ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「コバイモ」をめぐる2つの疑問、解決

2018-04-30 14:30:39 | 草木花

前回は、「コシノコバイモ」のことについて書いた。
書きながら思った疑問が2つ。

その1:「コシノコバイモ」があるのなら、「○○コバイモ」ってほかにもあるのか?
その2:「コバイモ」があるなら、「バイモ」もあるのか?

今は、何でもネットですぐ調べられて便利だから、簡単に調べてみた。

その1:「○○コバイモ」について
★コシノコバイモ
北陸地方に多く分布するが、東北や中部の太平洋側にもまれに見られる。全体に大柄で、花弁の隆起線に緑の毛状突起があるので区別できる。葯は白色。
★アワコバイモ
四国の一部に見られるものでミノコバイモに似る。花のモザイク模様が強く、葯が褐色なので区別は容易。
★イズモコバイモ
中国地方の一部に見られる貴重種。やや大型で、花の上部に突起がなく傘状に開く。葯があまり開かない。
★カイコバイモ
関東地方南部や中部地方に見られる。イズモコバイモに似ているが全体に薄いモザイク模様があり小型で丸みがある。
★ホソバナコバイモ
本州西部と九州に見られ、先端の開いた細い筒状の花は薄い褐色のストライプがあり特徴がある。葯は白色。
★トサコバイモ
四国と九州にまれに見られ、ホソバナコバイモとよく似た細い筒状の花を咲かせる。花には褐色の斑紋を散らし、葯は紫褐色で区別できる。

…なるほど、あるのですなあ。
しかも、「越」があり、阿波、出雲、甲斐、土佐…その土地独特の「小貝母」がある訳だ。

その2:「バイモ」はあるのかについて
バイモは、中国が原産の多年生草本で、薬効があり、りん茎を咳止めや痰切りに利用してきた。花びらの内面に網目状の模様があることから、別名「アミガサユリ」とも呼ばれている。

…なるほど、これもまたあるのですな。

なんと、今日出かけた先で、この貝母―アミガサユリ―を初めて見る機会があった。
たしかに、コバイモと比べてその花は大きいし、背丈も高い。

こんな花だった。



コバイモは10cmくらいだったのに、バイモは30cmくらいあった。
3バイモ(倍も)あった。 (^▽^;)

数日のうちにコバイモとバイモに会うなんて、すごい偶然だなあと思う。
疑問に思ってから、実物とすぐに会うというのもすごいと思ったぞ。
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越乃小貝母連続発見!

2018-04-29 22:13:16 | 草木花
話を一昨日の話題に戻す。
ルリソウとニリンソウに会いに行った時のことだ。
完全に咲いているニリンソウはまったくなかったので残念だったという思いを抱いた後のことだった。
あれ?
ニリンソウのつぼみの近くに、咲き終わってしょぼくれた花を見つけた。

これって、ひょっとして…。
5年ぶりに見ているあの、越後特有の花か?
…と思った。
その後、周囲をよく見てみたら、あった!

今ちゃんと咲いているものを次々と見つけた。

それは、これ!

越乃小貝母。

前にここに書いたこともあるので、読める人もいるだろう。
「コシノコバイモ」と読む。
ある図鑑の解説の一部。
ユリ科。主に北陸地方の山地に生える高さ10~20cmの多年草。
名は、「小貝母(こばいも)」の意味で、根のうろこ状の球根(鱗茎)を貝にたとえたもの。

以前、国上山にカタクリの花等を見に行って初めて発見した、私にとって珍しい山野草だった。
それが、こんなところで見られるなんて。
しかも、1つや2つじゃない。

今までここを訪れた時は、気がつかなかった。
いつもニリンソウが咲く時期に来ていたのだが、この花に会ったことはなかった。
きっと花の咲く時期がずれていたのだろう。
それが、今年は雪が多く降ったので春の訪れが遅かったため、ニリンソウが咲いていずに、コシノコバイモが花盛りの時期だったのだろう。

国上山では、2,3株しか見つけたことがなかったが、ここではあちこちに次々と見つけることができた。

うれしかった。
珍しさではニリンソウの花をたくさん見るより、コシノコバイモの花にいくつも会えたことがはるかに貴重だった。

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勝てばいい~取り戻せ、順位と自信と誇りを!

