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*イケメン王宮 Loss of memory 永遠の絆ルート ルイ編 Sweet End*

2013-09-12 16:01:04 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

永遠の絆ルート、ルイ編のスウィートエンドです


第二話からのつづきです


以下ネタバレです














----------------------



ルイ「・・・行かないで、カレン」

ルイ様のまつげが、切なげに揺れる。

「えっ・・・・・・」

戸惑っていると、馬車の外から私を呼ぶ声が聞こえた。

(あっ・・・・・・)

声のする方を思わず見やると、ルイ様は手を離した。

ルイ「・・・・・・」



部屋に戻る途中、私は馬車での出来事を思い出しながら歩く。


ルイ「・・・行かないで、カレン」


(どうしてルイ様、あんなことを言ったんだろう・・・)

すると前からレオがやって来た。

レオ「おかえり、カレンちゃん」

「レオ・・・」

レオ「体調大丈夫?」

頷くと、レオはすっと楽譜を私に渡す。

レオ「これオペラ座で演奏される曲なんだけど、カレンちゃんにと思って」


レオから楽譜を受け取り部屋に戻ると、ユーリが鞄を運んでくれていた。

ユーリ「カレン様、鞄ここにおいておくね」

「ありがとう、ユーリ」

お礼を言ってもらった楽譜を見ると、私は小さく首を傾げる。

(あれ・・・この曲・・・・・・)

「知ってる・・・・・・」

楽譜を見つめると、頭にもやもやとしたものが浮かぶ。

(なんだっけ・・・でもすごく好きだった気がする)

今にも浮かびそうな何かをじっと考えるも、やがて私は息をついた。

(分からない・・・・・・)

思って楽譜から目を離すと、不意にチェストに目がとまる。

(あれは・・・・・・)

近づいて手に取ってみると、私の胸がざわめく。

(ルイ様の部屋にあったオルゴールだ)

「ユーリ、このオルゴールって・・・」

尋ねると近づいてきたユーリが、ぱっと目を開いた。

ユーリ「ああ、それはね」

ユーリ「オペラ座の記念を祝して、カレン様のためだけに作られたオルゴールだよ」

ユーリは言うと、私が持っているオルゴールのねじをまく。

かわいらしい音色が部屋に響く。

ユーリ「綺麗な曲だよね」

私はオルゴールの音に耳を澄ますと、はっとした。

(あっ・・・・・・)

(楽譜と同じ曲だ・・・・・・)

なぜか、ルイ様の顔が頭に浮かぶ。

(それに・・・ルイ様の部屋にも私と同じオルゴールがあった気がする・・・)

(ユーリは私のためだけに作られたものって言っていたのに・・・)

何かを知らせるようにざわめく胸に、私は手をあてる。

(良く分からないけれど・・・思い出さなきゃいけない気がする)

と、その時・・・―。

「そうだ・・・・・・」

ぼんやりとしたものが、私の頭の中にひとつひとつ思い出されていく。

(約束をするために・・・)

(私がルイに贈ったオルゴールだ・・・)

すべてのことに気がつくと、私は思わず自分の口に手をあてた。



ルイ「・・・こんなにも近くにいるのに」

ルイ「・・・行かないで、カレン」



(それなのに私は約束すら忘れて・・・)

(一番大切なルイの事も忘れてしまった)

私の胸がぎゅっと締め付けられる。

(どうしたらいいんだろう)

考えると、ユーリの方を向く。

「ユーリ、ルイってもう帰っちゃった・・・?」

尋ねるとユーリが不思議そうに答えた。

ユーリ「え?ルイ様ならジルと話してから帰るとか言っていたけど・・・」

「良かった・・・」

(それだったら、まだ間に合うかもしれない)

「ありがとう、ユーリ」

ユーリにお礼を言った私は、急いで扉の方に向かい・・・。


部屋を出ると、私は城中を探し回った。

(執務室にジルもルイもいなかったし・・・・・・)

辺りを見渡すと、近くにいたメイドさんに尋ねる。

「ここに、誰か来なかった?」

メイド「いえ、私は見ていません・・・」

「ありがとう・・・」

(ここにもいないなんて・・・)

私は困ったように考えると、ドレスを翻した。



やがて空中庭園まで足を運ぶと、足を止める。

(もう帰っちゃったのかな・・・・・・)

優しい風が私の髪を揺らす。

(ここでよくルイと話をしていたっけ・・・)

そう思って、歩き出したその時・・・。

(あれは・・・・・・)

向こう側に、思い描いた人の姿がある。

(ルイ・・・・・・?)

