夢で愛ましょう!すべてのひとが幸せにあるために  姫野修一郎

どうしたら幸せに暮らせるのか。ご一緒に考えてみましょう。あなたにたくさんの祝福がふりそそぎますように!

DNAの声を聴け! 生老病死の捉え方 第12回 親鸞聖人の他力の教えの全体構造2

2018-11-30 01:39:18 | Weblog
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2018年 平成30年 
11・29(木)


   DNAの声を聴け!
   生老病死の捉え方 第12回

   親鸞聖人の他力の教えの全体構造2
    
   
 姫野です。
 今日京都は晴れの一日でした。
  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。

 京都の四条通はクリスマスムードの
 飾りつけになっています。
 なんと!もう残すところ1ケ月ですね。

  年月を いかでわが身に おくりけん

    昨日の人も  今日はなき世に

              西行

 まあほんとにその通りです。
 私は何をして過ごしてきたのだろう。

 私の人生は何か意味があるのだろうか。
 
 何も考えずに、
 人生を自分の分別だけで生きていると
 人は空しくなるようにできていると感じます。

 「命」というものは誰のものでしょう?

 僕は「命」というのは
 愛する人のものだと思います。

 あなたの命は
 あなたを愛する人のものです。

 はて
 あなたを
 誰が本当に愛しているでしょうか。


 ふと気がつくと
 誰も心から私を愛してくれる人がいない。
 それが、現代人の心の病を生んでいる原因の
 ひとつだろう。
 
 愛が、それが自分にとって損か得か
 利用価値があるか、利用価値がある間は
 愛してあげる。という分別のものだとすると
 すぐ変化します。
 
 そんな愛しか知らない人を
 仏教では「愚か者」といいます。

 そうしたり顔で言っている僕も
 充分愚か者です。

 でも、なんとかそんな愚かな自分から
 抜け出せないものだろうか。

 そう悩むのです。

 
 さて、
 そこで生きてくるのが
 法然・親鸞聖人の絶対他力の教えです。
 
 親鸞聖人の全体構造の教え2です。

 法然・親鸞聖人は
 どうあがいても愚か者を抜け出せない悪人が
 どうすれば、悟りを得ることができるのだろう。

 という悩みから出発されました。

 1 悟りを得たいという菩提心もなく
 2 厳しい修業はもとより、戒律すら守れない

 それが、我々凡夫の姿である。

 法蔵菩薩はそんな我々を深く愛し憐れんで
 我々に変わって、48の誓願を立て
 厳しい修業を自分が積み
 阿弥陀如来となられました。

 わが名を唱えよ
 ただ「南無阿弥陀仏」と呼びかけてくれ

 そうすれば
 必ず救うてやる!

 そうして、愚か者でも、悪人でも
 死ねば浄土に救い取り、

 浄土ですぐ悟りに導き、
 そして、如来となって、この世に戻り
 苦しむ人々を救う存在にしてくださる。

 こういう論理構成をして

 ブッダ・大乗の教えである
 1 菩提心を起こし
 2 修養して
 3 一日も早く悟りを得て
 4 人々に尽くせる人となりなさい

 という教えに
 浄土教は反しない。
 
 そう説かれたのです。

 すべては、阿弥陀如来の大悲である。
 阿弥陀如来のお力である。
 阿弥陀如来の大悲におまかせしなさい。
 

 そこで私たちが救われるためには
 2種の深信が必要になります。

 <法の深信>
 阿弥陀如来がすべての衆生を救う
 という本願を立てられた。と信じること

 <機の深信>
 仏教で「機」とは「人」のことです。

 自分はどんな修行もできず、戒律も守れない
 愚かな救いようのない人間であると
 深く自覚すること。

 自分が悪人とよくわかって
 はじめて往生できるのです。

 阿弥陀如来の無限の大悲はいつも私たちに
 届いている。

 ただ、わが名唱えよ
 そうすれば必ず救うてやる!

 その阿弥陀如来の大悲に感謝し
 「南無阿弥陀仏」とお念仏しなさい。
 人生を阿弥陀仏におまかせしなさい
 

 そうすれば必ず救われます。
 そして、仏となって、この世に戻り
 今度はあなたが苦しむ人々を
 救える存在となれます。
 
 そういう教えになります。

 
 どうでしょう。あなたはこの教えを
 いかが感じられるでしょう。

 僕はとても優れた教えと感じます。
 ただ
 現代人にとっての難点があると思います


 それについてはまた次回


 つづく…

 ではでは
 愛を込めて!