2018-04-28 22:13:06 | アルビレックス新潟
辛勝だろうと、ぶざまだろうと、勝てばいいのだ、勝てば。

サッカーJ2リーグ第11節、レノファ山口対アルビレックス新潟。
J2での新しいオレンジダービーである。
今日は、山口のホーム戦。
昨年はJ2で下位に低迷し、一時はあわやJ3に降格かというくらい振るわなかった山口。
それが、今季ここまでは3位の好成績。
対するに新潟は、4連敗で14位。
J2の優勝候補どころか、このままではJ2下位に定着しそうな低迷ぶりだ。
現在、J2には、オレンジをチームカラーとするチームが多い。
新潟、山口のほかにも、愛媛や大宮がそうだ。
ところが、今季の山口は好成績を収めている。
今季、山口は、ホームでの“オレンジダービー”(愛媛、大宮)に2連勝しているのだそうだ。
JリーグのHPで、今日の試合の見どころとして、山口が「この勢いでオレンジを“完食”できるかにも注目」と書いてあった。
「オレンジ完食」だとは、面白い言い方だなあ。
…と思いつつ、食われてなるものか。

山口には、昨季、新潟から小塚(現ヴァンフォーレ甲府)が期限付き移籍していた。
J3からJ2に山口を上げたのは、去年途中で成績不振で退任したが、2012年に新潟で臨時監督を務めたこともある上野監督だった。
そして、田中達也は、山口県出身である。
今季東京ヴェルディから新潟に移籍してきた高木善朗の弟高木大輔が所属しており、高木兄弟ダービー(?)ともなっている。
試合前からいろいろと縁のあるチームの対決となっていただったのだ。

試合が始まってみると、山口の積極性が目立つ場面もあったが、次第に新潟が優勢となった。
シュート数がわずか3本に過ぎなかった前節の反省を生かし(?)、積極的に縦パスやシュートにいく姿勢が目立った。
こういう姿勢を保てればいい、と思っていたら、前半15分過ぎ、チャンスのこぼれ球を拾ったMF磯村のミドルシュートが決まった。
前半は、その後も新潟にチャンスが数多くあったが、決め切れずにハーフタイムになった。

後半になると、山口が積極的になり互角になってきた。
特に山口MF小野瀬の動きがよく切れていて、新潟の選手たちが振られるようになってきた。
山口県出身の田中達也が交代出場し、入った途端のことだった。
新潟の選手たちは小野瀬のドリブルやフェイントについていけず、半ば強引なシュートを打たれると、ボールはポストに当たって転がり同点ゴールとなってしまった。
以降、山口の攻勢が続く。
新潟のサポーターにとって、冷や冷やの連続だった。
幸いにも、キックミスやGKムラーリャを中心とした必死の守りで勝ち越しは許さない新潟だった。
70分に矢野、72分に高木と交代出場した選手たちが、持ち味を発揮して攻めへの形がだいぶよくなった。
矢野はロングボールの標的として、高木はドリブルで前進して、田中もよいくさび役となったりして、攻撃によい動きができるようになってきていた。

それでも、時間は容赦なく過ぎ、アディショナルタイム4分の残り時間も1分を切ったときだった。
高木がペナルティエリアにボールを放り込み、最後のチャンスだと思ったそのとき、ボールに合わせようとしていた矢野が相手DFに倒された。
主審は、PKの判定を下した。
キッカーは、安田。
時間をかけてキック。
ボールは、相手GKをあざ笑うかのようにゴール左に吸い込まれた。
ここで、主審の長い笛。
試合終了だ。
安田の決勝ゴールは、90+6分という記録になっていた。

