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●桂歌丸さん…《戦争なんて本当に愚の骨頂》《あんな思いなんか二度としたくないし、させたくない》

2018年07月20日 00時00分31秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの訃報記事【桂歌丸が語った戦争への危機感「戦争を知らない政治家が戦争に触れるな」 国策落語を作らされた落語界の暗い過去も】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4104.html)。

 《彼がもうひとつ繰り返し語り続けていたのが「戦争」の話である》

  【あの人のことば/桂歌丸さんは訴えていた、戦争の愚かさを。「あんなものは愚の骨頂です」】(https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/02/utamaru-legend_a_23472620/?ncid=tweetlnkjphpmg00000001)によると、《子どもさんたちに難しいことかもわかりませんけれども、簡単に言えば、戦争、人間同士の争いというもの、あるいは国同士の争いというものこういうものは決してやるもんじゃないということを感じてもらいたいですよね。本当にいやな思いをしましたんでね》。

 桂歌丸さんのご冥福をお祈りします。でも、テレビなどでの追悼番組では、なぜかあまり語られない…反戦について。《戦争なんて本当に愚の骨頂》《戦争の『せ』の字もしてもらいたくないですよね。あんな思いなんか二度としたくないし、させたくない》。
 反戦を語れる人がどんどんと少なくなっていく。愛僕者が幅をきかせて、取巻きの亡国者達が「戦争」へと誘う。

   『●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」と諭すべき
        立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン
    「桂歌丸さんは、《戦争なんて本当に愚の骨頂》と(【落語家 桂歌丸さん
     /桂歌丸が語る戦争】『報道特集』、2017年8月5日)。以前の
     アサヒコムの記事【涙や怒りはあっても笑いがない、それが戦争 
     桂歌丸さん】によると、《今、日本は色んな…。戦争の『せ』の字も
     してもらいたくないですよねあんな思いなんか二度としたくないし、
     させたくない》」

 《高畑勲野坂昭如大橋巨泉永六輔かこさとし水木しげる愛川欽也金子兜太など、戦争を知り、自身の体験をもとに平和を希求するメッセージを発してきた戦中世代の著名人が続々と鬼籍に入り始めている》。

   『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)
     「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
      成田三樹夫は、「最近の役者…いやらしいのが多すぎる
      ・・・総理大臣主催のナントカ会…ニコニコして出かけて行って
      握手なんかして喜んでるだろ。…情けなくなっちまうね
      権力にへたへたする役者じゃ意味がない
      …バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」

   ●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
                  …バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》

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http://lite-ra.com/2018/07/post-4104.html

桂歌丸が語った戦争への危機感「戦争を知らない政治家が戦争に触れるな」 国策落語を作らされた落語界の暗い過去も
2018.07.03

     (『歌丸 極上人生』(祥伝社))

 きのう7月2日、落語家の桂歌丸が亡くなった。81歳だった。桂歌丸は『笑点』(日本テレビ)での司会ぶりはもとより、古典落語の発掘と継承にも尽力し、落語界に多大な功績を残した。ここ最近は体調不良で入退院を繰り返し、鼻に酸素吸入のためのチューブをつけた状態で公の場に姿を見せることも多かったが、それでも高座に上がり続けた。

 最期まで噺家として生き、晩年は古典落語の継承に関して後輩の噺家たちに厳しい苦言を呈していた姿も印象的だが、彼がもうひとつ繰り返し語り続けていたのが「戦争」の話である。

 たとえば、2015年10月19日付朝日新聞デジタルでは、こんな言葉を残している。

   「今、日本は色んなことでもめてるじゃないですか。
    戦争の『せ』の字もしてもらいたくないですよね。
    あんな思いなんか二度としたくないし、させたくない

   「テレビで戦争が見られる時代ですからね。あれを見て若い方が
    かっこいいと思ったら、えらいことになる

 桂歌丸は1936年に横浜で生まれたが、戦争のため、小学校2年生で千葉に疎開することになる。疎開先の学校ではイジメに遭っていたので、早く横浜に帰りたいと願っていたそうだが、千葉にいたおかげで横浜大空襲に巻き込まれることはなかった。

 1945年5月29日に起きた横浜大空襲は、8000人以上の犠牲者を出した空襲である。前述した通り、千葉に疎開していた歌丸自身はこの空襲に直接はさらされていないが、雨のように降り注ぐ焼夷弾の下には祖母がいた。2017年8月5日放送の『報道特集』(TBS)で、歌丸はそのときのことをこのように語っている。

   「(千葉市)誉田の山のなかに小高い所があったんです。
    昼間でしたからね、横浜の空襲は。そこに登りますと、東京湾を隔てて
    向こう側に横浜があるわけです。黒煙が上がっているのが見えるわけ
    ですよ、千葉から。横浜が焼けている。『大丈夫かな? 大丈夫かな?』
    って、そのことばっかりでしたね。つまり、おばあちゃんの身を案じることが」

 結果的に、祖母は生き残った。たまたま逃げた橋の近くだけが焼け残り、一命をとりとめたのだ。定員で入るのを拒まれた久保山の防空壕に避難していた人たちは焼け死んでおり、偶然に偶然が重なって生き延びることができたのである。

 このような経験が「戦争の『せ』の字もしてもらいたくない」という発言につながっていくわけだが、歌丸にはもうひとつ戦争への怒りを唱える理由がある。

 前述『報道特集』のなかで歌丸は、「人間、泣かせることと怒らせることは簡単なんですよ。笑わせることぐらい難しいことはないですよ」と語りつつ、戦時中の「禁演落語」について語る。

 禁演落語とは、遊郭に関した噺、妾を扱った噺、色恋にまつわる噺など、国のための質素倹約を奨励された時局に合わないとされ、高座に上げられることを禁じられた53の噺のこと。そのなかには吉原を舞台にした「明鳥」など、今でも盛んに高座に上げられる人気の噺も含まれていた。

 また、当時の落語界は観客に人気の古典落語を捨て去ったのみならず、表向きは自ら進んで戦争に協力した。時局柄政府にとって都合のいいグロテスクな国策落語を多く生み出してしまったという過去ももっている。歌丸は落語界がもつ暗い歴史をこのように語る。

   「あの落語をやっちゃいけない、この落語をやっちゃいけない、
    全部お上から止められたわけですよ。だから、「長屋の花見」を
    改作して「長屋の防空演習」としてやっている師匠もいましたよ。
    面白くないよ、そんなものは」

