今冬は本来の冬に戻ったように気温低く雪降り日が多い。積雪は70㎝ほど、昨年の除雪回数は数回
だけだったが、今年は既に前年回数を超えている。幸いにも標高のせいか湿気の少ない雪なので
適度な運動となり、齢とともに衰える筋肉をおしとどめてくれる。
妻にとって、こんな雪籠り日は炬燵で丸くなってはいられないようだ、今日は頂いた飯山産の
そば粉で「そばおやき」作りに精を出している。
おやきの具は南瓜と味噌味野菜の二種類、素朴で北信濃でのソールフードである「おやき」は
許容量以上にパクパク食べてしまう。
整備され決められたコースを滑るスキー場よりも、人の気配なく動物の足跡が
雪面に確認できる場所へ足が向いてしまう。極上なふわふわなパウダースノーを
味わおうと妻と二人で戸隠へ出かけた。
転び起き上がろうとしても、体が自由にならなく雪と戯れてしまうこととなる。
けれど雪まみれが何故か楽しい。
昨年は爺婆二人だけのノンビリ静かな年末年始だったが、今年は賑やかに
迎え過ごすことができた。子供は雪の子だ！楽しむことに関しては天才だ！
ふかふかな深雪の中を果敢に歓声をあげながら飛び込んで行くではないか！
今年は初めて元旦に習字もしてみた。孫達だけだったが、触発されてしまい
何十年振りか？大人も筆を持ち脳裏に浮かんだ文字を無心に書き留めた。
我が家の初詣は3日に戸隠奥社参拝がお決まりだ、今年も昼前に次男と3人、
駐車場から歩いて往復1時間ばかり、いつもよりは参拝者が少ないけれど、
さすが奥社だ！登り下りと二列に踏み固められていた。参拝を終えると、
そば処「極楽坊」での蕎麦を食べるのが、これまたお決まりとなっている。