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iPhone版イケメン王宮にハマりました!!現在攻略中ー(^^)

*イケメン王宮 恋するメロディー♪ ジル編*

2013-03-02 23:58:48 | イケメン王宮☆恋するメロディー♪
こんにちは

イケメン王宮のイベント、恋するメロディー



次はジル編です


画像ありません




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前編



音楽会で演奏するため、私はピアノの練習をすることになった。

(城下にいた頃、子どもたちの前で少し弾いたことがあったけど……)

「…………」

(なかなか思い出せないな……)

ピアノを前にため息をついていると、ジルが様子を見に来てくれる。

ジル「ピアノを選んだのですか?」

鍵盤に置かれた私の指先を見おろし、ジルが尋ねる。

ジル「……以前にも弾いたことがあるようですね」

「わかるんですか?」

思わず尋ねると、ジルが目を細めて私の指先に触れた。

ジル「指の置きかたで、わかりますよ」

「あ……」

突くように一瞬だけ触れた温もりに、私は微かに息を呑む。

顔をそむけ、慌てて口を開いた。

「でも久しぶりなので、上手く弾けなくて……」

ジル「なるほど」


動かずにいる私の指先に目を細め、ジルが目の前の楽譜に手を伸ばした。

ジル「…………」

そして黙ったままペンを取りだし、楽譜に何かを書きくわえていく。

(ジル……?)

ジル「こちらの方が、弾きやすいかもしれませんね」

楽譜を見ると、ジルのアレンジが加えられていた。

(すごく、わかりやすくなったみたい)

「ありがとうございます、ジル」

ジル「ええ」

早速弾いてみようと鍵盤に指を戻すと、ジルがその隣に手を置く。

「え?」

見上げると、ジルが笑みを浮かべて言った。

ジル「弾いてみてください」

「あ。はい……」

言われるまま楽譜を見やり、私は指先を押す。

するとそれに合わせるように、ジルが曲を奏でだした。

「……っ」

突然の連弾に、私の鼓動は速まっていく。

(何だか、すごく気持ちがいい……)





後編



そして、ジルと共に曲を弾き終えて…―。

鍵盤の上で指の動きを止め、私は深く息をついた。

(こんな風に息が合うなんて、すごく嬉しいな)


ジル「……良かったですよ」

笑みを含んだジルのささやきが、耳の後ろから響いてくる。

「…っ…あの、ジル…」

振り返ろうとすると、鍵盤の上に置いた指にジルの手が重なった。

見上げると、そのままついばむようなキスが落ちてくる。

「……っ」

ジル「ですが、もう少し練習が必要なようですね」

鍵盤の上に置いた私の指が沈み、音をたてた。

静寂のホールに、ピアノの残響と吐息だけが響いていく。

やがて笑みをこぼすと、ジルが再び顔を寄せて告げた。

ジル「もっと、弾いてみてください」

ジルのささやきに、私はピアノの前でただ身体を震わせた…。



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以上です

*イケメン王宮 恋するメロディー♪ アラン編*

2013-03-01 23:48:57 | イケメン王宮☆恋するメロディー♪
こんにちは

イケメン王宮のイベント、恋するメロディー


続いてアラン編です



画像なしです




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前編



音楽会に向けヴァイオリンの練習することを決め、

私は部屋で一人、弦をはじいていた。

(何だか、綺麗な音が出ないな・・・・・・)

(どうしたらいいんだろう)


するとそこに、どこか呆れた様子のアランが顔を出す。

アラン「下手くそだな、お前」

「難しくて・・・・・・」

弓を降ろし微かに顔をうつむかせると、アランが息をついた。

アラン「仕方ねえな・・・・・・」


近づいてきたアランが私の背中から腕をまわす。

アラン「首に、こうあてんだよ」

「・・・・・・っ」

アランが私の手を取り、ヴァイオリンを首元に当てた。

背中に触れるアランの体温に、私の鼓動がわずかに跳ねる。

「あ、ありがとう・・・・・・」

火照る頬を隠すように顎を引き、私は手にした弓をひいた。

すると先程とは比べ物にならない綺麗な音が響いてくる。

「わ・・・・・・すごい」

(もしかしてアラン・・・・・・ヴァイオリン弾けるのかな)

