。*.☆ぱちょのイケメン王宮ブログ☆.*。

iPhone版イケメン王宮にハマりました!!現在攻略中ー(^^)

*ゼノと秘密のBirthday*

2013-11-24 00:16:16 | イケメン王宮☆ゼノと秘密のBirthday
こんばんはー


昨日は「ユーリと秘密のBirthday」をお届けしましたが、

今日はゼノ様との秘密のBirthdayのネタバレレポいきたいと思います


このお話も、ゼノ様の本編配信前だったので、出逢うところから・・・というかんじですね


それまでゼノ様は結構謎に包まれていたのですが、

このお話ですごく気になる方になりました



それではどうぞ




-------------------








冬の星座が空に浮かぶ、ある夜・・・-。

私はシュタインへ向かう馬車に揺られていた。

ジル「到着は、真夜中になりそうですね」

私は、ウィスタリアのプリンセスとして、

シュタイン王国国王ゼノ様の誕生祭に招かれていた。

ジル「誕生祭は三日後の夜です。国賓として招かれている以上、プリンセスとして恥ずかしくない行動を心がけてくださいね」

「・・・・はい」

ジルの言葉にうなずき、私は窓の外の空を見上げる。

謎に包まれたシュタインの情報は乏しく、

私はゼノ様に会ったことはおろか、顔を見たこともなかった。

(顔も知らない方のお祝いだなんて)

(城下にいるときには考えられなかったな・・・・)

(プリンセスとして、きちんとお祝いの言葉を準備しないと)



シュタイン城につくと、私はこっそりと部屋をでて庭へと下りていた。

(馬車から見えた星空を、もう少しちゃんと見てみたいな)

(星を見に行くくらいなら、大丈夫だよね・・・)

空を見上げると、そこには満天の星空が浮かんでいる。

「わあ・・・・」

(馬車から見ていた時も思ったけど、)

(ウィスタリアの星空とは、少し違うな。。。。)

「・・・・・・・・・」


そうして上を向いたまま、立っていると・・・-。

ゼノ「何をしている」

そこには、じっと私を見下す男性の姿があった。

「えっと・・・星を、見ていたんです」

すると黙ったまま私の隣に立ち、その男性は空へと視線を向ける。

ゼノ「そうか」

「・・・・・・・」

見上げると、男性の整った顔立ちに驚き息を飲んだ。

(どなただろう・・・?)

(国王様がこんなに若いわけはないし・・・・)

私の脳裏に、ウィスタリアの国王の姿がよぎる。

(王族の方かな・・・若いのに、すごく威厳がある)

ゼノ「あの星の名前を、知っているか?」

「あ、はい」

見惚れていた視線を慌てて夜空へと戻し、

私は指を指しながら星の名前を並べて行く。

ゼノ「・・・よく知っているな」

関心したような男性のつぶやきに、私は笑みを浮かべた。

「ありがとうございます」

(昔、子どもたちに、星の物語を読んであげたから・・・)

そして私たちは名前も身分も明かさないまま、

真夜中まで、一緒に夜空の星を見上げていた・・・。




そして、翌日・・・。

プリンセスとしての公務をこなす中、

シュタイン王国の騎士アルバートと挨拶をかわしていた。

アルバート「ゼノ様はお忙しい身ですので、私が代わりにご挨拶させて頂きます」

「はい」

誕生祭まではゼノ様の顔を見ることはできないという言葉に、

私は静かに頷いて答える。

(すごく優秀で国民からの信頼も厚い方なんだよね・・・・・)

(いったい、どんな方なんだろう・・・)




そして、その夜・・・ー。

冷たい風が頬を撫でるなか、私は昨夜の場所へと向かっていた。

(もしかしたら、また会えるかもしれない・・・)

鼓動をわずかに高鳴らせながらその場所を覗くと、

やはり昨夜の男性の姿が見える。

ゼノ「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

私は白い息をつき、空を見上げるその姿に、目を奪われてしまった。

ゼノ「・・・どうした?」

声をかけられるとはっと顔を上げ、私は挨拶を口にする。

「こんばんは」

そうして、その隣に立った。

(なぜ、こんなにドキドキするんだろう・・・)

男性の、ぽつりとした低い声を聞くたびに鼓動が跳ねる。

(それなのに、この時間がすごく居心地がいい・・・)

(明日で帰らなくてはならないのが、寂しいくらいだな)

