.

「奇 々 怪 会」 とは、どういう会なのか

昭和30年前後にイギリスのネス湖で恐竜ネッシーの存在が話題となり(湖面を泳ぐ姿が目撃され、写真に撮られたりした)、ヒマラヤで雪男の足跡が発見された等などが新聞やテレビで話題になりました。
こうした話題は昔から私達の興味を引く出来事だったようです。

いや、もっともっと旧くには・・・
秋田出身の国学者・平田篤胤は異界・幽冥の世界の有様をまとめて、1822年(文政5年)に『仙境異聞』を出版しています。
実は文政3年秋の末、篤胤45歳の頃、江戸で天狗小僧寅吉の出現が話題となっていたそうです。
寅吉は神仙界を訪れ、そこの住人たちから呪術の修行を受けて、帰ってきたというのです。
篤胤は、天狗小僧から聞き出した異界・幽冥の世界の有様をまとめて、出版したのが『仙境異聞』であります。これが当時大きな話題となったと伝えられています。
ことほど左様に”不思議な話”は、いつの時代でも人の興味を引き付けるのだと思われます。

心霊現象、死後の世界、臨死体験、輪廻転生、古代文明、オーパーツ、超常現象、UFO、UMA、ツチノコ・・・・・
身近では霊的な場所、遺跡、神社、お寺、巨木等なども私達の興味を引き付ける様です。

奇々怪会は、こうした事に興味を持つ人の集まりです。
新規の入会を希望する方は下記までご連絡ください。
メール arashigeru@yahoo.co.jp

別冊正論・・・・霊性・霊界ガイド 読み終わって・・・・・・

2017年06月28日 | 本・雑誌から
先日ご紹介した”別冊正論・・・・霊性・霊界ガイド”を読み終わった。
堅い風潮の月刊誌正論が霊性・霊感とは? と思っていたのだが、やはり正論ならではの内容であったと私は感じた。


私の勝手な読む前の推測だが、死後の世界、生まれ変わり、不思議現象が盛り沢山であるかとも思ったのだが、そうした部分はあるにはあるのだが、全体の印象は極めて冷静にこれらを分析している。
改めて出版社のコメント記事は次のとおりであった。
霊性・霊界というと、頭から否定したり、すぐに「オカルト」「マインドコントロール」「迷信」などと結び付ける人がいます。本書は、そのような見方は排除して冷静に霊魂や霊界、宗教などを論じてもらいました。
壇蜜さんがかつて遺体を修復・保存するエンバーマーをめざしたことは知られていますが、遺体解剖でも200体以上の処置に関わったことはあまり知られていません。彼女の語り口は穏やかですが、その内容は自ら進んで「死」と対峙しただけに迫力があります。
子供の頃から霊能を具える家田荘子さんの霊とのやりとり、ふれあいの体験談は貴重な寄稿です。同様に子供の頃から霊感があったという東大名誉教授で医師の矢作直樹さんの「肉体は滅んでも、意識は存続する」という論考も説得力があります。つのだ☆ひろさんの「ソウル(霊魂)を識る」も、つのださんのさまざまな体験を通じての談義だけに心に響きます。
都内在住男性が、母親の死後も母を感じ、ふれあう体験談は、孤独死した親類の腐乱死体あった現場に踏み入って大変な思いをするなど凄まじい場面もありますが、〝あの世を感じて生きる〟ことの意味がわかります。
「肉親が死んでもおカネがなくて埋葬できない」「お墓を立てても跡継ぎがないから…」といった埋葬不安やお墓不安がマスコミで注目されていますが、「〝ぼち墓地〟散歩でお墓不安をブッ飛ばせ!!」では、低料金のお墓が整備されていること、お墓が無縁になっても合葬されるセーフティネットがあることなども紹介しています。また人気漫画原作者の牛次郎さんが住職・牛込覚心となって「最後のご奉仕」の「一万円納骨」も画期的な取り組みです。
「徹底分析☆日本人の霊界・宗教観」には、いろいろな調査項目があります。あなたはどれに当てはまるか、試しながら読んでみてください!


私が印象的であった記事のひとつは、上記でも紹介されている 家田荘子さんの内容であった。
「極道の妻たち」の原作者で、映画でヒットしたのは記憶に残る。
この他に出版物は沢山あるようだが、現在は出家しているのは知らなかった。
彼女のブログによれば、女優、OLなど10以上の職業を経て作家に。
2007年、僧侶になり、高野山奥の院、 または総本山金剛峯寺にて、不定期に法話を行っている。住職の資格も持つという事だ。

この正論の記事では、1923年9月1日関東大震災で亡くなった吉原の遊女の供養をライフワークとしている事が採り上げられている。
関東大震災の時、浅草の一角に池があったのだが、この池に火災から逃れるために遊女が飛び込み、次々と上から飛び込んできて、溺れて約500人が亡くなったのだそうだ。
ある人のお話から、ここに通って読経、供養を始めた顛末が衝撃的だ。