河北新報より転載
最終処分場 宮城の3市町きょう現地調査
福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場をめぐり、環境省は7日、栗原市、加美町、大和町の候補地での詳細調査を8日に始める方針を固めた。
環境省は栗原市と大和町に調査入りを事前報告したとみられる。8日は同省職員らが候補地内で地形などを確認する。
3市町はいずれも「水源に近い」「地盤がもろい」と建設そのものに反対している。詳細調査を容認する栗原市と大和町は現地調査の条件として「3市町同時」を環境省に求めていた。現地調査を拒否する加美町が反発するのは必至だ。
環境省は1月、3市町を候補地に挙げ、調査協力を要請した。国と県、3市町による5者協議を重ね、県が8月に調査受け入れを表明。国は雪が降る11月中旬の終了を目指し、9月下旬の調査開始を表明していた。
2014年10月08日水曜日