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●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」

2016年12月22日 00時00分15秒 | Weblog


アサヒコムのコラム【室井佑月「一緒にされたくないと思う」】(https://dot.asahi.com/wa/2016121400202.html)。

 《読売新聞産経新聞と一、二を争う安倍さん仲良し新聞だと思っていたけど、そうでもないのか? カジノ法案については、いちばん辛辣であったかも。〈カジノの合法化は、多くの重大な副作用が指摘されている。十分な審議もせずに採決するのは、国会の責任放棄だ〉…〈そもそもカジノは、賭博客の負け分が収益の柱となる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である〉》。

 珍しいこともあるものです。あの『読売新聞』が、あのギャンブル中毒法案に噛みついたそうです。逆に、『産経新聞』のアベ様大好きぶりが浮き彫りに、今さらながらですがネ。
 壊憲、核発電「麻薬」中毒、消費税制、TPP、年金カット、そして、ギャンブル中毒法…室井佑月さんの云う通り《安倍政権の掲げる成長戦略は…他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかりろくでもない》。「アベ様の「政」、善政の例が一つも思い浮かばない…」。「癒(着)」党・お維も相まって、「自公投票者が目指す社会ってどんなモノ?」 「ニッポン人ってさ」な~んてっ、蔑まれることは耐えがたき「恥」だ。

   『●「まん延する差別」な、「御持て成し」どころでない
        「うらあり」だったニッポン…「病んだ空気」が蔓延
    「《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に
     (©橋下徹元大阪「ト」知事)なカジノ法案について、東京新聞の
     記事【カジノ法案 自民きょうの採決提案 公明は態度保留】
     (http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016120202000143.html)には、
     《安倍政権は観光客増加による経済成長を期待するが…》と
     あります。《観光客増加》ですって!? 《経済成長》だそうです。
     「軽罪」の間違いか? ギャンブル依存者が増加して、社会は
     「病む」方向に行くのではないですか。
       引用しているコラムは《観光にも大きなダメージを与えかねない
     と言います。とんだ《おもてなし》(表無)をしておいて、とんだ「うらあり
     (裏有)なニッポンだった訳です」

   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
      奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」
    《景気は上向かず、アベノミクスの失敗をかわすためか、
     ついに国民にギャンブルを奨励するギャンブル国家の道を、
     言論の府とはいいがたい連中のいいかげんな審議によって
     成立させた憲政史上、由々しき法案となった》

   『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
                無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)

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https://dot.asahi.com/wa/2016121400202.html

室井佑月
「一緒にされたくないと思う」
(更新 2016/12/15 11:30)


 一度は廃案になったものの再び浮上し、自民党の強行採決も予想されるカジノ法案。作家の室井佑月氏は、安倍政権を批判する。


*  *  *


 カジノ法案。産経新聞以外はどこの新聞も、けっこう辛口だった。

 びっくりしたのは、12月2日付の読売新聞の社説。「カジノ法案審議 人の不幸を踏み台にするのか」というタイトルの。

 読売新聞は産経新聞と一、二を争う安倍さん仲良し新聞だと思っていたけど、そうでもないのか? カジノ法案については、いちばん辛辣であったかも。

   〈カジノの合法化は、多くの重大な副作用が指摘されている。
    十分な審議もせずに採決するのは、国会の責任放棄だ〉

 だよね。この法案は2013年12月に提出され、翌年の14年11月の衆院解散で廃案になった。それなのに、強行採決を良しとする安倍政権のもと、強引に決めてしまえ、といった感じだ。

 強引に決めてしまいたいのは、審議がつづくともたないからだろう。国民にとっての不都合な真実が、ぽろぽろ出てきたりするから。読売新聞の社説にも、「あまりに乱暴である」と書いてあったっけ。

   〈自民党は、観光や地域経済の振興といったカジノ解禁の効用を
    強調している。しかし、海外でも、カジノが一時的なブームに終わったり、
    周辺の商業が衰退したりするなど、
    地域振興策としては失敗した例が少なくない

 儲かる儲かる、といっているが、それは本当か? 海外でカジノを招致し、失敗した例は数々ある

 ま、オリンピックと一緒で、一部の利権に絡んだ人は儲かるのかもしれない。しかし、ほとんどの国民は嫌なことだけ押し付けられるのではないか。治安の悪化であったりとか。

 そういった事実は、専門の人たちが数字をあげて書いているので、ぜひそちらを読んでほしい。

 あたしが取り上げたいのは、読売新聞にも書かれてあったこちらの事実。

   〈そもそもカジノは、賭博客の負け分が収益の柱となる。
    ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、
    他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である〉

 あたしもそう思う。だから、安倍政権が嫌いだ

 安倍政権は閣議決定で、「武器輸出三原則」をなくした。武器や軍事技術を海外に輸出できるようにしてしまった。この国が売った武器で、遠い国の会ったこともない人の家や街が壊されたり、人が死んでしまうかもしれないってことだ。

 大変な事故を起こした国だというのに原発を海外に売ろうとしている。事故は絶対に起きないものじゃない、美しい故郷など大切なものをなくす人がたくさんいる、それも知っているはずだ。

 安倍政権の掲げる成長戦略は、読売新聞がカジノ法案でいうような他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかりろくでもない

 それでも儲かればいいという人もいるんだろう。けど、そうじゃない人間も一緒にされ、「日本人ってさといわれたりする

※週刊朝日 2016年12月23日号
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