ギリギリの勝利。
かろうじてPKで勝ちを拾った勝利。
スマートではない勝利。
いろいろなことを言う人もいるだろう。
だけど、とりあえず勝てばいいのだ、勝てば。
どんな形であれ、勝ち点3が入らないことには、4連敗で失った順位や自信や誇りは戻っては来ないのだ。 
今は、勝ちにこだわることだ。
今日は、勝ちに行くという選手たちの気持ちも見えた試合だった。
シュート数は20本を数えた。
まだまだ守勢に回ってあっさり失点するなどのもろさもあるが、勝つことが何よりの良薬。
取り戻せ、順位と自信と誇りを!
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ルリソウとニリンソウに会いに行く

2018-04-27 22:32:48 | 草木花
明日からゴールデンウイークになる。
またあちこちに人が出かけ、混雑することだろう。
人が集まるところは、あまり行きたくない。

では、どんな所へ行きたいか?
花が咲くところである。
できれば、山野草が見られる場所がいい。

でも、今はあまり遠くに行けない事情があるので、なかなか適した場所がない。
今なら、30分くらい車を走らせれば、ニリンソウやルリソウが咲いているところがあることを知っている。
車に乗っていても見えるような道沿いに、日頃あまりお目にかかれない花が見られるというのがいい。
今日は、そこに行ってみようと出かけた。
今年の冬は雪が深かったので、山にさしかかると、日陰にはまだとけずに残っている雪のかたまりも見かけた。

いつもルリソウを見かける場所のそばに車を止めて、花を探した。

今年は寒かったせいだろうか、いつもの年に比べ背丈が低かったり、つぼみが多く十分に花が開いていなかったりした。

残念、と思いつつ、近くを歩いて何かないかと見ていたら、ヒトリシズカが咲いていた。

アズマイチゲ

キクザキイチゲ

の似た者同士も見つけた。

もう少し歩くと、先ほどよりもきれいに咲いているルリソウを見つけた。

十分楽しめる青い花の美しさだった。


ニリンソウも期待したのだが、残念ながらまだ早くてもつぼみの状態。

あちこち見回しても、十分に花が開いていなかった。

可愛いつぼみから開きかけている一輪がとても清らかな感じだった。

完全に開いているのとはまたイメージが違っていて、これはこれできれいだなあと感じた。
やっぱり出かけてきてよかった、と思えた。
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痛みの原因は、シューズの傷み?

2018-04-26 22:41:37 | RUN
笹川流れマラソンの後、3回くらい走ったが、そのうち2回で痛みがあった。
右脚のでん部から膝の裏側にかけて、嫌な感じの痛みがあったのだ。

16kmや17kmを走ったのだが、途中5km付近を過ぎると、2回連続して痛みが出るようになってしまった。
痛みは無視して走り続けられたとはいえ、何が原因で痛みが出るのか、どのくらいそれが痛いのかなどについては、自分の体ながらわからないままとなった。
前回走ったのは22日。
そのときは、11kmのRUNだったが、痛みは出なかった。

今日、16kmのRunを行ってみた。
5kmくらいでは痛みは出なかったが、8kmを走ったあたりから、また右脚に軽い違和感が生じた。
少し痛い。
ただ、痛みが出ないようにするために、走り方を工夫して走り続けることにした。
具体的には、ピッチを少し狭くし、痛みが大きくならないように小幅で走るのだ。
幸い、その後痛みが大きくなることはなかった。

それにしてもなぜ痛くなるのか?
考えられる原因の1つに、シューズの劣化が考えられると思った。
よく見てみると、ランニングシューズの両かかとの外側が斜めに大きく削られていた。
これのために、足に負担が生じているのではないか。
と考えた。

