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北海道からのレポートそのニ

2013-08-07 12:20:20 | 日記
今回も北海道からのレポート(そのニ)として、十勝地方の西部にある清水町人口約1万人の町の農家の現状をお伝えします。
清水町は、この地方特有の穀倉地帯である外、酪農家や野菜を主要作物として生計を立てている農家もありましので、これらについてお知らせいたします。
この清水町は、帯広まで35キロ余りの地域にあり、毎日、帯広卸売場の青果市に、出荷していますが。何れの野菜も路地栽培であることから、季節により、出荷される大根、白菜、ブロッコリー、ニンジン、カボチャ、トウモロコシなど、野菜によっては、種まきを1,2週間ずらして栽培することにより、それらを順次出荷することが出来ます。
中でも人参の栽培は、株間が余り広いと太り過ぎになって、人参の実に亀裂が入り商品価値がなくなる。このため、株間の間隔は、5cmを標準して栽培している。しかし、機械的に間隔を固定して播いても発芽しない種があるので、結果的に筋状に播き付けて、発芽してかから、手作業で間引きを行うそうです。
北海道には梅雨がないと思われますが、オホーツク高気圧と太平洋低気圧がぶつかり、本州の梅雨が明ける頃に、雨天が続く場合があります。
今回は、丁度天候不順で、雨が降る日が続き、白菜の出荷時期でありながら、トラクターのタイヤが地中に刺さり込み動けない事もシバシバ起きることから、慎重にトラクターを操縦士ながら、白菜の収獲をしている農家を訪ねました。
この農家は、家族4人にブラス臨時の作業員を雇い、天候の悪い中での卸売場の品揃のため、出荷に専念せざるを得ないと「ボヤキ」ながらの作業でした。
それは、品が少ないと値は上がるが、反面、仲買人が集まらないという皮肉な現象があるそうです。このような場合には、作付組合員が協力して、比較的水捌けの良い畑から出荷するよう努めているそうであります。
一方、カボチャは、通常蔓と葉の間から脇芽が出るが、それらをカットし親蔓のみに実を付けるように栽培するのが一般的でありますが、畑の面積が余りにも広く労働力が回らないため、脇目を放置して栽培していましたが、結構実が沢山なっておりました。
一方、酪農家の多くは、肉牛ではなく搾乳牛を多く飼育していました。成牛に満たない子牛は、町営育成牧場で(「電気牧柵」(弱電流が流れる)放し飼いにされ、秋、雪が古ころまで牧場に委託しているそうです。
今、北海道は、兼ねてからの関税撤廃(TPP)の話もありました。この町の農業経営対数は、半世紀前から見るとホボ1/3~1/4程度まで減少して、1戸当たり平均作付面積も50ha程度になっている。中には、200haを超える農家もある模様です。
このためか、過疎化が進み5つあった小学校も1箇所に統合されているそうです。これが更に、関税撤廃に伴い人口減少に拍車がかかれば、町の存続はもとより、日本の安定した北海道の食糧生産基地の一角が崩れるのではないかと、思い悩ませられつつ、この地から離れ帰郷しました。

(白菜の収獲 ベルトコンベアーに乗せトラクターに送る)

(人参畑)

(収獲間近の人参)

(白菜の日日差の植え付け)

(機械による白菜の植え付けハンドトラクター1人で片手で操縦し、片手で苗を所定の円盤に置き円盤が回り順次落下して植え付けされる)

(ブロッコリー畑、左半分はすでに収獲済み、残りは1月後に収獲)

(カボチャ畑)

(カボチャの実の付き状態)

(トウモロコシ畑)

(トウモロコシの実の付き状態)

(町営育成牧場)

(同じ)

(牧場展望台十勝平野を望む)