ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

断酒後に気づかされた悩ましいこと

2018-03-16 06:02:34 | PAWS
 言葉がどうにもシックリ来ないことってありませんか? このところ悪文見本市を続けて2回やっていて、ふと思い出されたことが2つあります。今回以下に述べることは、断酒後の “思考プロセス障害” とはどんなものか理解してもらう上で参考になるかもしれません。

 ひとつは “やるせない” と “遣り場のない” という言葉についてです。この二つの言葉には、意味や語感に共通したものが全くないにもかかわらず、唯一似通っているのが音感です。敢えてこじつければ、“やるせない” は “遣り場のない”“切なさ” という理屈になるでしょうか。

 断酒して3ヵ月ぐらい経って突然襲われる症状に、不吉で不穏な気分があります。何の予兆もなしに胸がザワザワと空回りし始める感覚のことで、謂わば胸騒ぎを酷くした感覚でしょうか。この不吉で不穏な気分の表現に、かつて “やるせない” を使っていました。どこかシックリ来ないと感じでいたのですが、長いこと間違いに気づきませんでした。単に、言葉の音感だけに惑わされていた好例だと思います。

 私はこのことをアルコールの後遺症(PAWS)だと固く信じています。恐らく同様に、音感に惑わされて間違った言葉を使っていた例は他にもあっただろうと思います。私のブログで可笑しな不自然な表現に出くわしたなら、このことに免じてご容赦ください。

 もう一つは、“気づき” についてです。断酒して1年半ぐらいまでの間、 “気づく” のに時間が掛かる自分は異常ではないかと思っていました。

 “気づき” には、記憶の中から普遍的なことを洞察するという意味と、一瞬の内に感じ取れる知覚反応の意味とがあります。当時の私にも、体験談に触発されての “気づき” があるにはあったのですが、体験談から大分経ってのことでしかなかったのです。

 今となってみれば、こんなことは健常人でも至極当たり前のことだと思えます。恐らく当時は、一瞬の内に感じ取れる知覚反応と同列にしか “気づき” というものが理解できなかったのでしょう。それほどに脳が混乱していて反応が鈍かったのだと思います。この件についても私はアルコールの後遺症(PAWS)だと固く信じています。

 以上は代表的な例ですが、言葉がどうにもシックリ来ないという意味がおわかりいただけたでしょうか。時が経っても忘れられないことは、それなりにインパクトがあってのことだからでしょう。まして記憶力があやふやな時期のことならなおさらです。しかも困ったことに、それが今でも依然として続いているようなのです。やはり、これらも老化のせいなのでしょうか?



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