こずくな生活

写真付きで山暮らし

北海道車旅その3

2023年07月26日 | 旅山行



7月23日は山頂付近に雲をまとった羊蹄山をを眺めながら真狩村を通りニセコへ、当たり前だが
野菜畑やメロンやサクランボの果物畑も多い。日曜日のせいだろうか?道の駅は新鮮な農産物を
求める人で賑わっていた。朝採りのトマトを味わい100km先の積丹半島へ向かう。その途中の
神恵内を走っていると、地元人が並んでいる小さな寿司屋が!これは旨いに違いない!しかし
残念!11時半だといのにネタが無いと断れてしまった。気を取り直し積丹ブルーで有名な神威岬へ、
岬の灯台まで往復40分歩き「さあウニ食べよう」とリーサーチしておいた食堂へ、ななんと!
入り口前に20人ほどの人が待ち並び列に加わった。美瑛といい積丹といい北海道でランチを食する
のは大変なことだ。


 
期待していたニッカウヰスキー蒸留所の見学は予約が必要だとは知らなかった。予約なしで入館
できるミュージアムで日本初の本格ウィスキー誕生の歴史を学んだ。余市限定ウィスキーと次に
訪れた余市ワイナリーで、我々にと大好きなお土産を購入した。
小樽では昼間の人混みを避け、7時半の宿泊ホテルディナー(ウニがメイン)前に、明日食する
寿司屋を確認しておこうと散策した。


定刻通り24日の17時に小樽港を出港、岸壁に往路に乗船した同型(全長200m)の「あざれあ丸」
が見えた。その奥には神戸の街のように横に拡がる小樽の街並みが雲に覆われ始めてきていた。
16時間ほどフェリーで過ごす時間は格別である。デッキの椅子に腰を下ろし潮風を受けていると
心地よく瞼が閉じてしまう。ベッドで寝ていると船と波とで作り出す心臓の鼓動のような音は
苦にならずに熟睡できる。とんと記憶はないが、生誕前に母の胎内で感じていた時の懐かしき
安らぎ音のようだ。
25日の9時過ぎに新潟港に、午後に1週間ぶりの我が家に戻る、驚くことにキキョウの花が咲き
胡瓜は大振りとなりジャガイモは採りごろとなっていた。

 

 

 


北海道車旅その2

2023年07月23日 | 旅山行


21日は太平洋に面する牧場広がる日高まで南に下る。美瑛を通るので昨日の景観を深く残そうと
「新栄の丘」に立ち寄った。昨日以上の晴天ながら透明感が薄れている。3台だった駐車場は次第に
増えてきた。昨日の宿で話した女性は飛行場からレンタカーで利尻(利尻山登る)・礼文まで行き
稚内から下ってきたとか!長期の旅行者らしき車が多い。


数多くあるドラマ北の国ロケ地の内で一つだけ「五郎の石の家」も寄ってみた。40年前というの
に未だに訪れる人が多い。車のナンバーを見るとレンタカーが多い。人の心に影響を与えたドラマは
観光地となり永遠であるのだろうか?



海抜0メートルに近づいていると言うのに不思議と気温が下がってくる。海岸から3㎞ほど入った
民宿のご主人聞くと、この地は積雪少なく寒く馬には好適地で明治からの戦争時は多く供出したとか。
それにしても牧場が多く、その中に位置する家庭的な一棟貸切宿は静かで安らみ寝ることができた。


午後5時、日髙の小さな港に人影はない。おそらく、漁師は深夜の出漁に備え熟睡中なのだろう。
目敏いカモメが賑やかな声を発しながら飛来してきた。

 
7月22日は支笏湖と洞爺湖の湖巡り、湖合で支笏湖の透明度を確認したかったが、あいにく波高く
乗船できなかった。何か所も道の駅に立ち寄りながら、この日は走りに走った。条例により看板少ない
北海道、ゆったりとした道路幅、疲労なく快適なドライブ、尺度の違う北海道は広大である。

 

