またまたAAのミーティングからの帰り道、電車内であった話です。
座席に腰掛け、いつものようにミーティングで聞いた話をあれやこれや思い返していました。思い出すのに一心で、それだけ半ば上の空状態だったと思います。
電車が減速し始めたので駅に近づいたことがわかりました。間もなく停車したので、席を立ち開いたドアに向かいました。ホームに足を踏み込もうとしたとき、ハッとしたのです。
「忘れ物!・・・」その途端、尻餅をついてそのまま後ろに倒れてしまいました。
「大丈夫ですか?」と、周りの人が心配して声を掛けてくれました。なんとか自力で起き上がって、その時やっと、忘れ物が傘だったと思い出しました。
それでもまだ、電車内に忘れたのか、それとも他の場所だったのかわかりません。このまま乗っていた方がいいのか、降りた方がいいのか判断に迷い、躊躇ったままでいました。発車時刻が迫っていました。ざっと座席の方に目をやり、傘がないように見えたので、ドアが閉まる寸前ホームに降り立ちました。
ホームに立った時、どういうわけか目はジッと電車とホームとの隙間を見ていました。それで気づいたのです。あの瞬間、この隙間に足を取られないよう咄嗟に身体が反応してくれたのだと。尻餅はその結果だったということです。そして同時に、傘を置き忘れたのがAAのミーティング会場だったともはっきり思い出せました。
何ともバツの悪い話です。仕方なく三宮にとって返しました。到着駅の改札なしでそのまま元の三宮に戻ったのですが、しっかり往復料金を取られました。それでも、最寄りの駅から会場まで電車と徒歩で往復すると、ちょうど1時間掛かることもわかりました。これが、せめてものもう一つの収穫でした。
よく、老人が何の変哲もないところで転んでしまう場面を見かけます。その老人の頭の中では、内実、私と同じようなことが起こっていたのかもしれません。不意に、脳が大事なことを思い出し、咄嗟のことに身体が付いてくれなかったなら、同じことが起こり得ます。
私の場合は、咄嗟のことによくぞ反応してくれたと喜ぶべきか、それともその程度にしか身体が言うことを聞かなくなったと悲しむべきか、老化というのはかくも複雑なものです。いずれにせよ、一瞬意識が飛んでしまう上の空状態は危険だと、改めて肝を冷やした次第です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加中です。是非、下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますと、その日の順位が表示されます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ
↓ ↓
座席に腰掛け、いつものようにミーティングで聞いた話をあれやこれや思い返していました。思い出すのに一心で、それだけ半ば上の空状態だったと思います。
電車が減速し始めたので駅に近づいたことがわかりました。間もなく停車したので、席を立ち開いたドアに向かいました。ホームに足を踏み込もうとしたとき、ハッとしたのです。
「忘れ物!・・・」その途端、尻餅をついてそのまま後ろに倒れてしまいました。
「大丈夫ですか?」と、周りの人が心配して声を掛けてくれました。なんとか自力で起き上がって、その時やっと、忘れ物が傘だったと思い出しました。
それでもまだ、電車内に忘れたのか、それとも他の場所だったのかわかりません。このまま乗っていた方がいいのか、降りた方がいいのか判断に迷い、躊躇ったままでいました。発車時刻が迫っていました。ざっと座席の方に目をやり、傘がないように見えたので、ドアが閉まる寸前ホームに降り立ちました。
ホームに立った時、どういうわけか目はジッと電車とホームとの隙間を見ていました。それで気づいたのです。あの瞬間、この隙間に足を取られないよう咄嗟に身体が反応してくれたのだと。尻餅はその結果だったということです。そして同時に、傘を置き忘れたのがAAのミーティング会場だったともはっきり思い出せました。
何ともバツの悪い話です。仕方なく三宮にとって返しました。到着駅の改札なしでそのまま元の三宮に戻ったのですが、しっかり往復料金を取られました。それでも、最寄りの駅から会場まで電車と徒歩で往復すると、ちょうど1時間掛かることもわかりました。これが、せめてものもう一つの収穫でした。
よく、老人が何の変哲もないところで転んでしまう場面を見かけます。その老人の頭の中では、内実、私と同じようなことが起こっていたのかもしれません。不意に、脳が大事なことを思い出し、咄嗟のことに身体が付いてくれなかったなら、同じことが起こり得ます。
私の場合は、咄嗟のことによくぞ反応してくれたと喜ぶべきか、それともその程度にしか身体が言うことを聞かなくなったと悲しむべきか、老化というのはかくも複雑なものです。いずれにせよ、一瞬意識が飛んでしまう上の空状態は危険だと、改めて肝を冷やした次第です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加中です。是非、下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますと、その日の順位が表示されます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ
↓ ↓
傘の忘れた場所をはっきりと思い出せたのはまだまだしっかりしている証拠だと思います。
残念ながら身体が付いて来てくれません。
折り合いをつけなきゃいけないこと多くなるのが
老いというものらしいです。
ボチボチやるしかありません。
身体はついていけなくなっていますが判断する力は若い時よりあるように思えます。(錯覚かもしれませんが)
ボチボチやるしかないですね
母に言わせるとそれはまだいい方で、70を過ぎるともっと愕然とすることが多くなるとか。
これも順当に年を取っているということの現れなのでしょうね。体は衰えても気持ちは少しでも上向きでありたいなと思っています。読者登録ありがとうございました。
とても嬉しかったです。