ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「本庄早稲田の杜 クロスカントリー&ハーフマラソン大会」開催の案内は届いたけれども…

2019-11-30 21:56:12 | RUN
今年4月、本庄早稲田の杜 クロスカントリー&ハーフマラソン大会に出場し、ハーフマラソンを走った。
埼玉県で行われているので、県外の新潟県から来た、ということで、ささやかかもしれないが、「遠来賞」をもらった。
参加賞の一つとなる、レース後の「つみっこ」もおいしかった。
来年もこの大会に参加しようか、と息子と相談していた。

先日、ハガキが届いた。

「開催のご案内」と書いてあり、「本庄早稲田の杜 クロスカントリー&ハーフマラソン大会」と書いてある。

おお、すばらしい。
でも、本当にやれるのか?

…というのは、この前埼玉に行ったときに、その大会のコースである小山川の河川敷が、台風19号の被害を受け、あちこちで砂がたまったり

流れで道が削られたりしているのを見た。



こんなに被害が大きくては、復旧に時間がかかるから、来年のこの大会は開催できないのではないかなと心配していたのだ。

ハガキの裏面を見ると、でっかく「クロスカントリー&ハーフマラソン大会」と書いてあるから、やっぱりやる気なのだな、とうれしくなった。


…ところが、よくよく見ると…

小さい字で書いてある。


「台風19号の影響で、ハーフマラソンは中止とさせていただきます。」
だって。

ああ、やっぱり…。

クロスカントリーはやるのだから、大会名に「ハーフマラソン大会」を入れて開催の案内を出したのだろうけれどね…。
でも、ハーフマラソンの中止をこんな小さい字で書いちゃだめだよお…。
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今季初の積雪

2019-11-29 16:38:52 | 自然・季節
朝起きてみたら、少し空気が冷たい。
もしや…?と思いながら、玄関の戸を開けると…

初雪!
というか、
初積雪!

朝はそれなりに降っていた。

けれど、昼近くには陽射しが出た時があった。
すると、意外と短時間でとけてしまった。

天気予報で、金曜日には雪の予報だったので、ピタリと当たっていることに、改めて感心。
しかも、近くの山の頂が白くなってだいたい3回目。
たしかに、里に雪が下りてきた。

予報を見て、一昨日のうちに自力で車のタイヤを冬用のものに交換しておいたので、雪が降ったからとあせることはなかった。

憂うつな季節がまた始まったのだなあ、と思ってしまった。
今年の雪は、どのくらい降るのやら?
去年のように、平場にはあまり降らない冬であってほしいものだが…。
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最終戦セレモニー 締めくくった堀米悠斗選手会長の言葉がまた感動的だった

2019-11-28 16:55:15 | アルビレックス新潟
4選手からの別れのあいさつが終わり、最終戦セレモニーの最後を締めくくったのは、選手会長の堀米悠斗選手だった。
彼のあいさつがまた、この上なくすばらしいものだった。


まずは、今日スタジアムに足を運んでくれた皆さん、たくさんの応援ありがとうございました。
スポンサー各社の皆様、ホーム・アウエーにかかわらずたくさん試合で応援してくれた皆様、
練習場に足を運んでいただいて試合に出れないときも支えてくれたサポーターの皆様、
そして試合を運営するに当たって、たくさん協力をいただいたボランティアスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。
すべての皆様にたくさんのご支援ご声援をいただきながら、それにふさわしい結果を出すことができず、本当に申し訳ありません。
ぼくたちが、今日見た景色、そして声援、肌で感じたこと、ヒーローの背中、絶対に忘れません。
これは、新潟の財産であり、今日後ろに立っている選手たち全員が心に刻みました。
こうやってアルビレックスの伝統が引き継がれていくんだなと、今日すごく感じました。
(きゅっと口を結ぶ)
毎年毎年今年こそは、とスタートしていますが、ぼくが加入してからの3年間は、思ったような成績が出せず、非常に苦しい思いをしています。
皆様にもそういう思いをさせていることをすごく申し訳なく思っています。
来年残る選手は、今日感じたことを絶対忘れず、しっかりと目に見える結果で皆様の期待に応えたいと思います。
これからも、アルビレックス新潟をよろしくお願いします。
ありがとうございました。


