AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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スッドーダナァ。

2017年04月07日 | 名所ガイド、巡礼記
ようようポカポカと暖かい妖気となりまして、先月は鬱な気分もピークに達し、ふと頭の中で「ど~こ~か遠くへ行きた~あ~い♪」という、どうしようもなくドゥーミーな歌が流れ出し、いっちょ橿原神宮の向こう側(吉野方面)、奈良の高取町の山寺へ仏閣でも拝みに行こうかしらんという気になった(わりと近場)。


実は以前高取町を通りかかって、でっかい仏さんが下界からも見えてたんで前々から気にはなっていた。
どうやらこの仏さんは『壺阪寺』という山寺に立っているらしかった。



高取町に入り、ぐにゃぐにゃした山道を5分くらい走ったら、すぐに壺阪寺の駐車場に着く。
駐車代と入山料を払って境内に入る。
決算休みを利用して平日の昼間に訪れたので参拝者は少なかった。
まぁ母と子の親子連れ、あるいは仏像ガールズの類の女性客ばかりで、DEATHのTシャツを着た私くらいの年頃の男性はひとりもいなくて、かなり怪しかったと思われる。




まぁここは、いわゆる仏像のテーマパークといったところですわな。
かなり大規模な施設で、門をくぐったとたんいたるところに仏像仏像仏像だらけですわ。
地蔵の類やら、四天王、阿修羅型のやら、ブッダ型と、もうほんと節操がないくらいに。
仏像によっては少しマンガちっくなものもあり、経営者が金にものをいわして仏像をこしらえまくったのか、B級スポット感が否めなく、少し伝統性や神聖さが欠けていたように思われる。




CGはいっさい使っておりません。



CGはいっさい使っておりません。



仏の頭からまた無数の仏が生えているという摩訶不思議さは、ヒョウタンツギの生態を彷彿とさせていておもしろい。



重要文化罪。



ブッダの一生を描いた立派な仏伝図のレリーフなんかもあり、ほんまに金かけてるのがわかる。
脳内ではすでにゴダイゴの『ガンダーラ』が流れ出していた。




だいたいの場面は手塚治虫の『ブッダ』で見たことがある。
こいつはシッダルタが苦行林ウルベーラの森で苦行してるシーンかと思われる。



断食しすぎたシッダルタ。まるでエディやな。



寝はんに入るブッダ。







手塚治虫の著書によると、ブッダは旅先で寄った民家で出されたヒョウタンツギを食って食中毒で倒れ、そのまま涅槃に入ったとされている。


そう、仏教とヒョウタンツギは意外と密接な繋がりがあるのだ。
だから、壺阪寺はヒョウタンツギの仏像を造って境内に設置するべきだし、仏伝図のレリーフにもヒョウタンツギを彫り加えるべきであるかと。

今日の1曲:『ガンダーラ』/ ゴダイゴ

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