 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
 ana38655@nifty.com


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 
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 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 案ずるな、必ず救うてやる!
 いつも響く仏の声です。


DNAの声を聴け! 生老病死の捉え方 第11回 他力の教えの全体構造1

2018-11-23 00:18:56 | Weblog
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 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
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2018年 平成30年 
11・22(木)


   DNAの声を聴け!
   生老病死の捉え方 第11回

   親鸞聖人の他力の教えの全体構造1
    
   
 姫野です。
 今日京都は雨のちくもりの一日でした。
  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。
 いや~、僕はアホなのに見栄を張って
 風邪をひいてしまいました。
 (やや、自虐ネタからスタートです)

 「明日会社に行けるだろうか」
 とやや心配しながらこれを書いています。

 僕は今醍醐小栗栖のUR団地に住んでいます。
 古いURの団地ですので、建物の間隔が広く
 ゆったりとして庭に緑もたくさんあります。

 それがとても気に入って、ここにしました。
 
 うちの3Fのベランダから見える庭が、今一面
 紅葉が落ちて、見事な赤いじゅうたんの
 ようになっています。とてもきれいで毎日
 見とれています。

  過ぎ去りし 盛りの夏を 想ひ出に

   色あでやかな  もみじ葉の恋

              修一郎
 

 さて 
 題して DNAの声を聴け!第11回
 生老病死の捉え方です。

 今日は日本で生まれた浄土教・浄土真宗の
 絶対他力の捉え方です。

 親鸞聖人の絶対他力の教えの全体構造を
 ご存知ない方も多いと思いますので
 「ざっくりと語ってくれよう!」と
 大胆に簡略化してお話します。

 親鸞聖人は法然上人と丁度40歳違いの
 弟子です。自分は浄土真宗という
 法然上人とは別の教えを説くという意図は
 ありませんでした。

 ひとえに法然上人を信じ、敬愛し、その説かれた
 他力の教えで苦しむ民衆を救いたかったのです。
 
 しかし前回申しましたが、他力の教え、
 「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われる。

 などということは、歴史的な事実としては
 お釈迦さまは、おっしゃってはいません。

 そこで、どこから出てきたのか
 まず法然上人の教えをみてみましょう。

 <法然上人の教え>

 法然上人は今の岡山に産まれます。(1133-1212)
 9歳で母方の叔父の僧のお寺に入ります。
 その才能に着目した叔父は、比叡山に法然を推薦します。
 比叡山でもその才能を高く評価されます。

 しかし、何年学んでも、これで民衆を救えると
 確信できる教えに出合いません。

 浄土教は中国で古く道綽・善導が伝えてました。
 その善導の「観無量寿経疏」(かんむりょうじゅきょうしょ)
 (無量寿経の注釈書)をよみ、「これだ!」と確信して
 比叡山を下り、民衆でもわかる、やさしい教え「浄土宗」
 を説き始めます。

 <他力の教えの概要>

 無量寿経に書かれている物語です。
 法蔵菩薩が民衆を救いたいという48の誓願を立て
 気の遠くなるような長い時間の修行の末
 阿弥陀如来となられました。

 阿弥陀如来は、どんな人間でも私を信じて
 「南無阿弥陀仏」と唱えさえずれば
 必ず救って下さる。浄土に迎え、救い取って
 仏の修行を完成させて下さるという仏です。
 
 <法然の従来の仏教への疑問点・問題点>

 普通の人間は、煩悩を捨てきれない、煩悩を
 抱えて生きざるを得ない。煩悩を抱えたままの
 人間を救う教えがあるはずだ。

  それは、幼少より一心に修行しても、なお煩悩を
 離れて、「さっとた」とは思えない法然上人自身の
 苦しみがありました。
 
  そこに、難しい修業や学問は必要ない、ただ
 「阿弥陀仏の大悲」を信じて「南阿弥陀仏」と
 唱えれば悪人でも救われる。
  という教えが法然上人の心を捉えたわけです。

 法然上人と全く同じ悩みと苦しみを感じていた
 親鸞聖人も、法然上人を信じて弟子となりました。
 

 <浄土宗の布教の禁止・流罪>

 この浄土宗の教えは、都で評判となり、民衆が
 押し寄せました。
 もちろん、それは南都六宗・天台・真言にとっても
 面白くありません。
  そして、宮中の女官が、後醍醐天皇の旅行中
 許可も得ずに、浄土教の尼僧になりました。
 
