9月3日14時05分父が永眠致しました。
これまで長きに渡りご拝読頂き、励ましのお言葉も賜りましてありがとうございます。
アルコール中毒になった約10年、ブログの中で皆さまと交流することを楽しみにしておりました。
人生色々ありましたが、家族に見守られながら苦しむことなく生涯を閉じました。
一生懸命人生を全うしたと思います。
皆さまのご健康ご多幸をお祈りしつつこのブログを最期とさせていただきます。
今まで本当にありがとうございました。。
ヒゲジイ 長男
9月3日14時05分父が永眠致しました。
これまで長きに渡りご拝読頂き、励ましのお言葉も賜りましてありがとうございます。
アルコール中毒になった約10年、ブログの中で皆さまと交流することを楽しみにしておりました。
人生色々ありましたが、家族に見守られながら苦しむことなく生涯を閉じました。
一生懸命人生を全うしたと思います。
皆さまのご健康ご多幸をお祈りしつつこのブログを最期とさせていただきます。
今まで本当にありがとうございました。。
ヒゲジイ 長男
緩和ケア病棟に入院して5週目に入っています。体調の方も、さすがに悪化の一途でウツラウツラ転寝(うたたね)する時間が多くなっています。
幸い痛みはありませんが、息苦しさや肩甲骨付近の重苦しさは依然としてあり、それもモルヒネの液剤服用で緩和されています。
低血圧の状態も依然として変わらず、歩いたりするとフラフラし一層血圧が低下する始末。こうなると歩くのも怖くて自重しています。
総ビリルビン値も29.9 mg/dL と基準値上限の約20倍の高値、意識が薄れても仕方ない状態だそうです。その他の肝胆道系検査値も異常値のままです。
そんなわけで体力ばかりか気力の方も大分衰え、ブログの投稿も今回が最後になるやもしれません。悪しからず。
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私には5人の孫がいます。上は社会人から下は小学1年まで全員、男です。
ですから、私のY 染色体を確かに受け継いでくれています。
嬉しいことに、彼らもときどき入院中の私を見舞いに来てくれています。
絶好の機会ですから、生きているうちに伝えておきたいことを話そうとするのです
が、改まった気持ちで話そうとするとなかなかうまくいきません。
「うまく話せないなら文にして残しておこう」そう考え、是非とも彼らに伝えて
おきたい言葉を、今回はブログに残すべく短い文で5つ挙げてみました。
〇 他人はそれぞれが独立した人格、思い通りになるなんて思うな。
〇 他人は変えられない。けど、自分自身なら変えられる。
先ず行動から変えればよい。
〇 悩みや問題は独りで抱え込むな。まわりを抱き込め。
〇 一つのことを極めよ。そうすれば必ず知識もひろがる。
〇 今日も一日、いい日にします。
いちいち解説を付けませんが、どうでしょう、解説ナシでもわかってもらえるでしょうか?
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緩和ケア病棟入院1週目は、塞がっている総胆管を再開通させようと内視鏡的
胆管ドレナージ(ERBD)の試みがあったりして “寝て食っちゃ寝”、
ほとんど動かない毎日でした。
が、総胆管再開通の試みが叶わず、入院生活にも大分慣れてきた入院2週目になって、このまま “寝て食っちゃ寝” を続けていてはフレイルになりかねないと反省。散歩を再開しようと思いつきました。
このことを主治医 K 先生に相談したら幸い、病院敷地内だけなら散歩もOKと
許可が出たのですが、何やかやあって病院屋内に限って散歩することに。
なに、患者の安全に責任を負う病院側が、思わぬ異変が起きては大変と安全への
過剰な配慮から下された結論でした。
かくて4階分の階段昇降を含む2000歩ぐらいの散歩が始まりました。
こんな散歩とも言えない散歩ながら3日間ほど続けるうちに身体に思わぬ異変が。
何と、こんな軽い運動でも息が上がるは、フラフラするはでビックリ。
そんなときの血圧を測ってみたら最高血圧が100 mmHgを切った低血圧でした。
普通、運動したら血圧は上がるはずなのに低血圧?! これにはさすがに空恐ろしさを感じています。
こんなわけで入院3週目に入って急遽、散歩を諦め介助のつく軽いリハビリの方
に舵を切りました。
ちなみに、体重の方は入院前に比べ2 kgほど、この1ヵ月で4kgほど落ちてい
ます。総ビリルビン値も15.8 mg/dLと基準値上限の10倍の高値になりました。
全身が痒くなったり、とかく転寝(うたたね)しがちなったりするのも近々だろう
と言われています。
以上、終末期のがん患者は、こんなふうなプロセスを辿って身体が動けなく
なり、衰弱が進んでいくのだと、妙に納得している最近の私です。
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食道がん、多発肺転移、多発リンパ節転移、閉塞性黄疸、これが今の私につけられた病名です。
その中の閉塞性黄疸は、総胆管近傍に転移したリンパ節腫大によって胆管が塞がったために起きたもの。その解決策として試みられた内視鏡的胆管ドレナージ(ERBD)ですが、残念ながら肝心のステントの留置は叶いませんでした。
もう一つの解決策として挙げられた経皮経肝ドレナージ(PTCD:外から直接穿刺して胆汁を排出)については、私の方から実施をお断りしました。
「先生の身内なら実施しますか?」との相方の問いかけに
「もしも、身内が対象ならリスクが高くて実施しませんねぇ」と、施術担当の医師が正直に明かしてくれたと言うのです。当然と言えば当然です。
というわけで私の入院生活は、閉塞性黄疸へは無処置のまま続くことに
なりました。
ところで、この緩和ケア病棟での入院生活、私は結構気に入っています。
第一に、南側にある私の病室からの眺望が実にすばらしいこと。
病院は六甲の山並みの中腹に位置していますが、眼下に市内の街並みや大阪湾の
青い海が広がり、その海を挟んだ対岸には(左から右に)、あべのハルカスや
大阪南港、泉南地域などが順に見渡せるのです。
次に、私担当の病棟スタッフが明るく朗らかで自然に心が励まされること。
さすがに終末期がん患者を専門に受け入れている病棟だと感心しています。
こんな見晴らしの良さと良きスタッフが傍にいるので、たとえ心が暗く落ち込ん
だとしても一転して晴々れするだろうというもの。
こんな居心地の良さは長期療養にはまさにうってつけなのです。
最後、“おまけ” にもうひとつ。今回、内視鏡を入れたことで明らかになった
ことは、喉から胃にかけての食道に腫瘍などの塊は一切見られなかったとのこと。
必然的に、食道が塞がってしまうなどの心配は一切無用とのことでした。
いずれ食道が塞がるのではと怯えていただけに、これは朗報でした。
以上、入院生活の近況をご報告まで。
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