二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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無理だろうな。

2017年06月16日 02時48分12秒 | ニ言瓦版
この記事は、企業の経営の失敗、成功と、似ている。




「巨人は13日、堤辰佳GM兼編成本部長(51)が退任し、後任に鹿取義隆GM特別補佐(60)が就任する人事を発表。2011年5月に巨人に初めて設けられた「GM」職は、初代が“清武の乱”で追放されて以来、3代続けて悲劇的な末路をたどった。読売新聞東京本社から出向していた堤前GMは、失意のまま親会社の読売新聞グループ本社に復帰。同社代表取締役の渡辺恒雄主筆(91)の顔色をうかがう親会社上層部と、勝負の世界に生きる現場との板挟みで、“サラリーマンGM”の悲哀を骨の髄まで味わった2年間だった。 

巨人
 この日の球団株主総会で堤前GMは取締役に選任されたが、「けじめをつけたい」と辞退届を提出。石井一夫新球団社長(60)の就任会見に鹿取新GMも同席する形で後任人事が発表された。

 過去3人の巨人GMは、いずれも親会社からの出向。初めてプロ経験者を選んだ狙いについて、石井社長は「今までのGMに不足していた選手としての経験、専門家の目に期待をかけてお願いした」と語った。

 米大リーグ由来の「GM」という肩書が巨人に登場したのは、11年5月。記者出身の清武英利球団代表兼編成本部長が、初めて名乗り権勢を振るった。だが同年11月、当時球団会長の渡辺主筆に反旗を翻した「清武の乱」で解任された。

 急きょ後釜に指名された2代目GM、原沢敦氏も記者出身の出向組。畑違いの編成業務は難航。業を煮やした当時の原監督が補強を主導するようになった。この異常な体制を親会社も看過できず、15年5月には原沢氏がGM職の兼任を解かれて球団代表に専念し、読売新聞東京本社運動部部長だった堤氏を3代目GMに抜擢する電撃人事が発表されたのだった。翌16年のリオ五輪に向け運動部長として準備を進めていた矢先、青天の霹靂の就任会見には堤氏本人のみが出席。誰の意向でGMを交代させたのかは明かされず、球団広報は「球団の決定」と語るにとどめた。

 渡辺主筆は後日、原沢GMから専任GMへのバトンタッチを陳情されていたと明かし、「1週間前くらい前、慶応の野球部のキャプテンが運動部長をやってるって聞いたんだよ。で、OKと」と就任までの内幕を明かしている。

 しかし、堤氏は前任者より編成面に明るいとはいえ、親会社から出向したサラリーマンであることに変わりはなかった。企業統治の観点から、親会社出向組に球団編成を委ねる体制は堅持された。現場には「プロ野球は切った張ったの世界。クビになったら親会社に帰るだけの人に、GMは無理」と冷ややかな反応もあった。懸念通り、堤GMも“上の意向”に翻弄されることになる。

 15年限りで原監督の長期政権が終焉。後任には親会社の青写真通り、堤GMの慶大野球部の後輩にあたる高橋監督が現役を引退して就任し、新体制がスタートした。

 だが発足1年目の昨季から、あれこれと注文をつけたい親会社上層部は試合中でも、堤GMの携帯電話を鳴らし続けた。GMは現場に敬意を表して一線を引く姿勢をとってきたが、今季も思うように勝てず、着信の頻度は高まる一方だった。
昨オフの“爆買い補強”も、昨年7月に渡辺主筆が発した「これは由伸の責任じゃねえからな。フロントだよ。補強してねえ。補強せず、今の陣容で勝てと言ったって無理だよ」という号令に端を発したものだ。

 補強ポイントに合致する意中の大物選手には背を向けられ、かといって成果を求める上層部にゼロ回答とはいかず、FA市場の“リスク物件”に手を出すしかなかった。陽岱鋼と山口俊は懸念通り故障で開幕に間に合わず、しかも陽に関しては完全に上層部主導の補強だった。

 また、他球団の新人が開幕から活躍する一方で、巨人はドラフト1、2位が故障で出遅れ。親会社の目を意識して5月には2軍でもプロの壁に苦しむドラ1の吉川尚(中京学院大)を1軍昇格させたが、現場は“顔見せ起用”を求められ閉口するばかりだった。

 先月25日に大連敗が始まると、球団内のきしみは末期症状に。貧打にしびれを切らした上層部は、2軍で好調のクルーズの起用を訴え始めた。だが外国人枠の問題で、開幕から抑えに定着したカミネロを代わりに2軍に送らねばならない。難色を示す現場との板挟みに苦しむ堤GMを忖度(そんたく)し、読売グループの系列スポーツ紙が「クルーズ使え!!」と1面報道。やむなく現場も意向に従ったが、カミネロ不在の救援陣が炎上するなど裏目に出て、球団ワースト記録を更新する13連敗に至った。

 いまや巨人にとって“呪われたポスト”となったGM職。鹿取新GMは初のプロ経験者として、“サラリーマンGM”には防ぎきれなかった上層部の介入を抑え、現場と同じ土俵に立ってどん底の名門を再建できるか。」





鹿取氏、実績、経営の実績、人材の育て方、聞いたことが無い。
結局、育成の出来ない、組織は、他から、取るか、組織の改革が必要かもしれない。




考えると、実績もないものが、管理者になり、人材集めるも、使うも、ない。
組織の問題ということだろう。

そして、育成を忘れている。
それは、管理者の育成。
選手の育成。

育成より、人材の選び方を知らない。


球団も、新聞社の欠点が、出ている。


無理ろうな、今に、最下位がいいところ。
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