荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「金栗足袋発祥の地」を探しに行った。

2019年05月19日 | 散文

 

基本ドラマは見ませんが、NHKの大河ドラマは別です。昔から、休日が終わった日曜日の夜にけだるく見ています。さて、朝ドラの雰囲気で始まった「いだてん」がやっと面白くなりそうです。そりゃあ出演者が豪勢だもの、面白くなければ割が合わないです。ただ、ビートたけしだけは面白くない、そもそも活舌が悪い。ミスキャストです。

そんな中、「播磨足袋」の跡が大塚にあると聞いて探しに来ました。小石川台地の上にあるこの弁当屋らしいです。

 

店頭には、今文京区の商店街に溢れているこのバナーがつり下げられています。

 

この路地を入った所らしい・・・

 

ありました!

 

左手の2つのエアコン室外機の間にありました。これじゃあ、弁当屋にあると知らなければ、なかなか見つけられません。ところで、播磨の出だから「播磨屋」らしいけど、足袋屋の親父はコテコテのべらんめえですね。 と思ったら、近くに「播磨坂」がありました。地名なのですね。

 

さて、弁当屋を見つけるには、大塚3丁目の交差点近く(悠仁さまのお茶の水女子大学附属中学校の傍)で空を見上げます。するとこの「大黒湯」の煙突があります。

 

こんな高級文京地区で、ある意味違和感があってすぐ見つかります。銭湯がある事自体不思議な街なのです。

 

 

ここにも庇に金栗四三のバナーがあります。弁当屋はその左の交差点角です。

 

そして、東京オリムピック開催に向けて熱い加納治五郎先生は、台地の麓の後楽園に立っています。

 

 

 

 

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日本橋川を往くー13/日本橋

2019年05月19日 | 散文

 

「お江戸日本橋」です。

 

江戸時代、ここが全国の街道の中心になりました。今でも変わらない、ここが日本の頂点です。全国全て、ここから下ります。ここを目指すのが「お上りさん」です。

 

昔ながら商業が盛んな街です。

 

日本の交通の中心でもあって、厳つく、かつ荘厳で華麗な彫刻のある橋です。

 

説明板があります。

 

 

 

 

日本の道路の中心ですが、ここまででお分かりのように日本橋川はずっと首都高速道に覆われています。

 

前回の東京オリンピックの開催に合わせて急遽高速道路を建設しました。

 

川には個人の地権者が無く、自動車が走る道路も無いので、突貫工事の建設には都合が良かったのです。

 

従って、日本橋川の上に高速道路を造ったのです。

 

でも、今までご案内したように、非常に圧迫感があってうっとうしい景色になってしまいました。

 

次回の「東京2020」に際して、高速道路を地下に埋めて東京の空を解放しようと検討されています。

 

今まではそんな無駄な税金の使い方はいかがなものかと否定的でしたが、今回この下見行で頭上を解放したいと強く思いました。

 

 

さて、前回常盤橋で出会った「日本橋・神田川クルージング」の発着所がここです。

 

こんな感じで催行されています。

 

我々は自力で、この景色を眺めたいと思っています。

 

 

 

 

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日本橋川を往くー12/西河岸橋

2019年05月19日 | 散文

 

橋の袂に、いきなり肉屋があります。

 

橋の北側は三越です。買物袋を持った外国人っぽい人が歩いています。

 

橋の反対側はフレンチのビストロです。一度行ってみたくなります。

 

橋を跨ぐ道路は「日銀通り」です。東京の中央に居るな、と思わせてくれます。

西河岸橋です。「にしがし橋」と読みます。

 

ここまで何度か「河岸」の文字が出てきましたが、みんな「かし」です。江戸時代の食の流通の中心地です。

 

日本橋川を覗きます。ちょっと空が見えます。

 

従って、今までより少し明るい日本橋川です。

 

そよ風が水面を揺らせます。向こうに厳つい橋が見えます。

 

 

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日本橋川を往くー11/一石橋

2019年05月19日 | 散文

 

一石橋に来ました。

 

先程渡った常盤橋です。非常に近い距離にあります。

 

正面中央には渋沢栄一像が見えます。

 

こんな説明板がありました。なるほど、5斗と5斗で「1石」ですか!

 

一石橋の親柱とはこれですね。

 

もう一つ興味深い説明板がありました。

 

 

迷子しらせ石標が現在でも残っています。銘文「満よひ子の志るべ」です。

 

右側は「志らす類方」です。

 

左側は「たずぬる方」です。

 

この窪みに迷子や尋ね人の特徴を書いた紙を貼り、それを見て心当たりがあれば反対側の窪みにその旨を書いた紙を貼って知らせたようです。

 

昔、「子連れ狼」という時代劇がありました。浪人拝一刀が幼子大五郎を連れて刺客稼業を行うドラマです。大五郎の「ちゃん!」が流行語になりました。

 

その主題歌に「父御と母御とごとごとと、いっこくばあしで待てば良い」という歌詞があって、どういう意味だろうとずっと思っていました。ここの、この事だったのですね。

 

三途の川の一石橋で親子が待ち合わせよう、との詩なのですね。

 

 

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