イケメン王宮 双子のSweet Birthday
お待たせしました、レオ編プレミアエンドです
電車の中でやっていたのでストーリーをメモするので精いっぱいで、
写真は取れませんでした。。。
すみません
ではどうぞ
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レオ「俺のお願い、聞いてくれる?」
レオ「約束、覚えてるよね?」
レオの言葉に、私は約束を思い出す。
レオ「負けた方は勝った方の言うことを一つだけ聞くっていうのは、どう?」
「うん・・・・・・」
真っ赤になりながらも頷くと、レオがにっこりと微笑んだ。
「でもその前に、お茶、入れてもいい?」
レオ「もちろん」
レオが笑いながら頷く様子に、私は緊張しながらティーポットに手をかける。
(レオのお願いって、何だろう・・・・・・)
そうして頭を悩ませていたせいで、私は誤って指先に熱いお茶をかけてしまった。
「・・・・・・っ・・・」
わずかに走った痛みに驚き思わず腕を引くと、レオが立ち上がる。
レオ「やけどしたの?」
「ううん、少しかかっただけだから・・・・・・お茶を替えてくるね」
慌てて立ち上がると、レオが私の腕を取った。
レオ「だめだよ」
そしてそのまま強引に私の手を引き、部屋を出て行った。
お風呂へとやっと来ると、レオが私の手に水をかけた。
「大げさだよ」
レオ「女の子なんだから、跡が残ったら大変でしょ」
そして視線を上げ、ふっと目を細める。
濡れた私の手を持ち上げると、
わずかだけ赤くなった指先にキスをした。
レオ「大切にして」
レオの唇が指先に触れ、私の鼓動が一つ大きくなった。
「あ・・・・・・」
(こんな風に大切に扱われると、ドキドキしちゃうな・・・・・・)
レオ「・・・・・・」
すると目を細め、レオが私の顔を覗きこむ。
レオ「何か今すごい色っぽい顔してるけど、どうしたの?」
「え・・・・・・っ・・・」
レオの言葉に驚き顔を上げると、途端に唇をふさがれた。
「・・・・・・んっ・・・」
湯気のたつお風呂場で交わされるキスに、私は目まいを覚えてしまう。
絡まった舌が微かに音をたてて離れると、レオが深く息をついた。
レオ「カレンちゃん」
「・・・・・・」
間近からレオを見つめられ、私は思わず背中を後ろの壁に預ける。
すると、その瞬間・・・-。
「・・・・・・!」
私の背中にノブが触れ、壁際のシャワーから水が降ってきた。
「ご、ごめんレオ・・・・・・」
慌てて謝りシャワーを止めると、レオがわずかに顔をうつむかせる。
そして吹き出すように、笑い声を上げた。
レオ「ほんと飽きないよね、カレンちゃんは」
そしてゆっくりと、私のドレスに手をかけた。
レオ「脱いだ方がいいかも。・・・・・・どうする?」
「・・・・・・っ・・・」
レオに尋ねられ、私はわずかに息をのむ。
濡れたドレスからは、水が滴っていた。
レオ「・・・・・・脱がせてもいい?」
レオはそう言うと私の身体を抱き寄せ、耳元に唇をつける。
レオ「お願い」
その言葉に、私はレオとのやりとりを思い出す。
レオ「俺のお願い、聞いてくれる?」
「うん・・・・・・」
「・・・・・・ずるいよ」
小さな声で呟くと、レオがくすっと笑った。
レオ「やだな、そんなこととっくに知ってたでしょ」
そして私の身体を抱き上げると、浴槽の縁に座らせる。
「レ、レオ・・・・・・あの」
レオの肩に手をつくと、私は背中を震わせた。
レオの指先が紐を探り解くその仕草に、吐息が熱く変わっていく。
やがて顔を上げたレオが唇をふさぐようにキスをした。
「・・・・・・んっ」
レオの口づけが深く変わっていく間に、私の肩からドレスが降ろされる。
落ちたドレスがお湯の張られた湯船に、その端をつけた・・・。
夜のお風呂場に、私をレオが交わすキスが甘く響いていく。
濡れた肌が空気に触れ、私は寒さにわずかに肌を震わせた。
レオ「・・・・・・」
すると気づいたレオが私を抱きしめ、そのまま湯船へと入っていく。
「レオ、服が・・・・・・っ・・・」
レオ「・・・・・・ん?」
レオが湯船に浸かりながら、舐めるような甘いキスを繰り返していった。
やがて首筋に触れると、
濡れて張りついた私の髪を、指先でかくようによける。
レオ「・・・・・・顔も身体も、真っ赤だね」
「・・・・・・っ・・・」
レオのからかうような笑みに、私は顔を逸らした。
「そんなこと、言わないで」
レオ「かわいいな、カレンちゃんは。本当に・・・・・・」
レオが笑いながら、私の身体をぐっと寄せた。
のぼせそうになった私の身体にドレスを着せ、
横抱きにしたまま、レオが部屋のドアを開けた。
レオの髪からは、水滴がまだしたたっている。
(綺麗・・・・・・)
思わずほうっと吐息をつくと、レオが私の身体をベッドに横たえた。
その時、どこからか真夜中を告げる鐘の音が響いてくる。
レオ「・・・」
(今日は、レオの生まれた日・・・・・・)
私は静かに、口を開いた。
「レオ・・・・・・」
レオ「ん?」
優しく響くレオの低い声音に触れたくて、
私はそっと、その唇に手を伸ばす。
「あのね・・・・・・」
(レオが生まれた日に、伝えたいと思ってた)
私は真っ直ぐにレオを見上げ、静かに口を開いた。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
レオ「・・・・・・」
一瞬動きを止めたレオが、唇に笑みを浮かべる。
そして伸ばした私の手を優しく取ると、音を立ててキスをした。
レオ「そんな風に言ってくれるんだね、カレンちゃんは」
手を離すと、すでに乱れた私のドレスを起用に脱がせていく。
「ぁ・・・・・・っ」
身体中の曲線を確かめるような仕草に、声をこぼれた。
レオ「・・・・・・俺は、カレンのために生まれてきたのかもね」
「・・・・・・レオ?」
名前を呼ぶと顔を上げ、レオが微笑んで告げる。
レオ「好きだよ」
「・・・・・・」
レオの言葉に、涙が浮かびそうになった。
(そんな言葉を貰えるとは思わなかった)
「私も・・・・・・」
微かに震える声で答えると、レオが目を細める。
そして何も言わないまま、触れるだけのキスをした。
「・・・・・・っ・・・」
身体中が震えるよなキスに、私はレオの背中に手をまわす。
そして長く甘い夜を想い、目を閉じると、
私はレオの背中に指先を深く沈めていった・・・。
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以上です