575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

中日歌壇

2018年07月30日 | Weblog
台風一過でも益々暑さがましているようですが、お元気でしょうか。

夏休みをとっておられる宗匠の歌が、
今朝の中日新聞の島田修三選、小島ゆかり選に揃って掲載されております!



<島田 選>

  駅前の四角い空にまっさらな洗った月だあすは梅雨明け


  (評)名古屋駅の桜通口か。立ち並ぶ高層ビルに切り取られ、
     四角く見える空。そこに浮かぶ月(満月だろう)の  
     白くみずみずしい印象を三句、四句が端的に描く。
     季節感とも調和した視覚的表現がいい。


<小島 選>

  桑の木が大きく呼吸する夕べすずめヒヨドリ吸い込まれゆく


  (評)夏に存在感を見せる桑の木。まるで生き物のような姿が
     鮮やかである。
     
おめでとうございます!!

我が家のふすま、15年間、猫のストレス発散で哀れなパッチワーク状態でしたが
張り替えて、今、まさにまっさらな洗ったようなような状態です。
いつまで続くでしょうか。郁子





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一人居のくたびれたるや夏帽子   麗

2018年07月26日 | Weblog
酷暑お見舞い申し上げます。
「暑い」と言いたくないけどつい口から出ます。

この猛暑の中、90歳の父は毎日欠かさず施設にいる母の元へバスで通います。
あの地震の時も、無事とわかっていてもタクシーをとばして母のところへ行ったそうです。
娘としては「この暑い時は一日置きにしたら?熱中症なるで~」と言っても「お母さんが喜ぶから。。」と出かけて行きます。
今朝も9時半のバスで行くそうです。

先日、実家の玄関で父の帽子をみたら、汗じみでとても汚れていました。思わず胸がつまりました。
父も相当くたびれているはずなのに。。。
そんな気持ちで詠みました。

後日、兄嫁から「お父さんに新しい帽子を買った」と連絡がありました。だれが見てもくたびれていたのでしょう。
なぜかボストンレッドソックスのキャップです。今日もその帽子をかぶって出かける父。
自分が行けるうちは行くと覚悟を決めているようです。大リーガー顔負けの根性です。

           夏帽子愛する妻の元へ行く   麗
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小魚のよすが萍雨に日に  晴代

2018年07月23日 | Weblog

「よすが」とは、
①身や心のよりどころとすること。頼りとすること。
また、身寄り。血縁者。よるべ。
②手がかり。手だて。方法。
と、辞書にあります。

「萍」。面白い字ですね。
字面をじっと見ていると、浮き草が見えてきませんか?
平らな水の上に草が浮かぶ様子を表しているとのことです。

浮き草は、繁殖力が強く水面を覆いつくしていきます。
小魚にとっては、鷺などの敵から身を護る隠れ家に。
また、産卵場所としても利用されているそうです。
まさに「よすが」ですね。

下五の「雨に日に」は人間の視点で詠まれており、
ちょっと違和感がありました。
推敲の余地があるかもしれませんね。

          

あまりの暑さに、今日から夏休みに入ります。
今月一杯、ブログをお休みします。遅足
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浮草や光の気泡まといけり  麗子

2018年07月22日 | Weblog

植物は光合成を行い生長します。
空気中の炭酸ガスを取り入れて、酸素を排出しています。
動物はこの植物のおかげで命を保つことが出来るのだとか。

水のなかに生息する植物も同じように光合成を行っています。
金魚鉢に入れた水草が気泡を纏っているのをよく見ます。
これは酸素の気泡だそうです。
これを光の気泡と捉えて、詩が生まれました。
太陽の光が射し込み輝くと、それは美しい世界が出現します。

浮草も一時的に水中に身を沈めた時には、
同じように気泡を纏うことがあるのでしょうか?
この句は「金魚藻」を詠ったものですね。(遅足)

  金魚藻や金魚の気泡一つ浮き  阿賀田信

  絶えまなくうたかた浮ぶ水草かな  宮部寸七翁
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沙翁の姫浮き草纏う出立ちかな  結宇

2018年07月21日 | Weblog

沙翁とはシェイクスピアのこと。では沙翁の姫とは?
姫で浮草を纏うのは「ハムレット」のヒロインのオフィーリア。
気のふれたオフィーリアは柳の木にのぼり、小川に落ちて溺死してしまいます。
ロンドンにあるテート・ブリテン美術館の絵が有名です。
溺れる前、歌を口ずさんでいる姿を描いたものです。

オフィーリアの手にはケシの花がありますが、
これは死を象徴する花として知られています。
そして、首元に飾られているのはスミレの花で、
こちらは誠実さと純潔さを表しているといわれています。