好んで使っているシューズであったが、こんなふうに傷んでしまうのは残念だ。
やはり靴は古いものだと体への負担が大きくなってしまうのだろう。
靴は新しい方がよいということだろうな。
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1年間の継続

2018-04-25 22:19:31 | 生き方
ついにやりました。
パチパチパチ
…と自分一人しかわからないことに喜んでいる。
何かといえば、「1年間の継続」なのである。
何が1年間継続しているかといえば、実は、このブログの更新である。

昨年3月末をもって定年退職を迎えたが、それ以来、当ブログの毎日更新を心がけてきた。
気張らずに、ゆるいがんばりでできることとして、これをしようと思ったのである。
そして順調に続けていたのだが、去年のこの数日前に弟の義父が亡くなり、その葬儀に参列してきた。
場所は首都近郊であったため、そちらに1泊で行って来た。
弟と会って飲む機会は、近年なかなかなかったので、宿泊の前に飲み話す機会を設けた。
いくらか飲んで遅くなったため、その夜はブログの更新を怠ってしまった。
その日が、去年の4月25日であった。

そして、その翌日からまたブログの毎日更新を始めたのである。
というわけで、これで1年間の更新を継続できたということだ。

日頃、新潟方言で言えば、「のめしこき」の私である。
そののめしこきが、1年休まず続けてきたのだから、いいことではないか、と思う。
ちょっぴりだけ達成感がある。
あ、「のめしこき」とは、一般的に「怠け者」のことである。

以前に、継続しようと思ってがんばったことがあった。
それは、3.11の後である。
災害後の多くの人の無事を祈り、100日連続の更新を試みたことがあった。
ただ、そのときは、100日連続で精一杯であった。
やはり日々の仕事に大変さがあったことが1つの理由である。
今は、そのときよりも心身のゆとりがある。
だから、あまり無理をせず続けていられるように思う。

そんなに大した内容がある訳でなく、日常の何でもないことを綴っているのだが、これからもゆるゆると続けていきたいものだなあと思っている。

そうそう。今日、これを読んでくださった皆様にも、拍手!
読んでくださって、ありがとう



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鉄人、衣笠祥雄氏、逝く―

2018-04-24 23:07:12 | ひと
鉄人、衣笠祥雄氏逝く―。
信じられなかった。
亡くなる4日前のDeNA対巨人の野球中継で解説を務めていたのだから。
ただ、その日の解説の声はかすれて弱々しく、何か大きな病気をしているのではないかと懸念したのだったが…。

赤ヘル広島の最初の優勝は、1975年。
私たちが、高校を卒業した年だった。
ホプキンスという外国人選手だけでなく、山本浩二そして衣笠祥雄の両日本人主砲が非常に頼もしかった。
それに比べて、巨人は、主砲長嶋茂雄が選手を引退して監督となったために主砲が王ただ一人となり、非常に弱くなったのだった。
それ以降も、広島は山本・衣笠の存在が大きく、何度かリーグ優勝を果たしている。

衣笠といえば、連続出場記録だった。
死球をくらっても、翌日の試合には出続けた。
当時、連続試合出場数はメジャーの記録を抜いて、世界一であった。
だからこそ、「鉄人」の愛称は似合っていた。

話す言葉にも味わいがあった。
「野球というものに出合わせてくれた神様に感謝したい。」
「いつか、誰かにこの記録を破ってほしい。この記録の偉大さが本当にわかるのは、その人だけだろうから。」(連続試合出場の世界記録を更新した時)
「1球目はファンのために、2球目は自分のために、3球目は西本君のためにスイングしました」(西本に死球をくらった翌日、代打で3球三振をして)
それらの言葉に、高い人間性を見ることができる。

「お父さんから君たちへ」という、子供世代に向けた彼の著書を読んで、感銘を受けたこともあった。
野球解説を聞いていても、おだやかな語りの中にいかにも解説者という専門的な知見があふれていて、私は彼の解説が好きだった。
その解説の声が、先日はあまりにもかすれて弱々しく聴きづらかったので案じていたのだが、まさかそれからわずか4日後に亡くなるとまでは思わなかった。