黙ったまま空を見上げていると、男性が口を開いた。

ゼノ「今夜は、元気が無いようだな」

「そ、そんなことはないです」

私は寂しさを隠そうと声を上げ、星空に手をかざす。

「この星空を、もっと近くで見れたらいいのにと思っていたんです」

ゼノ「・・・・・・」

すると男性がふっと目を細め、つぶやいた。

ゼノ「そうだな」

そして私へと視線を落とすと、手を伸ばす。

「・・・・えっ・・・」

ゼノ「これで少しは、近づけたか?」

突然、男性に抱き上げられ、私は驚きに声を上げた。

「あ、あの・・・」

戸惑うまま前を覗きこむと、男性の綺麗な瞳と目があう。

吐息がかかりそうなほどの距離に、鼓動が痛いほど跳ねた。

「・・・っ・・・」

(もう少しで、触れてしまいそう・・・)

「・・・・・・・」


やがで男性が、優しく低い声音でささやくように告げる。

ゼノ「せっかく近くなったのだから、星を見たらどうだ?」

「・・・星・・・?」

私は赤く染まった頬を隠すように、ゆっくりと顔を空へ向けた。

「あ・・・」

私は思わず、男性の腕のなかで息をのむ。

「すごい・・・」

高い目線で見る星空は、吸い込まれそうなほど輝いて見えた。

(こんな綺麗な星空、もう見れないかもしれない・・・)

黙ったまま星を見上げる私をちらりと見下ろし、

男性もまたゆっくりと、その片目に星空を映していった・・・。


やがて地面へと足を降ろすと、私は男性を見上げ笑みを浮かべる。

「ありがとうございました」

ゼノ「ああ」

その時、真夜中を告げる鐘の音がなった。

(もう、部屋にもどらなくちゃ・・・)

私は男性を見上げ、静かに口を開く。

「また会う事ができたら、お話をさせてくださいね」

ゼノ「ああ・・・そうだな」

そして小さく頭を下げると、踵を返し、私は庭を駆けていった。

部屋へと戻る廊下の途中で、私はふと立ち止まる。

「・・・・・・」

(もう二度と会えないかもしれないけれど)

窓の外を見ると、先ほどよりも遠く星空が見えた。

(きっと夜空を見上げるたびに、あの方を思い出すんだろうな・・・)

やがて視線を戻すと、まっすぐに廊下を歩いていった。



そしてついに、誕生祭の当日を迎え・・・ー。

舞踏会に招かれていた私は、その会場を訪れていた。

(わあ、すごく華やか・・・・)

絢爛豪華な世界に、私は思わず息をのむ。

ジル「プリンセス」

すると隣に立つジルが、小さな声で告げた。

ジル「・・・シュタイン王国国王、ゼノ様がいらっしゃいます」

「え・・・・?」

私は緊張を隠せないまま、近づく国王の顔を見上げた。

「・・・・・」

ゼノ「・・・・・」

ゼノ様と顔を合わせると、私は言葉を失ってしまう。

(そんな、まさか・・・・・)

目の前に立ったのは、昨夜一緒に星空を見上げた男性だった。

ゼノ「・・・お前が、ウィスタリアのプリンセスか?」

あの低い声で、ゼノ様が訪ねる。

「はい・・・・ゼノ国王、ですか?」

同じように訪ねると、ゼノ様がふっと目を細めた。

「あ・・・」

口を開きかけたその時、不意に音楽が流れ出す。

ゼノ「・・・・・」

一瞬だけ楽隊に視線を寄せたゼノ様が、目の前の私に手を差し出した。

「・・・・・」

私は戸惑うまま、その手に指先で触れた。

そして、小さい声で言う。

「あ、あの・・・・私、ダンスが下手で」

ゼノ「・・・・・」

私の言葉を聞き、不安を拭うようにぎゅっと手を握ると、

ゼノ様が足を踏み出し、私の不器用なダンスをリードしてくれた。

(すごい・・・こんなに踊ることができるなんて)

滑らかな動きに感動していると、ゼノ様がぽつりとつぶやく。

ゼノ「・・・まさか、お前がプリンセスとはな」

(え・・・?)