 そして歌丸はインタビューの最後、『笑点』では見ることのない怒りに満ちた表情でこのように語りかけた。ここで彼の脳裏に誰が浮かんでいたかは言わずとも想像つくだろう。

   「戦争を知らない政治家が戦争に触れるなと言いたくなるんです。
    戦争を知らなかったら、戦争をもっと研究しろって言うんです。
    戦争っていうのは良い物なのか悪い物なのか、この判断を
    きっちりとしろって言いたくなるんです。それをただ上辺だけで
    話しているからおかしくなっちゃうんです。良い物だと思っている
    政治家だったら我々は選ばないです。絶対に

 高畑勲野坂昭如大橋巨泉永六輔かこさとし水木しげる愛川欽也金子兜太など、戦争を知り、自身の体験をもとに平和を希求するメッセージを発してきた戦中世代の著名人が続々と鬼籍に入り始めている

 そのなかにおいて、「戦争を知らない政治家が戦争に触れるな」という言葉は重く響く。古典落語の伝統とともに、この思いも受け継ぎ、次の世代にしっかりと受け渡していかなくてはならない。

(編集部)
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●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」

2017年11月08日 00時00分08秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>「愚かな戦争」伝える】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-558953.html)。
東京新聞の社説【週のはじめに考える 七十二年六日九日十五日】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017082702000161.html)。

 《「1944年、日本軍が開発した特攻艇「震洋」。…沖縄では実戦に投入された。ベニヤ板で作られ、船首に約250キロの爆薬が積めるようになっている…▼戦争では兵士だけではなく、住民もまた大きな犠牲を強いられる。グアム周辺へのミサイル発射計画を巡り、北朝鮮と米国の緊張が高まっていることが連日報道されている。まず指導者たちこそ過去の愚かな戦争に学ぶ必要がある》。
 《改めて戦争の話をさせていただくことにします。あの戦争以後に巡ってきた八月の中で、もしかすると朝鮮戦争時以外では最も戦争に接近した八月かもしれないと思うからです》。

   『●島袋文子さん「基地を置くから戦争が起こる。
      戦争をしたいなら、血の泥水を飲んでからにしてほしい」

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ 
        「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
    《「屋内や地下へ避難」「物陰に隠れる」などトンチンカン。
     ミサイルがどの方向から飛んでくるのか分からないのに「物陰」を
     どう判断するのか。相変わらず「竹やりでB―29を撃墜」の発想》

   『●「「危機が迫っている」とあおり、時の政権の求心力を高める手法」
                       …メディア買収と国内に向けての圧力
   『●米中戦争の「防波堤」: 与那国駐屯地による「活性化」?  
                        「島民との融和」か分断か?
   『●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」
       と諭すべき立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン
   『●グアムと沖縄: 「脅威にさらされ」続け、
       「標的にされ」続け、「尊い犠牲」論を強いられ続ける人々

 北朝鮮によるミサイル問題で、米朝が子供の口げんかレベルの罵り合いをしている昨今、《最も戦争に接近した八月》だった。酷い夏、酷い秋でした。

 《竹やりでB―29を撃墜》、《特攻艇「震洋」…ベニヤ板で作られ、船首に約250キロの爆薬が積めるようになっている》、《本土決戦を水際で食い止める「人間機雷」…竹ざおの先の機雷を突き上げて自爆…「伏龍」と名付けられた水際特攻隊》…《「こんなもので戦争をしたのか」と、その粗末な造りに》誰しもが驚かされる。現実には、《爆発事故や輸送中の機雷攻撃などで約2500人の隊員が犠牲》、そして、《潜水具には構造的な欠陥があり、多くの若者が訓練中の事故で命を失った》そうだ。《戦争指導者の愚劣さが凝縮》…それを学ばないニッポンの《指導者》の皆さん。いま、米朝に「頭を冷やせ」と諌めるどころか、戦争法や壊憲を背景に、火に油を注ぐ始末。そんなに「戦争」したいものかね?
 青木理さんの言葉(【サンデーモーニング】、2017年9月3日)に全く同感…「日本がどう向き合うか。先の大戦で、ドイツは敗戦して分断された。ところが、アジアでは解放された朝鮮が分断された。プラス、日本は戦後、朝鮮戦争を梃子にして経済発展の土台を築いた。基地は沖縄に押し付けたんですよ。つまり、今のこの米朝の対立も分断も、日本は歴史的な責任からは逃れられない。歴史を考えた時に、北朝鮮と単に対峙しているだけではなくて、どう向き合うかというのは、自ずから明らかになってくる。むしろ、朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない、ということは忘れてはいけない」

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    「靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。
     潜水服姿で頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、
     身構えている。先端に付けられているのは機雷である
     ▼…本土決戦を水際で食い止める「人間機雷の存在は
     ほとんど知られていないのだから
▼…竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する
。「伏龍」と名付けられた
     水際特攻隊である▼…潜水具には構造的な欠陥があり、
     多くの若者が訓練中の事故で命を失った
▼当時の
     戦争指導者の愚劣さが凝縮されている人間機雷を
     考えたのは、参謀として真珠湾攻撃の作戦を
     立案した人物
だ。・・・▼戦争が長引けば伏龍の要員に
     なるはずだった人物に城山三郎さんがいる。
     特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家の原点
     だろう。「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」。
     城山さんの言葉が重く響く。」

 《まず指導者たちこそ過去の愚かな戦争に学ぶ必要がある》のに、最も危険で、最も愚かな自公政権は何も学ぼうとはしない。彼・彼女やその支持者には、《戦争絶滅受合法案》を自らに課す勇気もない。

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
     「二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、
      戦争をなくせると考えて起草した法案がある。題して
      「戦争絶滅受合(うけあい)法案」▼戦争の開始から十時間以内に、
      敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り込む。順序はまず国家元首、
      次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、各省の次官、
      そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しなかった
      宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線
      野戦病院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
      安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう


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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-558953.html

<金口木舌>「愚かな戦争」伝える
2017年8月21日 06:00

 1944年、日本軍が開発した特攻艇「震洋」。国内各地やフィリピン、台湾などにも部隊が置かれ、沖縄では実戦に投入された。ベニヤ板で作られ、船首に約250キロの爆薬が積めるようになっている

▼原寸大のレプリカが現在、金武町立中央公民館に展示されている。復元したのは沖縄鍾乳洞協会理事長の山内平三郎さん(70)=八重瀬町=だ。昨年、作った時に感じたのは「戦争の愚かさ」だった

▼爆薬を積むと重さで前が沈み、速度が出なかったといわれる。体当たり攻撃で損害を受けた米軍艦船は4隻。一方、爆発事故や輸送中の機雷攻撃などで約2500人の隊員が犠牲になった

▼不利な戦局を一挙に転換することを狙い投入された特攻兵器。山内さんは「こんなもので戦争をしたのか」と、その粗末な造りに驚いた。まさに、人の命を粗末に扱う作戦だった