新潟のレジェンドとも言える選手たちの別れのあいさつの後を受けて話すのは、とても大変なことであっただろう。
しかし、彼は、その去り行く選手たちの思いをも受け止めて、実に立派なあいさつをしたと思う。
サポーターや各方面への感謝の言葉はもちろんとして、自分の言葉で自分の思いを話していた。

「今日見た景色、声援、肌で感じたこと、ヒーローの背中」などを、絶対に忘れないと誓っている。
去り行く選手たちの新潟愛を身にしみて感じ、そしてその思いを受け継いでくれているのが伝わってきた。
そして、自分たちがアルビレックス新潟というチームの伝統を引き継ぐという覚悟を表に出していた。
それは、「来年残る選手は、今日感じたことを絶対忘れず、しっかりと目に見える結果で皆様の期待に応えたいと思います。」と、述べた言葉に決意が表れていた。
まだ25歳と若いのに、さすが選手会長を務めるだけはある、とその存在を心強く思った。

彼は、今年、練習場で会ったときにも、しっかりとしたまなざしでこちらを見つめ、話を聞いてくれ、うなずいてくれたりしていた。
今回のあいさつにも、自分が加入してからの3年間は、思ったような成績が出せていない、と普通ならふれたくないことにふれて話している。
そこに、信頼感を覚える。
レジェンドたちが「卒業」してしまうが、堀米の言葉に「ぜひ、あとを頼むよ!」と言いたい気分になった。
すばらしい締めくくりの言葉だった。


Nスタンドからチーム・選手たちへのメッセージ
2019年の悔しさを胸に刻み 2020年こそ必ずJ1昇格。充実したオフシーズンを。

もう、今季の戦いは終わった。

あと1か月半の後には、新しいチームが始動し、
3か月後には、2020年の戦いが始まる。
去り行く選手たちの今後の健闘を祈りつつ、来季の新潟の今季以上の熱い戦いを心から期待しよう。


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最終戦セレモニー 去り行く人たちから感動のメッセージが続いた (3)チョ・ヨンチョル 矢野貴章

2019-11-27 20:22:46 | アルビレックス新潟
3人目の別れのあいさつは、韓国のチョ・ヨンチョル選手だった。
2009年から3年間所属したことのある彼の復帰は、走れて攻撃力もあるから戦力になると思っていたが、5試合の途中出場にとどまった。


皆さん、こんにちは!
今年、本当に久しぶりに新潟に戻れて本当に幸せな気分でした。
もっとチームに貢献したかったし、ぼくに熱心に応援をしてくれた人たちに、ぼくがプレーをしている姿をたくさん見せたかったのですが、本当に申し訳ございません。
今年、本当にぼくが思うのは、新潟の過去の選手と現在の選手、あと未来の選手がそろっている、素晴らしいチームでサッカーができて、また、一生忘れられない思い出ができて、本当に感謝しています。
もっと新潟で長くやりたかったのですけれど、実現できなくて悔しいんですが、また次会ったときも、笑顔であいさつできるようがんばるので、応援よろしくお願いします。
最後に、来年新潟がJ1昇格できるように、遠くから応援するし、またみんなJ1でプレーして、ぼくもがんばってまた戻って来れるように本当にがんばるので、みんながんばりましょう。
ありがとうございます。

「過去の選手と現在の選手、未来の選手がそろっている素晴らしいチーム」と、ヨンチョルはアルビレックス新潟を語った。
今季で、その「過去の選手たち」が退団していく。
ヨンチョルもその一人だ。
先日の練習場でも、笑顔の素敵な彼は、駆けつけたおばちゃんたちに愛されていた。
30歳の彼は、「ぼくもがんばってまた戻って来れるように本当にがんばる」と言っている。
その言葉が、真実になるようにがんばってほしい。


Nスタンドのサポーターが掲げた横断幕は、かつて彼が一生懸命練習して読み書きができるようになった日本語で書かれていた。

ふたたびヨンチョルとたたかえて おれたちもしあわせだった!ありがとう!

