575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

父の日の髪調えて洗いけり   立雄

2015年06月29日 | Weblog
男性の髪洗う句は、珍しいと思います。
父の日と髪洗う、を取り合わせ一句を成り立たせています。
孫たちも集まる父の日を前に髪を調え、洗いました。
背筋のシャンとしたお祖父さんの姿が浮かんできます。
お孫さんたちには甘いかな?

わが家は頭の薄くなる家系。
中年を過ぎたころから雨の降りだすのがよく分かるように。
私と末の弟は額から。上の弟は天頂から。

作者にはそんな苦労はありません。
ふさふさとした頭髪。羨ましい。(遅足)

  六月の手応えうすき髪洗ふ  久野兆子

六月が効いていますね。

          

応答の一日一句。

  梅雨曇菜切り包丁錆の色    孝

  度のずれた老眼鏡や梅雨曇り  亜子

(最近になって父の日のプレゼントがもらえるように。
嬉しいものですね。髪は洗いませんでしたが・・・)



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