ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

アル症の回復には複数の “依存先” を

2019-05-31 06:11:39 | 病状
 改元の少し前のことですが、身障者が自立できるバリアフリー社会の意味をこんなふうに解説していた新聞記事があったように思います。それも確かコラム欄にあったような、・・・記憶が定かではありません。

「健常者と身障者との違いといえば、依存先がいくつあるかなんです。健常者なら依存先が無数にあるのに対し、身障者の依存先は極めて限られているか、ほとんどないのが実情なんです。」

 更に続けてこうあったような・・・。
「たとえば、ビル火災があったとします。
 健常者ならエレベーターが使えなくても階段がある。その階段にしても通常階段の他、屋外に非常階段だってあるし、最悪の場合、避難用のハシゴやダストシュートを使う手もある。
 ところが身障者にとっては、エレベーターが使えなかったら他に自力で避難できる手段が何もない。こんなふうに依存先が極めて限られ、悲惨な状況に身障者は置かれているんです。」
もちろん文体は違いますが、まぁ、ざっとこんな主旨だったと思います。

 私がいつも読むのは産経新聞なので、図書館に行って産経新聞を漁ってみました。今年の4月と3月の2ヵ月分、念のため全ページを3時間かけて捲ってみたのですが、該当する記事は見当たりませんでした。

 とすると、あれは夢だったのでしょうか? 夢だったとしたら、よく出来た夢だと思います。依存症者が焦がれる回復への道、その具体的方向(性)を示すオシャレな道標のように思われたからです。

 たとえばアルコール依存症(アル症)者の場合、そもそも酒は心に負ったストレスを紛らわすための依存先の一つに過ぎなかっただけですが、いつの間にか唯一無二の依存先に変わってしまったことが問題なのです。たとえチマチマした楽しみでも、複数の依存先を持っている健常者とはこの点で違います。

 ということは、依存先を複数持つことが回復への近道ということになるのでしょうか? それもギャンブル依存、セックス依存、買物・万引き依存など、後々高いツケを払うことになる依存先は避け、できれば社会参加に繋がる健全な依存先を複数選べばいいだけの話なのでしょう。

 アル症者に共通するのは強い依存気質です。依存先を複数試してみるぐらいなら、アル症者にも簡単なこと。性格を変えようなどと無茶をしなくて済むところが何よりも道理に適っています。

 手前味噌になりますが、週2回の自助グループ参加とブログ投稿、ほぼ毎日やっているゴミ拾い、これらが社会参加に繋がる新しい私の依存先です。これら依存先を室内・屋外それぞれに持つ私のやり方は理想に近いものと自負しています。

 繰り返しになりますが、あれは夢だったのでしょうか? 少なくとも私には、身障者を依存先の有無からみる洒落た着眼点などありません。きっとどこかで読んだ記事なのでしょうが、それがどうにも思い出せないことにもどかしさを感じています。

 試しに『依存先』というキーワードでネット検索してみると、同じ観点から論じている人のいることがわかりました。一体あれは、どこで読んだ記事だったのでしょうか?


その後、新聞コラムの著者がわかりました。その詳細については次の2つの記事をご参照ください。物書きのプロがまとめた記事ですから、とてもわかりやすい内容になっています。
自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと
絶望だって、分かち合えば希望に変わる。熊谷晋一郎さんが語る「わたしとあなた」の回復の物語


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愈々、野球用長袖アンダーシャツの季節到来

2019-05-28 05:41:35 | 雑感
 本題に入る前に、こんなご報告から始めます。

 身体が今の気候に馴染んでいないようです。1ヵ月も経っていないのに、またまた先々週の日曜日にカゼを引いてしまい、日・月の2日間寝たり起きたりしていました。今回も熱が出なかったことだけが幸いでした。

 カゼを引く前数日の当地の外気温は、最低気温が18℃前後、最高気温が26℃前後でした。湿度も40%を切っていたようなので本来なら絶好の皐日和のはずなのですが、このザマです。

 外は強い日差しで暑いぐらいなのに、空気が乾いていたので室内は快適そのものでした。それをいいことにタオルケットと毛布を掛けただけで寝ていたのですが、明け方、肩が冷えて目を覚ますことがありました。どうやらこの寝方に問題があったようです。

