玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*ジョージア

2016年08月02日 | 捨て猫の独り言

 孫娘たちは63日間の滞在の後の7月28日に祖母とアトランタに戻った。クワガタやカブトムシの飼育に夢中だった。それらは帰国の直前に虫かごから解放することに相談がまとまり、ある晩に仲間と一緒に緑道に出かけていった。今年は新しく一輪車を二人に用意したがマスターするにいたらず二日ほどの練習でそのままになった。(写真は私の2泊3日の帰省)

 

  ある日のこと、三人が自転車で通りかかると、庭先の4個の大きな水甕でメダカを飼育している年輩者に呼びとめられた。とくに上の孫娘は生きものには大いに興味を示す。メダカが浮き草の根に卵を産み付けているのを見せられて、いろいろと質問していた。アトランタは何州だったかなというメダカの飼育者の質問には私が答えた。

 ジョージア州です。私が大相撲の「栃ノ心」がアメリカ出身と誤解していたことに気付いたのはその時である。ジョージアという国が東欧にあるということを知らされたのだ。その方がアイスクリームをあげようと言って玄関に戻ったすきに、「ありがたく頂きなさい」と言い残して私は一足先に自宅に帰った。ジョージアはグルジアのことだった。私はグルジアワインなら以前からよく知っていた。

  「グルジア」の呼び名を「ジョージア」と改める法律が日本で成立したのは最近のことらしい。同国の現地語での正式名称は「サカルトベロ」で「ジョージア」は英語読み。どうも国名呼称はファジーのようだ。日本語での国名は「ニッポン/ニホン」だ。だがこう呼ぶ国は見当たらない。昔のスポーツの国際大会などでは日本の選手は「NIPPON」と書かれたユニホームを着ていたが、現在はたいていが「JAPAN」だ。これも当該組織がどう表示するかを決めるもので、政府としては関知していないのだという。

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