 これが、後醍醐天皇の怒りを買います。そして
 南都六宗・真言・天台の抗議を入れて
 「浄土宗の布教の禁止」を命令します。

 「従来の仏教の正しい教えを破壊する教えである」

 僧4名が死罪、7名が流罪になります。
 法然は讃岐に、親鸞は越後に僧籍をはく奪され
 流罪になりました。
 
 <親鸞聖人のその後>

 親鸞聖人(1173-1262)は越後から、配流から許された後
 関東茨木高田を中心に布教をします。
 そして、62歳ごろ京都へ戻り、「教行信証」を完成させ
 89歳で亡くなられます。

 僕は、親鸞聖人は浄土宗は正当な仏教ではない。
 という批判が悔しく、何としても法然上人の教えは
 仏教の教えに反しない。ということをきちんと反論
 したくて、教行信証を書かれたと思っています。

 法然上人は書物を残されませんでした。
 ですから、他力の教えを知るには
 親鸞聖人の教えが手掛かりになります。
 
 ここまでの前提を押さえ、次回は
 親鸞聖人の他力の教えの全体講像を
 もう少し具体的にお話ししましょう。

 阿弥陀如来の大悲は
 いつもあなたに届いている

 案ずるな、必ず救うてやる!
 
 どうでしょう、
 あなたはそう信じられるでしょうか
 
   
 つづく…

 ではでは
 愛を込めて!

 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
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 今日も笑顔でニコッとね。

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 いつも響く仏の声です。


DNAの声を聴け! 生老病死の捉え方 第10回 他力の教え

2018-11-16 01:17:32 | Weblog
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2018年 平成30年 
11・15(木)


   DNAの声を聴け!
   生老病死の捉え方 第10回

   他力の教え
    
   
 姫野です。
 今日京都は秋晴れの一日でした。
 風が冷たくなりました。
  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。

 昨日は防災訓練で
 「ただいま地震が発生しました。机の下に
  潜って下さい」といわれましたが

  何か恥ずかしくてできませんでした。
  他の方もそうです。
 
  何が恥ずかしいのでしょうね。


 今、月がとてもきれいです。
 このところ夜の帰りに山科川の土手で、
 しばらく月を眺めてから家に帰ります。
 
 僕はこれを「秋は月」と呼ぼう。
 (何、もう昔からそう呼ばれている。)
 しまった、生まれてくるのが遅すぎた!


  昔より はなれがたきは うき世かな

   かたみにしのぶ なかならねども

              九条兼実
      

  
 さて 
 題して DNAの声を聴け!第10回
 生老病死の捉え方です。

 あなたが、この思うようにならない人生を
 もうそんなに未来に希望も持てず
 孤独感・疎外感・無力感にも悩み
 腹も立ち、嫌な人もいる苦しみも多い人生を

 幸せに過ごすにはどう考えて
 人生を送るとよいのかです。
 
 もちろん、それなりに楽しみもあり
 「自分はそこそこ幸せだ」
 と感じながら過ごしている方も
 多いでしょう。

 しかし誰もが、少なくとも
 老いにつかまり、死につかまります。
 「あれ、結局、私の人生って何だったのだろう」

 という思いにもなります。
 それでも、幸せに過ごすには
 ひとつ、しっかりとした捉え方があると有益です。
 

 前回
 ブッダが説かれた捉え方をお話しました。
 今日は
 日本で生まれた浄土教・浄土真宗の
 絶対他力の捉え方です。

 もちろん仏教ですから
 基本はブッダの捉え方になります。

 他力の教えを理解する前提として
 どうしても仏教の歴史の流れを
 理解しておく必要があります。

 特に上座部と大衆部に分裂したのが
 重要になります。

 ですから、まずごく「ざっくり」と
 仏教の歴史の話です。

 <仏教の流れ・歴史>

 今から約2500年前
 紀元前4・5世紀(争いがあるのです)に誕生した
 ゴータマシッダルタ、ブッダの教え。

 ブッダは奇跡や超能力を嫌いました。
 またもちろん、個人崇拝なども退けます。
 生前は「ゴータマさん」と呼ばれていたと
 伝わります。

 どこまでも、普通の人間として、
 現象の背後に宿る真理(法)を
 「あるがままに観る」智慧を説かれた
 わけです。

 その死に際して
 「私の死を悲しむ必要はない。
  自らをよりどころとし
  法(真理)をよりどころ
  としなさい」

 とおっしゃったのです。

 その死後
 これも歴史の流れの宿命とでもいうべき
 流れが起きます。

 (上座部と大衆部の分裂)