少し離れたアランを振り返り、私はその顔をじっと見上げた。

アラン「・・・・・・なに」

見つめ返すアランに、私は口を開く。

「アラン、良かったらヴァイオリンを教えてくれないかな」

アラン「は?なんで俺が・・・・・・」

「お願い」

アラン「・・・・・・」

微かに眉を寄せたアランが視線をそらし、はぁとため息をついた。

アラン「言っとくけど、俺は教えるの上手くねえからな」






後編


アランに教えてもらいながら、私はヴァイオリンの練習を続けていた。


やがて椅子に腰かけるアランが、私を見上げて呟いた。

アラン「まあ、聴けるようになったんじゃねえの?」

「うん・・・・・・」

首からヴァイオリンを外し、私は頷き答える。

そして、アランの思いのほか丁寧で優しい指導を思い出した。

(アランのおかげだよね・・・・・・)

「ありがとう、アラン」

アラン「・・・・・・・・・」


すると黙ったまま立ち上がったアランが、私の背中から手を回した。

アラン「肘はもっと、上げろよ」

「・・・・・・っ」

アランの吐息が首筋にかかり、私の背中が粟立ってしまう。

アラン「おい、聞いてんのか?」

「う、うん・・・・・・」

頷くと、アランが真っ赤になった私の頬に目を止める。

一瞬だけ目を瞬かせると、ふっと吹きだすように笑った。

そしてより身体を近づけて、耳元に低くささやく。

アラン「もう一回」

アランの身体の温もりを感じ、私の鼓動は早鐘を打っていた。

「ひ・・・弾けないよ・・・・・・」

私の掠れた声を聞くとくすっと喉をならすように笑みをこぼし、

アランが首元に唇を押しあてる。

突然の感触に身体を跳ねさせると、アランが意地悪な声音で告げた。

アラン「いいから、続けろよ・・・・・・」

「・・・・・・っ・・・」

手に持ったままの弓が弦をはじき、部屋に高い音を響かせた・・・。




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以上です

*イケメン王宮 恋するメロディー♪ レオ編【特別編】*

2013-02-28 10:26:04 | イケメン王宮☆恋するメロディー♪
こんにちは

イケメン王宮 恋するメロディー



最近レオが好きすぎて、特別編も読みたくてやってしまいました



ここに保管しておきます



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音楽会本番 も近づく、ある日のこと・・・・・-。

アコーディオンを弾く手を止め、私は長い息をついた。

(もうすぐ本番なのに、なかなかうまく弾けない)

(どうしよう・・・)

レオ「・・・・・・・・・・・」

考えていると、横に立つレオがふと口を開く。

レオ「カレンちゃん」

「え・・・・・・?」

突然の呼びかけに顔を上げると、レオがにっこりとほほ笑み手を差し出す。

レオ「おいでよ。外で練習しよう」

「外って・・・・・」

レオは片手でアコーディオンを持つと、

場所も告げないまま、私の手をひいて部屋を出ていった。

そして城下の広場へとやって来たレオは、

おもむろにアコーディオンを奏で始めた。

「・・・・・・・・!」

(すごい・・・・)

レオの演奏を聞きつけた子供たちが、自然と集まっている。

覗き込むと、その瞳にはキラキラと期待と高揚が浮かんでいた。

(みんな、楽しそう)


やがて一曲演奏し終えると、レオが私へと視線を移す。

レオ「カレンちゃんには、こっちの方が向いてるんじゃない?」

レオの言葉に、動揺が微かに跳ねた。

(レオは私にそれを教えるために、ここまで連れてきてくれたんだ)

私は笑顔で頷き、レオからアコーディオンを受け取る。

「うん・・・・・」

そして私もレオと同じように、

子供たちの為にアコーディオンを弾き始めた・・・・。


広場での演奏を終えて、その帰り道・・・・・-。


私は足を止め、レオの背中を見上げて告げる。

「ありがとう、レオ。何だか頑張れそう」

すると振り返ったレオが、私を見おろし目を細めた。

レオ「じゃあもう、抱きしめて励まさなくても大丈夫か」

レオ「・・・・・残念だな」

「それは・・・・・・」

(抱きしめて欲しいだなんて、言えないし・・・・)