漢字のない、ひらがなとかたかなで表現されていたことは、書いたサポーターたちの真心の印だった。


いよいよ去り行く選手たちの最後は、矢野貴章選手。
「おかえりなさい」を2度も言えた、つまり3度にわたって新潟でプレーしてくれた選手。
新潟で活躍して、ワールドカップ出場まで果たした。
彼は、21歳で新潟に来たときの思い出や、新潟への思いを、心の底から表してくれた。


今シーズンも、まず初めに、皆さんのたくさんのご声援、本当にありがとうございました。
目標であったJ1昇格には届きませんでした。
非常に悔しいですし、自分はこのチームに何ができたのだろうと思います。
2005年、神田強化部長に声をかけていただき、2006年1月に新幹線を降り、新潟の地で吸った (間) 冷たい空気は、(涙ぐむ) 今でも鮮明に覚えています。
オレはここでプレーするんだ、と思って、3度、計8年半プレーさせていただきました。
(目を閉じる ひたいをかく)
皆さんに、「オメ決めれ、貴章」と叫ばれ、声を枯らし応援されたことは、一生忘れません。
そして、それがぼくを動かしてくれました。

離れれば離れるほど、新潟が恋しく、
過ごせば過ごすほど、新潟が好きになりました。
このクラブ、この街、応援してくれるサポーターの皆さんが好きになりました。
ここで過ごしたことは一生忘れません。
本当にたくさんの思い出をありがとうございます。
この悲しい気持ちも、一日たち、一週間そして一か月と立てば、忘れています。
そして、皆さんの日常にあるアルビレックスを、皆さんも応援していると思います。
ぼくも、どこからでもアルビレックス新潟を応援しています。
今日、本当に、ぼくをピッチに立たせてくれた監督やスタッフ、そして一緒に戦った選手、本当にありがとうございました。
一緒にできたことが誇りです。
ありがとうございました。


静岡で生まれ育ち、高校を出てから柏に入団した彼が、初めて冬の新潟に来たときは、様々なギャップにどれだけ驚いたことだろう。
どれだけ心細かっただろう。
でも、彼の真剣なプレーに、新潟のサポーターたちは引きつけられたのだ。
彼が試合に出ているとき、確かに、私たちは叫んだ。
「オメ決めれ、貴章!」と。

外しても外しても、次こそシュートを決めろ!と。
彼が2度も戻って来てくれたことに、私たちは、心から感謝している。

今季は、シーズンを通して、後半に得点がほしいとき、守り切りたいとき、どちらであっても矢野貴章は起用され続けた。
不器用さは残しながらも、彼の必死な姿は、チームをもサポーターをも勇気づけた。
新体制の構想外となってしまい、本当に残念だ。
だからこそ、Nスタンドの横断幕には、こう書かれていた。

新潟から世界に羽ばたいた矢野貴章 これからも心は共に

「これからも心は共に」は、最後まで離れたくなかった互いの思いが表れている。
離れても、互いを応援し続けるという意思の表れだ。

大きな足跡を残しながら新潟を離れる4選手のあいさつの言葉は、彼らの心の内を素直に表していながら、新潟へのチーム愛にあふれていた。
また、応援してくれた人々に対する心からの感謝の思いが伝わるものだった。

そして、それは来季の選手たちにも受け継がれていく。
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最終戦セレモニー 去り行く人たちから感動のメッセージが続いた (2)野澤洋輔 小川佳純

2019-11-26 21:46:07 | アルビレックス新潟
チームを去る選手の最初のあいさつは、今や最もレジェンドの中のレジェンドとなったGK野澤洋輔選手であった。

