荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

西尾久の朱い雑貨屋さん

2018年11月30日 | 散文
いつものように迷い込んでいたら、この店に出会いました。
店の庇を初め、品揃えが朱いです。


朱い店頭が西日を受けて、この一帯が益々明るいです。


郵便ポストもあります。
年賀状の季節でもあります。


路地を入って行って振り返ります。
おう、防火用水まである。


下町の風景です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸の歴史を秘めた「一之橋」

2018年11月30日 | 散文
「一之橋」の袂に説明板があります。
上部には「忠臣蔵」の文字が見えます。

説明文は読んで頂くとして橋を見ます。

頭上には首都高速小松川線が走っています。


平仮名で名前が記されています。
竪(たて)川に架かる、隅田川から最初の橋です。
この橋の東には「二之橋」、「三之橋」があります。
近くには「横川」もあります。


説明文にあるとおり隅田川或は江戸城から見た「縦」(東西)「横」(南北)です。
江戸(旧東京時代も)は隅田川と江戸城を中心に地理を表現しました。
江東区は隅田川(江)の東であり、当初は城東区(江戸城の東)との名称でした。


竪川の東です。
「大横川」に交わって「横十間川」を越えて旧中川も越えて、荒川に至ります。
現在、大横川以東は親水公園になっています。


橋の西側を見ます。
高速道路が大きくカーブしたその先に水門が見えます。


橋の西側に移動します。
こちら側は漢字で橋名が記載されています。


あの水門は「竪川水門」です。
水門の向こうは隅田川です。


そして、その先が東京の中心部です。


さて、説明文に「忠臣蔵」が出ていました。
この一之橋から200mの所に、大石内蔵助らが討ち入りした吉良邸跡があります。

ここから上野介の首を持って一之橋を渡り、渡ると武家屋敷が多い両国橋を避け、更に南の永代橋で隅田川を越えて泉岳寺に向かったのです。
もうすぐ12月になると、この界隈では「義士祭り」があります。

この説明文に記載さてれいないもう一つの逸話があります。
橋を渡ったすぐ近くに、江島杉山神社があります。


盲目でありながら修業を重ねて検校となった杉山和一が、その鍼・按摩の技術で将軍の医師となって功績を重ねたある日、将軍から問われます。
「何か欲しいものはないか?」
「望みは唯一つ。目が欲しい」
その答に将軍は涙して、
「・・・いかな将軍でも目はやれぬ。一つ目をやろう」
と言って本所一つ目の地1,892坪余および河岸附792坪余の所領を賜ったのです。


土地を貰った杉山検校はここに「杉山流鍼治導引稽古所」を建てて多くの盲人を育成し、生計を立たせてやりました。
それは現在でも「杉山鍼按治療所」として継続されています。
ちなみに、現在も行われている筒に入った鍼を打つ方法は、盲人でも簡単に鍼が打てるよう彼が考案したものなのです。




その粋な将軍は、5代徳川綱吉です。
彼は「生類憐れみの令」で悪名が高いですが、実は多くの善政を行っているのです。
それは又の機会に・・・。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑司ヶ谷霊園の初冬/2018年

2018年11月29日 | 散文
今年の東京は暖かいです。
まだ木枯らし1号がやって来ません。
霊園の銀杏が一部、やっと黄葉しました。


日当たりの良い場所だけの黄葉です。


初冬の午後の光です。


日を透かすと黄葉が鮮やかです。


静寂が包みます。


初冬の午後です。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑司が谷旧宣教師館の黄葉/2018年

2018年11月29日 | 散文
初冬の光りに佇む「雑司が谷旧宣教師館」です。


落ち葉の庭です。


窓にも。


館が柔らかな光に包まれています。






庭を廻ります。


濃緑に縁取られた日陰の白い壁と、光を透かした桜の黄葉と黒い枝と槇の木の影です。


庭にも黄葉です。


楡の彼方の空が青いです。


日当たりの庭には赤と白と荼と濃い緑の縁取りです。


空を見上げます。


光溢れる初冬の館です。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイキンマンが居るお寺

2018年11月28日 | 散文
谷中の立善寺は保育園を併設しています。
何故アンパンマンじゃないんだろう?
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

谷中の黄葉

2018年11月28日 | 散文
岡倉天心記念公園前のレストランです。
黒壁に映えます。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曇天の「猫町」/2018年

