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「奇 々 怪 会」 とは、どういう会なのか

昭和30年前後にイギリスのネス湖で恐竜ネッシーの存在が話題となり(湖面を泳ぐ姿が目撃され、写真に撮られたりした)、ヒマラヤで雪男の足跡が発見された等などが新聞やテレビで話題になりました。
こうした話題は昔から私達の興味を引く出来事だったようです。

いや、もっともっと旧くには・・・
秋田出身の国学者・平田篤胤は異界・幽冥の世界の有様をまとめて、1822年(文政5年)に『仙境異聞』を出版しています。
実は文政3年秋の末、篤胤45歳の頃、江戸で天狗小僧寅吉の出現が話題となっていたそうです。
寅吉は神仙界を訪れ、そこの住人たちから呪術の修行を受けて、帰ってきたというのです。
篤胤は、天狗小僧から聞き出した異界・幽冥の世界の有様をまとめて、出版したのが『仙境異聞』であります。これが当時大きな話題となったと伝えられています。
ことほど左様に”不思議な話”は、いつの時代でも人の興味を引き付けるのだと思われます。

心霊現象、死後の世界、臨死体験、輪廻転生、古代文明、オーパーツ、超常現象、UFO、UMA、ツチノコ・・・・・
身近では霊的な場所、遺跡、神社、お寺、巨木等なども私達の興味を引き付ける様です。

奇々怪会は、こうした事に興味を持つ人の集まりです。
新規の入会を希望する方は下記までご連絡ください。
メール arashigeru@yahoo.co.jp

前職は火葬場職員 異例経歴の怪談師が明かす“ちょっとこわい話”

2023年03月26日 | メディア
元・火葬場職員でミュージシャンという異例の経歴を持った怪談師が注目を集めている。
彼の名は「下駄華緒」。テレビの怪談番組や怪談イベント、昨年開設したYoutube番組「火葬場奇談」でも火葬場でのあるある話や怖い体験談を披露し、大きな反響を得ている。彼はなぜ火葬場職員となり、そして今、怪談師として活躍しているのだろうか?本人に話を聞いた。
これはネットの「よろずー」というサイトで紹介されているものの転載です。港町YOKOさんというお名前の方が主宰者で質問をされています。


 港町:火葬場職員になられたきっかけをお聞かせください。
 下駄:「あいつは人を焼いたことがある」という噂のパンクバンドの先輩がいたんですが、本人にお話を聞いたところ火葬場に勤めていると教えてくれたんです。ちょうど職員を募集していたので僕も勤めることになり、火葬場職員になりました。「火葬技師一級」という資格も取っています。
 港町:火葬場職員になって一番印象的なエピソードは?
 下駄:「人は動くんだな」という事です。ちょうどスルメイカを焼いた時のようにゆっくり…と。
 港町:怖い!YouTubeでお話になっていた「友引人形」のお話も印象的でした。
 下駄:友引の日の葬儀で、人間の身代わりに人形を入れる風習ですね。ご遺骨の横に、バラバラだったりまだら模様だったり、変な焼け方をした人形がいる光景は僕も怖かったです。
 港町:今や怪談イベントや怪談番組で大活躍の下駄さんですが、怪談は昔からお好きだったんですか?
 下駄:それが全くそうではないんです。これは完全に松原タニシ君(事故物件住みます芸人。著作に「事故物件怪談 怖い間取り」など)の影響ですね。バイト先が同じでバンドも一緒にやっていたので、彼に勧められて、ネットやテレビに出るようになりました。

 港町:実際に心霊的な体験をされたことはありますか?
 下駄:二十歳頃、関西某所でバーをしていたのですが、その頃“赤”にハマってしまったんです。天井から壁、テレビ、トイレ、照明に至るまで全部真っ赤にしちゃったんですよ。そんなある日、若い女性の一見さんが来店されたんですが、話しかけても流すような感じで目線も合わせてくれない。2杯目を飲み終わって店を出られたその方が、表から手招きされたので付いて行くと、「カウンターの中に赤い女の人がいる。引っ張られているからお店やめたほうがいいよ」と言われてしまいました。

その時は「そうかー」っていう感じだったんですが、一週間も経たないうちに別の占い師の女性のお客様が来店されて、「下駄さん赤やめた方がいいですよ。赤い女の人がいるんだよね」と。さすがに怖くなって、言われるままに赤を撤去しました。でもまっさらに戻った壁がなんだか味気なく感じて、そこに全身鏡をおいたら、また占い師の女性が来店の折に「鏡もやめたほうがいいよ。自分に気づいてって事だから」と。
 それで代わりにレコードを飾ることにしました。3枚ずつ並べて、合計9枚。でも飾りつけが終わってカウンターからそれらをながめるとびっくりしました。9枚ともすべて女性の顔アップのジャケットだったんです。あれは本当に怖かったです。