いつも明るい笑顔が魅力的であった。
笑顔で始めたが、言葉に詰まる場面もあった。


ぼくの大好きなアルビレックスのサポーターのみんな、10年間…やべえな、これ…(とつぶやき、目をぱちぱちさせる)…10年間ありがとうございました。
ぼくが新潟に来たとき、まだ練習場もこのビッグスワンもありませんでした。
あれから、みんなと一緒に戦った時間は、最高に幸せでした。
J1に上がれなかったこと、J2に落ちなかったこと、J1を決めたあの日、そして今シーズンもらったたくさんの声援。
全部が宝物で、絶対に忘れません。
新潟での「みんなのヒーロー」ノザは、これで見納めになりますが、後ろにいる今のヒーローたちの応援をこれからもよろしくお願いします。
(両手で顔を覆う)
(…両手を「バア」と言うように見せて、笑顔で)うそだよーん。
以上で~す。(と、明るく終わる)


Nスタンドには、ずっと次の横断幕が掲げられていた。
野澤洋輔と過ごした日々は新潟の宝物 いつまでも俺達のヒーロー。


野澤のあいさつには、初期の苦労話もあった。
確かに、練習場もなく公園で練習したこともあった時代のことである。
最初のビッグスワンの試合で敗れたとき、大泣きしたキーパーは野澤だった。
J2最終戦でJ1昇格を決めたときも、GKは野澤だった。
その苦労にふれながら語るとき、共に歩んだサポーターたちの心を震わすものがあった。

その野澤のチャント(応援ソング)は、「オレたちのヒーロー」と野澤のことを歌っている。

その彼が、チームを再び去るに当たって、チームの後を継ぐメンバーたちのことを「後ろにいる今のヒーロー」と呼び、その応援をお願いして去って行く野澤。
そして、感極まって泣く真似をして、「うそだよーん。」
…と、明るさを忘れない彼だったが、あいさつを終えた後は、目もとをぬぐった瞬間があったことを観衆は見ていた。
彼のあいさつが終わった後、場内には、彼のチャントが響き渡った。

次は、小川佳純選手だった。
いつも冷静に熱く燃えながらプレーした彼。
あいさつも、実に簡潔で無駄がなかった。


2017シーズンの途中に加入してから今日まで応援してくださったファン・サポーター、ボランティア、スポンサーの皆様、応援ご支援ありがとうございました。
昨シーズン、今シーズンと、J1昇格という目標を掲げて挑んだシーズンでしたが、目標が達成できなかったことが非常に悔しく、皆さんの期待に応えられなかったこと、本当に申し訳なく思っています。
そんな自分にもあいさつの機会を与えてくれたクラブに感謝しています。
今シーズン限りで新潟を離れることになりますが、またどこかの地から、来年新潟がJ1に昇格するというのを願っています。
本当に、2年間半ありがとうございました。



周囲への感謝と、J1昇格を内遂げられなかったことへのお詫び。
あいさつの機会があるということの特別さを自覚して、それに対するクラブへの感謝。
そして、またどこかの地から、来年新潟がJ1に昇格するというのを願っているという、主将まで務めたこともあった立場をわきまえた上での言葉が並んだ。
実に無駄がない。
いかにも、責任感が強い小川らしいあいさつだった。

その彼には、次のような横断幕が、Nスタンドに掲げられた。

強い覚悟と責任感でチームを引っ張った小川佳純に最大限の感謝を。



…ところで、この最終戦から2日たった今日26日、契約満了選手たちの発表が相次いだ。
サムエルサントス、パウロンの両ブラジル人選手、第2GK田口、そして浦和を出てから7年間も新潟でプレーした田中達也まで…。

ある種仕方がない、当然かもしれないと思いながら、田中達也まで出て行くとなると、経験豊富なベテラン選手がいなくなってしまうことを意味する。
何より、野澤、矢野、小川、ヨンチョル、達也…と、新潟のために献身的にプレーして愛された選手たちが、一斉にいなくなってしまうことのさびしさは、サポーターにとって、とてつもなく大きい。
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最終戦セレモニー 去り行く人たちから感動のメッセージが続いた (1)吉永一明監督

2019-11-25 21:21:23 | アルビレックス新潟

アルビレックス新潟の最終戦セレモニー。
毎年のように参戦してきたが、今までこんなに泣ける最終戦セレモニーはなかった。
それは、やはり去って行く人たちの思いと、思いを受け止めた人たちの思いが集まっていたからだろう。