私は瞳をはっとさせると、駆けて行く。

(早く側に行きたい、伝えたい・・・・・・)

「ルイっ・・・・・・」

ルイ「・・・カレン?」

振り返るルイに、私はふわりと抱きついた。

「ごめんなさい、ルイ・・・・・・」

(ルイは何度も私に伝えようとしていたのに)

(それなのに私は・・・何ひとつ気付いてあげられなくて・・・)

自分のしてしまったことに、どうしようもなく胸が痛む。

するとルイが首を横に傾けてカレンの顔を覗きこんできた。

ルイ「・・・こっち向いて、カレン」

私の顔を覗きこむルイが、ふわりと目を細める。

「・・・・・・」

私がゆっくりと顔を上げると、ルイは親指で優しく私の涙をぬぐった。

「ルイ・・・・・・」

何て言ったらいいのか分からずそうこぼすと、ルイがふっと笑う。

ルイ「・・・分かったから」



その優しさに余計に私の胸が痛む。

「だけど・・・・・・」

言いかけるとルイの指先がカレンの唇にあてられた。

ルイ「もういい」

そう言ってルイは私に触れるだけのキスをする。

ルイ「カレンが側にいてくれるなら、俺はそれでいい」

「ルイ・・・・・・」

私とルイはお互いを見つめ合うと、引きよせられるように唇を重ねる。

「・・・っ・・・・・・」

ルイは私の頬に手を添えると、優しく深いキスを落とす。

その時、私はルイの唇を感じながらオルゴールの音色を思い出した。

(ルイとの約束はかなえてあげられなかったけど)

(どんなことを忘れても)

重なる唇のすき間から、ルイの舌が私の舌をゆっくりと絡め取る。

「ん・・・・・・」

私は応えるようにそっとルイの胸元に手を添えた。

(ルイの事だけは・・・もう絶対に忘れたくない)

そうして二人は気持ちを確かめ合うように、何度も何度もキスを重ねていった・・・。



*イケメン王宮 Loss of memory 永遠の絆ルート ルイ編 第二話*

2013-09-12 09:58:05 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

永遠の絆ルート、第二話 ルイ編です


第一話のルイ・ジル・ユーリ共通ストーリーからの第二話


以下ネタバレです














----------------------


頭に微かな痛みを感じ、私はゆっくりと瞼を開けた。

(ここは・・・・・・)

上体を起こすと、今度は刺すような痛みが走る。

「痛っ・・・・・・」

思わず頭を押さえると、すっと腰を支えられた。

???「・・・まだ、寝てないとだめ」

(あっ・・・・・・)

見上げると、綺麗な顔立ちをした男性がいた。

私をベッドへ寝かすと、そっと掛け布をかけてくれる。

(この人は・・・・・・)

不思議に思っていると、周りからジルとユーリの声がする。

ジル「・・・それにしても、馬車の横転がハワード邸の近くで良かったですね」

(ハワード・・・・・・?)

ユーリ「もう少し手当てが遅れてたら、大変だったかもしれないですもんね」

ユーリは心配そうにジルに答えると、男性の方を向いた。

ユーリ「ルイ様、本当にありがとうございます」

ルイ「・・・・・・うん」

ユーリの言葉に私は男性の名前を知る。

(この人、ルイって言うんだ・・・こんなことになって迷惑かけちゃったな・・・)

「すみません・・・ルイ様・・・」

ルイ様と口にすると、部屋にいる三人が驚いたように私を見る。

ルイ「・・・・・・カレン?」

ユーリ「どうしたの、カレン様・・・?」

「え・・・・・・」

(私、何か変なことを言ったかな・・・?)

戸惑いながら見上げると、ユーリが口を開いた。

ユーリ「もしかしてカレン様・・・ルイ様のことがわからないの?」

私は三人を見ると、小さく頷いた。


ジルは、ルイとユーリと部屋を出ると足を止める。

ジル「・・・あの様子ですと、早く城に連れて行った方が良さそうですね」

すると、ジルの話を聞いたルイが・・・。


ルイは目を細めると、静かに言う。

ルイ「体調が良くないのに、無理はさせないほうがいい」

ルイ「しばらくここにいさせたい」

ジル「ルイ様の記憶がないのによろしいのですか?」

ジルの問いかけに、ルイはゆっくりと頷いた。

ジル「ですが・・・・・・」

腑に落ちないとい言ったようにジルが眉を寄せると、

二人の様子を見たユーリが口を開く。

ユーリ「もし何かあった時のために、俺もここにいます」

ジル「・・・・・・・・・」

ジルは息をつくと、ルイに告げた。

ジル「そうですね・・・それでしたら、よろしくお願い致します」

ルイ「・・・うん」

そう言ってルイは廊下を後にしようとすると、足を止め、振り返った。

ルイ「それと記憶がないこと言わないで」

ルイ「カレンを困らせたくないから」


かわいらしい音色が耳元をくすぐり、私はそっと目を覚ます。

「ん・・・・・・」

音の方へ視線を向けると、チェストの上に置かれたオルゴールが鳴っていた。

(オルゴール・・・?)

