駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

晩飯が気軽に食べられない

2023年09月04日 | 町医者診言

             

 

  街中、旧繁華街、では気軽に晩飯が食べられる店が殆どない。はっきり言って二人で三千円程度で食事をしたいと思っても、居酒屋形式の店が殆どで和食でなくてもお通しが出てきて飲み物は何にされますかと聞かれる。お通しは要らないお茶で良いとは言いにくい雰囲気が色濃く漂い、つい生ビールなどと言ってしまう。安く抑えようと注文しても二人で五千円以下は難しい。気の弱いお客の私にも悪いところはあるかもしれないが、街中で晩ご飯を手軽に食べるのは難しい。とにかくガソリンに負けずお品書きの値段が上がっている。

 凡庸な岸田首相の考えを忖度すれば外食は控えればいいが、ガソリン使用は控えにくく政府の評判が落ちるので補助金(既に6.2兆円で税収から支払われる)を延長してガソリン元売り会社に支払い、値上がりを抑えることにしよう。

 何故こういうことをするのか?。ガソリンには40%以上の税金が掛かっている。儲かっているガソリン元売り会社に補助金を出して税金を使うことはないと思う、ガソリン税を下げればいいのではないか。庶民を守っているような振りをして、実質は大企業財務省既得権益を守っている。力ある野党が居ないのは遺憾だが、それでも痛いお灸を据えないと格差拡大弱者切り捨ての日本病は重症化する、世界にはもっと重症な国が多いというのは言い訳にならない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二重が三重に | トップ | 鳥の子育てを見て »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

町医者診言」カテゴリの最新記事