こずくな生活

写真付きで山暮らし

我が菩提山

2010年06月27日 | 引っ越し前
         
 
 
          「梅雨空に 報告兼ねて 菩提山」
昨日、時たまポツンと雨が落ちてくるどんよりとした空模様の中、毎朝散歩で眺めている飯綱山(1917m)に登ることにした。登山口近くの園長(飯綱の主)宅に車を置き6時30分に行動を始めた。2合目付近からミツバツツジの歓迎を受け快適に視界の開ける稜線まで一気に登ると、何のご加護か残雪の北アルプス後立山の峰々や浅間山まで望めることができた。それでも慌ただしく東南方面から駆け上ってくる上昇気流が稜線を境にして稜線北側に次々と忙しく雲を育成していた。花の最盛期には1ヶ月ほど早いけれどイワカガミやゴゼンタチバナやチドリソウなどが緑の中で小さくも自己主張していた。
 
10時30分車に戻った。園長宅のサンショウバラ花見を午後にと約束し本格的な雨の前に冬の間に作っておいた世界に一つだけのポストを設置すべく家に向かった。作業を終えシャワーを浴び極限状態で飲んだビールの味はたまらなく美味しいものだった。午後1時過ぎメロンとワラビのお浸しとクレープと白ワイン(こいつが余計だったと妻が言う)持ってお邪魔した。分厚いカツラのテーブルに座り眺める満開のサンショウバラを観賞するどこでなく、午後6時過ぎまで2人で飲み4人で途切れ無き会話を続けた。


月の触発

2010年06月24日 | 引っ越し前
     
 
 
明日早朝のサッカー日本戦を楽しみに9時にベットに倒れこんだ。だけど晴れた夜空に浮かぶほぼ満月が窓から望め触発されたかのようにブログを始めた。今日の早朝散歩開始温度は9℃とひんやりとしていたが、負けじと半ズボン半袖姿で飛び出した。久方ぶりの太陽で触発されたように歯切れよく小鳥達は囀っていた。お気に入り場所の下方に林立している露がまとった唐松の細針葉にやわらか光があたり妖しく輝いていた。我家に戻ると草花は朝陽光を受け嬉しそうに思えた。人は言う豊かさにどっぷりとは浸かっていない飯綱の地に暮らしていると糧を得る昼間のもろもろな煩わしさを鎮めてくれ明日えと繋げてくれる。

坂ちゅんさん・・・やめようと思ったブログですが医者要らずのごとく我を癒してくれているようです。

じんわりの思い

2010年06月20日 | 引っ越し前

  
いつの間にか早朝でも半ズボン・半袖が定番姿となってきた。今朝は風が少し吹き、それを利用して木々によって大きさと重さの違う葉達はそれぞれ違った音を奏でていた。特に夜中の雨に触発された朝の木々や草花は個性ある香りを放っていた。いつの間にかちょっと前まで何も無かった我家玄関前も一瞬の隙間も無く草花で覆われ目を楽しませ癒してくれる。
 
今朝、熨斗に次男夫婦の名前と感謝という熟語を載せた宅急便が届いた。その言葉に酔いながら包みを開けると一番大好きなお酒(辛口純米酒)が現れてきた。今日は父の日、長男夫婦からは一足早くワインとケーキをいを戴いたのが思い起こされ、胸の中でゆっくりとじんわりとした思いがこみ上げてきた。ささやかながら夕食は「手作りピザ」と酒肴に「ワラビのたたき」&白ワインでありがたき父の日を祝った。

物の怪の気配

2010年06月18日 | 引っ越し前

コピー機の濃度は無意識的に変えれるが、樹木の葉は絶えず意識していないといつの間にか淡緑色から濃緑色への変化を見過ごしてしまう。それに、いつの間にかすきすきだった空間を埋め尽くし夕暮れが進むとともに暗く姿を変え、正にベランダでグラスロック25度芋焼酎を一人飲みボーとしていると、そこかしこに物の怪が潜んでいるような気配が漂ってくる。エネルギー過剰消費でない昔は、日本中の街中でも夜は暗く物の怪は誰にでも身近に感じられたことだろう。



それからの庭花。時々に思う、人はおこがましくも森羅万象に名をつけたがるものだが人それぞれ自分で命名をした物の写真を見せ合い会話が弾み和やかになれるのもいいものでは?


グリーンピースごはんと自家製りんごソースを加えた生協豚肉の生姜焼と酒飲む勢いを加速させるおつまみ。

iwashiさん・・・孫はいさかいを治める裁定官のようです。古池は別世界で春夏秋冬行きたくなる秘密場所です。




屋外朝食

2010年06月14日 | 引っ越し前

 

数日前に戸隠の古池に群生している山野草「ミツガシワ」満開と聞き及んでいたので、昨日(日曜日)の早朝に散歩と朝食を兼ね訪れてみた。驚いた事に戸隠奥社の入口は5時30分を過ぎたばかりだと言うのに、高速料金1,000円とパワースポットに敏感な人が多く静寂濃度が薄れていた。そこを通り過ぎ5分ほど車を走らせると古池に入る登山道に着いた。車を降り黒姫山方向をめがけ緑の中を30分、ズミ白花の歓迎を受け間もなくすると静かなたたずまいを見せる古池に初めて対面となった。何処だろうかと?池の西側左淵を進むといきなり「ミツカシワ」で埋め尽くされている湿原が現れた。ほんの僅かばかりの根曲がり竹を頂戴した後、刈り払われた草の上に腰を下ろし、ザックから妻が前の晩に今朝用に作ったパンとコーヒー入りポットを取り出し、池を眺めながらブヨを追い払いながらの我々だけの朝食をとった。
HALさん・・・褒めすぎです。体中がこそばゆくなってしまいます。こちらも今日入梅です。雨が降るたんびに木々の葉色が濃くなってきます。font>