やがて曲が終わり、ゆっくりと足が止まった。

耳に届かなかったゼノ様のつぶやきを、聞き返すことはできなかった。

ゼノ「・・・・・」

つないだままの手を一瞬だけぎゅっと握り、ゼノ様が告げる。

「・・・っ」

ゼノ「また会う時も、あるだろう」

そして私の手を離すと、ゼノ様は一度も振り返ることなく去っていった。

(ゼノ様・・・)

私は、慌てて口を開く。

「お誕生日、おめでとうございます・・・・!」

ゼノ「・・・・・」

小さくなる後ろ姿を見つめ、私はつないでいた手をみおろした。

(きっとまた、会えるよね・・・・)




その頃、ゼノはアルバートとともに、舞踏会会場を後にしていた。

アルバート「・・・・・」

少し後ろを歩くアルバートが、ゼノを見上げちらりと口を開く。

アルバート「珍しいですね。何か、良い事でも?」

ゼノ「いや・・・」

珍しく口元をほころばせたゼノが、窓の外へ目を向ける。

そこには、満点の星空が浮かんでいた・・・。



-----------------

ゼノ様素敵・・・


以上です




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*ユーリと秘密のBirthday*

2013-11-23 00:23:19 | イケメン王宮☆ユーリと秘密のBirthday
こんばんはー


皆様、メモリアルポスト進んでますか?

私はやっと2週目のやり取りが終わり、3週目をコツコツしています


また3週目が終わったら、手紙の内容載せようかな?

どうしようかな?



今日は、かなり前にあった「ユーリと秘密のBirthday」のネタバレレポいきたいと思います


この話はたしかまだユーリの本編が配信されてなかった頃のものなので、

かわいい内容です




それではいきます





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春の温かな風が吹き抜ける、ある昼下がり・・・ー。

私は公務の合間、いつも通りにユーリの淹れてくれたお茶を飲んでいた。

ユーリ「そういえば、カレン様・・・・・」

ユーリがふと、窓の外の日差しに目を細めながら尋ねる。

ユーリ「今度のお休みに、何をするかって決めたの?」

「うーん。。。」

お茶に口をつけながら、私は呟き答えた。

「城下に行って子どもたちに会いたいんだけど、一人で行くと、ジルに心配をかけてしまうし・・・」

ユーリ「そっか・・・・」

小さく首を傾げたユーリが、やがてひらめいたように言う。

ユーリ「じゃあ、俺がついていこうか?」

「え?でも・・・・」

ユーリの言葉を嬉しく感じながらも、私は窺うようにその顔を見上げた。

「ユーリも忙しいのに・・・」

ユーリ「大丈夫だよ」

ユーリがにっこりと笑みを浮かべ、告げる。

ユーリ「カレン様になら、俺はいつでも貸し出しできるようになってるから」

(ユーリ・・・・)

ユーリの気遣いに答えるように、私も頬をほころばせた。

「うん、ありがとう・・・・!」





そうして訪れた休日、私はユーリとともに城下を訪れていた。

ユーリ「わー賑やかだね」

「あんまり、城下には降りないの?」

隣を歩くその姿を見上げて尋ねると、ユーリが笑みを浮かべる。

ユーリ「うん。この格好だと、変なとこにいけないもんね」

やがて向かっていた子どもの家の近くまでやってくると、

私は嬉しさから、足を速めた。

「もうすぐだよ、ユーリ」

ユーリ「そっか、じゃあ」

頷くユーリが、ぴたりと立ち止まる。

(・・・・?)

振り返ると、ユーリが小さく手を振っている。

ユーリ「俺は行くね」

「えっ・・・・」

戸惑う私に待ち合わせ場所と時間だけを告げると、くるりと背を向けた。

私は慌てて、ユーリの腕を掴み引きとめてしまう。

ユーリ「・・・・・・・」

振り返ったユーリが私の手を見おろし、首を傾げた。

ユーリ「どうしたの?」

「あの・・・ユーリは、どうするの?」

するとふっと笑みを浮かべたユーリが、

通りの向こうにある市場の方へと視線を寄せた。

ユーリ「大丈夫、どこかで適当に時間つぶしてるからさ」

ユーリの指先が、優しく私の手を解いていく。

そうしてその手を軽く握ったまま、言った。

ユーリ「カレン様は気にせず、楽しんできてね」




時間はあっという間に過ぎ、私は待ち合わせ場所に急いでいた。

(ユーリの言葉に甘えて、すっかり長居をしちゃった)

遠く見える時計塔の針は、待ち合わせ時間が近いことを告げている。

(急がなくちゃ)

駆けていくと、私は広場にユーリの姿を見つけた。

「あ・・・・・・・・」

私は足を止め、乱れた息を整える。

「・・・・・・・・・・」

ユーリの周りには、綺麗な女の人たちの姿があった。

女1「どこかの執事なんでしょう?」

女2「若いのに、もったいないわよね」

女の人たちの会話にくすっと笑い、ユーリが視線を伏せたまま答える。

ユーリ「執事の仕事は気にいってるし、もうすぐ誕生日だから若くもないよ」

(え・・・・・・・・・・・・?)