 鼻水ダラダラ、頭はボーッ、背筋もゾクゾクし始めたので、急遽、パジャマを野球用長袖アンダーシャツに替え、念のため綿入りチャンチャンコのベストも着て寝ていることにしました。3日目以降も痰の絡んだ咳と鼻声が残ったものの、この着用で見事に回復することができました。

 さて、火曜日には三宮のAAミーティングに出かけました。仲間に鼻声を指摘され、思わずこう言ってしまいました。
「セクシーでしょう!」
「冗談キツイよ! オレ、そんな趣味ないから・・・」と、どん引きされてしまいました。

 本来なら、ハスキーと言うべきところ(?)ですが、ハスキーな女性の声がセクシーなこと、両者の語感が似ていることから頭が混線していたらしいのです。これもアルコールの後遺症(PAWS)の為せる業と勝手に決めつけています。


 以上、カゼ引きをダシにボケをかましてみました。

 さぁて、これからが本題です。愈々、炎天時の暑さ対策が必要な季節になりました。そんなときに特にお勧めするのが野球用長袖アンダーシャツです。今回のお勧めは4シーズン目になります。

 暑い時期の外出に秘密兵器としてお勧めしているものですが、今回のような場合には肩の冷えもしっかり防いでくれるようです。通気性のよさや乾きやすさばかりでなく、身体によくフィットすることで適度な保温性もあることがわかりました。この時期ならではの新しい活用法の発見に気をよくしています。

 まぁ、本来の活用法はあくまでも暑さ対策です。是非、騙されたと思って野球用長袖アンダーシャツをお試しください。きっと満足されること請け合います。

 なお、囲みは昨年投稿した記事です。どうぞ参考にしてください。


暑さを乗り切るためにはコレがお勧め
上半身全体にぴったりフィットするところが一番のミソで、こうすることで上半身の熱を汗の気化熱が満遍なく奪ってくれるというシカケのようです。......



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これだからやめられないAAミーティング通い

2019-05-24 06:44:05 | 自助会
 常日頃女性って、どうして自分の気持ちをごく自然に言葉で表現できるのだろうと、その言語表現能力の高さに唯々舌を巻いてばかりいる私です。何の衒(てら)いもなく素直に言葉を紡ぎ出すのですから、これができずに難儀している身には悔しさで嫉妬を覚えてしまうほどです。

 何かにつけ「カワイイ!」などと、中にはあまりにスペクトラムの広い言葉を好んで使うところがやや難アリですが、ブログ記事にせよミーティングでの体験談にせよ、女性の語る話は私にとって良い刺激になります。今回は、そんなミーティングでの事例をご紹介します。

「スポンサーに、その日の自分の思いをLINEで毎日報告するように言われているのですが、いざ考えをまとめようとするとうまく言葉が出て来ないんです。
 人のことなら難なく(言葉で)表現できるのに、自分のこととなると全くダメ。しばらく寝かして置くとどうにか “言語化” できるのですが、・・・」

 スポンサーというのは、断酒歴の長い人が個人的に断酒歴の浅い人の相談相手になってあげ、AA “回復のプログラム” の実践を指導・助言をする人のことです。

 どうやら彼女のスポンサー、指導の手始めに自分の思いを言葉に託す “言語化“ を日課に課し、“回復のプログラム” のステップ4:棚卸しを実践させようと目論んでいるようなのです。

 ところで “言語化” を始めてみると、否応なしに味わうのが記憶・想起障害や思考プロセス障害です。喉元まで出かかっても言葉にならないもどかしさや歯がゆさ、考えが混乱してなかなかまとまらないなどというのがその症状です。今まさに、彼女はその真っ只中で足掻いているようなのです。

 これらの障害は、PAWS(急性離脱後症候群)という病名で一括りにされているものの一部です。断酒して3ヵ月後ぐらいから現われて長く続き、最も辛い思いをさせられる難儀な障害なのです。

 それにしても彼女の表現力のスゴさはどうでしょう。これら障害の真っ只中にあることをサラッとした言葉で見事に表現していました。

 このPAWSによる記憶・想起障害や思考プロセス障害について、体験談でこう話してくれた女性メンバーもいました。
「予め、こう言おうと思っていたことをうまく言い終えたためしがない。話している内にテンデンバラバラになってしまい、一体何を言おうとしていたのかわからなくなることがしょっちゅうです。・・・」