出立ち(でだち)、は
①出かけるときの服装。転じて、身なり。いでたち。
②出発。旅立ち。また、物事の始まり。
③出発のときの食事。いでたち。

この句では①の意味でしょうね。
オフィーリアは浮草を纏い、あの世への旅立っていくのだなあ!
と詠んだのではないでしょうか。

水草ではなく「浮き草」としたところにも
命の儚さを嘆く気持ちが感じられませんか?(遅足)
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沙翁の姫浮き草纏う出立ちかな  結宇

2018年07月21日 | Weblog

沙翁とはシェイクスピアのこと。では沙翁の姫とは?
姫で浮草を纏うのは「ハムレット」のヒロインのオフィーリア。
気のふれたオフィーリアは柳の木にのぼり、小川に落ちて溺死してしまいます。
ロンドンにあるテート・ブリテン美術館の絵が有名です。
溺れる前、歌を口ずさんでいる姿を描いたものです。

オフィーリアの手にはケシの花がありますが、
これは死を象徴する花として知られています。
そして、首元に飾られているのはスミレの花で、
こちらは誠実さと純潔さを表しているといわれています。

出立ち(でだち)、は
①出かけるときの服装。転じて、身なり。いでたち。
②出発。旅立ち。また、物事の始まり。
③出発のときの食事。いでたち。

この句では①の意味でしょうね。
オフィーリアは浮草を纏い、あの世への旅立っていくのだなあ!
と詠んだのではないでしょうか。

水草ではなく「浮き草」としたところにも
命の儚さを嘆く気持ちが感じられませんか?(遅足)
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7月句会の結果です。

2018年07月20日 | Weblog
酷暑の続くなか、7人が出席。浮き草談義の句会でした。
ごらんのような結果となりました。(遅足)


題詠「浮草」

①沙翁の姫浮き草纏う出立ちかな(結宇)佐保子・等・静荷
②浮草や光の気泡まといけり(麗子)能登・亜子・等・狗子
③小魚のよすが萍雨に日に(晴代)結宇・郁子
④その下に目高くつろぐ根無草(佐保子)能登・すみ
⑤萍や祖父と菱の実採りし日々(静荷)佐保子・等
⑥流れざるごとく浮草流れゆく(亜子)遅足・狗子・麗子
⑦ことごとく青萍や心字池(遅足)能登・結宇・晴代・狗子・麗子
⑧浮草やスーダラ節の桃源郷(郁子)佐保子・すみ・遅足・晴代・静荷
⑨陽は熟(う)みて水面死す河骨の花(等)結宇・遅足・亜子・晴代・郁子・静荷
⑩浮草や濃淡緑ぷかぷかと(すみ)
⑪群生の浮草の中動く影(狗子)すみ・麗子
⑫浮草を揺らす水底誰(た)が棲むや(能登)亜子・郁子

自由題

①凌霄花街路樹一夜でだいだいに(能登)
②葛饅頭くるくる変わる空模様(晴代)結宇・遅足・麗子・静荷
③炎昼の熱閉じこめてアスファルト(すみ)亜子・晴代
④黒塀にのうぜんかずらジムノペティ(結宇)能登・郁子
⑤炎天の通勤電車音軋む(狗子)等
⑥生き辛きを行く片陰に鳩と我(郁子)佐保子・等・狗子
⑦一人居のくたびれたるや夏帽子(麗子)佐保子・能登・すみ・遅足・亜子・等・晴代・静荷
⑧雑踏に異国語混じる梅雨晴間(亜子)晴代・狗子
⑨苦瓜や雄花ばかりの匂ひ咲く(佐保子)結宇
⑩一世とは一日の花白木槿(遅足)佐保子・亜子・狗子・麗子・静荷
⑪初蝉や何か足りない休刊日(静荷)能登・すみ・遅足・麗子・郁子
⑫車の屋根に白靴ならべ雨上り(等)結宇・すみ・郁子

次回は8月22日(水)(イレギュラーに第4水曜です)午後1時20分
栄・愛知芸術文化センター12階C会議室です。会場も変わります。
お間違いのないように。

題詠は「流れ星」です。


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猛暑で浮草になりたい句会  麗

2018年07月19日 | Weblog
昨日、多治見では40.2度。名古屋も39度超えの中での句会でした。
栄のど真ん中の道路は焼けつくほどでしたが、なんとか無事に句会が行われました。
今月のお題は「浮草」でした。
あまり「浮草」に縁がない生活なので、何が浮草なのかもよくわからない状況での句作り。浮草稼業ではあるのですが(笑)暑さで回らない頭を回転させて皆がんばりました!
では一言講評です。


題詠「浮草」
①沙翁の姫浮き草纏う出立ちかな

沙翁とはシェークスピアのこと。ハムレットの恋人オフィーリアが浮き草を纏います。死出の旅立ちでしょうか?

