イケメン王宮のイベント「嘘つき姫とオオカミ王子」
ジル編のスウィートエンドです
以下ネタバレ
---------------------
ジル「お目覚めですか?プリンセス」
目を開けると、そこには笑みを浮かべるジルの姿がある。
「ジル、あの……」
説明をしようと身体を起こすと、ジルがふっと息をついた。
ジル「何も言わなくても、大体わかります。レオの嘘など、すぐに見抜けますからね」
そうして私の顔をのぞきこみ、目を細める。
ジル「こんな嘘をついて、どうするつもりだったんですか?」
「それは……」
言い淀んでいると、ジルが面白がるように言った。
ジル「……嘘をついても構いませんよ?」
ジルの視線を受け止めながら、私は思う。
(レオとユーリに言われたから、嘘をついたわけじゃない……)
視線をテーブルへ向けると、そこにはあの絵本があった。
絵本の中のお姫様は、最後に王子様のキスによって目覚めている。
(たぶん、私は……)
(あの絵本の王子様のように、ジルを待っていたかったんだ……)
「…………」
静寂が、夜の部屋を覆っていく。
やがて顔を上げ、私はジルに告げた。
「……私は、ジルに触れたかっただけです」
ジル「…………」
私がそう告げると、ジルがわずかに眉を寄せた。
そして私の耳元に手を添え、低い声で尋ねる。
ジル「……それは、嘘ですか?本当ですか?」
(え……?)
その声に、私はジルの言葉を思い出した。
―ジル「あなたの耳は、嘘を見抜くカギですね」
―ジル「すぐにわかります。感じているのか、どうか……」
(ジルには、すぐにわかるはずなのに……)
思わず顔を上げその顔を覗きこむと、
ジルが少し困ったように笑みを浮かべた。
ジル「あなたがそのようなことを言うと、疑ってしまいます」
「え……」
(どうして……)
耳元に触れていたジルの指先が、ゆっくりと髪をかきあげていく。
ジル「……私が、欲しがっている言葉そのものだからですよ」
そうして顔を寄せ、唇が重なる寸前で言った。
ジル「もし先程の言葉が本当なら、いくらでも叶えてさしあげますよ」
一度唇が触れると、ジルが熱くなった吐息をつく。
ジル「……私は今日ずっと、こうして触れたかったのですから」
「…っ……ん」
ジルの唇が、何度も触れては離れていく。
そのどこかもどかしい感覚に、腰元がじわりと疼いた。
「ん……」
静寂の中にキスだけが響いていくと、やがて私はジルの服の裾を握る。
(嘘から真実が見えるなんて、おかしな話かもしれない。でも……)
キスの合間、私は掠れた声で言った。
「ジル、もう少しだけ……」
(深く、触れてほしい……)
普段は言うはずのない言葉に、私はかあっと顔を赤らめる。
そっと視線を上げると、ジルもわずかに頬を染めていた。
ジル「……っ」
ジル「あなたという人は……」
ジルのその表情に、私は息を呑む。
「……ジル」
(嘘つきの日だからこそ、素直になれる……)
やがて笑みを浮かべ、ジルが私の顎に手を添えた。
私の肩が、ぴくりと揺れる。
ジル「あなたには、翻弄されっぱなしですね」
私の唇が、ゆっくりと開かれていく。
やがてジルの舌先が唇を割り、深くまで甘く触れていった…。
ジルの落とすキスが、深く長く続いていく。
「んぅ……っ…」
必死に応えようとする舌を絡め取られ、私はジルの身体にしがみついた。
吐息も奪われ、私の目にはいつのまにか涙が浮かんでいる。
「……ん…」
唇が離れると、私の身体が力をなくしジルの胸にもたれかかった。
するとそのまま、ジルの背中がベッドの上に倒れていく。
「……あ」
思わず声をあげると、ジルが私の腰に両手を添えた。
ジル「続きは、どうしますか?」
「……っ」
求められている言葉に気づき、私は思わず目を瞬かせる。
ジル「してほしいことが、他にあるのではないですか?」
「…いえ、そんなこと……」
思わず呟くと、ジルがくすっと笑みをこぼした。
そのどこか意地悪な響きに、胸がぎゅっとなる。
ジル「嘘ですね。では、身体に聞いてみましょう」
ジルの手が鎖骨をなぞると、私の身体が、びくりと跳ねた。
ジル「身体は、嘘をつけないですからね」
ジルの指先が鎖骨を降り、胸元の曲線を撫でていく。
「ぁ……っ…」
思わず声をあげると、耳に真夜中を告げる鐘の音が響いてきた。
(あ……今日が、終わったんだ)
ジルの背中に手をまわしながら、私は息をつく。
(もう、嘘はつけない)
首筋に顔をうずめたジルの唇が、耳の裏に触れていた。
ゆっくりとドレスを脱がされると、春の温かな夜風が素肌に触れる。
ジル「カレン……どうしてほしいのですか?」
私は涙の滲む目で、ジルを見上げた。
(ジル、何だかいつもよりも……)
身体が熱く火照り、繰り返されるジルの愛撫に息が上がっていた。
「もう……」
思わずジルの胸を押し返すような仕草をする。
ジル「…………」
するとジルが私の手を取り、その指先に音をたててキスをした。
ジル「嘘つきですね」
指先から走る甘い痺れが、全身を駆け抜けていく。
(嘘じゃない。でも……)
ジルの唇が、私の身体中に触れていった。
「ぁ……」
気持ちとは裏腹に、私の手は再びジルの背中を抱き寄せていた…。
-------------------------
おわり
無課金派の私も利用しているアバターが買えたり、
ガチャが回せたり、彼目線のストーリーが買える裏ワザ!
