7月23日は山頂付近に雲をまとった羊蹄山をを眺めながら真狩村を通りニセコへ、当たり前だが
野菜畑やメロンやサクランボの果物畑も多い。日曜日のせいだろうか?道の駅は新鮮な農産物を
求める人で賑わっていた。朝採りのトマトを味わい100km先の積丹半島へ向かう。その途中の
神恵内を走っていると、地元人が並んでいる小さな寿司屋が!これは旨いに違いない!しかし
残念!11時半だといのにネタが無いと断れてしまった。気を取り直し積丹ブルーで有名な神威岬へ、
岬の灯台まで往復40分歩き「さあウニ食べよう」とリーサーチしておいた食堂へ、ななんと!
入り口前に20人ほどの人が待ち並び列に加わった。美瑛といい積丹といい北海道でランチを食する
のは大変なことだ。
期待していたニッカウヰスキー蒸留所の見学は予約が必要だとは知らなかった。予約なしで入館
できるミュージアムで日本初の本格ウィスキー誕生の歴史を学んだ。余市限定ウィスキーと次に
訪れた余市ワイナリーで、我々にと大好きなお土産を購入した。
小樽では昼間の人混みを避け、7時半の宿泊ホテルディナー(ウニがメイン)前に、明日食する
寿司屋を確認しておこうと散策した。
定刻通り24日の17時に小樽港を出港、岸壁に往路に乗船した同型(全長200m)の「あざれあ丸」
が見えた。その奥には神戸の街のように横に拡がる小樽の街並みが雲に覆われ始めてきていた。
16時間ほどフェリーで過ごす時間は格別である。デッキの椅子に腰を下ろし潮風を受けていると
心地よく瞼が閉じてしまう。ベッドで寝ていると船と波とで作り出す心臓の鼓動のような音は
苦にならずに熟睡できる。とんと記憶はないが、生誕前に母の胎内で感じていた時の懐かしき
安らぎ音のようだ。
25日の9時過ぎに新潟港に、午後に1週間ぶりの我が家に戻る、驚くことにキキョウの花が咲き
胡瓜は大振りとなりジャガイモは採りごろとなっていた。