 これを聞いて、思わず私は膝を叩いてしまうところでした。私ならグダグダ言うところを、その女性はかくもスッキリ言葉にしてくれました。

 遺伝学的にいえば、女性は性染色体がホモ接合体であることがヘテロ接合体の男性とは違うのですが、これが言語表現能力の差となって幼い頃から現われているようです。2、3歳頃の女児のオシャマで口達者なこと、同じ年頃の男児と比べてみれば雲泥の差があること歴然です。

 “三つ子の魂 百まで”
ちょっと筋違いかもしれませんが、この法則は言語表現能力の男女差にも当てはまるのではないでしょうか。



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ついに80歳に見られた

2019-05-21 06:21:54 | 世相
 三宮のカトリック教会でのこと。AAのミーティングは、協会関係のボランティアー団体から会議室を貸してもらっています。この団体は炊き出しでホームレス支援もやっており、ホームレスではないものの昼食サービスを受けようと訪れる老人も2人います。

 その一人は、歯のない笑顔で天然ボケをかまし、いつも愉快な気分にさせてくれる人です。ひょんなことから歳の話になり、彼の方から歳を明かしてきました。
「オレは74(歳)。」
「それじゃぁ、6つ違いか?!」と私。
「えっ、80歳?」と彼。これはショックでした。
「そりゃないよ、68歳!」

 そばで私らの話を聞いていた人が、笑ってこう引き取ってくれました。
「ヒゲだよ。その白いヒゲで勘違いするんだよ。」

 これまで老けて見られたことは再三ありましたが、80歳と数字を上げて言われたことは初めてです。以前、80歳の人から老けて見られたときは、さすがに年の功からか「貫禄がありそうに見えるから・・・」とうまいこと持ち上げてくれて、無難に慰めてもらったものです。

 自分で言うのもなんですが、顔のシミやシワは歳相応だろうと思っていますし、少々猫背気味で、顎がその分上がっているのが少々難アリなのでしょうか。

 私は、他人から背筋がピンと伸びてシャッキリしているとよく言われます。少々遅くはなったものの、歩き方はしっかりしているとも言われています。まだまだ摺り足で小刻みに歩くようなことはありません。

 そう言えば、近くのコンビニでこんな光景を見かけました。お店を出たタクシー・ドライバーが、すぐ目の前に停めていた車まで、何と小刻みな摺り足で歩いていたのです。どう見ても60代にしか見えないのに、プロと言われているタクシー・ドライバーにもこんな危なっかしい人がいます。

 ところで、池袋で悲惨な死傷事故(2人死亡、10人負傷)を起こした87歳の男性は、日頃歩くのもままならないほどに足腰が弱くなっていたそうです。かかりつけの医師がそう証言していたそうな(?)。恐らく、運動能力の劣化も否認していたのでしょう。

 車の運転を仕事にしている人は、とかく足腰が弱くなると言われています。仕事上ではないにしても、高齢で歩けなくなったから車を使う、車にすぐ頼るから益々足腰が弱る。廃用性萎縮の典型例です。これは便利な車社会に生きる高齢者のジレンマです。

 “まさか自分が・・・” 何か惨事があると決まって聞こえて来る言葉です。これも自己都合優先の、思い込みによる正常性バイアスのなせる業なのでしょう。

 常日頃から長く歩くようにしていれば、自ずと老いも自覚できるはず。それで却って、鍛え直そうと発奮するはずなのですが、ここでもやはり、正常性バイアスが働いているのでしょうか。気持ちが萎えたときが取りも直さず老い、なのですが。



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“こんまり流片づけ術” と “言語化” は通底?

2019-05-17 06:01:15 | 言語化
 もう1ヵ月も経つのに、いまだに心に引っかかっているTV番組があります。NHKスペシャル『密着ドキュメント 片付け~人生をやり直す人々~』(2019年4月14日放送)がそれです。

 「これは人生哲学よ!」 番組の冒頭、米国人女性がインタビューにこう答えていた意味深な言葉に、つい惹かれて見ることになりました。なかなか中身の濃い番組で、“こんまり流片づけ術” を提唱している近藤麻理恵氏の片づけ実践方法を指南している現場を紹介したもの、といったところでしょうか。

