荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「駒込千駄木」の由来に出逢った。

2020年01月31日 | 散文

薮上の街に居ます。この左の路地は石段の道です。

 

入って行きます。

 

長い坂道です。

 

石段の右は薮です。ここが「千駄木ふれあいの杜」です。千駄木1丁目は本郷台地の東縁崖線の街です。

 

 

以前分け入った時に藪蚊があっという間に沢山腕にたかった記憶が甦って怖気がしたので坂の上に引き返します。

 

この古いコンクリートブロック塀に説明板がありました。以前から「千駄木」ってそもそも由来は何だろうと思っていました。

 

ほう、随分と田舎だったのですね。疑問が一つ解決しました。

で、新たな疑問が起こりました。ここに「いるさ(PCでは該当する漢字がありません)山」との記載があります。「駒込林」になる前の地名です。多分「いるさ」という鳥が沢山居たのだろうと推測しますが、「いるさ」って初めて聞くけど、どんな鳥?

こうして書いておけば、物知り読者さんが教えてくれます。

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薮上の街の今

2020年01月31日 | 散文

既報のとおり、藪下通りが変わると言われています。

 

崖を整備したり共同住宅が建設されるそうで、事実その工事が始まっています。

 

前回は下から覗いただけですが、今回は石段を上がってみました。どうなっているのだろう?

 

振り返ります。下の道が藪下通りです。

 

石段の上は千駄木1丁目です。右が工事フェンスが巡らされた場所です。

 

覗きます。オレンジのフェンスの向こう側です。おお! 見晴らしの良い場所です。最高ですね。ここに住むとストレスは軽減されるでしょうね。優越感は増幅されるでしょうね。ここに上がって初めて知ったのですが、オレンジのフェンスの手前にも更地があります。

 

ここも「売り地」でした。森鴎外の住居跡「観潮楼」の隣もマンションの建設工事中です。なるほど、噂どおり、これは変わるね・・・

周辺で高級住宅地が売られているようだけど、何が起こっているのだろう?

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節分行事準備中の浅草寺(新型肺炎の影響は?)

2020年01月31日 | 散文

暖かい東京です。節分を迎えるに相応しい初春の気候です。

 

浅草寺は豆まきの舞台を作っている最中です。

 

境内にも暖かな陽が注いでいますが、心持ちというか、全然人が少ないです。

 

仲見世から来る人も少ないし、多くの人がマスクをしています。これって、完全に中国武漢発の新型肺炎の影響だと思います。

 

いつも記念撮影でごった返している門前も閑散としています。左のグループは着物に黒いマスクです。酷いね!

 

楼門を潜った場所も、普段と違って人が疎らです。

 

そんな環境ですが、日本の小学生の一団です。日本はまだ危機感を持っていません。

ここだけでなく、今日は小学生の野外授業に多く出会いました。不忍池では、池を廻るマラソン大会です。

そんな東京です。

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駒込の「亀の湯」が無くなっていた。

2020年01月30日 | 散文

 駒込の本郷通りを走っていました。いつもここで向かい側を見ます。あれっ!?銭湯が無い!

 

あの駐車場の位置にあった銭湯が無いです。

 

確認に行きます。あのマンションの左手にありました。駐車場がもっと狭かったです。

 

以前から女子栄養大学の赤い看板があって、黄色い駐車場の精算機の向こうに銭湯があったのです。

 

在りし日の「亀の湯」です。古い銭湯はめでたい名前が多いです。富士とか鶴亀とか松竹梅とか。それだけ古くからあった銭湯です。

 

アーケードもありません。今思えば、あのアーケードは亀の湯だけが建てたものだったようです。

 

ここにあったのです。亀の湯が・・・

 

 

(以下2017年2月の写真です)

堂々たる風情です。こんな町中に銭湯があるのが不思議でしたが、銭湯の奥には内湯を持たない家が今でも沢山あります。

 

この写真で見ると両隣りのマンションと駐車場の位置関係が良く分かります。

 

アーケードに入り口がありました。

 

銭湯につきものもコインランドリーもありました。

 

銭湯の火口です。左の壁は駐車場のものです。

 

狭かった駐車場からの写真です。

 

現状に戻ってもう一度全体像を見ます。建物が取り壊されて次の建物が建つ一時期を駐車場にするケースをよく見ます。おそらくここも同様に、マンションとかになると思います。

こうして街の景色が変わっていきます。

 

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吉本芸人復帰の話題に接して、

2020年01月30日 | 散文

最近、反社会的勢力への営業で謹慎している宮迫さんや亮くんの復帰の話が出ているけど、あの時指摘していた吉本興業経営陣の問題はもう解決したんだろうか? 長いものに巻かれたかな?

