東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

ジュニア数学オリンピックの簡単な問題(129)

2017-04-22 12:51:04 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

昨日の予報では、午後あたりから晴れそうだったのですが、どうやら今日は一日中曇りのようです。明日は西の高気圧が張り出してきて、いい天気になりそうです。

さて、今回は2006年ジュニア数学オリンピック予選に出題された図形問題を取り上げます。

問題は、
「下図においてABCDはAB=4、BC=5なる長方形であり、各辺上に等間隔に点が打たれている。四角形PQRSの面積を求めなさい。」

▲問題図

です。

長方形ABCDの面積から、四隅の直角三角形の面積を引いてもOKですが、ここは、点Qと点Sの横方向の位置が同じなので、等積変形を利用するのがよいでしょう。

そこで図1のように、点Pを点Aに、点Rを点Dに移動すると、
(△PQSの面積)=(△AQSの面積)
(△RQSの面積)=(△DQSの面積)
から、
(四角形PQRSの面積)=(△AQDの面積)
になります。


▲図1.点Pを点Aに、点Rを点Dに移動しました

ここで、△AQDの面積を計算してもよいのですが、折角ですからもう一度等積変形しましょう。

図2のように、点Qを点Bに移動すると、
(△AQDの面積)=(△ABDの面積)
で、△ABDの面積は長方形ABCDの面積の半分ですから、
(△ABDの面積)=5×4÷2=10
です。


▲図2.点Qを点Bに移動しました

したがって、四角形PQRSの面積は 10 になり、これが答えです。


簡単な問題です。

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