 上座部は
 ブッダを神格化し、自分たちがブッダになれる
 とは恐れ多い、せいぜい阿羅漢どまりだ。として
 原初の戒律を厳しく守ろうとする保守派です。

 これは、次第に戒律を守らない人々を
 軽蔑し、自分たちは戒律を守っているから
 偉いのだ。とやや上から目線で他の仏教徒を
 見てしまう集団と少し悪く見ればそうなります。

 大衆部は
 ブッダはすべての人を苦しみから解放する
 と教えられたではないか。
 僧院に閉じこもり、戒律を守っているから
 偉いというのはおかしい。
 とより大衆に広めていこうとする集団です。

 <大乗仏教の誕生>

 大衆部は紀元1世紀前後に、
 大乗独自の教えを説き始めます。
 
 しかし、ここでもまた歴史の必然と言ってよい
 現象が起きます。

 大衆・庶民は、頭の痛くなる勉強が必要な
 難しい教えなどは受け付けません。

 また、手っ取り早く現世での功徳を求めます。
 病気を治して欲しい。
 来世では地獄に行きたくない。
 お金がもうかり、暮らしが楽になりたい。
 今の精神的な苦しみから逃れたい。
 などなど、いつの世も変わらぬ
 煩悩まみれの生の欲求です。

 慈悲のこころで、教えを説きたい大衆の現実は
 大乗の僧侶にとっては、
 いざ伝道と意気込むには、とても難しい人たちなのです。


 <さまざまな大乗仏典の誕生>

 この大衆を前にして大乗の僧侶たちは
 目に見えて分かり易い、仏塔。仏像をたくさん
 造り始めます。

 また、教えもいわば
 「子供でも分かり、興味をもって聞いてくれそうな
  物語を作ります」

 現代人から見れば
 「そんなアホな!」と言いたくなる物語を
 「如是我聞」(私はブッダからこう聞いた)という
 形を取り、ブッダの教えを盛り込み、経典を書き、
 説き始めます。


 そんな物語にしないと
 当時の大衆には理解してもらえないのです。

 もちろん書いた方は
 大まじめです。瞑想の中で、夢の中で、釈迦と出逢い
 そう聞いた僧侶の方も多いです。

 上座部の仏教徒からすれば
 「大乗仏典はみな偽典だ!」と呼ばれます。

 それまでのいろんな庶民信仰をとりこみ
 護摩を焚き、マントラを唱え、いろんな仏像を創り
 いろんな物語を創って教えを広めることになります。

 中国・そして日本に伝わったのは
 この大乗仏教、大乗仏典になります。

 ですから
 本来のブッダの教えを含んではいますが
 ゴータマブッダが説かれたこととは
 だいぶ異なっているものも
 たくさん含まれています。

 今回お話しようとしている
 他力の教え、
 「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われる

 などということは
 お釈迦さまは一言もおっしゃってはいません。

 また、もちろん他の
 南無遍照金剛
 南無妙法蓮華経
 などのお題目もそうです。

 国家鎮護の祈祷
 病気平癒や家内安全・安産祈願等の祈祷など
 もちろん、お釈迦さまはやりませんでした。


 でも、僕はそれはそれでよいと思います。
 大切なのは「法」(真理)を伝えることです。

 法を伝えるのに
 その当時の状況でそれがベストであるなら
 それは、それでとてもよいことだと思うのです。

 人々が救われて
 幸せに暮らせるのに越したことはありません。


 法然上人・親鸞聖人の専修念仏(せんじゅねんぶつ)
 「他力の教え」もこういう流れの中で
 日本に伝わりました。
 
 おっと、長くなりますね
 とりあえず、今日は「他力の教え」というのは
 お釈迦さまが直接説かれたものではない。

 しかしまた、必ずしもだからと言って
 否定するものでもない。

 その法の精神が十分に生きているなら
 それもありと言えると僕は思っています。
 というところで、残りは次回に…

  
 つづく…

 ではでは
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 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
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DNAの声を聴け! 生老病死の捉え方 第9回 ブッダの教えの全体構造