▼金武町には戦時中、金武と屋嘉に「震洋」の部隊が駐屯した。町教育委員会によると、特攻艇を格納する壕の構築のため、地元の女性や子どもたちも動員され、土を運び出す作業などに従事させられた

戦争では兵士だけではなく住民もまた大きな犠牲を強いられるグアム周辺へのミサイル発射計画を巡り、北朝鮮と米国の緊張が高まっていることが連日報道されている。まず指導者たちこそ過去の愚かな戦争に学ぶ必要がある
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017082702000161.html

【社説】
週のはじめに考える 七十二年六日九日十五日
2017年8月27日

 広島、長崎の原爆忌、そして終戦の日。戦争にからむ特別な日を三つながらに抱え込んだ八月が、なお喧(かまびす)しい蝉(せみ)時雨の中で暮れていきます。

 またか、と思われるかもしれません。この月に戦争関連の報道が集中することを皮肉った八月のジャーナリズムなる言葉もあるぐらいですから。でも、ここは一つ、少し開き直って、改めて戦争の話をさせていただくことにします。あの戦争以後に巡ってきた八月の中で、もしかすると朝鮮戦争時以外では最も戦争に接近した八月かもしれないと思うからです。


◆北朝鮮と米国

 言うまでもなく、ミサイルで威嚇する北朝鮮の問題です。実際、マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は十三日、米テレビでこう語っています。「一週間前と比べ、われわれが戦争に近づいたとは思わないが、十年前と比べたら近づいている」

 北朝鮮をめぐる情勢が緊迫したことはこれまでにもありましたが、今度はいくつかの点でかなり事情が異なります。彼(か)の国の指導者の思考が読めないのは相変わらずだとしても、米国では、理性的とも冷静とも言い難い人物が大統領のいすに座っています

 まったく、最近の米朝による言葉の応酬を聞いているとハラハラしてなりません

 「北朝鮮は炎と怒りに直面する」(トランプ大統領)とか「無慈悲な報復と懲罰を免れない」(朝鮮人民軍の幹部)とか、表現は次第にエスカレート頼りない外交チャンネルしかない以上、首脳らが発言に込めるメッセージが持つ意味は大変重いはずですが、含意は少しも感じられません

 さらに、言葉の魔力とでも言うのでしょうか。オバマ政権で統合参謀本部議長を務めたマイケル・マレン氏の指摘には、いささかの恐怖さえ覚えます。

   「(トランプ氏の言葉は)彼自身の行動を縛ることになる
    制御できない事態に陥る恐れがある


◆戦争に近づく

 気になることはもう一つ。Wartime President(戦時の大統領)の効用です。就任後、決して評価の高くなかったブッシュ大統領(子)は「9・11」後、アフガニスタン戦争で急速に支持を高めました。さらにイラク攻撃に向かうか、という時、ある米国の政治学者は語ったものです。「経済と取り組むより戦争の方が楽だと思っているのでは

 支持率低迷が続くトランプ大統領です。政権浮揚に必死になるあまり、「戦時の大統領」の“誘惑”に近寄っていく…。考えたくありませんが、ロシアゲート、相次ぐ政権高官の辞任など現状の体たらくをみれば、そんなことまで心配になってきます

 そして、三つ目は、まさに、わが国の事情に、これまでの北朝鮮危機の際とは大きな違いがあります。つい一年半前、米国の軍事行動に加わることに道を開く安保関連法が施行されてしまっている点です。この国を「戦える国」に変質させたとも評されますが、事実、北朝鮮が米領グアム島周辺へのミサイル発射計画を明かした時、小野寺防衛相は、もし発射されれば、安保関連法に基づき集団的自衛権を行使して迎撃することは可能、との見解を示しています。

 ですから、仮に、安保関連法が「戦争法」でなかったとしても、自ら戦争に近寄っていく振る舞いであることは間違いないでしょう。この上はもう一歩、いや一ミリたりとも戦争に近づかない。それが肝要です

 有名な渡辺白泉の<戦争が廊下の奥に立つてゐた>の句が詠まれたのは、戦前の一九三九年。時代下って、現代歌人の一人はこう詠んでいます。<奥行きのある廊下など今は無く立てずに浮遊している、なにか>松木秀。日常に忍び込んでくる戦争は今、より一層、見えにくくなっている、と考えた方がよいかもしれません。

 確かに、戦争は、はっきり姿を現すまでの間は戦争の顔をしていないでしょう。よく持ち出されるラテン語の警句、<平和を欲するなら、戦争の準備をせよ>のように、時には平和の顔を装うことさえあるはずです。

 ですから、私たちは、戦争がはっきり戦争の顔をするずっと前からそのにおいや気配(あるいは「浮遊している、なにか」)に敏感に、拒絶の声を上げていくほかないきっと過敏なぐらい、心配性なぐらい、くどいぐらいでちょうどいいのです。


◆平和を思う月

 <七十年 六日九日十五日>高塚鎭昭。これは二年前、戦後七十年を記念して出版社の六曜社が公募した川柳作品の優秀作です。この国では、ただそう言うだけで、それだと分かる「平和を思う月」を送りながら、不戦への思いをさらに強くします
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●「日米の軍事一体化はますますエスカレート」し「兵站」=「イージス艦に給油」…「自衛隊は格好の餌食」

2017年09月16日 00時00分35秒 | Weblog


東京新聞の記事【米イージス艦に洋上給油 日米一体化把握できず 新任務非公表】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017091502000119.html)。
日刊ゲンダイの記事【米イージス艦に初補給 “米軍と一体”で自衛隊は格好の標的】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213629)。

 《海上自衛隊の補給艦が安全保障関連法に基づき、日本海で北朝鮮の弾道ミサイル防衛(BMD)に当たる米イージス艦に洋上給油…海自が五月に実施した「米艦防護」に続く安保法の新任務だが、政府は米軍の意向を踏まえ、いずれも公表していない国民が実情を把握できないまま自衛隊と米軍の一体化が加速度的に進み、専門家からはリスク増を懸念する声が上がる》。
 《海上自衛隊の補給艦が日本海で北朝鮮による弾道ミサイル発射の警戒に当たる米イージス艦に給油…安保関連法に基づく初の補給任務で、今年4月から、月1回程度のペースで洋上で給油活動を実施…米側の要請で非公表としていたが、今回、菅官房長官が認めた…日米の運用が一体化すればするほど、自衛隊のリスクは高まっていくことになる…政府は何かにつけて“後方支援”であることを強調しますが、米イージス艦への給油は紛れもない兵站です》。


 日刊ゲンダイの記事【北また弾道ミサイル発射 飛行距離3700kmでグアム射程実証】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213631)によると、9月《15日7時前に北朝鮮がミサイルをぶっ放した。先月29日同様、北海道の襟裳岬上空を通過し、太平洋上に落下したとみられる。飛行距離は前回から延びて3700キロと推定され、米領グアムが射程内に入った。北海道など12道県に全国瞬時警報システム「Jアラート」が出されたが、被害の情報はなく、「2回目なので慣れてしまった」という声も聞かれた》。
 「Jアラート」=「Aアラート」こそがニッポンへの「圧力」になり、社会を混乱させ、不安を煽っている。ミサイルのリスクよりも、アベ様暴発のリスクの方がはるかに高いのではないか。
 《兵站が(多国籍)部隊の指揮下に入るのは(軍事の)常識だ》…米イージス艦に洋上給油という「兵站」。「挑発」しているのは北朝鮮だけなのか? 頭を冷やすべきは米朝だけなのか?