 取材に応じていたのは3人の主婦でした。いずれの家庭も、家中の部屋という部屋が物で溢れかえり、どこにも足の踏み場がないぐらい散らかっていました。寝るにしてもそのスペースが見当たらないぐらいなのです。

 番組は、コンサルタントが各家庭を訪問し、現場で対面指導することで進行しました。物を処分する際、守るべき大原則は次の2つだけだったようです。

 まず、処分すべき物の順番は、衣類→本→書類→小物類→思い出品の順。次いで物を残す基準は、実際に手に取ったときに心が “ときめく” かだけで、保留はナシ。この順番と基準ですべての物を部屋中一杯に(広げて)並べ、それぞれを一つひとつ実際に手に取って処分を決めるという極めて単純な方法でした。

 持ち物それぞれには思い出が詰まっているもの、実際に手に取ってみれば、そのときの記憶すべてが鮮やかに蘇って来るのは当然です。そのとき心が “ときめく” か? 単に懐かしいだけか? それとも心がふさぎこんでしまうのか? ここが鍵だと言います。

 こんな微妙な感覚を判断基準とするところが女性らしいと思いました。心が “ときめく” など女性にしか経験したことのない私ですら、何となくわかるような気がします。

 ところで、「すべての物を部屋中一杯に(広げて)並べ、それぞれを一つひとつ実際に手に取って」というやり方が、私にはおもしろい方法論だと思われました。手持ちの物すべてを一望の下に “見える化” して吟味するやり方は、まさしく “言語化” に通じるところがあるからです。

 心の奥底にしまい込んでいて、蟠(わだかま)りとなっているものを解き放す方法の一つが “言語化” です。悩み事を言葉に託して文字に起こすだけの話なのですが、これらを文章化することによって因果関係やその時々の考え方などの諸々が客観的に “見える化” できるようになります。

 一旦 “見える化” できたら最早、蟠(わだかま)りではなくなります。後はきれいに畳んでしかるべき記憶の貯蔵庫にきちんと片づけ直せばいいのです。こんなところも “こんまり流片づけ術” と共通しているのでは、と思いました。

 アル症から回復するには “古い考えを捨てる / 手放す” ことが必要と言われています。物であれば “捨てる / 手放す” ことも可能ですが、思い出や考え方はそうもいきません。この言葉の真意は、次の言葉が示唆するところと同じではないでしょうか。

 “片づけとは、自分の過去に方を付けること”
 これは番組の最後に流れていた言葉です。悪いクセが出そうになったら、自分は悪いクセの持ち主だからと思い起こして自制すればいい。それが “自分の過去に方を付けること”、決して葬り去ってはいけないのです。私はそう考えています。



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これって逆ナンパ?

2019-05-14 06:18:07 | 雑感
 JR駅前に大きなコープがあり、そこのイートイン・コーナーで昼飯代わりにパンを食べていたときのこと。同年配(?)と思われる女性に声をかけられました。どうやら着ていた黄色のウィンドブレーカーが目に止まったようなのです。

「シルバー人材センターで(仕事を)やっているんですか?」
「あぁ、これですか。以前、シルバー人材センターに登録したことがあって、そのときに貰ったものなんです。2500円払った登録料のお返しらしいんですが、もったいないし黄色で事故防止になるから着ているんですよ。」
「そのウィンドブレーカー、わたしも貰えるのかなぁ? いや、わたしも7月まで派遣の仕事が切れたんで(その間)登録してみようかなと・・・。
電話かなんかで仕事を紹介してくれるんでしょう?」
「電話ではなかったですね。確か、月例便りが毎月郵送されてきて、清掃の仕事とか、個人宅の家事とか、車の免許を持っていたら介護の送り迎えとか、そんな職種の募集が多かったようですよ。」
「今、やっていないんですか?」
「週に何回か決まった日に仕事となる契約なので当然、自由がきかなくなるんです。当時は、病気がちだったんで急に休みたくても周りに迷惑をかけることになるからできないんですよ。
 結局、一回も仕事せずに退会となったんですが、今は純然たるボランティアーをしてます。」
「へぇ-、仕事がなくても暮らしていけるんだ?! それじゃ年金、一杯貰っているんでしょう?」
「年金? こんなところでパンを昼飯代わりに食べているぐらいですから、年金なんて微々たるものですよ。」

