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ガス発生、一時退避も=岩の間に人、削岩機で救出―御嶽山捜索活動

2014-10-01 22:50:38 | 災害

時事通信より転載

ガス発生、一時退避も=岩の間に人、削岩機で救出―御嶽山捜索活動

時事通信 10月1日(水)20時41分配

 御嶽山の噴火で、警察や消防、自衛隊による2日ぶりの救助・捜索活動が行われた1日。山頂付近の視界は良好で捜索に大きな支障はなかったが、有毒ガスの発生により一時退避するなど、二次災害に最大限の警戒をしながらの活動が続けられた。
 同日の活動を終え下山した長野県警機動隊の山崎守隊長(53)らによると、火山灰が降り、若干の降雨もあったが、捜索の妨げとはならなかった。視界は良かったが、時折、噴煙で暗くなることも。有毒ガスの硫化水素が発生し、風向きを考慮して一時退避することもあった。
 山頂付近では、直径2~3メートル大の二つの岩に挟まれた状態で数人の登山者が見つかり、消防隊が用意した削岩機を使って救出した。火口に向かってうずくまり、手で頭を隠した状態で、噴石と火山灰に埋もれていた人もいた。
 この日の活動では35人を搬送し、発見されながら取り残されている登山者はいなくなった。山崎隊長は「本当ならきのう、同じことができればよかった」と、前日の活動中止を悔やんだ。関東管区機動隊松本小隊の林盛広小隊長(35)も「何としても、1秒でも早く救出したいという気持ちだった」と振り返った。
 山崎隊長は「まだ行方不明者がいるかもしれず、100%任務が完了したとは思っていない」と話し、引き続き捜索に全力を挙げる考えを示した。

 


川内村の避難指示を解除 2例目、双葉郡内では初

2014-10-01 13:05:54 | 原発

福島民報より転載

川内村の避難指示を解除 2例目、双葉郡内では初

 政府は1日午前0時、東京電力福島第一原発事故に伴う川内村の避難指示解除準備区域に対する避難指示を解除し、居住制限区域を避難指示解除準備区域に変更した。新たな村づくりが始まった。
 福島第一原発から半径20キロ圏に設定された旧警戒区域の避難指示解除は田村市都路町に次いで2例目で双葉郡内では初めて。居住制限区域の変更は県内で初めてとなる。 
 遠藤雄幸村長は30日、「古里への誇りを取り戻すため、解除を新たなスタートとして全力で復興に取り組む」と決意を語った。 
 解除地域の住民は9月1日現在、139世帯275人で、このうち22世帯48が長期宿泊を申請している。村はこのうちの多くが帰村するとみている。 
 除染が終わり、生活基盤の整備が進むにつれ、村内に生活の拠点を置く人が増えている。9月1日現在、全人口2758人のうち、53.5%に当たる1476人が村内で生活している。6月1日の46.5%から7月1日で初めて50.9%と半数を超え、徐々に増えている。

(2014/10/01 11:47カテゴリー:福島第一原発事故


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