去って行く人。
まず、吉永一明監督。

サポーター、スポンサーなどへ礼を言った後、選手、スタッフたちが必死になって支えてくれたことへの感謝を口にした。
「それなのに、J1昇格に導けなかったのは、自分の力不足。
この悔しさを忘れずに。
 このクラブは、絶対に強くなる。
 これだけ多くのファン・サポーターが支えてくれている。
 それを忘れずに、これからまた前に進んでほしい、と思っています。」
…こう言った言葉の内容は、ファン・サポーター向けというよりも、選手たちに向けて言っていたような気がした。

 その後テレビで放送されたインタビューでも、
「途中からの就任は、マイナスからのスタートだった。人生で一番しんどい時期だったとも言える。」
「それでも、本当にしんどかったとき、選手たちと向き合うと覚悟が決まった。」
「選手たちの成長があったからやって来られた。」
「(選手を前にした退任のあいさつでは)、『お前らがいたから、やって来られた。』と言った」
などという言葉を口にしていた。
それらの言葉を聞きながら、本当に選手たちのことを考えていてくれた監督だったのだということを確認した思いだ。

かつて私も組織のトップとしてリーダーシップを取らなければいけない時期があった。
リーダーとしての思いをメンバーに分かってもらうとともに、メンバー一人一人のことやよさを十分に理解し、そのよさを生かさなければ、様々な成果は生み出せなかった。

Nスタンドからは、
「先頭に立ちチームを引っ張ってくれた吉永監督 ありがとうございました」
の横断幕が掲げられていた。


吉永監督は、J1昇格という一番の課題は解決できなかった。
しかし、攻撃力の向上という課題は、明らかにクリアした。
その成果は、レオナルドの得点王、リーグ2位の得点力などに見ることができる。
アルビレックス新潟シンガポールの監督時代での多くのタイトルの獲得や連覇などの実績は、だてではなかったのだ。
今後、さらなる経験によって、名将の地位を築けるかもしれない、と思ったりもした。

とにかく、吉永監督のこのセレモニーのあいさつで、選手たちへの信頼と期待を感じた。

可能なら、シーズン当初から1シーズンを通してのチームづくりを見てみたかったなと、改めて思ったのであった。


監督だけでなく、去り行く選手たちのあいさつもまた、感動的であった。(つづく)

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今季最終戦を勝利で飾る

2019-11-24 23:03:05 | アルビレックス新潟
ああ、終わってしまったなあ…。
長い長いJ2リーグの最終42節が終わってしまった。

アルビレックス新潟の最終節は、ホームで順位直下の12位長崎戦。

J1昇格プレーオフはかなわなかったとはいえ、新潟というチームを愛したベテラン選手たちとのお別れセレモニーが予定されている。
むざむざと負ける訳にはいかない。

この試合、契約満了選手4人のうち、最も新潟と縁の深かったGK野澤とFW矢野が、ベンチ入りメンバーに入った。

矢野は、ほとんど毎試合ベンチ入りし、後半の大事な場面で使われてきているから、今日も当然のベンチメンバー。
野澤は、今季初めてのベンチ入り。

GKは、大谷が毎試合先発メンバーで、田口が控えとなっていた。
今日は、新潟を卒業する野澤に控えを譲った形になった。

先発メンバーは、ここ数試合と変わりなし。
試合が始まると、今季11位と12位の対戦ではあったが、ここのところの好調さでは7新潟が上。
ボールを保持しながら、チャンスをうかがう。
選手同士の連携が洗練されてきている。
その様子を見て、
「ああ、今なら間違いなくワクワクする試合展開ができるようになっているのだなあ。」
と思った。
開幕前、社長や選手たちが、「間違いなく今季はワクワクする試合を見せる」と言っていたのを思い出したのだ。
たしかに、ワクワクする試合が見られるようになった。
だが、こうなるのがシーズン通して少し遅すぎたのが残念だ。
前半は、両チーム手堅く0-0。