プロ野球が面白くなったのは、巨人が強い時代を作り、それを広島などが打ち破って来たからだ。
そして、王、長嶋などのスーパースターだけでなく、山本浩二や衣笠など魅力的な選手が活躍したからだと思っている。
連続試合出場で一時世界記録を打ち立てただけでなく、衣笠は、日本プロ野球通算安打数歴代5位(2543本)、通算本塁打数歴代7位(通算504本)という立派な生涯成績も残している。

「フルスイングの人生」を語っていたが、まさしくそのような人生だったと思う。
本当に残念だ。
合掌―。
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今年届く異動の挨拶状

2018-04-23 21:49:58 | 生き方
4月になって、ここのところ、毎日のようにハガキが届く。
毎年この時期、同じようにハガキが届いていた。

中身は何かと言えば、異動の挨拶状だ。
ただ、ここ数年と際立って多いのは、「このたび、○○を最後に定年退職いたしました。」というもの。
付き合いが多かった同年代の人々が、どどっと定年退職を迎えているのだ。
届いた挨拶状は、もう、30通を超えた。

挨拶状に一筆書いてある場合、「肩の荷が下りました」という内容を書く人も多い。
特に、管理職を務めていた人に多い。
今まで、いかに責任感をもって勤めてきたのかがわかる。

昔に比べて、問題が起こった場合、管理責任・監督責任が厳しく問われるようになった。
だから、その立場にある者は、常に気を配り、気を張っていなくてはいけない。
それは、夜間も続くことになる。

その生活から解放されたのだから、肩の荷が下りた気持ちになるのも、もっともだと思う。

また、時代だなあと思うのは、年金が出るまでのつなぎとして、再任用・再雇用の勤務を選ぶ人が多いということ。
退職金も以前に比べて、数百万円少なくなった。
おまけに年金が出ないのだから、仕方がない、もう少し働くか、となるわけだ。

…ここまでいかにも他人事のように書いてきたが、これは去年からの自分のことと重なっているのだ。
いずれにせよ、定年退職を迎えた後も生きていくのだから、新しい生き方を選んでもいいのではないかと考える。

さて、どんな生き方を選びますか、皆さん…?
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描こうとしている絵が見えない

2018-04-22 21:38:12 | アルビレックス新潟

ビッグスワンスタジアム。
J2同士で大宮と対戦するのは、2003年11月以来。
あの試合は、新潟が上野優作の決勝ゴールで1-0で勝利し、J1昇格を決めた試合だった。
その試合以降、アルビレックス新潟は14季にわたってJ1のチームであり続けていたのだ。
大宮は、その後J1に昇格。
一度J2に降格した後、またJ1に戻ったにもかかわらず、今季は新潟と共にJ2に降格となってしまっている。
両チームともにJ2に落ちてから、J2の優勝候補と言われながら、下位に沈んでいる。
新潟としては、大宮よりは順位は上なので、大宮を叩いて浮上していきたいところだ。
水曜日のルヴァン杯の試合では、J1の仙台に3-1で快勝していることも好材料のはずだ。
まして、ホームでの戦いだから、いい試合を期待した。

ところが、試合開始早々から大宮に主導権を握られ、危ない場面の連続。
たまたま相手が外したり、GKアレックス・ムラーリャの好守があったりして、何とか無失点で前半を終えた。

新潟には、チャンスらしいチャンスも作れず、得点のにおいはしなかった。


後半すぐのチャンスは、新潟が作った。
これなら後半は期待できる、と思っていたところ、大宮大前のFKが直接決まって、先制されてしまった。
まだ後半始まったばかりだし、なんとか同点に追いついてほしい、と願っていた。
しかし、なかなかゴール前に迫れない。
何なのだろう、この停滞感は…。

