中世ヨーロッパの王宮で庶民なのに突然プリンセスに選ばれ、
国の王にふさわしい男性を選ぶよう命じられた主人公。
原作では描かれなかった王子様との秘密の恋物語とは?
この恋は、おとぎ話よりも甘くて切ない――。
そんなイケメン王宮の小説『おとぎの国のプリンセス』とのコラボイベント
おとぎの国のプリンセス ロベール編
以下ネタバレ
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女神様が現れるという噂の湖…―
私は近くに住むロベールさんと一緒に薪拾いをしているうちに、
湖の近くへと迷いこみ、大切なブローチを落としてしまった。
水音を立てて、ブローチが湖の底へと沈んでいく。
「あっ…」
湖の底へ手を伸ばそうとすると…
ロベール「カレンちゃん…!」
ロベールさんが、私を力強く抱きとめる。
ロベール「落ちたら大変だよ」
「すみません…」
(でも…あのブローチは…)
それは昔、ロベールさんにもらったものだった。
(どうしよう…)
すっと胸に悲しい気持ちが押し寄せるのを感じていると、
突然、まぶしいほどの光が湖から溢れる。
「えっ…!?」
ロベール「あれは…」
瞳を瞬かせていると、
湖からキラキラと金の髪をなびかせる女性が現れた。
(この人って…まさか……)
「女神様…?」
信じられない気持ちで見つめていると、女性はにこりと微笑む。
女性「あなたが落としたのは、このダイヤの真新しいブローチですか?」
女性「それとも、この銀製のブローチですか?」
そう言った女性は、両手のひらに2つのブローチを乗せている。
(どうしたら良いんだろう…)
目の前の光景に戸惑って、次第に速くなる鼓動を聞いていると、
ふと指先が大きな手に包まれた。
(ロベールさんのおかげで、少し落ち着いた…)
ロベール「カレンちゃんが正しいと思う方を選べば大丈夫だよ」
ロベールさんのその言葉に、胸が温かくなっていく。
私は息をついてから、銀のブローチをそっと示した。
「私が落としたのは、このブローチです」
すると、女性はふわりと微笑んでそのブローチを渡してくれる。
(良かった…)
大切なものを返してもらえて、ほっとしていると…
女性「正直者なあなたに、もう1つ良いことを教えてあげましょう」
「えっ?」
女性「あなたはもうすぐ、運命の人と…」
その時、女性はロベールさんにちらりと視線を向ける。
女性「いえ…もう出逢っているかもしれませんね」
(それって…)
けれど聞き返すことはできず、
再びまばゆい光と共に女性は消えてしまった。
(今、あの人が言ったことって…)
いつも通りの静かな湖を見つめていると、
隣に立つロベールさんに、ぽんぽんと頭を優しく撫でられる。
ロベール「返してもらえて良かったね」
「はい」
ロベール「そのブローチ、大切にしてくれてありがとう」
柔らかく微笑むロベールさんに、鼓動が甘く震えた。
(何でこんなにドキドキしてるんだろう…)
ロベール「そろそろ暗くなりそうだし、帰ろうか」
そう言ったロベールさんは、繋いだままだった手を優しく引く。
(あっ…)
ロベール「また大事なものを落としたら大変だから」
ロベール「今度は手を繋いでいようか」
指先から伝わる温もりに、鼓動が大きくなっていく。
「…はい」
(もしかして、あの人が言っていた運命の人って…)
甘い予感に胸を高鳴らせながら、
私はロベールさんと一緒に、暗くなり始めた森を歩きだした…―
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おわり
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