありませんが,せっかくなのでちょっと勉強してみました。^^;


「万葉集入門」〜(黒路よしひろ氏)のサイトより引用させていただきました。

梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序

天平二年正月十三日に,師(そち)の老(おきな)の宅(いへ)に萃(あつ)まりて,宴会を申(ひら)く。時に、初春(しよしゆん)の月(れいげつ)にして,気淑(よ)く風(やはら)ぎ,梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。加之(しかのみにあらず),曙(あけぼの)の嶺に雲移り,松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きにがさ)を傾け,夕の岫(くき)に霧結び,鳥はうすものに封(こ)めらえて林に迷(まと)ふ。庭には新蝶(しんてふ)舞ひ,空には故雁(こがん)帰る。ここに天を蓋(きにがさ)とし、地を座(しきゐ)とし,膝を促(ちかづ)け觴(かづき)を飛ばす。言(こと)を一室の裏(うら)に忘れ,衿(えり)を煙霞の外に開く。淡然(たんぜん)と自(みづか)ら放(ひしきまま)にし,快然と自(みづか)ら足る。若し翰苑(かんゑん)にあらずは,何を以(も)ちてか情(こころ)を述※1(の)べむ。詩に落梅の篇を紀(しる)す。古(いにしへ)と今(いま)とそれ何そ異(こと)ならむ。宜(よろ)しく園の梅を賦(ふ)して聊(いささ)かに短詠を成すべし。

※1:「述」は原文では「手」遍+「慮」


【現代語訳】

天平二年正月十三日に,大宰師の大伴旅人の邸宅に集まりて,宴会を開く。時に,初春の好き月にして,空気はよく風は爽やかに,梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き,蘭は身を飾った香のように薫っている。のみにあらず,明け方の嶺には雲が移り動き,松は薄絹のような雲を掛けてきぬがさを傾け,山のくぼみには霧がわだかまり,鳥は薄霧に封じ込められて林に迷っている。庭には蝶が舞ひ,空には年を越した雁が帰ろうと飛んでいる。ここに天をきぬがさとし,地を座として,膝を近づけ酒を交わす。人々は言葉を一室の裏に忘れ,胸襟を煙霞の外に開きあっている。淡然と自らの心のままに振る舞い,快くそれぞれがら満ち足りている。これを文筆にするのでなければ,どのようにして心を表現しよう。中国にも多くの落梅の詩がある。いにしへと現在と何の違いがあろう。よろしく園の梅を詠んでいささの短詠を作ろうではないか。


黒路氏はこの序文の書き手を「山上憶良」ではないか?とおっしゃっています。

いかがでしょうか?実際に馴染むまでには時間が必要でしょうが,明るく華やかな未来がイメージできるような気がしますし,スッキリしてなかなかいい元号ではないかと思います。