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真冬の向島立ち寄り

2020年01月30日 | 散文

向島へやって来ました。ここから墨堤に出て隅田川を越えるのでいつもは通り抜ける街ですが、久し振りに立ち寄りました。

 

向島は花街です。花街には和装がつきもので、和装には足袋がつきものです。

 

老舗「めうがや」は足袋専門店です。

 

花街にはなくてはならない店です。

 

誂えの足袋屋です。足袋だけで商売が続いているところが「花街」です。

 

花街を行きます。スカイツリーを見上げる路地です。

 

和菓子屋があります。

 

老舗の和菓子屋です。

 

ショーウインドーには牡丹が飾られています。工芸菓子の花が見事です。職人技の粋です。

 

その隣に大きな料亭があります。

 

白髪の老人に見覚えがあります。下足番のおじさんです。

 

ここで何度か接待をしました。ドラマでやっているような芸者や幇間の芸を観て芸者遊びをしますが、楽しくて堪らないほどではありませんでした。

 

喫茶「カド」にやって来ました。墨堤へ続く路地の角です。墨堤上に高速道路が見えます。

 

生ジュースと胡桃パンが有名で、芸者さん達が普段利用している店として、もっと有名なです。

 

今日は店頭がざわついています。

 

ドラマの撮影でしょうか?

・・・先を急ぎます。

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千住宿場町通りの「広重」再びー2

2020年01月29日 | 散文

宿場町通りを見上げて歩いています。「広重画日光道中」の「間々田宿 千住より17里30町」から再開です。

 

「御神橋日光山内」です。これって、日光の道路脇にあるあの橋ですね?

 

「野木宿 千住より16里3町」です。

 

次は「雀宮宿 千住より24里23町」です。

 

この並べ方は、千住からの距離とかの規則性は無いようです。

 

在庫しておいたこれらをシャッフルして(したのかも不明。上にあったものから無造作に?)、梯子に登った職人に下から差し出して取り付けたのでしょう。

 

 

 

商店街の終点に来ました。

 

1枚だけ、前回と同じ絵が掛かっています。これって、「広重画日光道中」の絵が無くなったのでしょうか?

 

裏からも見上げます。トラックの屋根が擦ったように看板の下部が歪んでいます。絵を入れ替えるには歪みを修正して差し込みレールを直線に直さなければなりません。それって、メンドクサイですよね?

だからここだけ差し替えなかった?こんな理由でしょうか?

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千住宿場町通りの「広重」再びー1

2020年01月29日 | 散文

冬晴れの千住の空です。

 

 

この街灯の看板は時々替わります。

 

 

 

今度は「広重画日光道中」に代わりました。

 

 

これって、昨年4月に観たのと同じ看板です。

 

 

この商店街を見上げるようになって初めて、以前の物に遭遇しました。

 

ということは、一連の複数のシリーズ絵を取っておいて、時期をみて使い回ししているのですね?

 

ということは、そのうちに「北斎富嶽三十六景」にも再会できる訳ですね。

楽しみにしています。

この話、続きます。

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徳勝龍が優勝した翌日の木瀬部屋

2020年01月28日 | 散文

今年1番の寒さの東京です。

昨日、幕尻の徳勝龍が、ほとんどの人が負けて優勝決定戦になると思っていた、現在の場所最高位の大関貴景勝に勝ちました。堂々の14勝での優勝です。幕尻なので、全て自分より上の番付力士に14勝1敗です。おそらく結びの一番の相撲を取るのも昨日が初めてだったと思います。立派です。

 

夕方から雪になると天気予報が言っている中、木瀬部屋へ出掛けました。読者登録ブロガーさんの要望もあったので・・・。大勢の自転車とファンが居ました。

 

 

 

普段は開いていない部屋を覗いています。こんな日でもないと部屋内部を見ることなんかできないものね!

