ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

感激のシーズン最終戦 J1残留決定弾!!

2008-12-08 22:40:20 | アルビレックス新潟
劇的なゴールに、思わず興奮した。
2対2の同点だった。時間は、ロスタイムに入っていた。
そこで飛び出した、新潟選手の中心的存在、内田潤選手の決勝ゴール。
時折雪やあられのちらつく厳寒のスタジアムが、どうっと熱くなった。
観衆は、皆大きな声を上げた。抱き合う者、ハイタッチする者、叫ぶ者…、さまざまな形で、歓喜に浸った。
やがて、試合終了を告げる笛。アルビレックスの勝利!
やった。やった!J1残留だ。来季も、J1でアルビレックスの戦いが見られる!

前半、一度は2対0として、今日こそ勝てるかも、というムードになった。
しかし、相手はアジア王者のガンバ大阪。そんなに甘くはないだろうと思った。
案の定、1分後にはすばらしいパスがつながったガンバ。1点差に追い上げ、そのまま前半終了。
後半には、明らかなオフサイドを見逃した審判の誤審により、同点に。
時間がこくこくと過ぎていく。
このまま終わるのか。今年を象徴するような勝ち切れない試合が最終戦となるのか。
なんとも言えない雰囲気の中、内田選手のゴールが生まれた。
彼は、「生まれて初めて、頭の中が真っ白になったゴール」だと言っていた。
厳しい残留争いの中、「勝って皆で万歳をしよう」など、前向きな発言を繰り返してきた内田選手。
しかし、内心は、かなり厳しいものがあったのだろう。このインタビューの最中にも、こみ上げるものがあり、言葉に詰まる場面があった。

思い返せば、今シーズンは、開幕4連敗で始まった。
今季最初のゴールを第2戦FC東京戦で決めたのも内田選手だった。今季最後のゴールを決めたのも、内田選手だった。
内田選手はじめアルビレックスの選手に、チーム関係者に、「一年間、本当にお疲れ様、ありがとう」という言葉を送りたい。

気温が4℃。天候は、雨。試合中にも、選手にあられがたたきつけられたり、冷たい強風や雨が降り注いだりした。(ガンバの選手たちは、これでも秋春制をよしとするだろうか?)
そんな過酷な条件の中でも、選手は最後まで走り切った。そして、観衆は、最後まで声援を送った。
数々の横断幕、声援が選手を支えた。選手は、見ている人々に勇気と感動を与えた。
喜びを共にできる、すばらしい関係がここにある。
新潟には、サッカーがある。
誇るべきチームがある。
アルビレックス新潟というチームは、これからも私たち新潟県民とともに生き続ける。

コメント
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