2018年11月27日 | 散文
雲が厚く垂れ込めた、雨が降りそうな谷中の街です。
「猫町」にやって来ました。


猫が出迎えてくれます。


蔦の紅葉が寒そうです。


厚い雲が寒そうです。


石段を上がります。


石崖には素敵なレリーフがあります。




ここの蔦はまだ色付いていません。
石垣が太陽光を吸収して暖かいのでしょう。


玄関に来ました。


今日も「CLOSED」です。
タイミングが悪くて、まだ中へ入ったことがありません。


石垣を下ります。


猫に見送られます。


猫は犬と違って無愛想です。


見上げます。


中がどうなっているのか、一度確認したい「猫町」です。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月島の晩秋/2018年

2018年11月27日 | 散文
月島の街角です。


典型的な下町から聖路加タワーを見ます。


月島の昼下がりです。


「もんじゃタウン」は相変わらず賑わっています。
いつも思います。
こんなに沢山のもんじゃ屋があって、よく潰れないもんだな、と。


高層マンションを建設中です。
抜けるような空を見上げます。


ここに高層マンションが建ちます。
下町の摩天楼ができるのです。


月島ではもんじゃ以外の店が珍しいです。
ここのメロンパンが人気で良く売れています。


昼下がりの路地を振り返ります。


今年は暖かい東京下町です。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月島でもんじゃを食べる。

2018年11月26日 | 散文
豊洲市場から完成した豊洲大橋を渡って逃げます。








久し振りのもんじゃです。


もんじゃといえば、我が家は「もん吉」です。


ちょっと遅い昼食です。


相変わらずの下町バリバリの店です。


「チゲもんじゃ」と「もん吉スペシャル」を食べました。
美味しかったです。


いつものように予定外の道程ですが、月島を散策します。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊洲市場水産卸売場棟へ行く。

2018年11月26日 | 散文
水産仲卸売場棟から移動しました。


クロマグロが出迎えてくれました。


築地市場に入荷した過去最大マグロのレプリカです。
重さ:496Kg、長さ:2.88m、胴回り:2.36mだそうです。
迫力あります。
っていうか、怪物です!


セリ場を見下ろします。


マグロの肉色がよく判るように緑色の床です。


氷が入った木箱が残されています。
マグロを入れる箱です。


さて、お昼ご飯を食べましょう!


ここでも、えっ!


えっ!


えっ!


えっー!






・・・豊洲市場を後にしました。

やっぱり平日に行く場所のようです。

・・・やっぱりお腹が空きます。
移動します。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊洲市場水産仲卸売場棟でお昼を食べよう!

2018年11月25日 | 散文
エスカレーターを下りてお昼ご飯にしましょう。
初めての豊洲市場なので、やっぱりお寿司でも・・・。


えッ!
思った以上に混んでいます。
まだ12時前なのに・・・。


「鮨文」も。


メニューはこれです。
けっこうお高い!


でも混んでいます。
待ちくたびれています。


じゃあと思ったら、こちらも。


「粋のや」も。
oh!


じゃあ、洋食でも。
名店「禄明軒」は?
うわ、凄い行列です。

数少ない洋食店はやっぱり混んでいます。

初めて豊洲市場に来たのだから、やっぱり寿司だよね。
あった、あった!
築地場内で何度か食べた事がある「寿司大」です。
初めてなので、何処にどの店が移転したのか分かりませんが、、、店の前は皆椅子に座ってノンビリしています。


えッー!
もう終了???

12時前だよお・・・。

「磯寿司」も、


チェーン店の「大江戸」も行列です。


おおー!
築地場内にあった「吉野家1号店」がここに移転していましたかあ。
案外空いています。


でも、ここまで来て牛丼もなあ・・・。
今まで1度も吉野家で食べたことないのに・・・。


オバサンは結局入りませんでした。


この大混雑は、


「仲家」です。


メニューは1,300円からです。
安くあげて豊洲市場に来た実績作りでしょうか?


ここまで行列しています。


「水産仲卸売場棟」ではなく、「水産卸売場棟」へ行きます。
移動中覗いたら、
おお!ターレが走っています。

市場らしいです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊洲市場の乗り物

2018年11月25日 | 散文
新しい市場には沢山の乗り物がありました。
すっかり有名になったターレです。
これも新しいです。






自転車も新しいです。


ここは4階です。
これらは一体どこから入って来たのでしょう?