②浮草や光の気泡まといけり

切れ字「や」と「けり」が重複しているとのアドバイスあり。「まといける」にしては?金魚鉢の中の水草を見て作りました。

③小魚のよすが萍雨に日に

「よすが」に惹かれたという方あり。作者は「雨に日に」が今ひとつだとコメント。まなざしが優しいですね。

④その下に目高くつろぐ根無草

「目高」が夏の季語という指摘あり。

⑤萍や祖父と菱の実採りし日々

「菱の実」は秋の季語ですが、この場合は許されるのではないかということでした。

⑥流れざるごとく浮草流れゆく

一見流れていないようですが、実は少しずつ流れている浮き草の描写。図鑑を見て作ったとは思えない一句。

⑦ことごとく青萍や心字池

「青」で切るのかと思いきや、「青萍(あおうきくさ)」でした。作者は「ことごとく」が気に入らないそうです。

⑧浮草やスーダラ節の桃源郷

ユーモアあふれる一句。サラリーマン川柳に応募したいです。

⑨陽は熟(う)みて水面死す河骨の花

灼熱の太陽で水面は死んだかのよう。そこに可憐な河骨の花が咲いています。「死」と「骨」が響き合う。独特の世界観。作者渾身の一句。

⑩浮草や濃淡緑ぷかぷかと

「ぷかぷかと」がかわいらしいがもう一ひねり欲しいところ。

⑪群生の浮草の中動く影

何かがうごめいています。姿は見えないけれど影で何かが棲んでいるとわかります。


⑫浮草を揺らす水底誰(た)が棲むや

こちらは水底に棲んでいる水の精でしょうか?


暑い中四苦八苦した浮草句会。来月は第4週の22日なので少しは暑さも和らぐでしょうか?
皆様、くれぐれも無理されず水分、塩分とって乗り切りましょう。
来月は久しぶりの芸文での開催。お題は「流れ星」です。
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「浮草」句会の投句が集まりました。 遅足

2018年07月18日 | Weblog
北海道など一部を除いて猛暑の続く日本列島。
愛知県では小学一年生が學校で熱中症になり、死亡という痛ましいことに。
早め早めの用心が肝心です。

さて、浮草句会の句が揃いました。どの句に風が集まるのでしょうか?
題詠「浮草」
①沙翁の姫浮き草纏う出立ちかな
②浮草や光の気泡まといけり
③小魚のよすが萍雨に日に
④その下に目高くつろぐ根無草
⑤萍や祖父と菱の実採りし日々
⑥流れざるごとく浮草流れゆく
⑦ことごとく青萍や心字池
⑧浮草やスーダラ節の桃源郷
⑨陽は熟(う)みて水面死す河骨の花
⑩浮草や濃淡緑ぷかぷかと
⑪群生の浮草の中動く影
⑫浮草を揺らす水底誰(た)が棲むや

自由題
①凌霄花街路樹一夜でだいだいに
②葛饅頭くるくる変わる空模様
③炎昼の熱閉じこめてアスファルト
④黒塀にのうぜんかずらジムノペティ
⑤炎天の通勤電車音軋む
⑥生き辛きを行く片陰に鳩と我
⑦一人居のくたびれたるや夏帽子
⑧雑踏に異国語混じる梅雨晴間
⑨苦瓜や雄花ばかりの匂ひ咲く
⑩一世とは一日の花白木槿
⑪初蝉や何か足りない休刊日
⑫車の屋根に白靴ならべ雨上り


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おかえりというように遠花火のおと  遅足

2018年07月17日 | Weblog

昨日は海の日。名古屋港では花火大会が。
静荷さんが地下鉄で出掛けたと聞き、
私も散歩の途中で見られないかと高いところへ。
すでに夕涼みをかねた数人の先客が。

名駅の高層ビル群の見える高台。
思わぬ方向から花火が上がりました。
屋根の上の遠い遠い花火です。
でも、ひさしぶりの花火見物を楽しみました。

           

名古屋は昨日、38℃。今日も37℃とか・・・
出口の見えない猛暑のトンネルに入ってしまったようです。
嫌いだけれど、クーラーをつけるか・・・


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異国語のまじる町内夏祭  遅足

2018年07月16日 | Weblog

猛暑の続く名古屋の夜、町内の夏祭り。
去年は小学校の校庭でしたが、今年から神社の駐車場です。
夜店も出て、若い夫婦や親子連れなどでにぎわいました。

大学が2つある地区。アジアなどからの留学生の姿も。
一番人気は金魚すくい。珍しいのでしょうか。さかんに写真に。
よく見ると「遊ぶだけでもOK」と書いた小さな札が。
最近では、金魚を持って帰ると、お母さんに叱られる家も。

ひさしぶりに会った会社の後輩から社内情報の収集。
徹夜で踊るということはありません。
午後8時半には、提灯を外しはじめていました。
まだ宵のうち、ちょっと健康的過ぎる夏祭かも・・・
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母の味妻の味なり茗荷汁  遅足

2018年07月15日 | Weblog

西日本に大災害をもたらした豪雨。
名古屋もかなり降りました。
庭の草木の緑もすっかり濃くなりました。
夕暮れのちょっと涼しくなった時間に草取りを。

よく見ると茗荷の子が・・・あちこちに。
花の咲いている茗荷も。合わせて20個ほどを収穫。
味噌汁に冷奴に添えて、夏の味を楽しみました。

母は三河、妻は美濃がふるさと。味噌の味は違います。
今は合わせ味噌を使うこともあります。
味の多様化。それも良しです。

  茗荷の子とんと刻んでふたりきり  黒田杏子

  弱き父強かりし母茗荷の子  長谷川双魚
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熊蝉の鳴きはじめたる空のいろ   遅足

2018年07月14日 | Weblog

午前6時前に目が覚めました。まだしずかです。
やがて朝刊がポストに投げ込まれる音。
熊蝉が一声。二声・・・・空の色もくっきり。

熊蝉の声を聞くようになったのは何時頃からでしょうか?
熱帯夜、地球温暖化という言葉とともに
名古屋にもやってきたような気がします。

静荷さんが油蝉の声を聞かなくなったと話していました。
確かに先住蝉の声を聞くことが少なくなりました。
でもまだまだ元気に鳴いていますよ。

今日は38℃という酷暑だとか・・・
もう、きつい夏の光が照りつけてきます。
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俳句はストーリーではない?

2018年07月13日 | Weblog

炎天や黒ネクタイを締めなおす

先日の栴檀句会で多くの票を得た句です。
作者のお名前は忘れてしました。ごめんなさい。

先生は「締めなおす、は、ストーリー」
「俳句はストーリーではなく、感覚である」
と、評されました。

俳句はストーリーではないとは?どういう意味でしょう。
俳句は、こうだから、こうなったという
原因、結果を述べるものではないと言います。
ストーリーではない、ということは、これと同じ意味でしょうか?
俳句は感覚である、とは、芭蕉の言う
「物の見えたる光いまだ心の中に消えぬ間に言いとめるべし」
ということなのでしょうか?

炎天下、余りの暑さにゆるめていたネクタイを締め直した。
因果関係を詠んだ句と言う読みを前提にした評価だったのでしょうか?

そして「締めなおす」ではなく「締める」とすべき、ということでした。

                      遅足


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猛暑お見舞い申しあげます。  麗

2018年07月12日 | Weblog
大阪の地震に心を痛めていたら予想を超える大雨の災害。そしてこの猛暑、被災地の方のご苦労はいかばかりと思います。日々無事に過ごせていることのありがたさに感謝しなければいけませんね。

地震後ようやく大阪の実家に帰れました。庭の灯籠は倒れたまま、外壁にひびも入っていましたが、独り暮らしの父もけがもなく片付けもひとりで行ったとのこと。

施設にいる母は元気そうで歩行器を使ってすいすい歩く姿をみて安心しました。
2月の入院を最後に途絶えていた日記も、地震のショックでスイッチが入ったのか、6月18日の震災の日からまた日記をつけていました。字も忘れてしまってなかなか書くのが大変みたいですが。
夏物のピンクの服を持っていったら「ちょっと派手かな?」と言いながらも喜んで着替えていました。いろんな話をして別れ際はしっかりハグをしてきました。すっかりやせた母ですが「やっぱり生きてるといいことあるね~」と一言。エレベーターの前まで送りに来てくれました。

お昼に父とのお昼ごはんにそうめんをゆがきました。しばらく使っていないそうめん鉢を出そうと食器棚を見たら、地震で割れたコップのかけらが出て来ました。

老夫婦には毎日が浮き草のように流れていきます。大きな変化はありませんが、それが一番幸せなことだと帰りの新幹線の中で思いました。そうだ!俳句を作らねば。明日締め切りですね。
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