   『●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」:
      「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」
    《首相は、自衛隊の活動地域で戦闘が起こった場合、活動の
     「一時中止、退避を定めている。安全が確保されている場所で
     しっかりと後方支援したい。リスクとは関わりない」と答えた。
     しかし、後方支援は、いわゆる「兵站(へいたん)」だ。今は戦闘が
     行われていなくても、武器・弾薬の輸送などを行えば戦闘部隊と
     一体とみなされて攻撃され、反撃する可能性もあるだろう》
    《安倍内閣は、これまで安保法制と呼んでいたものを法案提出に当たって
     「平和安全法制と呼びかえた。「戦争法案」との批判を避ける意図が
     あるのだろう》

   『●神浦元彰さん「後方支援がなければ
     前線の戦闘は成り立ちません。後方支援は紛れもない武力行使」
   『●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と
         一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」
    《志位委員長はまず、自衛隊が「後方支援」中に攻撃され、応戦する
     可能性についてただし、これが憲法に違反する「戦闘行為」に当たる
     のではないかと迫った》
    《これに対し、首相は「『任務遂行型』ではなく『自己保存型』の
     武器使用であり、(攻撃された場合は)ただちに退避する」と答弁したが、
     志位委員長は武器使用の定義や概念は国際法上、存在しない
     と畳み掛け、安倍首相がいう「自己保存型」であっても、
     明確な憲法違反――と指摘。その時、安倍首相は苦虫を噛み潰した
     ような顔をしていた》
    《さらに多国籍軍の兵站を担う自衛隊が勝手に「退避」できるのか
     
を問われた安倍首相は、「(自衛隊は多国籍軍の)指揮下に入らない」
     と胸を張ったが、志位委員長は呆れた様子で「兵站が(多国籍)部隊の
     指揮下に入るのは(軍事の)常識だ」とピシャリ。米海兵隊が兵站に
     ついて「武力行使と一体不可分の中心構成要素」と位置付けている
     ことも挙げて、答弁の“非常識ぶり”を厳しく指弾すると、安倍首相は
     シュンとした表情だった。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏がこう言う…》

   『●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは
       投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!
    《さらに、安倍首相が安保法制で法制化させようとする自衛隊による
     後方支援については、「要するに兵站でしょう」「その兵站を叩くのは
     戦争の常識です。そこらへんのシビアさというのは、戦時中の人間でない
     とわかりません。戦争ってそれぐらい卑劣なものですから」と断じて、
     さらにこう畳み掛けるのだ…》

 《政府は何かにつけて“後方支援”であることを強調しますが、米イージス艦への給油は紛れもない兵站です》…戦争法によりタガが緩みっぱなし。日米朝、《頭を冷やせ》。志位和夫さんの言う通り、《平和的努力こそ政府がすべきことだ》。

   『●「不戦を誇る国であれ」…2017年も、
      アベ様ら自公お維の議員や支持者の耳には届かず
   『●東京新聞社説「戦争に翻弄されない、
      平穏で豊かな暮らしを未来に引き継ぐことこそ、私たちの責任」
   『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
      外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」
   『●番犬様を諌めることもなく「海自、米空母と訓練検討」…
          「あくまでも非軍事的解決の道を探るべきである」
   『●山内康一氏「『米国の軍事力行使を日本は支持する』
          …戦争を積極的に肯定…重大かつ危険な発言」
   『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
     「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」
   『●「平和憲法」が風前の灯火: 壊憲の坂道を転げ落ち、
         アベ政権と与党自公は戦争へと火に油を注いでいる

   『●戦争法なんて要らない! 「武力による威嚇や武力の行使を
                …永久に放棄した日本の役割」を見失っている
   『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
                憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?

   『●戦争で唯一得た平和憲法を壊憲…「日本は自由と民主主義を
                   失うだけで、代わりに得るものは何もない」

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ 
        「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
   『●「「危機が迫っている」とあおり、時の政権の求心力を高める手法」
                       …メディア買収と国内に向けての圧力
   『●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」
     と諭すべき立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン
    「日刊ゲンダイの高橋乗宣さんのコラム【日本経済一歩先の真相/
     圧力一本やり 売られてもいないケンカを買って出る愚行】」

   『●青木理さん、逃れられない歴史的責任…
      「朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない」
   『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と山尾氏「私事」による離党の
                    事の軽重…マスコミはわきまえているか?
   『●トランプ氏、「私は、日本と韓国に対して、
      アメリカの高性能の軍事装備を大量に購入することを認める…」
   『●「戦死を美化」することではなく、いま必要なことは
            「同じことを二度と繰り返さないという誓い」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017091502000119.html

米イージス艦に洋上給油 日米一体化把握できず 新任務非公表
2017年9月15日 朝刊

 海上自衛隊の補給艦が安全保障関連法に基づき、日本海で北朝鮮の弾道ミサイル防衛(BMD)に当たる米イージス艦に洋上給油をしていることが、政府関係者への取材で明らかになった。海自が五月に実施した「米艦防護」に続く安保法の新任務だが、政府は米軍の意向を踏まえ、いずれも公表していない国民が実情を把握できないまま自衛隊と米軍の一体化が加速度的に進み、専門家からはリスク増を懸念する声が上がる。

 昨年三月の安保法施行で、自衛隊から米軍への物品提供や輸送任務の対象が拡大。こうした任務の前提となる改定日米物品役務相互提供協定(ACSA)も今年四月に発効し、給油を実施した。

 河野(かわの)克俊統合幕僚長は十四日の記者会見で、改定日米ACSAに基づく物品供与は認めたが、「米国の行動に関わる」として、洋上給油をしたかどうかも明かさなかった

 五月に太平洋上で実施した米艦防護でも、政府は公式には認めておらず、政府関係者は米国が公表しないよう強く求めていると強調する。しかし、政府が自衛隊と米軍の動向を説明しないまま安全保障を巡る情勢が緊迫化し、集団的自衛権を行使する事態となる可能性もあり得る