選手交代をして、新しい動きで得点を、と願う。
少しはゴールに迫るようになったが、あれが入っていれば…というようなシュートは新潟にはなかった。
それもそのはず、新潟の今試合でのシュート数は、わずかに3本!
大宮は、14本。

0-1で終わったが、ムラーリャのシュートストップがなければ、0-3以上で負けていたと思う。

攻め手がなかった。
…いやそういう訳ではないが、どのようにして得点をあげようとしているのか、よくわからない。
よく、「同じ絵を描く」というが、新潟は、選手同士どのような「絵」を描いてゴールを決めようとしているのだろうか?
それが統一されていないようにも見えるし、そもそも絵自体がないような気だってする。
開幕した当初は、得点に向けて連動した動きがまだ見えていたのに、今は、からっきし見えない。
大宮ならば、シモビッチにボールを預け、ほかの選手がゴールに向けて動く、という絵が見えたのだが。

前回はPK,今回はFKで最少得点を決められ、それが返せずに負けている。
絵がないから、得点のにおいがしない。
意外性もなく、相手にとって怖くはない。
何か手を打たないと、どんどん落ちていきそうで、オソロシイ。
今日のターレスの先発や、水曜日の試合に活躍した選手たちのベンチ入りや交代出場は、打った手かもしれないが、共通の絵が描けているのかどうか?

試合に勝ち負けは、つきものだ。
負けるのは仕方がないときもある。
だが、応援している者たちは、もっとわくわくしたいのだ。

深々と頭を下げるような選手たちの姿など見たくはないのだ。
試合後、スタジアムを去る人たちの背中を見てほしい。

みんな、サポーターを意味する「12」ばかりじゃないか。

わくわくするような試合を見たい。
そして、みんなで描いた絵の完成を見たいと思うのだが…。
コメント (2)
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鷹の巣キャンプ場花紀行

2018-04-21 22:07:32 | お出かけ
ここ数年、関川村には、4月と6月と、年に2度行く。
6月は、関川マラソンなのだが、4月は花見なのだ。
花は花でも、桜ではなく、カタクリを中心とした野草なのだ。
どこかというと、鷹の巣キャンプ場。
つい先日、行って来た。

そこへ行くためには、大きなつり橋を渡らなくてはいけないのだが、今回は、なんと対岸から車が渡ろうとして来ていた。

対岸には、鷹の巣温泉があり、そこに行く車は通れるらしい。
来た車を待ってあげ、通過してから橋を渡った。
つり橋なので、渡るときに揺れるのだ。

急いで渡り終えると、キャンプ場に行く土手に、キジムシロがきれいな黄色の花を開かせていた。


さらに行くと、特徴的な葉の下に、コシノカンアオイの特別な花を1つだけ見つけた。

いつもながら、不思議な花だ。


さて、鷹の巣キャンプ場は、4月の早い時期にカタクリの花の名所となるところなのだ。
群生地の入口に行ってみたら、残念ながら、今年カタクリの花はもうとっくにピークを過ぎていた。


代わりにという訳ではないが、川沿いの遊歩道を歩くと、春の野草の花々が次々と見つかる。
特に旬となっていてきれいだったのは、ヒトリシズカ。

一人静かに咲いているものではなく、いくつかが一緒に咲いている花を選んで写真に撮る。


鈴なりになって咲いていたのは、イカリソウ。

こんなにたくさん咲いているのを見たのは、初めてだった。


そして、群生地に行くと、ピークは過ぎたもののまだ咲き残っているカタクリもあった。

日が当たると輝いて見えた。


最後に、カタクリと並んで最も楽しみにしていた、清楚な春の恋人。

ミヤマカタバミ。

可愛くてきれいで、この花が私の一番のお気に入り。


桜がまだ美しく咲いているものも結構あった。

たくさんの春の野草の花々に会えて、とても満足した花見行だった。

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