お釈迦様の亡くなった2月15日に、何故か北信濃では「やしょんま」という郷土菓子のようなもの
を作る風習がある。米粉に塩を混ぜ熱湯を入れてこね、適当分にちぎり蒸し再度こねて棒状に
まとめる。子供のころ、亡き母は金太郎飴のように食紅を使い花とかの模様の「やしょんま」を
作ってくれたものだ。今年も飯山の90歳になる姉から米粉を頂いたので、黒豆・クルミ・ゴマ入り
の3種類の「やしょんま」を作った。美味しく食べるには薪ストーブの協力が必要となる。小腹が
空いたときなどシンプルに焼いて砂糖醤油につけて食べると懐かしき素朴な味わいとなる。
異常な暖かさでも、まだまだ薪ストーブは頼りがいある友である。煮物類はもちろん、このところ
は朝食に焼きおにぎりを作ることが多い。今日はフキ味噌を塗りこおばしくしてみた。