 学習院大法科大学院の青井未帆教授(憲法学)は「国民の知らないところで、後戻りができないぐらい米国との深いつながりができている。軍事的な緊張が強調される中、情報を持たない国民が正しい判断ができるのか自衛隊員だけでなく国民のリスクも増してしまう」と訴えた。


◆共産・志位氏が批判「国民知らず発動は危険」

 共産党の志位和夫委員長は十四日の記者会見で、海上自衛隊補給艦による米イージス艦への安全保障関連法に基づく洋上給油に関し「国民に全く知らされないまま発動された一部のメディアが報道し後から分かってくる大変危険な動きだ」と批判した。

 同時に「万が一、米国と北朝鮮が軍事衝突し日本が当事国に引き入れられれば、日本に戦禍が及ぶ」と指摘。「平和的努力こそ政府がすべきことだ」と強調した。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213629

米イージス艦に初補給 “米軍と一体”で自衛隊は格好の標的
2017年9月15日

     (03年、テロ特措法に基づき米艦船(右)に洋上給油する
      海上自衛隊の補給艦「ときわ」(C)共同通信社)

 14日、海上自衛隊の補給艦が日本海で北朝鮮による弾道ミサイル発射の警戒に当たる米イージス艦に給油をしていることが明らかになった。昨年3月に施行された安保関連法に基づく初の補給任務で、今年4月から、月1回程度のペースで洋上で給油活動を実施しているという。米側の要請で非公表としていたが、今回、菅官房長官が認めた。

   「海自と米軍のイージス艦は現在、24時間態勢で北朝鮮の動向を
    警戒監視しています。補給活動の場所と時期を明かすことは、
    北朝鮮にイージス艦の位置を特定されて作戦に支障をきたし
    かねません。それでも今回、政府が認めたのは、隠蔽しよう
    としていると疑われるのを避けるためでしょう。4月の任務から半年が
    経過し、今、米軍の運用に影響が出る可能性は低い。米軍の了承を
    得たうえでのことだと思います」(軍事ジャーナリストの世良光弘氏)

 しかし、半年間も正確な情報を国民に知らせてこなかった事実は変わらない。海自が今年5月に米補給艦に行った米艦防護もいまだに正式に公表されていない。しかも、日米の軍事一体化はますますエスカレートしている。今年6月には米空軍特殊作戦機が航空自衛隊のヘリコプターに対し、初の夜間空中給油訓練も行った。

   「『チーク・ジェット』と名付けられた夜間演習は、暗視ゴーグルを
    使用するなど実戦さながらのハイレベルな訓練でした。空中給油を
    行ったのは米側ですが、演習の目的は米軍の作戦に自衛隊を
    動員すること。15年4月に日米両政府が締結した
    『新たな日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)』に
    基づくものです」(自衛隊関係者)

 日米の運用が一体化すればするほど、自衛隊のリスクは高まっていくことになる。

   「政府は何かにつけて“後方支援”であることを強調しますが、
    米イージス艦への給油は紛れもない兵站です。北朝鮮は自衛隊を
    米軍と同じ集団と見なしているはずです。米軍に対して軍事行動に
    出る時は真っ先に自衛隊に矛先を向けるでしょう。例えるなら、
    狙いやすい騎兵の馬が狙われるようなものです」(世良光弘氏)

 燃料補給中は艦船が最も防御しにくいタイミングとされる。このまま米軍と行動を共にしていたら、自衛隊は格好の餌食だ。
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●石破茂氏「日本への核拡散」発言と山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?

2017年09月11日 00時00分06秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



琉球新報の【<社説>石破氏核配備発言 国是と不拡散に反する】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-570056.html)と、
東京新聞の中根政人記者による記事【米の核、日本配備の是非議論を 石破氏、北抑止策で発言】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017090702000139.html)。

 《米軍核兵器の日本国内への配備は言語道断である。自民党の石破茂元幹事長は6日のテレビ朝日番組で、北朝鮮による核実験強行を踏まえ、日米同盟の抑止力向上のため、日本国内への核兵器配備の是非を議論すべきだとの考えを示した》。

 《石破氏は直ちに発言を撤回し、国民に釈明すべきだ》が、呑気なマスコミは山尾志桜里議員の「私事」による民進党からの離党・追い出しについてのバカ騒ぎを繰り返すばかり。大変に期待していた山尾志桜里議員については、「高額すぎるガソリン代」問題で若干失望し、横浜市長選での(自民党支援の)トンデモな林文子候補(現市長)応援問題で大きく失望し…続いて今回、脇が甘かったのか、陥れられたのかは知らないが、「私事」で民進党からの離党・追い出し。自由党かどこかに「移籍」して、必ず巻き返してほしい。このまま「消えてしまう」のでは、あまりに惜し過ぎる。
 バカ騒ぎのマスコミの皆さんには、「「元愛人」に1805万円や「素淮会」の件もよろしくお願いしたいものですね。日刊ゲンダイの記事(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213064/2)に賛同します…《確かに…するなら政治家の信用性にかかわる。ただ、安倍応援団メディアの鬼の首を取ったような報道には鼻白む。安倍政権の閣僚は、週刊誌に「元愛人」と書かれた女性が経営する会員制サロンに政治資金から1晩50万~100万円もつぎ込んでいる。この関係を自民党内は「あの人は面倒見がいい」と美談のように片付けているのに……》。

   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は
      「政治資金」で夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
    「nikkan-gendaiの記事【“SM大臣”が霞む…安倍首相&麻生大臣
     「政治資金」放蕩三昧
     (http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154429)。
      「これじゃあ、“SM大臣”を叱れっこない。安倍首相と麻生副首相、
     政権2トップの政治資金の使い道はそろってデタラメ目に余る放蕩三昧で、
     一方はキャバクラ、一方は「元愛人」の店に入り浸っていた」。
      アベ様や麻生太郎大臣は、市民を虐めることしか考えていない、
     「S」で「D」ですから」


 石破茂氏による「日本への核拡散」狂気発言と山尾志桜里氏の「私事」による離党について、事の軽重をマスコミは弁えているのでしょうか?

