よく晴れた空に小鳥のさえずりが響くある日…―
ウィスタリアの建国記念日のため、休日をもらっていた私は、
公務で城に滞在しているルイと過ごすため、部屋を訪れていた。
ルイ「何か…不思議な感じ」
ソファの隣に座ったルイは、
侯爵服に似せて仕立ててもらった、私のワンピースを見つめている。
(…やっぱりびっくりするよね…)
かすかに目を瞬かせるルイの様子に、少し気恥ずかしさを覚えた。
「せっかくのお休みだから、特別なことしたくて…」
そう話す声も次第に小さくなっていき、頬が火照ってしまう。
すると、ルイは私の言葉を受けてぽつりとつぶやいた。
ルイ「じゃあ、俺も特別なことしたい」
(何だろう…?)
首をかしげる私に、ルイはやわらかくほほえんだ。
ルイ「カレンに甘えてほしい」
「えっ?」
今度は私が目を瞬かせてしまう。
「それが…特別なこと?」
尋ねると、ルイは小さくうなずいた。
ルイ「いつもカレンが甘えさせてくれるから…」
ルイ「今日は反対。カレンが甘えて…?」
そういったルイは、やわらかく目を細めている。
「甘えるって…?」
ルイ「たとえばこうやって…」
するとルイに腕を取られ、優しく抱き寄せられた。
(わっ…)
お互いの鼓動が聞こえそうなほどの距離に、頬が一気に熱を持つ。
(これがしたいこと、かな…)
そう思っていると、ルイは私の胸元にそっと頬を寄せた。
「ル、ルイ…」
ワンピース越しに伝わるルイの熱に、胸が大きく音を立てて跳ねる。
恥ずかしさに、そのまま動けないでいると、
ルイは顔をあげて、面白がるように囁いた。
ルイ「…カレンもやってみて」
そう言って身体を離したルイは、ふっと笑って私を見つめている。
(恥ずかしいけど、ルイがしたいこと一緒にやりたいし…)
イタズラっぽくほほえむルイを見つめ、
私は火照る頬をルイの胸元にそっと寄せた。
ルイの香りとぬくもりに包まれ、きゅっと胸が甘く締め付けられる。
(あれ…でも…)
次第に聞こえてくるルイの鼓動に徐々に安らかな気持ちになっていく。
(ルイに触れるといつもドキドキするのに…)
「こうしてると…ちょっと安心するかも…」
「ルイが傍にいるんだってわかって、胸が温かくなる」
顔をあげてルイを見ると、わずかに目元を赤らめていた。
ルイ「俺はいつもそういう気持ちもらってる」
嬉しそうに言ったルイは、
私の頬に手を添えて、優しく唇を寄せる。
ルイ「ありがとう」
ふわりと瞳を細めるルイに、鼓動が甘く震えた。
(ルイ……)
同じようにほほえむ私を、ルイはぎゅっと抱きしめてくれる。
(ルイといると、たくさんの思いで満たされて…)
(胸がいっぱいになる)
そうして再び重なった唇は、次第に深められていく。
私は、いつの間にか背に触れていたソファのシートにそっと身をゆだねた…―。
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おわり
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