こずくな生活

写真付きで山暮らし

冬の催促

2022年10月28日 | 家と家の近くで


採集民妻が「これで最後よ」と言うので熊よけの頼りない用心棒を引き受けた。我が家の近く
でよほどのキノコ採りしか入らない原生林のような場所があり、そこには広葉樹の大木が倒れ
ていて苔むしている。そこにカタハ(通称ムキタケ)がびっしりと!まことに偉い!死しても
名を遺すではないが、腐葉土になるまでも無償で恵みを与えてくれる。その恵みを我々でなく
キノコ好きの友人知人に山の味を味わっていただきたくとどけた。

 
一週間前に雪虫をみた。それが合図のように飯縄山の山頂付近が薄っすらと白くなった。
ベランダ前のヤマザクラ・ウリハダカエデ・イタヤカエデはすっかりと葉を落とした。
そういえば虫たちの姿も見なくなっている。自然の変化を感じると、冬の準備をと催促を
されているようだ。


秋を味わう

2022年10月14日 | 家と家の近くで


宮城県のDさんから新鮮なサンマを送っていただき海を味わう頃、こちらは
キノコで山を味わう頃となる。
我は紅玉の収穫手伝いに、妻は熊よけ鈴とホイッスルを持ってキノコ採りへ、
帰宅すると、自慢気に小ザックを開けるとムキタケ・ナラタケ・クリタケが
ドサッとと出てきた。夕食は山栗とクリタケとムカゴ入りの炊き込みご飯に、
キノコの大根おろし和え、いかん、酒がすすんでしまう。
それにしても、毎年ながら春のクレソンから始まり秋のキノコまで自然からの
贈り物をいただける喜びに感謝であります。

 
忙しいと言いながらも生き生きと紅玉のジャムを作る妻、そういえば我が家は
市販のジャムを買わない。ワイルドストロベリー・ブルーベリー・各種リンゴ
の自家製ジャムで一年を賄っている。この時期、毎朝の我がルーティーンは
リンゴをすりおろし絞る手仕事100%ジュースを作ることであります。

  

春から次々と咲き楽しませてくれている我が家の花達、そろそろに、終わりに
近づいている。





態度で示す

2022年10月01日 | 家と家の近くで



外壁に纏わりついてるアケビ、久しぶりに覗いてみると青かった実は薄紫に熟し食べごろに、
ほだ木にはナメコが小さく顔を出してきた。昼と夜の温度差が大きくなり確実に季節が進み
深まってきている。
食いしん坊の採集民妻はノンビリとはしていられないようだ。朝食の準備よりも山栗拾いの
ほうが先のようだ!薪用に伐採しようと思っていた直径50㎝はある栗の木、今まで贈り物が
少なかった。それが危機を察知したのか?今年から大きめな実をつけるようになった。
言葉なけれど我が心の内を読み取り態度で示しているようだ!自然には敵わない。このまま
残しておこうと決意した次第であります。


我が家の東側の妻が精魂込めて手入れしている小さき畑、種から育てた漬物用のダイコンと
ホウレン草が何事もなく順調にすくすくと成長している。ださつな私、我が心の内を清くし
勝手な振る舞いで嫌われないよう接しようと思う。