 

 



 

 

 

 


北海道車旅その1

2023年07月21日 | 旅山行



7月18日新潟港から小樽港へ念願の北海道車旅を始めた。19日4時30分の小樽は雲に覆われ
靄がかかっていた。富良野まで2時間30分、近づくにつれ切れ始めた雲間から青空が覗いて
きた。それにしても北海道の道は走りやすく山道のカーブはブレーキなしで走行できる。
あやゆく地元車につられ走るとスピード違反で捕まりそうだ。
どうしても我が夫婦は観光客で賑わう地は避けてしまう。美瑛での丘めぐり、ちょうど大麦の
収穫期と重なっていた。その色がアクセントとなり広大なパッチワーク農地となっている。
この景観に魅せられ多くの時間を美瑛の丘に費やした。


20日はロープウェイに乗り高山植物の花畑が広がる標高1600mの旭平へ、1時間ほどの散策
コースの予定は大雪山の北海道最高峰「旭岳(2291m)」に登ることに変更した。40分ほど
登るも遮るものがなく吹き上げ風もあり肌寒い。こうなると少し息苦しくなり不整脈の影響が
表れてきた。無念にも我は登山を中止した。でも、せっかくの機会、元気妻だけでも登れと
見送り下山し、何度も旭岳を見上げながらチングルマやエゾツガザクラなどをカメラに収めた。
先にロープウェイで降り車の中で登頂した妻の帰りを待った。もう行動予定はなし、後は宿泊
する宿の温泉に疲れた体を癒すだけだった。

 




七夕食

2023年07月07日 | 料理・菓子

 
 
リンゴの摘果が終わり決まりごとなき時を過ごしている。 さすがにこの標高地でも暑く昼間ビール
の格別な喉越しを味わいたくベランダにパラソルを設置、その下で戸隠のKさんから借りた免疫学者
の文庫本3冊の内1冊を一気に読み終えた。
今日は七夕、端午の節句ではないけれど「ちまき」を作ろうと、 妻は 我が家の南斜面を下りた所に
ある「森の幼稚園」近くに笹の新葉採りに出かけた。
梅雨の終わりを告げているのか?まだ弱きヒグラシの初鳴き声を聞きながらの夕食は、梅シロップに
自家製無農薬蕪を添え、それに豆腐のお吸い物の七夕食とした。
          




診察日

2023年07月03日 | 外出&食事


1週間前に2回目となる24時間心電計を取り付けた。その1週間後の今日は診察日、その前に心電図の検査、
通常の波形と違うのか係りの女性の表情が違う。既に今月の18日から北海道ドライブ旅を計画しフェリーと
宿を予約済みだ。担当の循環器の先生は人気で予約時間から2時間近く遅れている。ペースメーカー手術
なんて告示されたらどうしよう!番号が表示され診察室に入る。先生との会話で不安が消えた。心拍数の
早い動物は短命で遅い動物は長寿、生物の一生心拍数はある程度決まっていると聞いたことがある。
さすれば我が寿命はは世界一の150歳となりギネスブックに載るではないか!と!しかし、そんなことは
ないと一笑されてしまった。
ようするに己の体と老化を認めない己脳を一致するよう意識し過ごしていかねばならない。病になることは
己を深く見つめることになる。不健康は悪いことでなく新たな己を認識することになるのだ!と、思いつつ
シャワーを浴びベランダで不健康な要因となる酒を痛飲してしまった。


先日のこと、次男の嫁さんの実家である三陸釜石からホヤを送っていただいた。海無し県育ちには得体の
知れない食べ物だった。23年前に次男が仙台の大学に入学し度々訪れていた。その何度目か?最初に食し
たのは仙台駅の寿司屋だった。おそれおそれ注文し、その臭みの無い食感に驚きお代わり注文をしてしま
った。刺身や酢の物にと日本酒の肴となり、電話で確認しホヤ好きと判明した近所(車で10分)のSさん
にも晩酌の前に調理したホヤを届けた。