 それでも彼女は笑みを絶やさず話し続けてきました。
「そのピザパン、美味しそうねぇ?! ところで今、いくつ? わたし、いくつに見える?」
どうも逆ナンパになりそうな妙な雲行きだったので、そこまでで話を切り上げることにしました。
「まぁ、すぐ近くにシルバー人材センターの事務所がありますから、詳しくはそこで聞かれたらどうですか。言っときますが、派遣よりも給金は安いですよ!」

 この出来事で思い出しました。定年退職直後の私も、何かしなければと焦って市役所にボランティアー登録したのですが一向に誘いがなく、仕方なくシルバー人材センターにも登録しました。その実、朝から飲んだくれていたのですから、どこまで本気だったのか推して知るべしだったのです。

 定年退職後に味わう深い喪失感はセカンドライフ最初の高いハードルです。あの当時から既に “空白の時間” を恐れていた、この事実だけは間違いありません。やはり、午前中だけでも現役時代と同じ生活リズムを守ること、これが一番大切なことだと思います。



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『お薬手帳』で処方箋を一本化

2019-05-10 05:41:41 | 雑感
 “物は試し” やってみなければわからない、ですね。『お薬手帳』のお陰で処方箋を一本化することに成功しました。3ヵ月に1回定期通院している県立病院でのことです。

 定期的に処方箋を出してもらっている病院は2ヵ所、この県立病院と元町にあるアルコール専門クリニックの二つです。県立病院からは糖尿病薬その他5剤、アルコール専門クリニックからはビタミンB1配合剤1剤です。ビタミンB1配合剤は、私にとって元気の素、夏バテ対策にもなります。

 それぞれの病院からその都度処方箋の発行代がそれぞれ請求されます。その負担額は大したものではないのですが、できれば節約したいと思っていました。以前、県立病院の主治医にビタミンB1配合剤の追加処方をお願いしてみたのですが、紹介状がなければできないと言われていました。

 今回から主治医が代わったので丁度いい機会でした。『お薬手帳』には、前回処方された薬があといくつ残っているかメモしていたので、それを示しながらはたと思いついたのです。「(今、アルコール専門クリニックの薬も処方できないかお願いしてみよう)。」

「病院の薬剤リストにあったらいいですよ。・・・ あぁ、ありますね。」
ダメで元々、思い切って話してみたら、そう返ってきました。そして、すんなり処方に加えてもらえました。

 90日分の処方箋を持って薬局に行ったら、ビタミンB1配合剤1剤だけが在庫不足でした。仕方なく、ビタミンB1配合剤だけを受け取りに3日後再び薬局に行きました。そのときの会話がこんなオソマツなことになりました。

「処方箋では45日分ですが、他の薬(90日分)と違いますね。次回はいつになりますか?」
「次回も県立病院と一緒になります。」
「じゃ~、元町の専門クリニックにはもう行かなくなったんですか?」
「いや、元町の専門クリニックにも行くんですが、次回からは県立病院の方でこの薬も出してもらえることになったんです。実は、元町の専門クリニックで出してもらった残薬が45日分もあるんで、だから・・・」
「あぁ、処方箋の “一本化” ですか?」
言われた言葉の意味を測りかねていたら、何のことはない処方箋が一本化されたか否かの確認だったのです。
「そう、その通り! “一本化” できたんです。」

 “一本化” の一言で済むことが、それを思い出せなかったためにこんな滑稽なことに。今の私の記憶力なんてこんなものです。お陰で “一本化” を思い出すことができました。

 どういう薬が処方されているか誰でも確認でき、飲み合わせの悪い薬の処方を避けるのが目的の『お薬手帳』。その『お薬手帳』には、紹介状代わりに使えるこんな別の活用法もあったのです。以上、ご参考までに。



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♪柱のキィーズは おとーとしの~♪

2019-05-07 06:08:41 | 雑感
 改元に伴った10連休も終わってしまいました。この連休中に孫たちも訪ねてきてくれ、久々に賑やかなひとときを過ごすことができました。

 我が家では2人の息子に5人の孫が恵まれ、長男のところに2人(大学1年生と中2)、次男のところに3人(小3、幼稚園年長組、1歳)、全員が男の子です。これだけ男が揃うとさすがに居間も窮屈に感じるのですが、日にちを変えて来てくれたのが幸い(?)でした。