2018-11-09 01:24:50 | Weblog
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2018年 平成30年 
11・08(木)


   DNAの声を聴け!
   生老病死の捉え方 第9回

   ブッダの教えの全体構造
    
   
 姫野です。
 今日京都は比較的あたたかな晴れの一日でした。
  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。

 京都の紅葉も見頃になりました。
 修学旅行生も目立つけふこの頃です。

 学生服やセーラー服姿の制服を着た中学生を
 みると、それだけで微笑ましくなります。
 

  懲りもせず うき世の闇に まがふかな

   身を想わぬは  心なりけり

               西行

  (意)
  こりもしないで、あれこれ悩むことだな~。
  自分の幸せを願っていないのは、私の心
  といえることだよ。
   確かに、そうも言えますね。

  
 さて 
 題して DNAの声を聴け!第9回
 生老病死の捉え方です。

 
 あなたがこの世に生きる意味、
 また死をどう迎えたらよいのか
 
 幸せに生老病死の人生を送るためには
 どんな心で生きればよいのか


 僕は2通りの捉え方がよいと思っています。

 ひとつはブッダが説かれた道
 もう一つは、日本で生まれた浄土教・浄土真宗の
 絶対他力の捉え方です。

 基本はブッダの捉え方になります。

 お釈迦様、ゴータマ・ブッダの仏教の教えの
 全体を簡単に分かり易くかいている本が
 まだありません。

 宗教団体の出す本は
 その教団の教えの部分に関連して
 部分的にしか書かれていないのです。

 あるのかもしれませんが
 僕は出会っていません。

 ですから、多くの日本人は、
 お釈迦さまが実際には、どんなことを全体として
 言いたかったのかを知りません。

 まあそこで
 僭越ながら、「僕が書いてくれよう」
 というわけです。

 当然ながら、とても深く参考になります。
 その教えは、一般のイメージとは異なり
 理知的で、哲学的です。
 病気治しの奇跡や予言。大日如来、阿弥陀仏など
 日本でお馴染みの諸仏などの話は出てきません。


 すべての人が幸せに生きるための
 <ブッダの教えの全体構造>

1 結論
 
  生きているうちに、修養して
  一日も早く、自我への執着を離れ、
  自己の生老病死の苦しみを脱却し
  深い安穏を得て
  すべての生きとし生けるものの幸せのために
  ごく自然に無理なく働ける人となりなさい。

  そういう教えです。

2 そのためにどう自己を修養すればよいのか。
  そのための前提として基本になるもの

 1 慈悲のこころをもて(情的な面)
 2 智慧(叡智)をもて(知的な面)
 3 自己の心を律せよ、制禦せよ
 4 社会において倫理的行動をとれ

3 修養方法

  修養の基本は<中道を歩め>です。
  さとりにいたるためには

  1 極端な快楽主義
  2 極端な禁欲主義

 はとらない。それで悟りは得られない。
 中道を歩みなさい。

 <中道による八正道>
 
 1 正見  ものごとをあるがままに観なさい
 2 正思  正しく思考しなさい
 3 正語  正しく言葉を使いなさい
 4 正業  正しい行いをしなさい
 5 正命  正しい生活をしなさい
 6 正精進 正しい努力をしなさい
 7 正念  正しく注意をしなさい
 8 正定  正しく精神統一をしなさい
  
4 これにより一日も早く悟りを完成させなさい
  
5 そして悟りを完成させたら、
  やすらかな心で、自己の利害損得、欲望などはなしに
  ごく自然に無理なく利他行をおこなえる人に
  なります。またそうならないと、すべての人が
  幸せになることはできません

  
 ごく簡単に言うと
 こう教えられているわけです。

 全員が出家して僧侶になりなさい
 とは言っていません。
 
 また、さとって人里離れた林の中で
 ひとり暮らして人生を心穏やかに送れ
 とは言ってはいません。

 悟って自分一人が苦しみから脱した
 と喜ぶのではありません。
 
 むしろさとったら、生きとし生けるものの
 幸せのために社会で役立てる人となりなさい
 自然に行動して人の役に立てる人となりなさい
 と教えています。

 <難しい点>
 ブッダの教えは、とても素人にも分かりやすく
 そのとおりだと感じ、思います。

 ただ
 八正道を実践し悟りを完成させる。

 煩悩に執着せず 
 生きて、すでに生死を離れる
 
 というところが、私のような凡人には
 とても難しいところです。トホホ…

 あなたも多分そうだと思います。
 
 無我・空・縁起の理解のうえに
 その境地は禅の教えの言葉にあるように
 「不立文字」  言葉ではいい表せない
 「教外別伝」  経典の外でしか伝えられない
 「直指人心」  直接自分の心をつかめ
 「見性成仏」  そして本来の自分になる。自分が本来仏と知る
   