その言葉に思わず息をのむと、気づいたユーリが呼びかけてくれた。

ユーリ「カレン様」

駆けよってくるユーリの姿に、私は小さな声で訊く。

「知り合いじゃないの・・・・?」

ユーリの後ろでは、女の人たちが不満そうに視線を送っていた。

きょとんとしたユーリが、やがて思いだしたように目を細める。

ユーリ「・・・・ああ」

ユーリ「暇つぶしに付き合ってくれただけの、知らない人だよ」



そして、その夜・・・・。

お城に戻った私は、部屋で寝る支度を整えていた。

「・・・・・・・・・・」

脳裏に、昼間のユーリの言葉がよみがえってくる。

ユーリ「もうすぐ誕生日だから・・・・」

(誕生日だなんて、知らなかった・・・・)

(毎日お世話になっているんだもの。何か出来ないかな)

考えながら髪を梳くと、私ははっと顔を上げた。

(そうだ。誕生日ケーキを作ってみようかな)




翌日、私はキッチンに立っていた。

「確か、次は・・・・」

作り方をメモした紙を見ていると、入口の方から声がする。

ユーリ「あれ?どうしたの?」

「ユーリ・・・・!」

思わず声をあげると、中に入ってきたユーリが私の手元を覗き込んだ。

ユーリ「ケーキを作るの?カレン様」

「う、うん・・・・」

戸惑いながらも頷くと、ユーリがにっこりと笑みを浮かべる。

ユーリ「俺も手伝うよ」

(え・・・・・・・・・!)

そうして断る口実が思い浮かばないまま、

ユーリに手伝ってもらうことになった。

やがてケーキが焼きあがると、キッチン中を甘く香ばしい香りが満たす。

「ありがとう、ユーリ」

ユーリ「うん。俺、お茶を淹れてくるね」

ユーリがいなくなったキッチンで、私はようやく息をついた。

(すごく、上手に焼けたみたい。 美味しそう・・・・)

(でも、これをユーリに渡すわけにはいかないよね)

部屋に戻るとソファに腰掛け、私は再び頭を悩ませていた。

(手作りの何かをあげるとかは、どうだろう)

(でも・・・・)


その時ドアが叩かれ、ユーリが顔を出す。

ユーリ「悩みごと?」

お茶を淹れてくれるユーリが、ゆっくりと話してくれた。

ユーリ「このお茶、リラックス効果があるみたい」

ユーリ「あんまり、考えすぎないようにね」

「うん・・・・・」

そのお茶の香りにほっとしながら、私はちらりとユーリを見上げる。

(何だか結局、ユーリに助けられてばかりだな・・・・・)

公務に戻った私は、執務室の机の上でため息をつく。

ジル「どうかしましたか?」

「・・・・・・・・・・・・」

尋ねられるまま、私はジルに聞いてみることにした。


ジル「・・・・ユーリの好きなもの、ですか?」

眉を寄せるジルが、わずかに考えるように間をあける。

ジル「・・・・わかりませんね」

「そうですか」

私が残念に思い視線を伏せると、ジルがぽつりと呟いた。

ジル「・・・・この城の中で、一番読めない人物かもしれないですからね」




そして陽が沈んだ頃、私は部屋へと戻っていた。

ユーリ「じゃあ、おやすみなさい、カレン様」

「あ。待って」

いつも通り部屋を出ていこうとするユーリを引きとめ、私は立ち上がる。

(こうなったら、直接聞いてみるしかないよね)