すると、ユーリが顔を覗きこんでくる。

ユーリ「大丈夫?カレン様」

「ユーリ・・・・・・」

私が微笑むと、ユーリはほっとしたように息をつく。

ユーリ「何週間も熱でうなされてたから、すごく心配しちゃった」

(そんなに寝てしまっていたんだ・・・)

「もう頭も痛くないし、すっかり良くなった感じ」

今の気分を伝えると、ユーリはにっこりと微笑んだ。

ユーリ「良かった」


一方、その頃・・・-。

書類に目を通していたルイの元に、使用人が訪れていた。

使用人「プリンセスが目覚めたようです」

ルイは書類に目を通しながら、素っ気なく答える。

ルイ「そう」

使用人「会いに行かれなくていいのですか?」

ルイ「・・・いい」

使用人「・・・わかりました」

使用人が下がると、ルイは書類から目を離し窓の外を見上げた。

ルイ「・・・・・・・・・」



私は着替えると、外の空気を吸いに中庭へと来る。

(あんなに頭が痛かったのに、嘘みたい)

伸びをすると、大きく息を吸い込む。

(早く、オペラ座のオープニングパーティーに向けて頑張らなきゃ)

心でそう呟いた時、向こうの方に人影を見つけた。

(あれは、私を助けてくださった・・・)

「ルイ様・・・?」

名前を言うと、ルイ様が振り返る。

ルイ「・・・・・・・・・」

(お礼を言わなきゃ・・・)

私は近づくと、ルイ様を見上げた。

「助けていただきありがとうございました」

お礼を言うと、ルイ様の目がふわりと細まる。

ルイ「・・・・・・うん」

ルイ様の長いまつ毛が優しく揺れる。

ルイ「無事で良かった」

私はルイ様の微笑みに、思わず見とれてしまった。

(すごく優しい笑顔・・・・・・)

初めて微笑むルイ様を見て、私の鼓動が高鳴る。

(あまりお話をしたことがないけれど・・・どんな方なんだろう)

ルイ「・・・じゃあ」

そう言って背を向けようとするルイ様に、私は思わず声を掛けてしまった。

「あの・・・・・・」

ルイ「・・・・・・・・・」

ルイ様が振り返るものの、何も話すことが見つからない。

(どうしよう・・・・・・)

その時、ユーリの言葉を思い出す。

ユーリ「ルイ様ってダンスが上手なんだよ」

(どういう人かユーリに尋ねたら、そう言っていたっけ・・・)

「あの・・・ルイ様はダンスが上手だと聞いたのですが・・・」


そうしてルイ様と話しているうちに、

私はパーティーのダンスを教えてもらうことになった。

ルイ「ここしかないけど」

ルイ様が案内してくれたのは、グランドピアノがある小さな部屋だった。

「ありがとうございます」

言うと、すっと手を差し出される。

ルイ「お手をどうぞ。プリンセス」


ルイ様に寄り添うと、ダンスを踊り始める。

窓からこぼれる月の光が、ルイ様の柔らかい髪を照らす。

(ルイ様って本当にお綺麗な方なんだな)

目を奪われていると、ルイ様が首を傾げた。

ルイ「どうしたの」

「いえ・・・・・・」

顔を逸らすとルイ様にぐっと腰を引き寄せらせる。

ルイ「この方が踊りやすい」

「あっ・・・・・・」

近づくと、さっきまでぎこちなかった足の動きがスムーズになった。

「本当ですね」

答えると、私はルイ様ににっこりと微笑む。

(一緒に踊れてうれしいな)

すると、わずかにルイ様の眉間が寄った。

ルイ「・・・・・・・・・・・」

「ルイ様・・・・・・?」

不思議に思い尋ねると、ふわりとルイ様の髪が私の頬に触れて・・・。

ルイ「・・・どうして」

ルイ様が私の身体をきつく抱き締める。

(えっ・・・・・・)

突然のことに私が固まっていると、

抱き締めるルイ様の腕がさらに強くなる。

ルイ「・・・こんなにも近くにいるのに」

その時、時計の音が時間を告げた。

私は何も言えずにただじっとしていると、そっとルイ様の身体が離れる。

ルイ「今日はもう寝た方がいい」

ルイ「・・・明日は、城まで送るから」

ルイ様はそれだけ言うと、扉の方へ歩いて行き私を見る。

私は鳴り止まない鼓動を感じながらも、小さく頷いた。

「はい・・・・・・」



迎えた翌日のこと・・・。

ルイ様の言葉通り、私は城まで馬車で送ってもらっていた。

一緒にいてくれたユーリがにっこりと笑う。

ユーリ「城に戻れるまで体調が戻ってよかったね」

「うん」

答えながらも私は昨日、抱きしめられたことを思う。

(ルイ様は何とも思っていないのかな)