 という境地で
 自分でつかむしかありません。

 ぜひ子供にも早くから教え
 これに励むべきだとは感じます。
 
 ただそれにしても
 個人の理解能力差や、その方の生来の性質
 などもあり
 これは万人向けとは言えない 
 という面があると僕は思います。

 そこでもうひとつの
 「他力の教え」というのもとてもよい
 僕はそう思うのです。

 長くなります
 他力の教えについてはまた次回に…

  
 つづく…

 ではでは
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 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
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DNAの声を聴け! 生老病死の捉え方 第8回 健康な日が3日あったら… 

2018-11-02 00:54:11 | Weblog
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 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
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2018年 平成30年 
11・01(木)


   DNAの声を聴け!
   生老病死の捉え方 第8回

   健康な日が3日あったら何をしますか?
    
   
 姫野です。
 今日も京都は晴れの一日でした。
 ここのところ京都は朝晩は冷え込んできました。
 もうコートを着ている方もいます。
  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。
 
 僕は今日も一日を終えて、
 「今日もよい学びの1日だったな~」
 などと、一息ついて、
 気がかりなことはまた明日のことにしよう。
 などと思ってこれを書いておりまする。

 明日は仕事先にお詫びしなければなりませぬ。
 トホホ…。

 あなたはいかがでしょうか?
 
  
 さて 
 題して DNAの声を聴け!第8回
 生老病死の捉え方です。

 今日は大島みち子さんのお話から。
 これは以前にも紹介したことがありますが
 「生きる」「幸せ」ということを考えるのに
 とてもよいと感じます。

 大島みち子さんは、軟骨肉腫という不治の病に
 かかり、同志社大学に入学しますが、学校へは
 ほとんど行けず21歳で亡くなられました。

 阪大病院に高校の時最初の入院をします。
 このとき浪人中で耳の手術で入院中の河野実さん
 と知り合います。

 河野さんが炊事場で、鼻歌を歌って洗濯している
 みち子さんに
 「君は誰の看病なの?」と声をかけると
 「あら、私が病人よ」と目を丸くして答えたこと
 をきっかけに二人は知り合い仲良くなります。

 その後、大島みち子さんは同志社大学に
 河野実さんは中央大学に入学し、遠距離恋愛で
 深くお互いを愛し合うようになります。
 
 そのみち子さんの死の4か月前の日記です。

 「病院の外に健康な日を3日ください」

 1日目、私は故郷に飛んで帰りましょう。そして
 おじいちゃんの肩をたたいて、それから母と台所に
 立ちましょう。美味しいサラダを作って、父に熱燗を
 1本つけて、妹たちと楽しい食卓を囲みましょう。

 2日目、私はあなたの所へ飛んで行きたい。あなたと
 遊びたいなんて言いません。お部屋をお掃除してあげて
 ワイシャツにアイロンをかけてあげて、おいしいお料理
 をつくってあげたいの。そのかわり、お会別れのとき
 やさしくキスしてね。

 3日目、私は一人ぼっちで想い出と遊びます。そして
 静かに1日が過ぎたら、3日間の健康ありがとうと
 笑って永遠の眠りにつくでしょう。

      「若きいのちの日記」(大和書房)より
           
 この後、もちろんその願いはかなわずに
 大島みち子さんは亡くなります。

 あなたが、しょうもない人生と思って、
 つまらない人生だと思って過ごした1週間は

 大島みち子さんが必死に願っても叶わなかった
 人生です。

 生きるとは何か
 幸せとは何か

 仏教では、今日しかない
 今日を生きなさい、今を生きなさい

 と教えます。

 あなたは今日を生きたでしょうか?


 あなたがこの世に生きる意味、
 また死をどう迎えたらよいのか

 僕の考えは次回に
 
 
 つづく…

 ではでは
 愛を込めて!

 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
 ana38655@nifty.com


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 
 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
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 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 案ずるな、必ず救うてやる!
 いつも響く仏の声です。