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「奇 々 怪 会」 とは、どういう会なのか

昭和30年前後にイギリスのネス湖で恐竜ネッシーの存在が話題となり(湖面を泳ぐ姿が目撃され、写真に撮られたりした)、ヒマラヤで雪男の足跡が発見された等などが新聞やテレビで話題になりました。
こうした話題は昔から私達の興味を引く出来事だったようです。

いや、もっともっと旧くには・・・
秋田出身の国学者・平田篤胤は異界・幽冥の世界の有様をまとめて、1822年(文政5年)に『仙境異聞』を出版しています。
実は文政3年秋の末、篤胤45歳の頃、江戸で天狗小僧寅吉の出現が話題となっていたそうです。
寅吉は神仙界を訪れ、そこの住人たちから呪術の修行を受けて、帰ってきたというのです。
篤胤は、天狗小僧から聞き出した異界・幽冥の世界の有様をまとめて、出版したのが『仙境異聞』であります。これが当時大きな話題となったと伝えられています。
ことほど左様に”不思議な話”は、いつの時代でも人の興味を引き付けるのだと思われます。

心霊現象、死後の世界、臨死体験、輪廻転生、古代文明、オーパーツ、超常現象、UFO、UMA、ツチノコ・・・・・
身近では霊的な場所、遺跡、神社、お寺、巨木等なども私達の興味を引き付ける様です。

奇々怪会は、こうした事に興味を持つ人の集まりです。
新規の入会を希望する方は下記までご連絡ください。
メール arashigeru@yahoo.co.jp

トラックドライバーたちの「リアル怪談」漫画に背筋がゾッ

2020年07月27日 | メディア
毎日長い距離を走るトラックドライバーたちの間で、密かに語られている「怖い話」を紹介する漫画「トラックドライバーの怪談」が、Twitterで話題になっていました。いろんなベクトルの怖さが詰まってて笑え……る……?

 作者は漫画家でトラックドライバーのぞうむしさん。とある物流センターの控え室で、ぞうむしさんが同業者たちから聞いたものがベースになっています。
 民家のない県境を走っていたというドライバーが語るのは、走行中に入ってきた無線の声。「すいませんすいません」「痛い痛いって!」「骨がでて熱い!」といった悲痛な声が飛び込んできたと、いわゆる「霊」の存在を感じる怖い話を披露しています。普通に怖いやつだ。

 別のドライバーが語るのは信号待ちをしている時に起きた恐怖体験。青信号になって発進しようとすると、対向車が何度もクラクションを鳴らしながら、必至の形相で何かを叫んでいたという話です。
 不思議に思ったドライバーが周囲を確認すると……なんと、お婆さんがフロントグリルを手すりにして横断していたそうです。そのまま発進していたら、大惨事不可避だったというリアルに怖い話でした。

 この他にも「荷台のドアを開けたら知らないおっさんが立っていた」「カーブの先から謎の光」「旧式バイクを新車で買ったという兄ちゃん」といった、冷静になると怖くなる話が続々と語られていきます。

 作者のぞうむしさんは、Webメディア「オモコロ」で連載中。今回紹介したエピソード以外にもたくさんのトラックドライバーの怪談話を描いているほか、トラックの仕事についての解説記事などを執筆しています。

狐に化かされた・・・・

2020年07月24日 | 不思議
会報115号の黒沢さんの記事から「狐に化かされた」事例を紹介していますが、今回もそのひとつです。
ちょっと長文ですが、山登りをしていた方の不思議な話しです。