↓↓↓
イケメン王宮★裏ワザ1
イケメン王宮★裏ワザ2
イケメン王宮★裏ワザ3
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目を開けると、そこには笑みを浮かべるジルの姿がある。
「ジル、あの……」
説明をしようと身体を起こすと、ジルがふっと息をついた。
ジル「何も言わなくても、大体わかります。レオの嘘など、すぐに見抜けますからね」
そうして私の顔をのぞきこみ、目を細める。
ジル「こんな嘘をついて、どうするつもりだったんですか?」
「それは……」
言い淀んでいると、ジルが面白がるように言った。
ジル「……嘘をついても構いませんよ?」
ジルの視線を受け止めながら、私は思う。
(レオとユーリに言われたから、嘘をついたわけじゃない……)
視線をテーブルへ向けると、そこにはあの絵本があった。
絵本の中のお姫様は、最後に王子様のキスによって目覚めている。
(たぶん、私は……)
(あの絵本の王子様のように、ジルを待っていたかったんだ……)
「…………」
静寂が、夜の部屋を覆っていく。
やがて顔を上げ、私はジルに告げた。
「……私は、ジルに触れたかっただけです」
ジル「…………」
私がそう告げると、ジルがわずかに眉を寄せた。
そして私の耳元に手を添え、低い声で尋ねる。
ジル「……それは、嘘ですか?本当ですか?」
(え……?)
その声に、私はジルの言葉を思い出した。
―ジル「あなたの耳は、嘘を見抜くカギですね」
―ジル「すぐにわかります。感じているのか、どうか……」
(ジルには、すぐにわかるはずなのに……)
思わず顔を上げその顔を覗きこむと、
ジルが少し困ったように笑みを浮かべた。
ジル「あなたがそのようなことを言うと、疑ってしまいます」
「え……」
(どうして……)
耳元に触れていたジルの指先が、ゆっくりと髪をかきあげていく。
ジル「……私が、欲しがっている言葉そのものだからですよ」
そうして顔を寄せ、唇が重なる寸前で言った。
ジル「もし先程の言葉が本当なら、いくらでも叶えてさしあげますよ」
一度唇が触れると、ジルが熱くなった吐息をつく。
ジル「……私は今日ずっと、こうして触れたかったのですから」
「…っ……ん」
ジルの唇が、何度も触れては離れていく。
そのどこかもどかしい感覚に、腰元がじわりと疼いた。
「ん……」
静寂の中にキスだけが響いていくと、やがて私はジルの服の裾を握る。
(嘘から真実が見えるなんて、おかしな話かもしれない。でも……)
キスの合間、私は掠れた声で言った。
「ジル、もう少しだけ……」
(深く、触れてほしい……)
普段は言うはずのない言葉に、私はかあっと顔を赤らめる。
そっと視線を上げると、ジルもわずかに頬を染めていた。
ジル「……っ」
ジル「あなたという人は……」
ジルのその表情に、私は息を呑む。
「……ジル」
(嘘つきの日だからこそ、素直になれる……)
やがて笑みを浮かべ、ジルが私の顎に手を添えた。
私の肩が、ぴくりと揺れる。
ジル「あなたには、翻弄されっぱなしですね」
私の唇が、ゆっくりと開かれていく。
やがてジルの舌先が唇を割り、深くまで甘く触れていった…。
ジルの落とすキスが、深く長く続いていく。
「んぅ……っ…」
必死に応えようとする舌を絡め取られ、私はジルの身体にしがみついた。
吐息も奪われ、私の目にはいつのまにか涙が浮かんでいる。
「……ん…」
唇が離れると、私の身体が力をなくしジルの胸にもたれかかった。
するとそのまま、ジルの背中がベッドの上に倒れていく。
「……あ」
思わず声をあげると、ジルが私の腰に両手を添えた。
ジル「続きは、どうしますか?」
「……っ」
求められている言葉に気づき、私は思わず目を瞬かせる。
ジル「してほしいことが、他にあるのではないですか?」
「…いえ、そんなこと……」
思わず呟くと、ジルがくすっと笑みをこぼした。
そのどこか意地悪な響きに、胸がぎゅっとなる。
ジル「嘘ですね。では、身体に聞いてみましょう」
ジルの手が鎖骨をなぞると、私の身体が、びくりと跳ねた。
ジル「身体は、嘘をつけないですからね」
ジルの指先が鎖骨を降り、胸元の曲線を撫でていく。
「ぁ……っ…」
思わず声をあげると、耳に真夜中を告げる鐘の音が響いてきた。
(あ……今日が、終わったんだ)
ジルの背中に手をまわしながら、私は息をつく。
(もう、嘘はつけない)
首筋に顔をうずめたジルの唇が、耳の裏に触れていた。
ゆっくりとドレスを脱がされると、春の温かな夜風が素肌に触れる。
ジル「カレン……どうしてほしいのですか?」
私は涙の滲む目で、ジルを見上げた。
(ジル、何だかいつもよりも……)
身体が熱く火照り、繰り返されるジルの愛撫に息が上がっていた。
「もう……」
思わずジルの胸を押し返すような仕草をする。
ジル「…………」
するとジルが私の手を取り、その指先に音をたててキスをした。
ジル「嘘つきですね」
指先から走る甘い痺れが、全身を駆け抜けていく。
(嘘じゃない。でも……)
ジルの唇が、私の身体中に触れていった。
「ぁ……」
気持ちとは裏腹に、私の手は再びジルの背中を抱き寄せていた…。
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おわり
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