AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

スラッシャーゆえに

2010年08月09日 | やっぱりメタル!!
週末に、店内のBGMが耐え難いほどハナクソなブックオフで、久々に私のメタルハートがモッシュした。
また最近、どっかのスラッシュ野郎がCDを大量放出した痕跡がその商品棚にありありと窺えたからだ。
年古りてスラッシュになんの意義も見出せなくなったか、はたまたリマスター盤を購入し直したのか。

その中にはDESTRUCTIONの『SENTENCE OF DEATH + INFERNAL OVERKILL』のテイチク盤、名ライヴアルバム『LIVE WITHOUT SENSE』。ACID REIGNの1st、2nd 。FORBIDDEN1st、2nd 。SLAYER、MEGADETH、METALLICAの全盛期アルバム。ANTHRAXの『ARMED AND DANGEROUS』EP。TESTAMENT初期作品。LAAZ ROCKITの名盤『ANNIHILATION PRINCIPLE』。D.R.I.の『THRASH ZONE』など、スラッシュフリークならだいたい通過しているであろう作品群の他、MORDREDの作品やNUCLEAR ASSAULTのドラマー、グレン・エヴァンスのソロプロジェクトC.I.A.(いずれも日本盤)などの変わり種もあった。

これらの中古商品から、前の持ち主の特色がなんとなく窺い知れて興味深い。
まず、結構輸入盤買いが多く、あまり日本盤にこだわってなかったことがわかる。スラッシュブームをリアルタイムで過ごしていたのなら、いずれも日本盤で買えた作品ばかりだ。
そのくせ、輸入盤でしか手に入らないスラッシュ作品は皆無に等しかった。
あと、もう一歩奥深くスラッシュに踏み込めなかった人物であったかと。
私も当時結構買いそびれたスラッシュ作品があって、そういうのをかなり期待して店のCD棚を3往復ぐらいCDケースに鼻がこすれるかと思われるほどジックリと物色したのだが、残念ながら私のお目がねにかなうお宝スラッシュもんはなかった。

ただ、微妙に気になった商品が1枚だけあった。
私はブートレグにはめったに手を出さんのだが、てゆーか買った事すらなかったと思うのだが、メタリカの『FIGHT FIRE WITH FIRE』と題されたブート盤CDがあって、なにやら1982~83年にかけてのデモ音源集らしく、その中に“KILLING TIME”“LET IT LOOSE”“WHEN THE HELL FREEZES OVER”という聞きなれぬ3曲がクレジットされていたので、この未発表らしきナンバーはチェックしておきたいかもと、ちょっと高値だったがこの1枚だけつい購入に踏み切ってしまった。
まぁかなり劣化したデモテープからの音源らしく、音質はすこぶる劣悪で演奏もヘボくて(特にドラムがひどい)いくらB級スラッシュ好きの私でもちょっと聴けたものではなかった。てゆーかこれはC級レベルだろう。
一発目からいきなり“THE MECHANICS”で、11曲目に再びタイトル違いで“FOUR HORSEMEN”が収録されている。
“KILLING TIME”“LET IT LOOSE”はメタリカとは思えないもっさりとしたNWOBHM風の楽曲やなぁ~と思ったらSWEET SAVAGEなるバンドのカヴァーで、前者は『GARAGE INC.』に再録ヴァージョンが収録されている。
で、“WHEN THE HELL FREEZES OVER”は単に“THE CALL OF KTULU”のタイトル違いだった。

ジェームズがVoのはずだが、デイヴの声にしか聞こえないのは私だけだろうか?



この買物は完全に失敗であった。
まぁこのとってつけたようなタイトルと安~いジャケットからしてインチキくささがにじみ出てはいたが・・・
てか左下のメンバーって初代ベーシストのロン・マクガヴニーちゃいます?で、右上に写ってるのがカークって、この時点でジャケ設定ムチャクチャでんがな!
ちなみに内ジャケには「ONE」をリリースした頃のメンバーショットが掲載されている。
少なくともジェイソンはこの音源には関わってないやろ!!

これやからブートは嫌いなんよ。
そして、やっぱり私は金輪際ブートCDは買わないと、改めて片磨岩のごとく固い誓いを立てたのであった。



今日の1曲:『MOTORBREATH』/ METALLICA
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする