こんなにもどんぴしゃに晴れた休日は家の中で過ごすなんてもったいない。戸隠の牧場とキャンプ場を歩いてランチでもと友人を誘って出かけることにした。先頭で降り積もった純白パウダーな新雪を踏みつけ進むのは心地いい。時おり新雪を舞い上げながら戸隠山から風が吹き降りてくると歩を止めてしまう。岩陰で休んでいると我々の踏み跡をなぞりながら三人のボード若者が登ってきた。見たことのないスキー板に友人が問うと登る時は板が半分に分かれシール装着し滑る時は一枚の板になるとか。冬以外は賑わうが今は特定種族の人間には広々と静かでお気に入り場所となる。
とんと久しぶりの早朝散歩の６時３０分、朝方に降った雪は２０㎝程になっている。土曜日のせいだろうか？除雪車は眠りこんでいて新聞配達車のわだちだけの二本線だけが道しるべのように続いている。小ぶりな雪が舞い降りてくる静けさの中、その二本線を外れないように歩くのが結構に楽しいもんだ。
冬の休日、買い物で街に下り戻りお茶を飲みながら食する、ふきこぼれんばかりに白い粉を身にまとっている自家製の干し柿が美味しい。
年末年始が過ぎると非日常環境から解放されてか？それとも年甲斐もなく酒の飲み過ぎか？体調をくずしてしまう。ご多分にもれず今年もも４日の夜から腹の状態が思わしくなく下剤を飲んだようで胸もムカムカし少々頭痛までしてきた。甲高いお叱りの声に従い２日間の酒断食行と朝日堂の餅やリンゴ食のお陰か大事には至らなかった。
大事に至らなかった我が体を温泉力を借り更に労わろうと一泊で車で４０分の渋温泉に出かけた。外湯での湯船につかりながらの一合一会の出会いにも癒されたり、２度目となる泊った旅館のお風呂に５回もつかってしまった。
ことのほかの大雪は家の前にソリ滑りコースをつくることができる。年越しにやってきた孫たちは大喜び、雪まみれになっても平気顔で孫娘は綿菓子と勘違いしたのか雪壁に顔を近づけパクパクと食べていた。
昨日の午後、恒例の戸隠奥社へ二男と３人で初詣、１５分ほど進むと前方に急峻な峰々が眼に入ってくる、雪崩注意の看板でも引き返す人は誰もいない、我々も今日は気温が低いので大丈夫と言い聞かせ奥社まで登りお参りをした。参拝後はお気に入りの「極楽坊」で蕎麦を食べるのがコースとなっている。このご主人は出身高校が一緒、野沢菜や江戸前寿司や歴史の話で盛り上がり２時間も過ごしてしまった。