 御得意の閣議決定でアベ様により武器輸出三原則が破壊され、今度は、石破茂氏によって非核三原則を爆破しようとしている。いまのところ、「最低の官房長官」小野寺五典防衛相は否定はしているものの、アベ様の御一存でいつでも賛成に転じるでしょう。
 室井佑月さん曰く、《安倍政権は閣議決定で、「武器輸出三原則」をなくした。武器や軍事技術を海外に輸出できるようにしてしまった。この国が売った武器で、遠い国の会ったこともない人の家や街が壊されたり、人が死んでしまうかもしれないってことだ》…つまり「死の商人」に成り下がり、今度は、番犬様に「核」を持ちこんもらい、トランプ大統領に「ポチッとな」してもらうつもりらしい(リテラ【ウーマン村本に上念司が「いまの戦争は“ポチッとな”で終わる」とトンデモ主張! 現実をわかってないネトウヨのお花畑脳】、http://lite-ra.com/2017/09/post-3437.html)。日本に核を《拡散》させたいらしい石破茂氏、《お花畑能》だ。

   『●経団連は、「プルトニウムをつくる装置」再稼働を後押し。 
             そして、国家戦略としての「武器輸出」を推進!
    「…頭に浮かんだのは、「死の商人」、「赤紙」。
      これまで数十回にわたって、CMLの記事について、
     以下を「つぶや」いてきました。
       - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
       ■「赤紙」が来る時代
        (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c5aecf5f3f80e3bdca64d1b8b6603ed0
        『[CML 035569武器輸出に資金援助』
        (http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-December/035684.html)/
        「武器を売って手にした金で、
         娘はピアノを買ってもらい平和の曲を奏でる
       - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -」

   『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
      他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」

 日本に核を《拡散》させたい石破茂氏、「憲法上は原子爆弾だって問題ではない」のアベ様同様、アタマオカシイノデハ?
 《核基地を造れば北朝鮮の先制攻撃の標的になる》のだろうが、自民党本部にでも配備してもらうのかね? まさか、いつもの手口で、沖縄に押し付けるつもりじゃないでしょうね? 「標的の島」ならぬ、「標的の自民党本部」。
 石破茂氏の発言ですぐにブログ主の頭に思い浮かんだ風景…『続・猿の惑星』。自民党本部地下にて、《核爆弾を神とあがめ》、手を合わせる石破茂氏やアベ様らの姿。

   『●「台湾の原発ゼロ」…あ~ニッポンは、
     3.11東電原発人災に正しく学ばない中毒患者と『続・猿の惑星』
    「『猿の惑星シリーズの《続編では核爆弾を神とあがめる人々も登場》…
     ニッポンの核発電「麻薬」中毒患者の皆さんの愚かな姿は、もはや、
     宗教の域に達しており、「正気の沙汰じゃない。もはや「宗教」、
     「ビョウキ」」です。「核信者」「核燃料サイクル教信者」」

 歴史的責任を自覚し、平和憲法を持つ日本が核廃絶・軍縮で役割を果たすべき、リーダシップを発揮すべきだというのに…戦争を煽っているとしか思えないニッポン。《朝鮮半島が平和になるために日本は努力》をしているか?
 沖縄タイムスの【社説[軍拡進む東アジア]危機を転換の時とせよ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/138944)によると、《核・ミサイル開発を巡る北朝鮮の暴走は、米朝対立をエスカレートさせているだけでなく、韓国や日本の防衛強化の動きを表面化させている》。

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ 
        「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
   『●「「危機が迫っている」とあおり、時の政権の求心力を高める手法」
                       …メディア買収と国内に向けての圧力
   『●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」
     と諭すべき立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン
   『●青木理さん、逃れられない歴史的責任…
      「朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない」


 綿井健陽さんのつぶやきとそのリンク先…:

- - - - - - - - - - - - - - -
WATAI Takeharu 綿井健陽‏ @wataitakeharu  9月4日

世界の核実験回数リスト。上位3カ国の突出。
   + + + + + + + + + + + +
   The Baghdad Post‏ @TheBaghdadPostE
   Nuclear tests since 1945:
     US: 1032
     Russia: 715
     France: 210
     China: 45
     UK: 45
     N. Korea: 6
     India: 3
     Pakistan: 2
    (SIPRI)

    2:45 - 2017年9月5日
    + + + + + + + + + + + +
- - - - - - - - - - - - - - -

 自分たちの暴走は棚に上げておいて…。当時、アベ様らは抗議したのだろうか?


 「「核なき世界」の足を引っ張る、平和を希求しない」アベ様、「確信犯なナチス擁護ウルトラ差別主義者麻生太郎氏、、石破茂氏、そして、「ヘイト体質壊憲体質な小池百合子東京「ト」知事も色気を見せているらしい…この国には、マトモな首相候補者はいないのか?

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-570056.html

<社説>石破氏核配備発言 国是と不拡散に反する
2017年9月7日 06:01

 米軍核兵器の日本国内への配備は言語道断である。

 自民党の石破茂元幹事長は6日のテレビ朝日番組で、北朝鮮による核実験強行を踏まえ、日米同盟の抑止力向上のため、日本国内への核兵器配備の是非を議論すべきだとの考えを示した。

 72年前、広島と長崎に落とされた2発の原子爆弾で21万人以上もの命が奪われた。

 唯一の被爆国である日本は非核三原則を堅持し、核不拡散を主張してきたはずだ。石破氏の発言は国是と、不拡散の約束を破ることになる。あまりにも冷静さを欠いている。石破氏は直ちに発言を撤回し、国民に釈明すべきだ

 石破氏は「核の傘」と通常戦力を含めた総合的な抑止力で同盟国を守る「拡大抑止」の仕組みに言及し「持ち込ませないことと拡大抑止力の維持は本当に矛盾しないのか。そういう状況に日本はあるのではないか」と指摘した。

 隣の韓国では1991年に在韓米軍から撤去された戦術核兵器の再配備を求めるべきだとの議論が再燃している。再配備論に対し米国の元国務省高官は「韓国内に核基地を造れば北朝鮮の先制攻撃の標的になるし、反米感情を再燃させ得る」「韓国原発への海外からの燃料供給も止まり、国際的地位は傷つく」と指摘している。「日本にも同じことが言える」と主張する。つまり現実的ではないのだ。

 日米両国は沖縄返還交渉時に、核兵器の再持ち込みに関する密約を交わしている。石破氏の発言は、沖縄への核兵器持ち込みの是非を議論するということになる。議論するまでもない断固拒否する

 石破氏は、米軍核兵器の配備に対する日本国民の反感は理解できるとし「感情的には持ち込ませないのがいいに決まっている」とも語った。では、なぜあえて核兵器配備を口にしたのか。

 核兵器を使えば、人類の存亡や環境にとって不可逆的な地球規模の被害をもたらすそもそも非人道的な兵器に、人類の安全保障を依存すること自体がおかしい

 今年7月、核兵器を非合法化する史上初の国際法「核兵器禁止条約」が国連で採択された。条約には国連加盟国の6割超に当たる122カ国が賛同した。核兵器の開発、実験、製造、保有、移譲を禁じ、さらに「使用するとの威嚇」、つまり核抑止力も明確に否定している。