 港町:不思議ですね…。昨年より始められた Youtube番組「火葬場奇談」がヒット中ですが、どのような想いで番組制作されているのでしょうか?
 下駄:僕のいうことが全て正しいとは思いませんが、皆さんの中でそれぞれ考えていただけることが、何より嬉しいです。

霊能者の不思議

2023年03月15日 | メディア
世に霊能者と言われる人がいる・・・・私自身は、そうした人に巡り合っていないのだが!
宗教の教祖といわれる人に、そうした人がおられるらしいことは石原慎太郎氏を取り上げた際に数例を記事にしたことがあった。
次の挿話はネットでみつけた話題なのだが真実味を感じたのは確かだ。


霊能者が行方不明者を探すロケでの“怖い話

 テレビの仕事をしていると様々なスタッフさんに会う。Sさんは、オカルト関係の番組を作った過去のある人だった。
「番組を作っていて一番怖かったのは?」。この質問にSさんの顔が一瞬曇ったが、過酷なロケ後、気持ちも通じ合っていたので語ってくれた。

霊能者が行方不明者を探すという内容のロケをした時の事だ。娘を探して欲しいという母親の依頼で家に行った。霊能者と撮影クルーは家に上がり、母親から娘に関しての話を聞いていった。どんな感じの子だったか?最後に見たのはいつ?様々な質問をし、失踪した娘の部屋や家の中を見て回った。取材を進めて行くと霊能者の顔つきが変わり、「ちょっといいですか?」と言ってSさんを別の部屋に連れ出した。

 霊能者は顔をこわばらせながら「娘さんは、います」と呟(つぶや)いた。
 「どこに!?」
 「ここです」
 意味が分からなかった。もう一度聞くと、霊能者は足元を指差したのだ。
 「行方不明の娘は、さっき母親と話をしていた和室の下にいます」

 和室の下って…。 Sさんと霊能者が和室に戻ると、娘のことを涙ながらに語る母親がそこにいた。
 「お母さん、娘さんの部屋をもう一度見せてくれませんか?」と言って、Sさんは母親を部屋から連れ出すと、ADに「畳を上げて、その下を見ろ」と指示をした。 和室の隣が娘の部屋で、母親は娘の思い出を語っている。

 和室に残ったADは、畳をあげようとしたが、畳をあげるには何か平たいものを畳の間にぶっ刺して持ち上げるしかない。マイナスドライバーを畳の間にぶっ刺すと「ザクザク」と音がした。その瞬間、音を聞いた母親の顔が豹変し、和室に物すごい勢いで駆けていった。
 「何やってんだ!この家から出て行け!!」
 母親の顔は鬼の形相に変わっていた。
 Sさんがなだめても、母親は「出て行け」と怒鳴り続けるので、ロケ隊は撮影を中止し、ロケバスに戻り帰ることにした。Sさんは帰りのロケバスで霊能者が言った事が今でも忘れられないと言う。

 「間違いなく畳の下に娘さんはいます。個人宅なので勝手に捜査はできませんが、同じような家は何軒もあるんです。隠しても魂が教えてくれるのです」
 Sさんが今まで経験した一番の恐怖体験は、本当に恐ろしい話だった。
 最後に気になったので、Sさんに「この番組は放映されたのか?」と聞くと、「OAできるわけないじゃないですか」と引きつり笑いをしていた。
 「疑われないよう心配を装う母の顔が今でも忘れられない」。Sさんはそう言って話を締めた。

秋田奇々怪会第31回総会を開催いたしました

2023年03月02日 | 例会
昨日3月1日 当会の第31回総会を開催いたしました。
コロナ禍の状況の中、実に三年振りの開催となりました。参加人数は九名と例年に比べると少なかったのですが、久し振りに顔を合わせる方も多くやはり対面で出来る会合の素晴らしさを感じました。
今後はコロナの治まり方次第ではありますが、順調にゆけば5月頃に例会を開催の方向も示されましたので楽しみに待ちたいと思います。
当日の議事は原案通り可決されましたので、以下に概略をご報告いたします。
*なお、懇話会を昼食をいただきながら行ったのですが、なんとアルコール類抜きの真面目な会でありました事を謹んでご報告いたします。