 上の孫2人はもう大人の体つきをしています。特に、少年サッカークラブに属してフォワードをやっている中2の孫は、見るからにキン肉マンのようです。

 ためしに私と背比べをしてみたら、中2の方は私の目の高さよりほんの少し低いぐらい、新大学生の方は私の背丈とほぼ同じぐらいでした。二人とも大きくなったものです。
「おじいちゃん、縮んでいない?」孫にそう言われてしまいました。思えば、その前日に1ヵ月ぶりに会った小3の孫も背丈が随分伸びていてビックリしたものでした。

 彼らが帰ってから、はたと思い出しました。
「そう言えば、去年も背比べをして居間の柱にキズをつけていたような・・・」。
確かめてみると、171 cmと163 cmの2ヵ所にキズが付いていました。もちろん、上の孫2人の背丈を記録したキズです。

 成長期にある孫たちの背丈は伸びるばかり。若い頃176.5cmあった私の背丈も、今は173.5 cm程度です。老化で少し縮んで姿勢も悪くなったせいでしょうか、そのうち抜かれるのも時間の問題でしょう。

 それにしても今回、柱にキズを残すのをうっかり忘れていたのは残念で堪りません。肝腎なときに肝腎なことを忘れるのは毎度のこと、ま、いいか。



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久々にカゼで落ち込む

2019-05-03 08:33:48 | 病状
 先々週の土日はカゼで寝込んでいました。2月下旬にも一度カゼを引いたのですが、春真っ盛りのカゼはまた違うものだと思いました。

 その土曜日の朝、睡眠十分のはずなのに身体が重く、目覚めても直ぐにまた眠りこける有様でした。鼻水ダラダラ、頭がボーッ、外に出るのも億劫なほど気分が落ち込んでばかり。熱が出なかったことが不幸中の幸いでした。

 長く眠り続けるには体力が要ります。だから老いた身では長く眠ってなどいられないのですが、病んだ身だといくらでも長く眠り続けられるもの、こんな当たり前のことにも改めて気づかされました。

 2日間はなんにもやる気が起きなくて、少々 “うつ状態” にありました。ひょっとしたら今更花粉症(?)、ならばこのまま続くのか(?)と一時不安にもなりました。

 やはり、身体が病むと気分もふさぐ、この体感の変化が不安を呼び込むようです。そう言えば、深酒したときの翌朝も気分はこんなふうだったかと、酒で病んでいた頃のことが久々に思い出されもしました。深酒したときと違っていたのは、怠さで背中に根っこが張ったような重い感覚のないことでしょうか。

 結局、単なるカゼだったようで安心しました。ただし、2週間経っても痰の絡んだ嫌な咳が続いたままで、今でも治りきっていません。

 普段は夜出歩くことのない私ですが、実は、前日の金曜日の晩に桂米團治の独演会に行っていました。昼間はそれなりに暖かでしたが、日没後の冷気は3月を思わせるものでした。

 行きしなに、歩きながら素手で吸い殻拾いをしました。が、そんな軽い屈伸運動でも汗をかいてしまい、講演が終わってもその汗が乾ききっていなかったようです。帰り道、そよ吹く夜風に背筋がゾクゾクしました。今思えばこれがいけなかったようです。

 今年はソメイヨシノの開花以降、例年よりも花冷え期間が長く続きました。その分、3週間もの長い間花を楽しめたのですが、身体の方は寒暖差にうまく付いていけてなかったようです。日頃慣れてない “夜遊び” をしたことで、そのツケが覿面に回ってきたのでしょう。

 さて、10連休という長い休みも終盤を迎えています。皆さん、生活リズムが変わってしまったと感じていませんか? ノホホンとしたままボーッとしていたら高いツケを払うことになりかねません。

 五月病に代表される “うつ状態” は生活リズムの変化が原因で始まります。休み明けの朝に気分の重い目覚めを迎えないよう、今からでも正規の生活リズムに戻してはいかがでしょうか。またまた余計なお世話でした。


 下の囲み記事は、本物の “うつ病” と単なる “うつ状態” との違いについて考えてみた過去記事です。私が断酒して2年3ヵ月後に投稿したものです。ご参考までに。


アルコールと “うつ” 症状
単なる “抑うつ状態” と本物の “うつ病” との違いは、キッカケと思しき出来事と症状発現との間に時間的隔たりがあったか否かだと言います。別離や失敗、喪失などの......



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