ちらりとルイ様を見るものの、ルイ様は顔色ひとつ変えずにいる。

ルイ「・・・・・・・・・」

やがて馬車がつくと、ユーリが荷物を運びに馬車を降りた。

ユーリ「じゃあ先に降りてるね」

「わかった」

ユーリにうなずくと、私はルイ様を見上げる。

「送っていただいてありがとうございました」

ルイ「・・・・・・うん」

素っ気ないルイ様に、私は小さく呟く。

「では・・・・・・」

そう言ってルイ様に背を向けた、その時・・・。

(あっ・・・・・・)

ルイ様に手首をぐっとつかまれる。

「ルイ・・・様・・・・・・?」

振り返るとルイ様はまっすぐに私を見つめ、苦しそうに眉を寄せた。

「・・・行かないで、カレン」



---------------------


ここでプレミアとスウィートの分岐です

ルイ「様」っていうのが切ないですね・・・




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*イケメン王宮 Loss of memory 永遠の絆ルート 共通 第一話*

2013-09-11 10:04:45 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

永遠の絆ルート(ルイ・ジル・ユーリ編)の第一話です


第一話はルイ・ジル・ユーリ共通です


以下ネタバレです









------------------------



執務室を出た私は、ジルに連れられて食堂に来ていた。

ジル「オペラ座のオープニングセレモニーの前にお祝いのパーティーが開かれます」

それはオペラ座の立て直しに支援してくださった皆様に一足先に見てもらうため、

オペラ座で開かれるお披露目パーティーのことだった。

ジル「当日に出す料理ですが、貴女にも見ていただきたいと思いまして」

ジルの言葉にメイドさんたちが次々と料理を運んでくる。

並べられていく料理を見て、私は目を瞬かせた。

「すごい・・・・・・・」

「どれも素敵な料理ですね」

にっこりとジルに微笑むと、私は料理を口に運んだ。

(おいしい・・・・・・)

あまりのおいしさに頬が綻んでしまう。

そんな私の様子を見て、ジルがにっこりとほほ笑んだ。

ジル「大丈夫みたいですね」

「はい」

そう言って見上げると、ジルは私の顔を見て眉を寄せる。

ジル「いけませんね・・・」

「えっ?」

ジルの指先が私の唇へとすっと伸びてくる。

(もしかして、口に何かついて・・・・・・)

ジルの仕草に思わず私が自分の唇に触れようとすると、

ジルがその手をそっと抑える。

ジル「じっとしていてください」

(あっ・・・・・・)

ジルの顔が間近に迫り、私の唇の端にジルの指が触れる。

(やっぱり、何か口に付いてしまっていたんだ)

私は恥ずかしさから頬を染めると、小さく呟いた。

「恥ずかしいです・・・・・・」(←3つの選択肢あり)

思わずこぼすと、ジルの目が意地悪く細まる。

ジル「そのような顔をして、知りませんよ。ですが今は・・・」

やがて指を離したジルは、私に忠告をする。

ジル「当日はそのようなことがないように、気をつけてください。」

ジル「でないと・・・・・・」

ジルは言うと、私の顎をすくい上げた。

ジル「一から教育し直さなければいけませんからね」

「ジルっ・・・・・・」

ジルの言葉に私の顔がますます赤く染まった。

と、その時・・・。

ユーリ「カレン様に来客が来てるよ」

ドアが叩かれ、ユーリが顔を覗かせる。

ジルはユーリの言葉に時計を見ると、思いだしたように私に言う。

ジル「確かに、そろそろいらしている頃ですね」


ジル「行って来てください」


ジルに言われてユーリと廊下を急ぐと、

私の胸が不意に不安にかられる。

(オペラ座の立て直しに反対する声もあったけど)

(無事にオープニングセレモニーを迎えられるかな)

小さく息をつくと、ユーリが足を止めた。

ユーリ「どうかした?カレン様」

「ユーリ・・・・・・」

ユーリは私の顔を覗きこむと、まっすぐな視線を向ける。

ユーリ「何かあったなら話して」

私はじっと見つめてくるユーリに、ふっと息をついた。

(ユーリには敵わないな)

そしてまつ毛を伏せ、思っていることを口にする。

「少し不安になってしまって・・・・・・」(←3つの選択肢あり)

するとユーリが優しく微笑む。

ユーリ「そっか・・・本当のことを言ってくれてありがとう、カレン様」

ユーリは歩きながら私の話に耳を傾けると、にっこりと微笑む。

ユーリ「良く分からないけど、きっと大丈夫だよ」

「えっ?」

ユーリ「だってカレン様がこんなに頑張ってるんだもん」

ユーリ「それに、俺がそばにいるでしょ?」

「ユーリ・・・・・・」

ユーリの言葉に私の不安が少し軽くなる。

(ユーリにはいつも元気がもらえるな)