ユーリ「・・・・?」

「あの・・・・」

そうして振り返ったユーリに、私は尋ねた・・・・。

ユーリ「え? プレゼント?」

「うん・・・・誕生日なんだよね?」

すると驚いたように目を丸くして、ユーリが唸り声をあげる。

ユーリ「そうだけど・・・・・うーん」

悩むユーリに、私はそっと提案をしていった。

「たとえばお手伝い出来ることとか、してほしいことでもいいよ?」

ユーリ「・・・・してほしいことか」

私の言葉にひらめいたように顔を上げたユーリが、

すっと手を上げてベッドを指差す。

ユーリ「じゃあ、そこに座ってくれる?」

「え・・・・・・・?」

(どうするんだろう)

首を傾げながらも、私は言うとおりにベッドに腰掛ける。

「座ったよ、ユー・・・・・」

顔を上げかけると、ユーリが隣に座ったことに気づいた。

(・・・・・・・っ)

顔を向ければ触れてしまいそうな距離に、鼓動が高鳴っていく。

ユーリ「少しだけ・・・・」

ユーリの頭が、こてっと私の肩の上に乗った。

(え・・・・?)

ユーリ「カレン様を、貸してくれる?」

上目遣いで尋ねられ、私の鼓動が大きく跳ねる。

ユーリ「プレゼント、何でもいいんだよね?」

「う、うん・・・・・」

静かに頷きながらも、私は旨をぎゅっと押さえた。

ユーリ「やっぱり、すごくほっとする」

手持無沙汰なのか、

呟くユーリの指先が私の髪をくるくると巻き付け始める。

「・・・・・・・・・っ」

顔を真っ赤に染めながらも、先日の出来事を思い出す。


―ユーリ「カレン様になら、俺はいつでも貸し出しできるようになってるから」


(距離が近いからかな・・・・)

(貸すだけでも、すごく緊張してしまう)


ユーリ「ねえ、カレン様」

やがて面白がるように笑みを浮かべながら、ユーリが低くささやく。

ユーリ「・・・・もしかして、ドキドキしてる?」

「・・・・・・・・!」

ユーリの言葉に驚き、さらに鼓動を速めながら、私は小さく頷いた。

ユーリ「・・・・・俺も」

くすっと笑みを浮かべたユーリが、静かに肩から離れていく。

そうして間近から私の顔を覗き込むと、言った。

ユーリ「ありがとうね、カレン様」

「・・・・・私の方こそ、いつもありがとう、ユーリ」

「それと・・・・お誕生日、おめでとう」

告げると、ユーリが一瞬だけ面食らったような顔を浮かべ、

やがてふっと吹きだすように笑い始める。

ユーリ「うん」

その無邪気な笑い声に、私の胸の奥の方がぎゅっと音をたてた。

「あ・・・今夜は、私がお茶を淹れるね。ケーキもあるし」

ユーリ「・・・・・・・・・・・・・・」

立ちあがった私の背中を見つめながら、ユーリがそっと呟く。

ユーリ「カレン様で、良かったよ」

「え?」

(今、なんて言ったのかな。聞こえなかったけど・・・・)

振り返ると、小さく首を横に振るユーリも立ちあがった。

ユーリ「何でもないよ、カレン様」

ユーリ「お茶もケーキも、楽しみだなって思ってたところ」

ユーリの笑みが、いつもよりずっと柔らかく見える。

そうしてユーリと過ごす暖かな夜は、

笑みが絶えないままに、更けていった・・・・。



---------------



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*シド配信決定!!*

2013-11-22 16:13:42 | イケメン王宮☆本編
こんにちは

今日もイケメン王宮を攻略中です



大ニュースです


シド、配信決定ですーーーー



そろそろ来るかも・・・?とは思ってたけど、

本当に来たー


ということはシドも国王に選ばれるのかな・・・ちょっと想像できない



「せっかくだ。俺がどんな男か、教えてやるよ」

波乱の恋の行方は・・・―!?


詳細は近日公開予定らしいです


楽しみですね




*お菓子の家の甘いワナ ガチャ*

2013-11-19 09:54:04 | イケメン王宮☆ガチャ
もう終わりかけですが・・・イケメン王宮のファッションカタログガチャ、

「お菓子の家の甘いワナ ガチャ」が開催されてますよー



今回のガチャはお菓子のような甘いワナにかかってしまうストーリー付き!



