ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

スマフォを巡る気がかりな報道二つ

2019-03-01 06:39:03 | 世相
 今や、スマフォなしでは日常生活が成り立たないと言われるぐらいに普及が進んだスマフォです。私はスマフォなしでも不便を感じていない少数派なので、スマフォの持つ負の側面の方につい目が行ってしまいがちです。
 
 そんなスマフォについて先週、注目すべき報道が二つありました。一つは小・中学生の学校へのスマフォ持ち込みを解禁する流れ、もう一つはスマフォ依存による脳疲労の問題です。

 前者は大阪府教育庁が 2019年度にも解禁する予定だそうで、文科省も見直しし始めるそうです。昨年あった大阪北部地震で、保護者から安否確認手段としてスマフォが是非必要との要望が高まったためということです。

 すでに小・中学生の半数以上がスマフォを持っているそうですから愈々、小・中学生世代の全体にスマフォ依存が蔓延する時代の到来となるのでしょうか。それが心配です。

 後者のスマフォ依存による脳疲労の問題はNHKの『クローズアップ現代+』という番組で知りました。脳が疲労すると注意力が散漫になり、見えているはずのものが見えなかったり、聞こえているはずの音(例えば野鳥の囀り)が聞こえなかったりするそうなのです。ついアルコール依存症(アル症)者に共通する感覚の鈍磨と同じでは、と思ってしまいました。

 何よりも恐ろしかったのは、肌身離さず持っているスマフォを取り上げられたときの精神状態です。スマフォなしだと何をしたら良いかがわからなくなり、間が持てなくてイライラし始めるそうです。これは明らかに禁断(離脱)症状で、アル症者が断酒中に襲われる “空白の時間” と正しく同じ症状なのです。こうなったら依存症の域に入ったと思ってまず間違いありません。

 まぁ、時代の趨勢ですから小・中学生がスマフォを持つのもやむを得ないと思います。そんな時代の到来を迎え、是非とも心しておくべきことが二つあります。

 ひとつは、スマフォ依存を防ぐため使用時間に強制的制限を設けることです。これは、使用アプリに時間制限プログラムを機械的に組み込むことで可能だと思います。すでにメーカー側でも検討に入っているようなので、一刻も早い実現化が望まれます。

 二つ目は、“書き言葉” の教育です。スマフォで交すコミュニケーションは殆どが文章で行っていると思いますが、果たして正確な “書き言葉” で交しているのでしょうか? 恐らく、“書き言葉” 特有のルールも知らずに “話し言葉” のノリでやっているのでは、と危惧しています。無邪気に “話し言葉” のノリで書いた文章なら、思いもしない誤解を生んで仲違いすることもあり得ます。

 その “書き言葉” 特有のルールとして最低限必要なものは二つだけと考えています。一つは修飾語の語順、もう一つは読点の打ち方です。

 先ず修飾語の語順ですが、守るべき基本は以下の2点だけで十分です。


 次いで、読点の打ち方の基本は以下の4点に尽きます。


 読点は息継ぎのための単なる符号ではなく、意味を正確に伝えるために必要不可欠な文字です。なお、事例に挙げた最後の一文は、読点がない所為で二通りの解釈が生じてしまうという有名な悪文例です。こんなムチャクチャな文にならないよう、読点の打ち忘れにはくれぐれも用心することが大切です。

 思えば小・中学生時代、作文は宿題に出たぐらいで作文する際のコツ、つまり修飾語の語順や読点の打ち方を授業でしっかり習った記憶がありません。これらは書いた文章を校正して貰うことで身につくもので、この訓練を繰り返すこと以外に有効な手段はないようです。

 私の書いた記事を一見しておわかりのように、“書き言葉” 特有のルールについてエラそうに言える器ではありません。が、文章によるコミュニケーション能力を少しでも高めるため、小・中学校の授業ではもっと作文と校正に力を入れ、実践的文章力を養うべきではないでしょうか。



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