「ありがとう」

そうして話しているうちに、私とユーリはダンスホールに着いていた。

ユーリ「じゃあ、頑張ってカレン様」


ダンスホールに足を踏み入れると、ルイが振り返る。

ルイ「・・・・・・・・・」

私はパーティーでダンスを踊ることになり、

ルイに教えてもらうことになっていた。

「今日はよろしくお願いします・・・それから」

ルイを見上げると、感謝の気持ちでいっぱいになる。

(オペラ座の支援に一番協力してくれたのはルイだった)

「本当にありがとう」

ルイ「・・・うん、楽しみにしてる」

ルイは微かに笑みを浮かべると、すっと手を差し出す。

ルイ「始めようか」

差し出された手に手を重ねると、ルイにそっと引き寄せられた。

やがてルイの合図で足を踏み出す。

(うまく踊れないな・・・・・・)

思っていると、ルイが静かに言う。

ルイ「・・・それじゃあ、ダメ」

ルイ「もっと近づいて」

ルイの真剣な声に、私はこくりと頷く。

「うん・・・・・・」

(何度練習しても、ダンスって難しい)

戸惑いながらも、私はルイの方へと近づいた。

(でも当日はプリンセスとして頑張りたいから)

気持ちを切り替えるように踊り始める。

すると、ルイがふっと笑った。

ルイ「うん、それでいい」

(良かった・・・・・・)

思わず頬を綻ばせると、ルイもわずかに微笑んだ。

ルイ「・・・それから、わかってるよ」

「え?」

顔を上げると、ルイが私の耳元でささやく。

ルイ「カレンが、すごく頑張ってること」

「ルイ・・・・・・」

(ルイって厳しいことも言うけれど、いつも私を励ましてくれる)

「ありがとう・・・」

そうお礼を口にした時・・・。

(あっ・・・・・・)

私の手首につけていたブレスレットが、服の胸元に引っ掛かってしまう。

慌てて取ろうとすると、ルイが足を止めた。

ルイ「貸して」

胸元の引っかかるブレスレットをルイが丁寧にとってくれる。

「あ、ありがとう・・・・・・」

胸元に触れるルイの指先に恥ずかしさを感じ、私の頬が赤く染まってしまう。

ルイ「どうしたの?」

「ううん。なんでもない」

ルイ「隠さずに言って」

私はルイを見上げると、小さく息をついた。

「ルイは気にならないかもしれないけど・・・」(←3つの選択肢あり)

(こんなことされたら、どきどきしてしまう)

困ったように見上げると、ルイは小さく首を傾げる。

ルイ「もしかして・・・俺が何かすると思ったの?」

「そういう訳じゃっ・・・・・・」

慌てて答えるとルイがいたずらっぽく目を細める。

ルイ「・・・・・・・・・」

(もしかして、今、私をからかうためにわざと聞いて・・・?)

「もうっルイ・・・・・・」

私は頬を染めると、ルイから顔を逸らした。


そうしてパーティーの準備は進められていき・・・。



迎えたパーティー当日のこと・・・―。

オペラ会場に向かうため、丘の道を馬車で走って行く。

(こんなにたくさんの人が支援してくださったんだ)

窓の外を見ると、支援してくれた人たちの馬車が通りすぎる。

(感謝しなきゃ)

その時、前のほうにガクンと馬車が傾いた。

(あっ・・・・・・)

傾いた勢いで、私の身体が馬車の壁に打ちつけられる。

「・・・・・・!」

私は頭を打ってしまったのか、身体が思うように動かない。

(助けて・・・・・・)

助けを求めようとして、浮かんだ人とは・・・-。




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つづく


永遠の絆ルートも全コンプできました

今回はジルが好きだなぁ

でもキャラ的にはルイとユーリが好きなので、全員いいかんじでした


このブログでは、続きはルイでいきたいと思います!

*イケメン王宮 Loss of memory 真実の愛ルート アラン編 Sweet End*

2013-09-10 17:13:12 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

真実の愛ルート、アラン編のスウィートエンドです


第二話からのつづきです


以下ネタバレです














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(もしかして、12時ちょうどって・・・)

拾い上げたネックレスを見つめると、ぼんやりと頭に浮かんでくる。

(なんだろう・・・・・・)

必死に辿ろうとするも、やがて私はふっと息をついた。

(ダメだ・・・思い出せない)


