行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

年金生活者のマネー 余生と資産構成

2017-12-15 22:09:11 | 年金生活者
最近100歳までの余生プランというか生活プランが喧伝され、それには自分のマネープランが不可欠と云われる。60歳定年からこの世とおさらばするまでの夫婦の生活費は3000万から5000万円まで諸説が週刊誌などで賑わしている。収入の方は年金と退職一時金、定年延長もしくは再雇用、再就職で稼ぐ賃金で、必要生活費からトータル収入を差し引いてネットの必要資金が出て来る。最近の専門家の説はできる限り働かせようとの傾向が強い。勤勉な日本人に合った説だ。欧州ではそういったことは通用しないだろう。40年働いたら後はゆっくりという人が多いからだ。
 
自分も含め多くの人は65歳ぐらいまでは現役として働き、後は好きなことをやって人生をエンジョイしたいというグループだろう。自営業の方は70歳、75歳と健康のことを考えながらボチボチと働く人が多いようだが、くれぐれも健康第一を考えることで、無理して年金ももらわずに召された友人が結構いる。

ネットの必要資金運用はその人の働き方(考え方)によってポートフォリオ(資産構成)が変わってくる。具体的には以下の8の資産運営方法で分散投資をし、自分のお金に今度は働いて貰うことだ。
以下のポートフォリオはある信託銀行の商品から引っ張り出してきたもので、全て投信で運用するプロの提案だ。すべてインデックス投信で構成されているので郵便局でも可能だ。参考に年金基金の運用も掲載した。
年齢適用は自分の考え方で各人によって変わる
        60歳 65歳 70歳 75歳 80歳  年金基金
国内株式    27% 23% 18% 14% 10%  24.35%
先進国株式   27% 22% 17% 12% 7%    24.03%
新興国株式   30% 12% 8%   4%   0%
国内債券    1%   7%  25%  37%  49%  28.5%
先進国債券   1%   3%   9%  19% 29%    14.02%
新興国債券   1%   12% 8%  4%   0%
国内リート   5%   9%   6%  4%   2%
先進国リート  8%   12% 9%  6%   3%
短期債権                      9.1%

歳取るにつれて安全性重視で債権の比重が増してくる。年金基金の運用は株式運用から見ると、65歳での運用に近い。80歳以降は使うだけなので運用は止めて現金で持つという考え方もある。

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