からかうように告げるレオを見上げ、私はかあっと頬を赤らめる。

レオ「・・・・・・・・・・」

すると私の反応に察したのか、レオが手を伸ばし抱き寄せてくれた。

レオ「君なら大丈夫だよ」

耳元で響くレオの言葉に、私はぎゅっと目を閉じる。

(ありがとう、レオ・・・・・)


そして、音楽会当日・・・・-。


なんとか演奏を終えた私は、息をつき辺りを見渡した。

レオ「・・・・・・」

すると会場の端に、笑みを浮かべたレオの姿を見つける。

(レオのおかげで、楽しい気持ちのまま演奏を終えることができた・・・)

私はレオを見つめ、それから監修に向け頭を下げた。


その夜、私はレオの元を訪れていた。

レオ「お疲れ様、カレンちゃん。うまくいってよかったね」

顔を上げたレオが、眼鏡をはずしながら口を開く。

「うん、レオのおかげだよ」

改めてそう告げると、レオがくすっと笑みをこぼした。

レオ「そう?」

「・・・・・・・・・・・」

レオの笑みを見つめながら、私は胸の前で手を握る。

(お礼の気持ちを、伝えたいな・・・・)

そうして意を決して、椅子に腰かけるレオに顔を寄せた。

頬に唇を軽く押すと、黙ったまま離れていく。

レオ「・・・・・・・・・・・・・」

見おろすと、驚いた様子のレオが目を丸くして私を見上げていた。

やがて笑い声をあげ、嬉しそうに私の身体を抱き寄せる。

「あ・・・・・」

腰元を引き寄せたレオが、胸の下あたりから私の顔を覗き込んでいた。

レオ「そんなことして、どうなっても知らないよ」

「え・・・・・・・・っ」

思わず声を上げると同時に、レオの指先がドレスのリボンを解いていく。

身をよじると、途端に立ちあがったレオが深いキスを落とした。

「んっ・・・・・」

レオの舌が追いかけるように私の舌を絡め、甘い音をたてる。

口づけの合間に息を吸い込むと、息継ぎもできないままレオが唇をふさいだ。

「あ・・・・レ、オ」


めまいを覚えその身体にしがみつくと、レオが私の鎖骨をかむ。

レオ「もっと聞かせてよ。カレンちゃんの・・・・・・」

「・・・・・・っ」

レオの指先が身体をたどり、私は甘い音色を部屋中に響かせていった・・・・。




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以上です

*イケメン王宮 恋するメロディー♪ レオ編*

2013-02-27 23:10:08 | イケメン王宮☆恋するメロディー♪
こんにちは

イケメン王宮のイベント、恋するメロディー


サブキャラを制覇できたので、

いよいよメインキャラに行きたいと思います


それではレオ編です




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前編

音楽会に演奏する楽器としてアコーディオンを選んだ私は、部屋でこっそりと練習を繰り返していた。

「・・・・・・」

(一番簡単だと思ったんだけど、難しいな・・・・・・)

するとその時、ドアが叩かれレオが顔を見せる。

レオ「あれ。どうしたの、それ?」

「レオ」

顔を上げると、レオが目を細めて興味深そうにつぶやいた。

レオ「もしかして、アコーディオン?」



私が頷くと、レオが私の手からアコーディオンを受け取りながら目を細める。

レオ「へえ、初めて触ったけど・・・・・・」

レオがじゃばらを広げ、簡単そうに音を奏でて見せた。

「すごい・・・・・・」


途端に曲までを弾き始めるレオに、私は目を瞬かせる。

(レオって、何でもできるんだな・・・・・・)

レオ「意外に楽しいね、これ」

笑みを浮かべるレオを見上げ、私は口を開いた。

「レオ、良かったら教えてくれないかな・・・・・・」

レオ「んー・・・・・・?」




私の言葉を聞き、レオが楽しそうにふっと目を細める。

レオ「いいけど、高いよ?」

「えっ」

レオ「冗談だよ」


レオが吹きだすように笑い、首を傾げた。

レオ「おいでよ、教えてあげるから」



後編

レオに教えてもらいながら、私はアコーディオンの練習を続けていた。

(だんだん、思うように弾けるようになってきたかも)

思っていると、レオも頷きながら言う。

レオ「うん、上手だね」

「ありがとう、レオ」

(レオって、本当にすごいな)