するとユーリの明るい声がする。

ユーリ「こんなところにいた、カレン様」

「ユーリ」

見上げると、ユーリがにっこりと笑う。

ユーリ「次の公務に行こう、カレン様」



一方アランは厩舎を後にすると、ジルに呼ばれて執務室に来ていた。

ジル「どうやらプリンセスの記憶がないのは、あなたの事だけのようですね」

アラン「・・・・・・・・・」

何も言わずにただ話を聞くアランに、ジルが息をつく。

ジル「公務に支障はないようですが・・・」

ジル「プリンセスにあなたの記憶がない事を、伝えなくていいのですか?」

話を聞いていたアランが視線を上げ、ジルを見据える。

アラン「言ってどうにかなるのかよ」

アラン「・・・戻らなかったら、あいつが苦しむだけだろ」



やがて公務を終えた私は、廊下を歩いていた。

するとアランが執務室から出てくるのが見えて・・・。

アラン「・・・・・・・・・」

「アラン・・・?」

名前を呼んで近づくと、アランが振り向く。

アラン「・・・・・・・・・」

(騎士の人が執務室にいるなんて、珍しい)

「何かあったんですか?」

アランは尋ねる私を見下ろすと、ふっと笑みをこぼした。

アラン「ああ。ちょっとな」

そして私の胸元にあるネックレスに触れる。

「アラン・・・?」

不思議に思って見る私をよそに、アランはネックレスをじっと見ると、

時計の裏側を開いてねじを回した。

アラン「これで動くだろ」

「え?」

私はアランからネックレスを受け取ると、厩舎でのことを思い出す。

(時計の針が止まっている事を言ったから直してくれたんだ)

「ありがとうございます」

お礼を口にすると、アランがぽんぽんと私の頭に手を置く。

アラン「じゃあな」

そうしてアランが私の横を通り過ぎていくと、時計の針がカチカチと音を立てる。

(本当だ・・・動き始めた)

頬を綻ばせるとその音に合わせて、私の鼓動がうるさいほどに音を立てる。

(あれ・・・・・・)

私の耳に、アランの足音と時計の針と鼓動の音が入り混じる。

(もしかして、私・・・・・・)

その瞬間・・・―。


「待って、アランっ・・・・・・」

ネックレスを握りしめると、私はアランを呼びとめていた。

すると、アランの足音が止まる。

アラン「・・・・・・・・・」

私は振り返りアランに近づくと、ゆっくりとまつげをあげた。

「私・・・何か大事なことを忘れているような気がする」

(それも、アランのことのような・・・)

私は思っている言葉を口にすると、何かを思いだそうとしている心の声を確かめるように、

そっとアランの頬に触れる。

アラン「・・・・・・・・・・・・」

アランは僅かに目を細めると、自分の頬に触れる私の手を引いた。

アラン「お前・・・・・・」

アランの唇が私の唇に重なる。

「・・・っ・・・・・・」

驚いて身を引こうとするも、アランに身体を引きよせられる。

「んっ・・・・・・」

深く優しく重ねられる口づけに私の心が揺れる。

(どうしてだろう・・・抵抗できない・・・)

(それよりも・・・)

目を閉じても、アランの姿が浮かぶ。

アラン「・・・・・・・・・」

(もっと触れていたい)

思っていると、そっと唇が離れた。

目を開けると、アランが微かに眉を寄せた。

アラン「・・・・・・・・・」

やがて私の肩口に頭をもたれると、息をつく。

アラン「・・・何で抵抗しねーんだよ」


(自分でも分からない・・・・・・)

(はっきりと言葉には出来ないけど・・・)

「それは・・・・・・」

答えようと口を開いた、その時・・・。

(あっ・・・・・・)

私の心にはっきりとアランの姿が浮かぶ。



アラン「黙って守られとけ」


アラン「お前、本当に・・・」



(そうだ、私はずっと・・・・・・)

私は瞳をはっとさせると、小さくつぶやいた。

「アランの事が好きだから・・・」

するとアランが顔を上げて、私を見る。

見つめ返すと、私の瞳に涙が溢れてきた。

(やっと思い出せた・・・私はアランの事が好きなんだ)

(それなのに、他人みたいに接して・・・)

溢れる涙が、目尻から頬へと伝っていく。

(アランの事を傷つけてしまった)

「ごめんなさい・・・アラン・・・」

アラン「お前・・・・・・」

アランは目を見開くと、ぐっと私の身体を抱きしめた。

アラン「・・・ったく。心配させてんじゃねーよ」

掠れた声でつぶやくと、アランが腕を解き私の顔を見つめる。

アラン「・・・・・・・・・」

そして自分の顔を近づけると、唇が重なり・・・。

(アラン・・・・・・)


部屋に戻ると、扉を閉めたアランが口づける。

「・・・っ・・・・・・」

私は扉を背にアランから寄せられる口づけに答えた。

すると重なる唇の間からアランの下が滑り込む。

「んっ・・・・・・」

思わず甘い吐息をこぼすと、アランを唇を離し、

私の首に手を添えながら、見つめてくる。

アラン「・・・・・・・・・」

やがてふっと笑うと、私の身体を横抱きにした。

「アランっ・・・・・・」

ベッドに私の身体が倒されると、アランが眉を寄せる。

アラン「なんだよ、その顔」

私は顔を真っ赤に染め、視線をアランから逸らしていた。

「だって、記憶が戻ったばかりなのに・・・・・・」

(いきなりなんて、心の準備が出来てない)