後半になって、ついに新潟の攻勢が実を結ぶ。
3分ほどで、渡邉新太との連携を生かし、FWレオナルドが見事にシュートを決め先制ゴール。
ただ、長崎も追いつこうと、新潟のゴールネットを揺らしたが、微妙なオフサイドの判定で、新潟は命拾い。
そして、61分には、本間至恩の低いコーナーキックから、今日誕生日の大武がヘッドで叩き込み、追加点で2-0。

後半31分には、この試合が最後となったFW矢野が交代出場。

矢野は、相変わらずよく走り、よく跳び、よく守る。
周囲の選手は、なんとか矢野に得点させようと配慮しているのもわかった。
しかし、シュートは簡単に打たせてもらえない。

逆に、後半43分、長崎にすばらしいシュートを決められて、1点差になってしまった。

それでも、吉永監督は、アディショナルタイムも残り2分を切ったところで、ここまで42試合全時間出場してきたGK大谷に代わって、野澤洋輔を起用した。

スタジアム内の新潟サポーターは、大騒ぎ。
待ち焦がれた「ゴール守る オレたちのヒーロー」が、新潟のピッチに帰ってきた瞬間だった。
ただ、野澤自身がボールに触る瞬間はなく、試合はまもなく終了の笛が響いた。
2-1で新潟は、最終戦に勝利した。

野澤に駆け寄る選手たち。
そのそばには、子どもの頃、野澤に憧れたという早川史哉もいた。
同じピッチで、その新潟最後の場所に一緒にいるということは、早川にとっても感慨深いものがあっただろう。
矢野の肩をたたく選手たちも、もちろんいた。

去り行く選手たちの最後を勝利で飾れたことは、選手たちにとっても、応援した私たちにとっても、心からうれしいことであった。

新潟の勝利もあって場内は、和やかなムードに変わった。
あとは、選手たちの着替えを待って、最終戦のセレモニーが行われるのを待つだけとなった。
セレモニーのことは、また明日にでも書こうと思う。
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去り行く選手たちに感謝の心を伝えたくて練習場へ

2019-11-23 20:45:00 | アルビレックス新潟
明日は、アルビレックス新潟の今季最終戦、ホームで長崎戦が行われる。
監督や様々な選手との契約満了が発表された今、この監督や選手たちの練習を見られるのも、今日が最後。
今日は、昨日書いたように悲しく寂しかったので、会いたいなと思った。
とくに、ここに書いてきた選手たちには、「今までありがとうございました」の気持ちを表したくて、娘と2人で練習場へ出かけ、最後の練習を見に行って来た。

練習場には、100人を超えるくらいの人たちが詰めかけていた。
ネットの向こうの練習場で、選手たちがボールをけり合っていた。


やがて、ビブス組とビブスなし組とに分かれ、ピッチを狭くしてゲームを行い始めた。

その様子を見たら、どの選手も本当に楽しそうだった。
今季で退団する選手も、そうでない選手も、…。
みな、本当にサッカーが好きなんだな。
けがを負っていた高木も、ゲームに参加し、よく声を出していた。
何を言っているのかわからないけど、ブラジル人選手たちも、要求する言葉を出し、とても真剣かつ楽しげにプレーしていた。

前後半のゲームを終えたら、中心に集まっていた。
監督から、きっと「明日は最終戦。がんばろう。」というような話があったのだろう。


その後、選手たちが、ピッチの外に練習を見に来た人たちに向かって、挨拶をした。
代表して、堀米選手が前に立ち、挨拶の言葉を述べていた。

なんだか、ジンときた。

その後は、ダウンをしたり、居残りでシュート練習をする選手たちもいた。
それを見ずに(見ながら)、選手とのふれあいが可能なスペースに異動する人たちが多くいた。
私たちも、後ろの方に並んで、選手たちが来るのを待った。

吉永監督が来た。
「難しいところを引き受けていただきありがとうございました。」
とお礼の言葉を伝えさせていただいた。


小川佳純選手は、やはりきりっとしたいいまなざしをしていた。

「J1から、大変な時間をがんばっていただき、ありがとうございました。」

多くのサポーターに対し、一つ一つ最も丁寧に対応していたのは、レジェンドの一人、矢野貴章選手だった。

サポーターから手渡されるものが多いのも、彼だった。
本当に、新潟を愛し愛された存在だったのだ。
次のチーム編成で必要とされていないことは、どんなにつらいことだろう。
「本当に長い間、新潟のためにありがとうございました。」
と、握手しながら伝えた私だった。