丁寧でわかりやすいレオの教え方のおかげで、私の上達は早かった。

「レオに教えてもらえたら、何でもできそうだね」

レオ「・・・・・・そう?」

目を細めたレオが、ゆっくりと私の身体の後ろに回る。

「・・・・・・っ」


突然レオにアコーディオンごと抱きしめられ、私は驚きに息をのんだ。

「レオ・・・・・・?」

レオ「だめだよ、落とさないようにね」

レオのからかうような吐息が、髪に触れる。

やがて大きく息をつくと、レオがささやくように言った。

レオ「ねえ、カレンちゃん。教えた分の報酬、もらっちゃだめかな」

「え・・・・・・」


戸惑いに何も言えずにいると、腕の中でゆっくりと振り向かされる。

私の顔を覗き込み、レオがにっこりとほほ笑んだ。

レオ「高いって、言ったでしょ?」

「あ・・・・・・っ・・・」

レオの唇が、私の唇をかすめるようにして触れていく。

レオ「・・・・・・それとも、まだ練習を続ける?」

(私は・・・・・・)

レオの問いかけに応えられず、指先が震える。

すると持ったままのアコーディオンが、わずかに音を立てた・・・・・・。





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以上です



無課金派の私も利用しているガチャがいっぱい回せたり、
特別編が買える裏ワザ!
↓↓↓
イケメン王宮★裏ワザ①
イケメン王宮★裏ワザ②
イケメン王宮★裏ワザ③

*イケメン王宮 恋するメロディー♪ ゼノ編*

2013-02-26 16:56:03 | イケメン王宮☆恋するメロディー♪
こんにちは


イケメン王宮、恋するメロディーの攻略真っ最中です!

次はルイかレオにする予定だったのですが、

サブキャラを全員そろえたくなったので続いてゼノ様です



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音楽会のため、私はチェロを練習することになった。

焦る気持ちから、ため息がこぼれてしまう。

(どうしよう、全然うまく弾けないままなのに・・・・・・)

音楽会の日は、すぐそこに迫っていた。

私はそっと窓の外から、庭を見下ろす。

そこには他国から集まり始めた貴族たちの姿が見える。

(この国のプリンセスとしても、頑張らないと)


そして一人、練習を続けていると・・・―。

(あれ・・・・・・?)

???「・・・・・・」

不意に、ホールの端から男の人が見ていることに気づいた。

「あ。すみません・・・・・・」

(初対面の方かな。うるさかったんじゃ・・・・・・)

???「いや、続けていい」

男の人が告げ、ゆっくりと近づいてくる。

(こんなところを見られるなんて、恥ずかしいけど・・・・・・)

その言葉に甘えて練習を続けようとすると、男の人が言った。

???「・・・・・・もう少し、しっかり抱えたらどうだ」



「え?」


気がつくと、男の人の姿が間近に見える。

(すごく、綺麗な男の人・・・・・・)

???「こう」

私の肘を取ると、男の人の髪がさらりと揺れた。

「・・・・・・っ・・・あ」

思わず立ち上がると、男の人がゆっくりと視線を上げる。

「すみません。目の前でチェロの演奏を聞いたことがなかったので」

私はチェロの演奏を、本を見て独学で覚えただけだった。

(私、他国の方に何を言っているんだろう・・・・・・)

???「・・・・・・」

すると男の人は苦い顔をすることなく椅子に腰かけ、チェロを構える。

そしてゆっくりと腕を引き、弓を動かしていった。

(すごい・・・・・・)

ホールを満たす響きに、私は拍手をこぼす。

???「・・・・・・人の称賛をしている場合なのか?」

「あ・・・・・・」


私にチェロを手渡し、男の人が背を向けた。

そのまま去っていく後ろ姿に、私はあわてて声をかける。

「あの・・・・・・ありがとうございました」

すると静かに振り返り、男の人が片方だけ見える目を細めた。

???「いや。・・・・・・成功を祈っている」


そして、カレンを残しホールを去ると・・・―。

外で待っていたアルバートが、ゼノの顔を見ていぶかしげに眉を寄せる。

アルバート「ゼノ様、一体どのような心境の変化ですか?チェロを教えるなど・・・・・・」

ゼノ「素直な音色だった。つられたのかもしれないな」




ゼノの言葉に、アルバートはますます眉を寄せていった・・・・・・。