木々が色とりどりに染まる頃のこと・・・


ルイ「・・・笑ったお返し」



そう言ってルイはキャンディーを自分の口に含むと・・・。



レオ「・・・本気かどうか、試してみる?」



しばらくレオの瞳を見つめてから、私は抗いようもなく瞳を閉じて・・・。



ゼノ「これに誘惑されて来てしまった」

ゼノ「許せ」



机の上に抱き下ろされると、ゼノ様の唇を胸元に感じる・・・。


アルバート「何かと思い開けたら・・・」

アルバート「まさか、プリンセスがいらっしゃるとは・・・・・・」



そうしてアルバートが眼鏡をかけ終えると、そこには・・・。




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3回目で必ず、ルイかレオかゼノのミニシナリオがもらえます

そして5回目で必ずアルバートのミニシナリオがもらえます



んーそれほど惹かれないけど・・・


ちょっとやってみようかなっ


ということでしてみましたー!!




まず1回目・・・


しゃらーん!


・・・・・・「チョコレートタワー」でした!



かわいいけど、最高にいらない!

まだ服とか靴の方がいいな・・・



よし、気を取り直して2回目・・・


しゃららーん!

・・・・・・「シンデレラガチャpt」でした!




あれか!「真夜中のロイヤルパレス ガチャ」回せってことか!

うんわかった、後で回そう!!




それでは、いよいよ、3回目っっっ


わくわく!

ドキドキ!

ルイかな?レオかな?ゼノ様かな?


いっけーーー!!



何だ!?何が出た!?




・・・・・・「カントリー調のワンピース」!!!


ということは限定ミニシナリオは・・・!?







ゼノ様だったーーー





ミニシナリオ、ゼノ様・・・


ゼノ様はやはり素敵です



アルのシナリオ・・・そう、眼鏡なしアルのシナリオはすごく気になるけど、

今回は3回だけにしておきました




次のガチャも楽しみです



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*Dreaming Princess ジル編 Sweet End*

2013-11-18 09:21:26 | イケメン王宮☆Dreaming Princess

イケメン王宮のイベント、「Dreaming Princess」

ジル編 スウィートエンドです




以下ネタバレ






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ジル「・・・何か、二人きりで致しましょうか」

「え・・・・・・」

思わず振り向くと、ジルは柔らかく微笑んで私を見つめていた。

「・・・どこかに、ジルと行きたいです」

瞳を輝かせてそう言った私に、ジルはクスクスと笑みを漏らす。

ジル「分かりました。ではそう致しましょう」

そう言って私の唇に優しくキスをすると、ジルはバスルームを出て行った・・・。



その日の深夜・・・―。

なんだか眠れずに書斎への道を歩いていると、ジルの部屋から光がこぼれている。

(ジル・・・・・・?)

そっと覗き込むと、ジルは机に向かって何かを書き付けていた。

(きっと、公務が立て込んでいるんだ・・・)

私はひとつ息をつき、ジルの部屋の扉を開けた。

「ジル」

ジル「カレン・・・」

深夜に訪れた私の姿に小渡置いた様子で、ジルが机から顔を上げる。

ジル「眠れないのですか?では、今・・・」

そう言って立ち上がろうとするジルに、私はもう一度声を掛けた。

「ジル・・・」

「私の事はいいので、公務を優先してください」

きっぱりとそう言うと、ジルはやがてイスの上で大きくため息をつく。

ジル「・・・カレンには、敵いませんね」

困ったように笑うと、ジルはゆっくりと立ち上がり、私を胸いっぱいに抱きしめた・・・―。



美しく晴れあがった翌朝・・・―。

一日予定がなくなった私は、一人でピアノを弾いていた。

(ジル・・・お仕事は順調かな・・・)

物思いにふけり、私は鍵盤から指を離す。


そうして少しぼうっとしていると、部屋に入ってきたレオに声をかけられた。

レオ「・・・音がすると思ったら、カレンちゃん?ジルと一緒じゃないの?」

「レオ・・・・・・」

「実は、ジルは一緒に過ごしてくれると言ったんだけど、公務が溜まっているようだったから・・・」

そう言うと、レオが心配そうに眉をひそめる。

(心配かけちゃったかな・・・)

そう思い、私はにっこりと笑って明るい声を出した。

「でも、久しぶりにピアノが弾けて嬉しいな」

そんな私を見て、レオはますます顔を曇らせる。


レオ「・・・仕事を優先してカレンちゃんにこんな顔させるなんて・・・」

レオ「ジルも、ダメだな」

やがてそう言うと、レオは顎に手を当てて、何やら考えを巡らせ始めた。

レオ「あ・・・良い事思いついた」

レオ「ちょっと耳貸して、カレンちゃん」

楽しそうにそう言うと、レオは私の耳に唇を寄せ、

レオ「ジルが焼きもちやくとこ、見てみたくない?」

そう囁きかけた。

「え・・・?でも・・・・・・」

レオ「いいでしょ。どうせ、ピアノのレッスンも最近できてないし」

レオ「カレンちゃんは、俺の言う通りにレッスンを受けてくれればいいから」

(レッスンを受けるだけなら、いいよね・・・?)

