紅葉と高尾山（その３）

ここは真言宗智山派の大本山で、成田山新勝寺、川崎大師とともに関東の三大本山として知られ、千二百五十余年前に開基された古刹である。薬王院に別れを告げ、高尾山の山頂を目指す。本来ならこのまま寺の奥の道路を進めば良いのであるが、紅葉見学もあり参道を少し戻り、４号路から高尾山唯一のつり橋を渡って山頂に向う。

美しい紅葉を楽しみながら進むと、やがて目指す頂上が見えてきた。麓から約４ｋｍ、１００分で高尾山の山頂に立つ。紅葉目当てのハイキング客が楽しそうに食事をしている。帰りはびわ滝のある６号路か、尾根伝いの稲荷山コースのいずれかを取ることが多いが、きょうは稲荷山コースを選択し、約７０分で無事に清滝駅についた。高尾山は東京で紅葉が楽しめるお勧めのポイントである。