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*LOVEフェチガチャ ゼノ編*

2015-10-05 12:51:32 | イケメン王宮☆ガチャ
LOVEフェチガチャ ゼノ編



以下ネタバレ



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生まれたての朝日が地上を照らし出す、とある休日…―。


窓から差し込む光に目を覚ますと、

私を腕に抱いていたゼノ様もちょうど目を覚ましたらしかった。

ゼノ「…おはよう、カレン」

「おはようございます…」

寝起きのゼノ様の声はいつも以上に低く響き、胸がドキドキしてしまう。

ゼノ「…………」

ゼノ様は黙ってこちらを見つめたまま、私を胸に抱き寄せる。

そして優しい手つきで私の髪を撫でた。

ゼノ「身体は、辛くないか?」

ゼノ「昨日は少し遅くなってしまったからな」

「はい…大丈夫です」

耳元で囁かれるゼノ様の声音には、私への気遣いが満ちている。

だけど私はつい昨晩のことを思い出してしまい、胸が熱くなった。


シュタイン国内での公務を終えた私は、

夜になり、ようやくゼノ様と二人きりの時間を過ごしていた。

ゼノ「カレン…」

ゼノ様は私を軽々抱え上げると、ベッドへと運ぶ。

そして私の身体を横たえさせると、シーツに広がった髪をすくい上げた。

ゼノ「お前は…本当に、綺麗だな」

切なげな吐息の交じる囁きとともに、ゼノ様が私の髪に口づける。

「ゼノ様…」

肌には触れられていないのに、熱を帯びた眼差しに鼓動が跳ねた。

ゼノ「このまま、俺のものだけにしておきたくなる」

(あ……)

ベッドを軋ませながら、ゼノ様がそっと私に身を重ねてくる。

たくましい身体の重みを感じながら口づけられると、胸の奥が甘くうずく。

「んっ……」

思わず広い背に腕を回し、ぎゅっとゼノ様にすがりつく。

ゼノ様はそんな私を安心させるように、何度も髪を撫でてくれる。

ゼノ「…すまない」

ゼノ「今夜は、優しくできそうにない」



そう口にしながらも、ゼノ様は最後まで優しく、

でも少しだけ強引に、私を愛してくれた…―。


(恥ずかしい…)

(ゼノ様に髪を撫でられてたら、思い出しちゃって…)

私を見つめるゼノ様の瞳が見返せなくなり、俯いてしまう。

すると、ゼノ様の指が私のしているカチューシャに触れた。

ゼノ「ずれている」

そう言うと、ゼノ様はカチューシャをあるべき位置に直してくれる。

「ありがとうございます、ゼノ様……」

お礼を言う私に、ゼノ様は薄く微笑むと、私の髪を指ですいた。

ゼノ「お前の髪は、綺麗だな」



「え…」

そのままゼノ様の手が髪に差し込まれ、引き寄せられると、

首筋にかかった髪をかき分けるようにして、肌に口づけられる。

ゼノ「いつまでも触れていたいと思ってしまう」

(ゼノ様……)

穏やかな声に身を任せると、ゼノ様の口づけは、

私の身体が熱くとろけてしまうまで、何度も続けられた…―。


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おわり


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