これは築地から持って来たターレですね。
「つきじ」の文字があります。


三輪バイクもあります。


これらも新しいです。


バイクも新しいです。
皆さん新市場移転に伴って、心機一転したのですね。
気持ちが伝わってきます。


こんな人混みの中を走ります。




まだ場所が把握できていません。


向こうに駐車場がありました。


ここからターレもバイクも自転車も出入りするのですね。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊洲市場へ行ってみた。

2018年11月24日 | 散文
市場開業前は「東京一乗降客が少ない駅」と揶揄された、市場前駅にゆりかもめが到着です。


水産仲卸売場棟は大変な人出です。




見学ギャラリーへ行きます。


季節の魚の漢字が並んでいます。


魚市場らしいです。


外国人が喜びそうな演出です。


ターレに乗った子供の向こうの壁には古い市場が描かれています。
築地時代の代表的な商店でしょうか?


市場の屋根を見下ろせる場所があります。


・・・上からじゃ詰まらない。


4階は清潔なショッピングモールのようです。













コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「旧博物館動物園駅の公開と展示」で見たもの

2018年11月24日 | 散文
前回の続きです。

地下に下りて行きます。


踊り場にオブジェがありました。
「はは~ん、現在の藝大生の作品だな」と係員にきいたら、「違います。◯◯さんの作品です」
との事です。
出鼻をくじかれました。


こんな落書きもありました。
例の、藝大生がホームに描いた「ペンギン」についてのメッセージです。
ワクワクします。


「お手洗」を通り過ぎます。


えっ!えっ!
ガラス戸があるぞ?!
皆覗き込んでいます。
「ホーム見たい!!」の落書きがあります。

えっ?!

ここで行き止まりです。


あそこに「きっぷうりば」があるのに?


あの先がホームなのに?
ホームにペンギンの絵があるのに?


落書きを眺めていたら京成電鉄の社員がやって来て、「消防の許可が下りていないのでここまでです」とのこと。


「ホームのペンギンが観たいのに」
「そのようにおっしゃるお客様が大勢いらしゃいます。電車で通過するときにチラッと見えます」


「いつ観られるの?」
「はっきりとした事は申し上げられません。そのような要望を集めて頂ければ私どもも動きやすいです」
「どうやって集めようとしてるの?」
「・・・」

こんな会話です。
残念・・・。

仕方ないので展示品を観ます。
30人限定入場ないので、ゆっくり観ることはできます。
動物園駅らしく動物の頭骨が展示されています。
ただそれだけです。






沢山撮ったけど、パンダの頭骨です。




レプリカを持って説明を受けました。
「パンダは殆ど肉食動物の顎の形態なので、竹を細かくすり潰せません」


「従ってウンコは殆ど消化できていません」

勿論レプリカです。
他の動物のも、人間のもあります。

こんな展示でした。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「旧博物館動物園駅」の公開と展示に行った。

2018年11月23日 | 散文
上野公園に看板が出て整理券を配布していました。
今日からの公開です。
今朝新聞で知ってやって来ました。


経験則から、展示ものは開始早々が空いていると認識しています。
でも、まだ11時前なのに、入手できたのは14時半からです。
天気が良い休日なので、知らなかった観光客も並んで貰ったようです。


裏面に注意書きがあります。


指定時間にやって来ました。
入り口が人だかりしています。
遅く来て整理券を貰えなかった人や、たまたまやって来て興味を持った人が問い合わせをしています。


入場券を貰いました。
立派なパンフレット式入場券です。
ちなみに、入場料は「無料」です。


この時点で、1回あたり30人限定の入場制限だと知りました。
読んでみてください。この公開の趣旨をアナウサギが説明しています。


兎が土中に潜り込んでいるイラストです。
21年閉ざされていた地下鉄駅に入って行くとの意味でしょう。


入れない人の羨望の視線を感じながら地下鉄駅に入ります。
天井です。
昔の重厚なデザインが好いです。


入った所に入場券のイラストと同じオブジェがありました。


大きいので2つに分けて撮りました。


軽く衝撃を受けました。


地下に下りて行きます。


壁を撮っている人がいます。


21年振りに日の目を見る落書きです。




この駅閉鎖直前の落書きのようです。


駅入り口を振り返ります。


さあ!地下のホームに向かいます。
観たいものがあるのです。
古に、東京藝大生がホームの壁に描いたというペンギンの絵です。

この話、続きます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする