575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

婚姻のととのいてゆく洗い髪   遅足

2015年06月28日 | Weblog
  木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな

前田夕暮の歌です。結婚・・、男性には、ただただ待ち遠しいこと。
女性にとってはどうでしょう?
結婚が家と家との結びつきとされていた時代。
お見合いから、結納へと儀式は着々と整っていきます。
結婚と決めてよかったのだろうか?
プラス・マイナスで心が揺れています。
そんな女性の心理を洗い髪に託してみました。
小林古径の「髪」という絵に触発された句です。

            

応答の一日一句。

  緑陰や彼方の日差しベビーカー  孝

  緑陰や乳房含みて眠りゐる    亜子

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