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「奇 々 怪 会」 とは、どういう会なのか

昭和30年前後にイギリスのネス湖で恐竜ネッシーの存在が話題となり(湖面を泳ぐ姿が目撃され、写真に撮られたりした)、ヒマラヤで雪男の足跡が発見された等などが新聞やテレビで話題になりました。
こうした話題は昔から私達の興味を引く出来事だったようです。

いや、もっともっと旧くには・・・
秋田出身の国学者・平田篤胤は異界・幽冥の世界の有様をまとめて、1822年(文政5年)に『仙境異聞』を出版しています。
実は文政3年秋の末、篤胤45歳の頃、江戸で天狗小僧寅吉の出現が話題となっていたそうです。
寅吉は神仙界を訪れ、そこの住人たちから呪術の修行を受けて、帰ってきたというのです。
篤胤は、天狗小僧から聞き出した異界・幽冥の世界の有様をまとめて、出版したのが『仙境異聞』であります。これが当時大きな話題となったと伝えられています。
ことほど左様に”不思議な話”は、いつの時代でも人の興味を引き付けるのだと思われます。

心霊現象、死後の世界、臨死体験、輪廻転生、古代文明、オーパーツ、超常現象、UFO、UMA、ツチノコ・・・・・
身近では霊的な場所、遺跡、神社、お寺、巨木等なども私達の興味を引き付ける様です。

奇々怪会は、こうした事に興味を持つ人の集まりです。
新規の入会を希望する方は下記までご連絡ください。
メール arashigeru@yahoo.co.jp

こりゃ何だ!! トルコに巨大な雲出現

2023年01月22日 | 地球・宇宙・太古
地球上には不思議な現象が顕われるものだと本当にビックリする。
トルコに巨大な雲が出現した様子をネットでは次のように報じている。

トルコ西部ブルサ上空で円形が重なった巨大な雲が19日に撮影され、インターネット上で「珍しい形」「未確認飛行物体(UFO)に似ている」と話題になった。地元メディアなどが21日までに伝えた。
山地などで上空の風が強まった時に現れる「レンズ雲」が正体という。




日本伝承大鑑19 蛇骨地蔵

2023年01月14日 | 伝承大鑑
蛇骨地蔵【じゃこつじぞう】
養老7年(713年)に開かれたという蛇骨地蔵堂であるが、次のような伝説が残されている。

日和田の領主であった安積忠繁には、あやめ姫という美しい娘があった。家臣の安積玄蕃が求婚したが、忠繁に拒絶され、それを怨みとして主家を滅ぼしてしまった。さらに残されたあやめ姫に言い寄ったが、姫はついに沼に身を投げて命を絶ってしまった。しかしあまりの怨みのために姫は大蛇と化し、玄蕃一族を祟って滅ぼしたのである。それでもなお大蛇は怒り狂い、村人に毎年娘を人身御供とするように求めたのである。

娘が33人目の人身御供に選ばれた権勘太夫は、娘の命を救うべく大和国の長谷観音に詣でて、佐世姫という娘と出会う。佐世姫は話を聞くと、自らが代わりに犠牲になると言った。
佐世姫は人身御供となって、沼のほとりに置かれた。そして一心に法華経を唱えていると、大蛇が現れた。ところが大蛇はその法華経によって天女の姿に変わっていき、昇天したのである。天女は佐世姫に礼を述べ、残された蛇骨で地蔵を作ってくれるように依頼した。それが蛇骨地蔵の由来であるという。

この地蔵堂の裏には、大蛇の人身御供となった32人の娘と佐世姫を供養するための三十三観音像が安置されている。また大蛇伝説を残す“蛇枕石”や“蛇穴”といった伝承地もある。