「う、うん・・・・・・」

小さく答えると、レオは早速私の横に立ってレッスンを始めた。

レオ「じゃあ、続きからはじめて」


私が曲を弾き始めると、レオは所々で私の手を持ち、丁寧に指導をしてくれる。

レオ「もう少し手首を柔らかく・・・そう」

レオ「その音は、人差し指で弾くんだよ」

丁度レオに指使いの指導をしてもらっていた時・・・

ジル「・・・レオ・・・?」

ジルが私の様子を見にやってきた。

レオ「あ、見つかっちゃった」

レオがわざとらしくそう言うと、ジルはあからさまに眉をしかめる。

ジル「・・・何をしているのですか」

そう言うとジルは、私の指に触れているレオの手を掴み、

ジル「・・・お疲れさまです。あとは、私が」

冷たい笑みを顔に貼り付けた。

レオ「あーあ・・・いいところだったのに」

ジルに向かってそう言うと、レオは去り際に私の耳元にこっそりとささやきかける。

レオ「効果てきめん」

そうしてにっこりと微笑むと、レオは部屋から出て行った。

二人きりになると、ジルはゆっくりと譜面を手に取り・・・―。


穏やかな秋の日差しが差し込むサロンに、ジルの靴音が響いている。

ジル「・・・何をしていたのですか?」

楽譜をパラパラとめくりながら、ジルが私に尋ねる。

(ジル・・・怒ってるのかな・・・?)

微笑んでいるものの、少し冷たい雰囲気を漂わせるジルに、

私はなんだか居心地が悪くなって顔を俯かせた。

「えっと・・・レオが、ピアノを教えてくれていて・・・・・・」

しどろもどろにそう答えると、ジルは手にしていた楽譜を私の前に戻し、

そっと私の手を取って鍵盤の上に置いた。

ジル「・・・そうですか」

にっこりと笑うと、ジルは私の後ろに周り、優しい声で囁く。

ジル「では、その成果を見せていただきましょう」

「え・・・・・・?」

ジル「さあ、2楽章から始めてください」

振り向くと、ジルはにっこりと私に微笑みかけた。

(・・・ジル、どうしたのかな・・・・・・?)

ジル「さあ」

有無を言わせない口ぶりに、私は言われた通りに曲を弾き始める。


すると、やがてジルの指が背筋を辿り・・・

「・・・・・・っ」

私は思わず、ピアノを弾く手を止めた。

ジル「どうしました?」

ジルが余裕たっぷりに私に微笑みかける。

「・・・だって・・・・・・」

ジル「・・・レオの時は、きちんと続けていたように見えましたが」

「え・・・・・・?」

(・・・だって、レオは・・・・・・)

言葉にしようとすると、ジルが譜面を叩いて私に先を促す。

そうして再び弾き始めると、ジルのキスを首筋に感じた。

「ジ・・・ル・・・っ」

ジル「・・・いけませんね」

ジル「どうやら私は、時々貴女の事となると冷静な判断ができなくなるようです」

「え・・・?」

ジル「これでも、いつも必死に平静を装っているのですよ」



ジル「ですが・・・今日は・・・そんな事も出来そうにありません」



そう言うなり、ジルは私を鍵盤の上に押し倒す。

胸元に唇を落とされ、ドレスのリボンが解かれていくのを感じる。

(寂しいのは・・・ジルも一緒だったんだ・・・・・・)

全身にジルの唇を感じながら、私はぼんやりと想いを巡らせた。

(ジルには申し訳ないけど・・・)

(何だか、嬉しいな・・・・・・)

柔らかな日差しが差し込む部屋に、途切れ途切れのピアノの音が響く。

その音を聞きながら、私はそっと、ジルを抱きしめて微笑みを浮かべた・・・―。



-------------------


おわり




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