今から30年以上前のことです。飯豊連峰の北端・朳差岳に初めて登った時、今でも忘れることができない奇妙な体験をしました。この時は、関川村大石ダムから西俣コースを経由して、山頂を目指しました。
 ダムの先、滝倉沢に架かる吊り橋の手前に車を置き、西俣川沿いに歩き始めたのが、午前六時でした。橋を渡って、間もなくすると、けもの道とまではいきませんが、頼りなげな踏み跡が細々と続く道となりました。右側に深い沢があって、道は沢に沿って、高巻きに登って行きます。さすが飯豊連峰の北の果ての奥深い山、朳差岳にふさわしく人跡稀な登山道なのだと、自分を納得させて進むのですが、道はますます険しく、細くなっていくので、いささか不安ではありました。しかし、まだ山に登り始めて、いくらも経たない頃だったからでしょうか、さしたる疑問も持たず、どんどん前に進んでいきました。
 そのうち、沢に下ると、道らしきものは消え、河原伝いに登るようになってきました。どれくらい沢を遡行したでしょうか、眼の前に大きなスノ―ブリッジが立ちはだかったのです。それを越えるには、流れに入って、雪のトンネルをくぐるか、それとも左右どちらかの岩の壁を登らなければなりませんでした。沢登りや岩登りの、道具も技術も持たない身にとって、これを越えるのはとうてい不可能でした。そして、うかつなことですが、ここまで来て初めて、道を間違えたことに気が付いたのでした。
 その日は、すばらしい快晴で、見上げると、沢の両側にそそり立つ岩壁の間から、初夏の紺碧の青空が切り取られたように輝いていました。
ここまで来ると、今日の朳差岳登頂は諦めるしかありません。しばらく元来た沢を下るうち、日も高くなって来たので、河原に腰を下ろし昼飯を食べることにしました。
 そして、一時間ほど休んでから、再び沢を下り始めました。満腹のせいか、何か地に足が着かない感じで、しばらく歩き続けたところで、はっと我に帰ったのです。まるで、夢から覚めたようでした。そして、それまでぼんやりしていたあたりの風景がはっきりと焦点を結んだのです。
 何と、沢を下っているつもりが、再び登っていたのです。一瞬、頭が混乱し、動悸が激しく打ちました。こんなバカなことがあるわけがないと、何度も記憶を呼び起こそうとしました。
 昼食を食べた後、間違いなく、沢の下流に向かって歩き始めたはずです。確かに、それほど傾斜は急ではなかったのですが、自分が、登っているか、下っているかの区別は付くだけの斜度はあったはずです。
 静まり返った渓谷の底で、恐怖がじわりと湧いてくるのを感じました。この谷には得体のしれない何かが存在していて、それが自分に強く働きかけてくるように感じたのです。このままでいると、その力によって、この谷から抜け出せなくなってしまうような恐ろしさに駆られ、逃げるように、夢中で沢を下りました。そして、何とか車のとめてある登山口に辿りついた時は、ほっと胸をなでおろしたものです。
 ところが、車のエンジンを掛けようとしたら、始動しません。バッテリーがあがっていたのです。ここに来る途中に、トンネルがあって、そこでライトを点灯しましたが、抜けた後に確かに消したはずです。
 この時間、こんな場所には金輪際人など来ないだろうと、途方にくれたものでした。近くに県外ナンバーの車が一台とまっていましたが、山登りの人だとしたら、夕方か明日にでもならないと帰ってこないだろうと思いました。当時は携帯などないので、麓の集落まで歩いて、助けを求めるしかない。それにしても、今日は何という日だ、と落ち込んでいると、ダム湖の方から二人の男性が登って来ました。二人は、渓流釣りの人らしく、近くにとめてあった車に近づいてきました。
 二人に事情を話したところ、トランクから、ケーブルを取りだして、手慣れた手つきで、二台の車のバッテリーをつないで、見事エンジンを掛けてくれました。お陰で、その日の早い時間に無事帰宅できたのでした。
 こんなふうにして、初めての朳差岳への挑戦はあえなく、失敗に帰しました。
 朳差岳にはその年の九月に、同じコースを登り、無事山頂まで登りました。前回間違えた個所に来たところ、広いはっきりした正しい登山道が左の方についていました。右のけもの道のようなところに、どうして入って行ってしまったのか、どう考えても分かりませんでした。
 後日、ある人にこの話をしたら、それは狐に化かされたんだよ、といわれました。あの時の不思議な体験と感覚を思い起こすと、それは妙に説得力のある解釈だと感じたものでした。

落下した隕石発見=2日未明の「火球」―千葉・習志野

2020年07月14日 | 地球・宇宙・太古
今月2日にアップした「火球」の正体が判明したようだ。正体は「隕石」で、その欠片が習志野で発見されたという。当日の記事は次のようであった。
2日午前2時32分ごろ、関東上空に極めて大きな流れ星(火球)が流れた。数分後には爆発音も聞こえたといい、火球が破裂した際の音が地上まで届いた可能性がある。火球の音が聞こえた例は極めて珍しい。

昨日の隕石発見の様子は・・・・・
 国立科学博物館は13日、千葉県習志野市に落下した隕石(いんせき)を確認したと発表した。2日未明に関東上空で目撃された非常に明るい流れ星「火球(かきゅう)」に関連するものとみられる。
 同博物館によると、国内で隕石の落下が確認されたのは2018年の小牧隕石(愛知県小牧市)以来53例目。今後分析を進め、国際隕石学会に「習志野隕石」の名称で登録申請する。


 同博物館によると、関東各地で火球が目撃された2日午前2時半ごろ、習志野市内のマンション2階で大きな音がした。朝になって住民が共用廊下に石が落ちているのを発見。さらに中庭を調べたところ、もう一つの石を見つけた。
 連絡を受けた同博物館が調べたところ、宇宙線で生成される放射性物質が検出され、その半減期からごく最近落下した隕石であることが分かった。二つの破片はそれぞれ重さ63グラムと70グラムで、きれいに合わさる部分があり、一つの隕石が割れたものとみられるという。