 しかし、日本は米国の「核の傘」の下にあるとして、条約に参加しなかった。94年以降23年連続で核廃絶の国連決議を主導してきた姿勢と矛盾する。核保有国は「条約は非現実的だ」と批判するが、今や国際社会は、核抑止力ではなく「核兵器なき世界の実現を目指している

 国際社会の目標は北朝鮮の非核化だ。米国防長官は「外交的解決を決して諦めていない」と発言した。北朝鮮の核武装阻止へ向け、結束して結果を出してもらいたい。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017090702000139.html

米の核、日本配備の是非議論を 石破氏、北抑止策で発言
2017年9月7日 朝刊

 自民党の石破茂元幹事長は六日のテレビ朝日番組で、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射などを踏まえた抑止力向上のため、日本国内に米国の核兵器を配備することの是非を議論すべきだとの考えを示した。「米国の核で守ってもらうと言いながら、日本国内に置かないことが正しい議論なのか」と指摘した。

 日本政府は核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」とした非核三原則を持つ。石破氏は、このうち「持ち込ませず」について「議論もせずで本当にいいのか。(『核の傘』を含めた抑止力で同盟国を守る米国の)拡大抑止力の維持と矛盾しないか」と強調し、非核三原則の見直し議論の必要性に踏み込んだ。

 一方で、日本の核兵器保有は「唯一の被爆国が持ったら、世界中のどこが持ってもよいという話になる」と否定した。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は六日の記者会見で「政府は非核三原則を堅持している。これからも議論は考えていない」と説明。小野寺五典(いつのり)防衛相も記者団に「非核三原則の中で対応しているスタンスは変わらない」と、石破氏の発言に否定的な考えを示した。 (中根政人
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●青木理さん、逃れられない歴史的責任…「朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない」

2017年09月06日 00時00分17秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/蜜月トランプと安倍に尽きぬ不安】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1882674.html)。

 《日米同盟にとって、この緊密な関係は重要で意味があると日米至上主義者たちは満足だろう。だが、トランプは北がグアム攻撃をやめれば最大限に評価し、挑発すれば挑発で答える程度のツイッター外交を繰り広げている。この程度の感想で一喜一憂する米外交に追随していることが一番だと思っているのならば、随分とお粗末な外交認識だ…友人が1人もいない。 ★そのトランプに妙に気に入られているのが安倍だ。しかしそれは誇らしいことなのだろうか》。

 アベ様はロシアとは話し合っているようだが、中国や韓国とはどうなのか? アベ様はホットラインを持っているのではないかとさへ思うのだけれども、直接的に北朝鮮に何らかの接触をしているのだろうか…。
 《軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割》なはずなのに、《北朝鮮に対する政府方針は「対話と圧力」。圧力を国内に向けてどうするのか》状態で、意味の無いCMや下心があるのではないかともとれるJアラート…。そんなアベ様と、《今あげた各国は…そりが合わず信頼関係もない友人が1人もいない》トランプ氏とがしばしばの《電話会談》。《そのトランプに妙に気に入られているのが安倍だ》…の二人で一体何を話し合っているのか? まさか、《ふらふらと電話で妙な耳打ちや約束でもして》いないでしょうね?
 「売られてもいないケンカを買いにいくほど愚かなことはない」し、「本来、日本こそ対話路線に引き込む役割を果たせる立場にある」(高橋乗宣さん)はずなのに。「本来は「揃って頭を冷やせと諭すべき立場にいるのが日本」のはずだ。

   『●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」
     と諭すべき立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン
    《金正恩委員長の暴走に対し、安倍政権の対応といえば、
     首相がトランプ米大統領との“ホットライン”を通じて何やら会話。
     その後、日米同盟の強化と北朝鮮への圧力を強めるという
     ワンパターンである。朝鮮が軍事的挑発を仕掛けるたび、圧力を強め、
     また挑発を仕掛けたら、さらに圧力を強める繰り返し。これでは
     堂々巡り。どちらかが降りるまで延々と挑発合戦を続ける、
     危ういチキンレースとなるだけだ売られてもいないケンカを
     買いにいくほど愚かなことはない。安倍政権は米軍との一体化で
     国民を危険にさらす前に、米朝両国を対話路線に導くための
     橋渡し役になるように努めるべきだ

 青木理さん(『サンデーモーニング』、2017年9月3日)曰く、「日本がどう向き合うか。先の大戦で、ドイツは敗戦して分断された。ところが、アジアでは解放された朝鮮が分断された。プラス、日本は戦後、朝鮮戦争を梃子にして経済発展の土台を築いた。基地は沖縄に押し付けたんですよ。つまり、今のこの米朝の対立も分断も、日本は歴史的な責任からは逃れられない。歴史を考えた時に、北朝鮮と単に対峙しているだけではなくて、どう向き合うかというのは、自ずから明らかになってくる。むしろ、朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない、ということは忘れてはいけない」。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1882674.html

政界地獄耳
2017年9月4日9時9分
蜜月トランプと安倍に尽きぬ不安

 ★北朝鮮がミサイル試射をして以来、米トランプ大統領と首相・安倍晋三との電話会談が頻繁だ。3日の朝にも3度目の電話会談を行った。その直後に北朝鮮で核実験の報道。北朝鮮は「ICBM用水爆実験を成功」と発表した。日米同盟にとって、この緊密な関係は重要で意味があると日米至上主義者たちは満足だろう。だが、トランプは北がグアム攻撃をやめれば最大限に評価し、挑発すれば挑発で答える程度のツイッター外交を繰り広げている。この程度の感想で一喜一憂する米外交に追随していることが一番だと思っているのならば随分とお粗末な外交認識だ。

 ★国連安保理は、米国の価値観を軸にコントロールできる核保有国を相互監視していくことで認め合う。まして米国と同盟関係にある英、独、仏、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった国々と、この問題をトランプが話し合ったり相談した痕跡は皆無だ。つまり国際社会はこの問題で連携していない。同時にこの問題のみならず、今あげた各国はトランプとそりが合わず信頼関係もない友人が1人もいない

 ★そのトランプに妙に気に入られているのが安倍だ。しかしそれは誇らしいことなのだろうか。日本はミサイルが飛ぶ当事国の1つだ。また、今の朝鮮半島分断の歴史と朝鮮戦争休戦には、先の大戦や日本の朝鮮戦争特需がその裏で大いに関わりがある。南北朝鮮には米国とは別の日本への感情がある。国際社会の中で孤立するトランプと安倍が蜜月であることは、外交的にも決していい状況とは思えない。またトランプに頼りにされ、ふらふらと電話で妙な耳打ちや約束でもしてしまったら不安は尽きない。(K)※敬称略
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●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」と諭すべき立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン

2017年08月29日 00時00分07秒 | Weblog

[報道特集 (2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイの高橋乗宣さんのコラム【日本経済一歩先の真相/圧力一本やり 売られてもいないケンカを買って出る愚行】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210733)。

 《金正恩委員長の暴走に対し、安倍政権の対応といえば、首相がトランプ米大統領との“ホットライン”を通じて何やら会話。その後、日米同盟の強化と北朝鮮への圧力を強めるというワンパターンである。朝鮮が軍事的挑発を仕掛けるたび、圧力を強め、また挑発を仕掛けたら、さらに圧力を強める繰り返し。これでは堂々巡り。どちらかが降りるまで延々と挑発合戦を続ける、危ういチキンレースとなるだけだ売られてもいないケンカを買いにいくほど愚かなことはない。安倍政権は米軍との一体化で国民を危険にさらす前に、米朝両国を対話路線に導くための橋渡し役になるように努めるべきだ》。

 本当にそうだ。《軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割》ではないのか?
 半田滋さん曰く、《北朝鮮に対する政府方針は「対話と圧力」。圧力を国内に向けてどうするのか》?