 

私も覗き込みます。番付順に力士の名札が並んでいます。私の応援の南海力はまだ三段目です。

 

後からTVで知ったのですが、マスコミインタビューが引けた直後だったようです。 

 

不思議だったのはこれです。相撲部屋を詳しく見たことが無いのですが、入り口の頭上に「静」の文字なんか貼っているものなのでしょうか? しかも、これって部屋から外に向いて見上げた場合に正しく読める貼り方です?

 

そんなことをしていたら、なんと、徳勝龍が現れました。

 

まさか現れると思っていなかったのでファンは大騒ぎです。

 

お母さん方はベビーカーを押して、赤ちゃんを連れての撮影です。相撲取りに抱っこされると元気に育つと言います。ましてや優勝力士ですもの。徳勝龍は丁寧に応対していました。

 

そして、大きな体を小さなタクシーに押し込んで出掛けて行きました。

こうして記録的大下剋上の初場所が終わりました。めでたし!

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徳勝龍が優勝した翌日の両国

2020年01月28日 | 散文

今にも雪が降りそうな、寒い寒い両国です。

 

国技館の切符売り場のモニターは、もう3月場所の告知です。

 

そして、嘉風の引退相撲の告知です。相撲界は世代交代の時期だと思います。

 

この幟の両横綱が休場し、豪栄道が大関を陥落し、高安の大関復帰が叶いませんでした。一方で炎鵬などの勢いある若手が出てきました・・・。と書いていたら、豪栄道が引退を表明しました。随分と潔い良い引き際ですね。大関復帰を地元大阪場所で期すものと思っていました。大関になって、カド番で全勝優勝した時に部屋を探して行ったことが思い出です。

 

さて、両国の交差点で相撲取りが信号待ちをしています。

 

相撲取り愛用のビッグサイズ店「ライオン堂」のある交差点です。

 

郵便局では相撲取りがATMの順番を待っています。相撲取りが普通に居る街です。

 

初場所は、感動的な勝利で徳勝龍が優勝しました。その時悔しそうにしていたのが13勝2敗で本割を終えて、同点決勝戦を待っていた正代です。で、「準優勝」した正代の時津風部屋へ行ってみました。当たり前ですが、普段と何も変わっていません。

 

勝負事は非情です。「勝者には全てを、敗者には何も与えるな」です。

 

同じ大関陥落でもこちらは豪栄道とは違う生き方です。十両で優勝した照ノ富士の伊勢ヶ濱部屋へも行ってみました。当然、何もありませんが、彼は膝さえ直れば(もっとも、みんな何処かが痛い状態で相撲を取っている)、幕内優勝も狙える実力の持ち主です。

 

大関から序二段まで落ちて(史上初)、再び大関に復活するという奇跡を見せて欲しい力士です。今場所は全勝して欲しかったです。そうだったら1場所で十両を卒業して、その勢いで幕内でも期待できたのに・・・ 彼の膝が、関取が勤める15日制の勝負に耐えられないのかも知れません。

 

ついでに(失礼)九重部屋にも来てみました。初場所に何かあった訳ではありません。

 

正月の門松を見に来ていなかったので・・・

 

冒頭で世代交代の話をしました。その期待の一番手はこの部屋です。

 

初場所で大関陣を連破して二場所連続で二桁勝利した朝乃山が居ます。一つも負けられなくなった終盤の難敵相手での4連勝は精神的にも立派で、その相撲はスケールが大きく、大関奪取の一番手です。特に、両横綱の衰えが顕著な今、相撲ファン待望の日本人横綱も視野に入れての期待です。

 

高砂部屋の裏側です。

 

お勝手口の看板も立派です。ある意味、こんな相撲部屋は他にありません。

あの暴れん坊横綱朝青龍以来の期待の星が育っています。

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千住タカラ湯になんかあったな?

2020年01月27日 | 散文

こんな時間に千住のタカラ湯の玄関が開いていました。

 

沢山の靴が脱がれています。これは若い人が履く靴ですね。工事業者が履く靴ではありません。

 

庭の塀にも照明が入っています。以前撮影があった時と雰囲気が似ています。

 

風呂屋のシンボル「湯入る」の下の看板にも明かりが点っています。

 

そもそも「ぬ」板で玄関が開いているのは、普通のことではありません。

 

自販機前のこれは? 撮影機材のようでもあります。ここはドラマとかCMとかの撮影がある銭湯です。

 

また撮影かな?

