春は生まれたかと思うと大人に成長するのが早過ぎる。しかと眼を凝らし見つめていないと変化を見過ごしてしまう。一日とは言わずにその日の内でもスクスクさに驚かされる。次男夫婦がやってくる27日はホヤホヤの若葉が見られるかもしれない。
ウグイスの初鳴き声が聞こえた。すでに熟練した鳴き声になっている。可憐な水芭蕉が清流の冷たさの中で清楚さを際立て示している。スキー場のゲレンデを登った早朝散歩で摘んできたやわらかヨモギで妻が餡パンをこしらえた。もちもちした美味しいパンを味わってもらおうと近所の知人におすそ分けした。