アラン「記憶が戻ったんだったら、お前は俺と何してたか覚えてるだろ?」

「それはっ・・・・・・」

アランの言葉にますます私の頬が染まる。

そんな私を見てアランは笑みを浮かべると、私の耳元でささやいた。

アラン「待たせた、お前が悪い」

アランの唇が私の胸元に寄せられる。

するとネックレスが胸元を横に滑った。

(あっ・・・・・・)

その時、ふと思い出す。

(そういえば、あの約束・・・・・・)

「アラン、約束・・・・・・」

思い出した事を口に出すと、アランが顔を上げ眉を寄せる。

アラン「約束なら、いつでも出来るだろ」

アラン「今は、お前を離したくない」

目を細めるアランが私の唇に優しいキスを落とす。

アランの唇から伝わるぬくもりに、私の心がときめきに跳ねた。

(私も、離れたくない・・・)

(もう忘れたりなんかしないように・・・)

時計仕掛けのネックレスが、二人の時を刻むように

カチカチと音を響かせていった・・・―。



--------------

以上です

*イケメン王宮 Loss of memory 真実の愛ルート アラン編 第二話*

2013-09-09 16:09:40 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

真実の愛ルート、第二話 アラン編です


第一話のアラン・レオ・ゼノ共通ストーリーからの第二話


以下ネタバレです














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(あれ・・・私・・・・・・)

重いまぶたをそっと開くと、ぼんやりとした視界にジルの姿が見える。

ジル「大丈夫ですか?」

「ジル・・・・・・」

(確かオペラ座へ向かう途中に・・・・・・)

思い出すように瞬きをすると、ジルが私の頬にかかる髪を優しく払う。

ジル「雷に驚いた馬が、馬車を横転させてしまったようです」

「そうだったんですか・・・」

ジル「頭を強く打ったようなので、医者も心配していたのですが」

ジル「こうして話せますし、大丈夫そうですね」

私は頷くと、ジルの隣に視線を寄せた。

そこには、一人の騎士らしき男性が立っている。

???「・・・・・・・・・」

(この人・・・・・・)

「あの・・・あなたは・・・」

思った事を口にすると、小さな呟きだったのかジルが聞き返す。

ジル「どうかされましたか?」

やがて男性を不思議そうに見つめる私の様子に気が付くと、微かに眉を寄せる。

ジル「・・・もしかして、アランが分からないのですか?」

「アラン・・・?」

私の呟きに、部屋の中が静まり返る。

アラン「お前・・・・・・」

驚いたように眉を寄せる男性を見ながら言葉に詰まっていると、

ジルが優しく告げた。

ジル「・・・そうですか。もう少し休んだ方がいいかもしれませんね」

「すみません・・・」

ジルの言葉に頷くと、私はまどろむようにまぶたを閉じた・・・―。


やがてカーテンがふわりと揺れる音に、目を覚ます。

(随分と眠ってしまったみたい・・・)

眠りについたおかげで軽くなった身体を起こすと、

私はベッドから降りて窓を閉めに行く。

すると庭先に人影を見つけた。

(あれは・・・・・・)


私は人影を見つけると、庭に来ていた。

(目が覚めた時、ジルがアランと言っていたよね)

「あの・・・・・・」

思い出し声を掛けると、アランが振り返る。

アラン「・・・・・・・・・」

「先ほどは、心配してくださりありがとうございました」

アラン「ああ」

それだけ言ってアランは歩き出すと、すぐに足を止める。

アラン「あのさ」

「え?」

アランは少し考えるように口をつぐむと、やがて私に差し出す。

アラン「馬車の中に落ちてたって」

「あっ・・・・・・」

それはオペラ座に身につけて行った、時計仕掛けのネックレスだった。

「ありがとうございます」

アランに微笑みかけると、私はネックレスをつけようと首に手を回す。

(あれ・・・・・・)

留め金がとまらず手間取っていると、アランが息をつきながら私の手に触れた。

(えっ・・・・・・)

アランの触れる手に思わず見上げると、間近に視線が合う。

アラン「・・・・・・・・・」

まっすぐ見つめてくるアランの瞳に、一瞬時が止まったようになる。

月の光に照らされるアランの瞳はどこか切なげに見えた。

(この人、どうしてこんな風に見つめてくるんだろう・・・・・・)