そして、最後の方に来るのは、やはり野澤洋輔選手。

手を伸ばし、握手して、
「本当に、たくさん勇気をもらいました。ありがとうございました。」
と伝えた。
娘も、手を伸ばして握手した。


チョヨンチョル選手。

たくさんのおばさんたちに声をかけられていた。
「今も、8年前の写真を大事に飾っているのよ。」
なんて話を聞かされていた。
やはり愛される選手なのだなあ。
「新潟のために戻って来てくれて、ありがとうございました。」


まだまだ、ほかにも今季出場がなかった選手や少なかった選手たちとも、たくさん握手をした。

これらの選手たちと、明日の試合でお別れになってしまう。
名残惜しいが仕方がない。

明日のホーム長崎戦が、今季の最終戦だ。
今年のチームとすべてのスタッフや選手に敬意を表し、試合後のセレモニーまで、しっかり見届けよう。

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大好きな選手たちなのに、次々と「契約満了」だなんて…

2019-11-22 20:07:55 | アルビレックス新潟

今日は、午後から何度も気持ちが沈んでいくような感覚になった。
それは、先日の野澤洋輔に続いて、アルビレックス新潟から、大好きなプレーヤーとの契約満了の発表が相次いだからだ。


★ 矢野貴章 コメント
まず、アルビレックス新潟の一員として、3度もプレーする機会を与えていただいたことを本当に幸せに思います。ありがとうございました。

今年もチームメイトやスタッフ、そしてサポーターやクラブに関わるすべての人と共に、目標に向かって戦えたことは幸せでした。しかし、J1昇格を達成する力になれず、申し訳ありません。

どんなときも、チームのために何ができるのだろうかと、常に自分と向き合って考えてきました。このようにサッカーに対して真摯に向き合ってきたのは、僕のプライドであり、愛するクラブ、愛する街、愛する人々がいたからです。

一生涯忘れることのない、たくさんの思い出を皆さんにプレゼントしていただきました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。



★ 小川佳純 コメント
アルビレックス新潟の一員としてプレーさせてもらった2年半はとても幸せな時間でした。

ただ、2017シーズン途中に加入して、J1リーグに残留させられなかったこと、その後の2シーズンでJ1リーグに昇格させられなかったこと、個人的にもプレータイムが短く、思うような結果を残すことができず、サポーターの皆さんの期待に応えられなかったことが、何よりも悔しいです。

それでも、サポーターの皆さんの温かさをはじめ、クラブを取り巻くさまざまなところで、クラブや選手への愛情を感じることができ、たくさんの方々から支えられていることを実感しながらサッカーに打ち込めた、幸せな2年半でした。

最後の長崎戦を勝って締めくくれるように、一丸となって戦いましょう!
応援よろしくお願いします!そして温かい応援、本当にありがとうございました!!


アルビレックス新潟を応援していた人たちにとって、力が抜けるような今日の発表。
長年、アルビレックス新潟に所属し、2度も新潟に戻って来てくれた矢野貴章。
J1降格の絶対的危機に陥った新潟に移籍し、J2に落ちてもJ1に復帰させようと去年今年と奮闘してくれた小川佳純。
その最後のコメントが泣かせる。
自分が試合に絡めていないのに、
「最後の長崎戦を勝って締めくくれるように、一丸となって戦いましょう!応援よろしくお願いします!」
と、次の試合の新潟の勝利を一番に考えたメッセージを残してくれている。

そして、2人とも、新潟で過ごした時間を「幸せだった」と言ってくれているのだ。

二人とも35歳だし、先に退団発表があった野澤は、40歳だ。
J2に甘んじているチームには、出場の少ない高額なベテラン選手を在籍させておく余裕はない、ということか。
でも、その現実的な判断をしなくてはいけないところに、アルビレックス新潟というチームは置かれているということだ。