 桂歌丸さんは、《戦争なんて本当に愚の骨頂》と(【落語家 桂歌丸さん/桂歌丸が語る戦争】『報道特集』、2017年8月5日)。以前のアサヒコムの記事【涙や怒りはあっても笑いがない、それが戦争 桂歌丸さん】によると、《今、日本は色んな…。戦争の『せ』の字もしてもらいたくないですよねあんな思いなんか二度としたくないし、させたくない》。

 日刊ゲンダイの記事【米朝緊迫で前のめり 安倍政権「存立危機事態」を自作自演】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211628)によると、《田舎の暴走族レベルの“威嚇の応酬”はエスカレートするばかり。そんな米朝に対し、本来は揃って頭を冷やせと諭すべき立場にいるのが日本なのに、積極的に“参戦”する姿勢を見せているから狂っている。…こんな仰天発言をしていたのが佐藤正久外務副大臣だ…何をトンチンカンなことを言っているのか》。
 ニッポンの役割を完全に見失っている…狂気。米朝に《本来は「揃って頭を冷やせ」と諭すべき立場にいるのが日本なのに》…火に油を注ぐニッポン。そんなに戦争したいものかね?

   『●「不戦を誇る国であれ」…2017年も、
      アベ様ら自公お維の議員や支持者の耳には届かず
   『●東京新聞社説「戦争に翻弄されない、
      平穏で豊かな暮らしを未来に引き継ぐことこそ、私たちの責任」
   『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
      外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」
   『●番犬様を諌めることもなく「海自、米空母と訓練検討」…
          「あくまでも非軍事的解決の道を探るべきである」
   『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
      「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」
   『●山内康一氏「『米国の軍事力行使を日本は支持する』
          …戦争を積極的に肯定…重大かつ危険な発言」
   『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
     「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」
   『●「平和憲法」が風前の灯火: 壊憲の坂道を転げ落ち、
         アベ政権と与党自公は戦争へと火に油を注いでいる

   『●戦争法なんて要らない! 「武力による威嚇や武力の行使を
                …永久に放棄した日本の役割」を見失っている
   『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
                憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?

   『●戦争で唯一得た平和憲法を壊憲…「日本は自由と民主主義を
                   失うだけで、代わりに得るものは何もない」

   『●立憲主義も理解できず…「行政の長である総理大臣が
       具体的な改憲日程を口にするのは完全に憲法違反」

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ 
        「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
   『●「「危機が迫っている」とあおり、時の政権の求心力を高める手法」
                       …メディア買収と国内に向けての圧力
   『●米中戦争の「防波堤」: 与那国駐屯地による「活性化」? 
                        「島民との融和」か分断か?

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210733

高橋乗宣 エコノミスト
日本経済一歩先の真相
圧力一本やり 売られてもいないケンカを買って出る愚行
2017年8月4日

     (圧力路線に展望なし(C)日刊ゲンダイ)

 「さらに圧力を強化していくほかない」「強固な日米同盟の下、防衛態勢向上の具体的行動を進める」――。安倍首相は毎度おなじみのセリフを繰り返していた。

 核開発にミサイル発射実験と、北朝鮮が凄まじい勢いで軍事開発に猛進している。先月28日深夜にも、いよいよ米国の首都・ワシントンを射程に収めた可能性のある大陸間弾道ミサイル「火星14」を打ち上げたばかりだ。

 金正恩委員長の暴走に対し、安倍政権の対応といえば、首相がトランプ米大統領との“ホットライン”を通じて何やら会話。その後、日米同盟の強化と北朝鮮への圧力を強めるというワンパターンである。

 北朝鮮が軍事的挑発を仕掛けるたび、圧力を強め、また挑発を仕掛けたら、さらに圧力を強める繰り返し。これでは堂々巡り。どちらかが降りるまで延々と挑発合戦を続ける、危ういチキンレースとなるだけだ。

 金正恩委員長の強硬路線は筋金入り。ちょっとやそっとの圧力でへこたれるようなやわな人物とは思えないし、北朝鮮のターゲットはあくまで米国であって日本ではない。在日米軍基地が攻撃対象となる恐れはあるが、今のところは日本国をどうこうしたいワケではないのだ。朝鮮戦争の休戦から64年。米国に対する積年の怨念を晴らし、核保有国として同等の関係を築き上げたいだけに違いない。

 それなのに安倍政権ときたらどうだ。先月末には、集団的自衛権容認の安保法制施行で新たに可能となった「米艦防護」の実施を初めて公表。火星14の発射直後には、空自のF2戦闘機が朝鮮半島の空域で、米空軍B1戦略爆撃機と共同訓練を行った。いずれも北朝鮮を牽制するのが狙いで、米国の軍事行動と一体化し進んで先兵役を買って出ている印象だ。

 売られてもいないケンカを買いにいくほど愚かなことはない。安倍政権は米軍との一体化で国民を危険にさらす前に、米朝両国を対話路線に導くための橋渡し役になるように努めるべきだ

 東アジアの地政学的観点や米国との対話力を考慮すれば、本来、日本こそ対話路線に引き込む役割を果たせる立場にあると思う。幸いにも韓国の文在寅大統領は、北朝鮮との対話路線を標榜している。米国の同盟国である日韓両国が一緒に連携し、金正恩委員長を対話の場に引っ張り出すことはできないものか。実現すれば、安倍首相は大いなる歴史的外交成果をあげることができる。日米が一体となって軍事行動を続けても、平和には貢献できない

 それなのに、安倍首相の飽くなき軍事路線への拡大は戦前の軍国主義に加担した岸信介の孫という立場がそうさせるのだろうか。この調子だと、支持率回復を狙った内閣改造も、やるだけムダだ。圧力一本やりの外交路線を改めない限り、安倍政権に未来はない
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