「あの・・・自分で出来ますから」

沈黙を破るように私がそう言うと、アランは僅かに目を細めた。

アラン「お前、本当に・・・・・・」

アランは僅かに目を細めると、小さく息をついた。

アラン「・・・いや、なんでもない」

そしてネックレスを付け終わると、手を離す。

アラン「じゃあ」

「はい・・・・・・」

背を向けて歩いて行くアランに、私の鼓動が微かに跳ねる。

(何だろう・・・この気持ち・・・)

鼓動の意味が気になるものの、私はアランとは別の方向へ歩いて行った・・・。



それから数日後のこと・・・。

公務の休憩中、紅茶を運んで来てくれたユーリが覗きこんでくる。

ユーリ「あれ?その時計・・・」

ユーリは私の首に飾られたネックレスを見ると、目をぱちくりとさせる。

ユーリ「針が12時で止まってるんだね」

「え?」

ネックレスを手に取ると、ユーリの言葉通り針が止まっている。

「せっかくアランが届けてくれたのに、壊れているなんて」

困ったようにつぶやくと、ユーリが思いついたように言う。

ユーリ「だったら、手先が器用だしアランに聞いてみたらどうかな?」

ユーリ「今なら厩舎にいるだろうし」

私は部屋の時計を見上げると、考えた。

(まだ次の公務までは、時間があるし・・・)

「そうだね」

私はユーリに微笑むと、ティーカップを机に置く。

ユーリ「いってらっしゃい」

ユーリはにっこりと微笑むと、すっと目を細めた。

ユーリ「・・・・・・・・・」



「アラン・・・?」

厩舎の扉をそっと開けると、そこには馬のブラシをあてるアランがいた。

アラン「・・・・・・」

私は中に入ると、アランに話しかけた。

「実は、この時計の針が止まっているみたいで・・・」

アランはブラシの手を止めると、眉を寄せる。

アラン「・・・いんだよ」

「え?」

聞こえずに尋ねると、アランが私の方を向く。

アラン「それは、そのままにしとけ」

(そのままにしとけって、どういう意味・・・?)

首を傾げると、アランがブラシを私に差し出す。

アラン「それより、時間があるなら手伝えよ」


私はアランに教えてもらい馬にブラシをあてていると、手を止めた。

(思ったよりも、力がいるんだな)

少し休めてまた手を動かそうとすると、

後からアランの手が私の手に重なる。

アラン「お前、いつも力弱すぎなんだよ」

「え?」

(いつもって、アランとこうして馬の世話をするのは初めてだけど・・・)

(どうしてそう思ったんだろう・・・もしかして)

「私以外のかたとも、こうしてよく馬の世話をしているんですか?」

振り向いて尋ねると、アランの目が僅かに見開く。

アラン「・・・・・・・・・」

するとその時、遠くの方からユーリの私を呼ぶ声が聞こえた。

(行かなきゃ・・・・・・)

「では、私はこれで・・・・・・」

軽い会釈をして扉に向かおうとした、その時・・・。

アラン「おい」

アランの手が私の手首をぐっと掴んだ。

「え・・・・・・」

驚いて振り返ると、そのままアランに抱き寄せられて・・・。

「アラン・・・・・・?」

アランのたくましい腕が、私の身体を抱きしめる。

驚いて何も言えずにいると、アランの私を抱きしめる力が更に強まる。

アラン「・・・何、忘れてんだよ」

「え・・・・・・」

アランの言葉に、私は思わず声を上げる。

アランは私の声を聞くと、そっと手を解いた。

アラン「・・・・・・・・・」

そして私を見て苦しそうに眉を寄せると、顔を逸らす。

アラン「・・・悪い」

(なんでこの人、こんな顔をするんだろう・・・・・・)

私の胸が戸惑いにざわめく。

「いえ・・・・・・」

小さく答えると私はアランに背を向け、厩舎を後にした。

公務に戻ろうと急ぐものの、

先ほどのアランとの出来事が頭を駆け巡る。

(どうしてアランは、私を抱きしめたりしたんだろう)

鳴り止まない自分の鼓動に戸惑うも、ひとつの気持ちに気付く。

(でも・・・嫌じゃなくて・・・・・・)

(それより、もっと抱きしめてほしかった)

アランを思い出すと、胸が締め付けられる。

(なんだろう、この気持ちは・・・)

すると、その時・・・。

「あっ・・・・・・」

ネックレスの留め金が軽い音を立てて、外れてしまった。

足を止め拾い上げると、時計の針に目がとまる。

(もしかして、12時ちょうどって・・・・・・)




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はい、ここでプレミアエンドとスウィートエンドの分岐です


つづく




無課金派の私も利用しているアバターが買えたり、
アフターストーリーや彼目線の話が買えちゃう裏ワザ!
↓↓↓
イケメン王宮★裏ワザ①
イケメン王宮★裏ワザ②
イケメン王宮★裏ワザ③