長年スタジアムに通っていると、J1昇格時には4万人が当たり前だった。
それが、J1で上位に行けなくなると、しだいに観客数は3万人を割るようになった。
J1の最後の方には2万人くらいに。
そして、J2に落ちると、1万5千人ほどになったが、今季は1万3千人くらいのものになっている。
当然収益は減少しているので、チームで使える予算は削らなくてはなるまい。

また、来季の新監督は、スペイン人を招へいした。
外国人監督になるからには、報酬も安く済むわけではなかろう。

そんなところから、選手の首を切らなくてはいけない、ということ。
それは、十分に分かっていたことではあるけれど、プレーしながらチームや地域になじみ愛してくれていた選手たちが、チームや新潟を離れてしまうのは、本当に悲しく寂しい。

切ない思いに浸っていたところへ、追い打ちをかけるように、また一つ契約満了の報せが。
今年、新潟へ復帰を果たしたチョ・ヨンチョルの件についてだった。
彼もまた、泣けるコメントを残している。

★ チョ・ヨンチョル コメント
新潟のサポーターの皆さん!
まずは、悲しいことでの挨拶となり、申し訳ございません!もっと長く新潟でプレーして、チームにもっと貢献したかったのですが実現できず、応援してくださった皆さんの期待に応えられず、すみませんでした。
8年ぶりに、新潟に戻ることができて本当に幸せでした。新潟を離れた時から、いつかは絶対に新潟に戻りたい気持ちがあったので、今季またチームに加われたのは、ある意味、夢が叶う瞬間でした!
以前と変わらずに新潟サポーターの皆さんの温かい応援が伝わって幸せでした!
今年、J1には昇格できませんでしたが、来年こそアルビがJ1に昇格することをどこかで応援しています!
皆さん!あらためて、本当にありがとうございました!
愛してる新潟。



J1にも上がれず、好きな選手たちと別れなくてはならないなんて…。
一様に力不足だったことを詫びる選手たちの誠実さが、胸を打つ。
「愛してる新潟」とまで言ってくれる選手たちとの別れは、本当に切ない。

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晩秋紅葉愛でながRUN

2019-11-21 20:54:06 | RUN
ずっと寒くて天気の悪い日が続いた。
なんちゃってランナーの私は、週に2回くらいしか走らないのに、悪天候が重なったことを理由に、最近走るのは週1になってしまった。
軟弱だなあ…。

今日の午後になって、荒れていた天気がおさまり、少し穏やかな日も差した。
さて、それなら6日ぶりに走るか。
ということで、なんちゃってランナーは走り出したのであった。

久しぶりなので、ただキツイだけの走りはしたくなかった。
BSの番組で「旅ラン」というのがあるが、楽しみながら走るのがいいなあと思う。
自分も楽しみながら、ということで、晩秋の紅葉を愛でながら走ることにした。

「晩秋紅葉愛でながラン」。

葉が落ちた枝には、オレンジ色の柿の実が残っている。

こんなに青空が見えるのは、久しぶり。

丸く刈り込んである形が楽しい。

日が当たっている雑木林は、様々な色が混じり合う。


隙間から当たる日ざしは、キツくなく、輝きがうれしい。


足元は、草もみじ。これもまた美しい。


萩の葉も、黄色く小さい葉がたくさん下がっていて、花とはまた別のキレイさがある。


黄葉なのだろうけど、白っぽくなるのは、何の木の葉だったかな?

これはこれで、紅葉のアクセントになっている。

オレンジ色の葉に包まれる木もある。


様々にきれいなのは、やはりモミジの紅葉。


様々な色に変化している。

まだ紅葉途上なものだって美しい。


…ああ、楽しい走りだった。

日々葉を散らす木々や草。
きれいだった葉たちも、もうすぐすべて散ってしまう。
こちらの冬は、白と黒の世界になる。
その前の、色鮮やかな、大切な季節は短い。
晩秋紅葉愛でながラン。
あちこち楽しく16kmを走らせていただきました。
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