 

さて、玄関前でず~と井戸端会議が続いています。やっぱりなんかあったな?

 

決して暖かい天候ではありません。タカラ湯からお目当ての人が出て来るのを待っているのでしょうか?

 

それにしても、そんな場所で話し込まなくても良いだろうに・・・

私は寒いので帰ります。

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こうして歴史がロンダリンされていく。

2020年01月27日 | 散文

前回報告の娼館跡がある路地の入り口です。

 

右手に新しい店がオープンしました。

 

季節柄冬の粧いです。

 

子供向けの店のようです。

 

 楽しい雰囲気が伝わります。

 

 

 

 すぐそこに娼館があったとは思えないカテゴリーの店です。

 

 

負の歴史もきちんと伝えていって、子供達が幸せに大人になれる世を望みます。

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千住の遊郭跡、再訪

2020年01月27日 | 散文

時が止まった一角です。

 

見上げる丸窓が民家の造りではありません。

 

青く丸いタイル柱がその特徴の一つです。

 

今は目隠し板で隠していますが、大きな窓もその特徴の一つです。ここから中と通りがお互いによく見える造りです。

 

大きな扉は一遍に多くの人の出入りを可能にしました。

 

隣には、朱のタイル柱が妖艶ないかがわしさを放っています。

 

 

白い扉は当時の物ではないでしょうが、左右のタイルに妙にマッチしています。

 

ここにも大きな窓です。外側にテーブル様の張り出しがあります。何かの必要があって造ったように思います。

 

2階は当時の様式ではないと思います。改造したものだと思います。

 

 

店の前の柳が怪しげです。

 

小さなタイルの集合体が美しく整然としています。お金を掛けた造作だと思います。

 

時の政府は娼館のデザインをカフェ風に統一させたと聞いています。その時代がそのままここに在ります。

 

門柱の番号も意味ありげです。

 

ここで沢山の女性の悲劇があったのでしょう。時代の名残りが時を重ねて滓が溜まった風情です。

 

重要文化財じゃないから、そのうちに無くなる、いや、むしろ早く無くしたい遺物かも知れません。

私だけでも忘れないよう、また来ます。

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一葉記念館から吉原へ

2020年01月26日 | 散文

随分久し振りに一葉記念館へ行きます。記念館前の通りに来ると、先ずこの「あかり」看板を見上げます。ステンドグラスが陽を透して、味わいある看板です。

 

一葉記念館です。

 

 

来た道を振り返ります。路地の左側のあそこに「あかり」看板があります。

 

玄関前に公園があります。菊池寛と小島政二郎の一葉に寄せる碑です。

 

一葉と樹の案内もあります。読むと勉強になります。

 

公園の隅の石碑です。

 

説明板も。

 

公園脇の人形店は休みです。

 

読んだことないけど、一葉の代表作は「たけくらべ」です。たけくらべの舞台は遊郭がある吉原です。行ってみます。

 

一葉記念館から吉原はすぐです。

 

「見返り柳」です。

 

 

 「たけくらべ」の書き出しはこの柳です。

 

数々の人生を見てきた柳です。

ここに来ると「たけくらべ」を読んでみようかと思うのですが、未だ実行できていません・・・

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椎名町駅前「仲通り商店会」

2020年01月26日 | 散文

金剛院から椎名町駅北口まで戻って来ました。

 

帰宅に際して駅前から北に延びる商店街を行ってみます。

 

「仲通り商店会」です。「仲通り」は商店街によくある名前です。

 

真っすぐな商店街です。

 

商店街の右手には杜があります。神社でしょうか?

 

すぐに寂しくなりました。駅前の賑やかさが嘘のようです。住宅が増えましたが、商店街のバナーがあります。左右の民家はみんな元商店だったのでしょうね。

 

十字路がありました。左右が商店街の枝道です。右手はバナーが出ていますが、もう住宅街です。

 

左手の向こうに「サンロード」の文字が見えます。あちらの方がにぎやかそうです。今度はあちらを走りましょう。

 

仲通り商店会のメイン道路を直進します。理髪店以外の商店がありません。

 

商店街の終点のようです。

 

振り返ります。

昔は何処でもあんなに賑わっていた商店街なのに、今は何処も寂しいね。

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