 同博物館は今後、石に含まれる鉱物やガスなどの分析を進め、分類が確定した時点で学会に登録申請する。 

日本伝承大鑑5 蚶満寺

2020年07月12日 | 伝承大鑑
蚶満寺
かつての景勝地・象潟の蚶満寺は、円仁の創建であるが、それ以前に神功皇后が三韓征伐の途上でシケに遭ってこの地に流れ着き、皇子(後の応神天皇)を出産したという伝承が残されている。安土桃山時代に曹洞宗に改められ、以後、名僧を輩出。また松尾芭蕉をはじめとする文人墨客も多数訪れている。

蚶満寺には“七不思議”と呼ばれるものが存在する。とりわけ有名なものは「夜泣きの椿」と呼ばれるもの。寒中の夜中に花を咲かせ、寺の周辺で凶事が起こる前後に夜泣きするという言い伝えが残る。他には「猿丸大夫姿見の井戸」「弘法投杉」「あがらずの沢」「木登り地蔵」「北条時頼咲かずのツツジ」「血脈授与の木」がある。また七不思議以外にも、島原から移転の際に象潟沖で漂着して置かれたという「親鸞上人腰掛け石」がある。






ネッシーの撮影についに成功!? 決定的瞬間を捉えた写真を巡り、海外で議論紛糾

2020年07月07日 | 地球・宇宙・太古
英北部スコットランドのネス湖に住む未確認動物・ネッシーと言えば、20世紀最大のミステリーとして、長らくオカルトファンの間でその存在が議論されてきた。
最近はすっかりと話を聞かなくなっていたが、とある男性が撮影した一枚の写真をきっかけに今、再び注目を集めている。

英国サウサンプトンに住むスティーブ・チャリスさんは、昨年9月、休暇を使ってネス湖のほとりの観光スポット、アークハート城を訪れていた。大勢の観光客を避け、空いている場所まで移動したスティーブさんは、なにやら水面にさざ波が立っていることに気がついた。不思議に思ったスティーブさんが写真を撮り始めると、なんと大きな生き物の背中が水中から現れた。スティーブさんは生物の撮影に成功した。
その生物の大きさは10mほど離れた位置から確認する限り、全長2.5mはあったという。これが事実であれば、まさしくネッシーと言えるかもしれない。


スティーブさんはこの時撮影した大量の写真を見返すことができなかったが、今年に入り新型コロナウイルスによるロックダウンの期間を使い、時間を取ることが出来たという。

そして今年、ネッシーの写真をFacebook上に投稿すると、多くの人が「ネッシーではないのか?」とコメントを寄せた。場所が場所なだけに、もしや、と期待する人も多かったのだろう。

しかし、スティーブさんは至って冷静。『Dairy Record』の取材に、「私が撮影したのはナマズか、海から上がってきたアザラシとかだと思います」とコメント。さらに、「私はネッシーを信じていないですし、もし本当に存在するなら、目撃情報についてもっと論理的な説明があるはずです」と加えた。

ネッシーの謎を探るブログ 「LOCH NESS MONSTER」 を運営する、ネッシーの専門家、ローランド・ワトソンさんは、スティーブさんの写真自体の信憑性に疑問を持っているようだ。「今年はロックダウンの影響で、遠めに設置されたウェブカメラからの写真しかありませんでしたが、いきなりこの画像が現れたんです」とスティーブさん。

さらに「もしこれが本当にネス湖に住む生き物の写真であれば、ネス湖の歴史の中でもトップ3に入る写真になるはずです。現時点でこの写真は合成で作られた写真ではないかと疑っており、そのことについてスティーブさんと議論をしています」と続けた。

昨年9月には、ニュージーランド・オタゴ大学などの研究チームがネッシーの存在は確認できなかったという研究結果を発表し、その正体は巨大なうなぎのではないかと結論付けた。しかし、本当はどこかにネッシーはいるのではないか、と期待を寄せてしまうのはなぜだろう。

関東上空で大きな火球 破裂音?「聞こえた」投稿相次ぐ

2020年07月02日 | 地球・宇宙・太古
2日午前2時32分ごろ、関東上空に極めて大きな流れ星(火球)が流れた。数分後には爆発音も聞こえたといい、火球が破裂した際の音が地上まで届いた可能性がある。火球の音が聞こえた例は極めて珍しい。
関東上空で大きな火球

 星空アーティストのKAGAYAさんによると、流れ星は西から東の空へ飛び、数分後に室内でも聞こえる大きな音が聞こえたという。KAGAYAさんは「恐らく関係のある音だと思うのですが、それ(火球のもの)らしき轟音(ごうおん)を初めて聞きました」と語った。SNSでも「遠雷のような音が聞こえた」といった声が相次いで投稿された。

 流れ星は、宇宙を漂うちりが地球の大気とぶつかって光る現象。大きなものが地上まで落ちてくると隕石(いんせき)と呼ばれる。1908年にはロシアでシベリアの森林を数十キロメートル四方にわたってなぎ倒した例があるほか、2013年にもロシアのチェリャビンスク州上空で隕石が爆発し、衝撃波で建物のガラスが割れたり、けがをしたりする人が出るなどの被害が出た。